2005年1月上旬

2005年1月上旬の話・・・
05年の幕開け。ついこの前まで中学生だったのに30代半ばだとは!しかし日々の暮らしは相変わらず中学生チック。


2005-01-01「New Morning」
あけましておめでとうござます。
と言うわけで2005年です。
結局、新年はナイナイで明けちゃったな。
で8時起床も寒くて布団の中でウダウダ。
9時になってやっと起き出す。
とりあえず皆で京風白味噌仕立ての雑煮。
餅は2個です。
で「爆笑ヒットパレード」とか見ながらダラダラと。
で毎年恒例、京都の実家へ。
母手製のお節(ウマイ)を食べて、近所の祖母宅へ挨拶に。
今年はイトコが赤ちゃんを連れて来る。
今まで、子供は娘だけだったが、赤ちゃん登場で主役の座が移ったような感じ。
娘が赤ちゃんだったのはもう6年とか前だよ。
子供の成長は早い。
それに比べて親の成長は・・・。
でまた実家に移ってダラダラ。
「ちちんぷいぷい」のスペシャル(関西ならではですな)とか見ながら。
ソファでうたた寝したりすっかりグータラな状態に。
で夕食はしゃぶしゃぶご馳走になる。
既に今年一番のご馳走だな。
ですっかり腹いっぱいで帰宅。
「かくし芸」でマチャアキ鑑賞。
マチャアキかくし芸集はDVD化希望。
しかしオヒョイさんとマチャアキのツーショットだけで贅沢な気分になるな。
このコンビで毎日10分でいいから、帯でシチュエーションコメディやってくんないかな。


2005-01-02「TONIGHT」
正月といえど貴重な休日。
夜中は音楽聴いたり、ビデオチェックしたり。
全く追っつかんが・・。
今年初音楽は、年末ライブの影響で佐野元春。
最初に佐野元春を聞いたのは、確か小学6年生の時だったか。
冬のある日、コタツに入って宿題しながら聴いていたラジオ。
小学生の時からラジオ小僧だったので部屋に居る時はいつもラジオを聴いていた。
で女性DJが紹介した曲は「彼女はデリケート」。
カッコよかったなぁ。
「ビート」って言葉の意味を知ったのはあの時だ。
80年代NY帰りの佐野が放った「コンプリケイション・シェイクダウン」をラジオで聴いた時も、あまりの斬新さにのけぞったもんだ。
狭い部屋で一人小躍りしながら聴いていたなぁ。
90年代の佐野の充実振りは今改めて当時のアルバムを聴くとよくわかる。
ライブには毎年通った。
クリスマスの日、京都会館第一ホールで聴いた「クリスマスタイム・イン・ブルー」は忘れられない。
いっしょに見た女性は、今は隣の部屋でイビキかいて寝てるが・・・。
そんな話はまぁいい。
21世紀、「Back to street,again」と言っちゃうのが「らしく」ていいのだ。
で今朝も雑煮。
四国地方の雑煮は白味噌仕立てでありながら入れる餅は餡子入りの丸餅だ、という話を聴いた時は衝撃だった。
味噌に流れ出る餡子・・・と想像するだけでぞっとする。
そんな話はまぁいい。
で昼から買い物。
初売り中の百貨店で目に付くものを次から次に。
合計200万ほど購入。
・・・というわけにもいかず、安売り店をハシゴする。
閉店セール開催中の電気店で、ジム・キャリー主演「マン・オン・ザ・ムーン」を980円で。
それから12年ぶりにヘッドフォンとかCD-Rだとか小物をチョコチョコと購入。
次はユニクロでシャツと靴下。
それから安売りスーパーでお徳用チョコとかあずき缶とかどーでもいいものを。
正月早々、ちっちゃすぎるよっ!
で夜、妻の実家へ。
豪快に蟹をご馳走になる。
もうね、身が詰まっちゃって、詰まっちゃって。
贅沢すぎるよっ!蟹っ!とツッコミながら食べる。
で帰って、紳助復帰の「行列のできる法律相談所」見る。
元の状態に戻すのは厳しいなぁ。


2005-01-03「地球はまわる」
正月も3日目。
さすがに雑煮にも飽きが来る。
両実家から大量に餅をもらってるので、今食べないとね。
で朝のうちに、家族で初詣。
といっても徒歩5分の神社で簡単に。
さて、今年はどんな年になりますやら。
新たなる偶然との出会いを楽しみにしとこう。
昼からは特にすることもないし、一人で映画観にいくって訳にもいかないし、結局ビデオチェック。
年末の笑い飯特番「ボケしろ」とか新年特番の今田・東野司会「お笑い芸人世界一決定戦」を。
頭の中が飽和状態だ。
で、みんな集まって鍋してるってんで夕方にはまた妻の実家へ。
浜田、伊東四郎司会の「格付けチェック」とかウダウダ見ながら。
なんだか、正月はダレダレだったな。
休み中にしたかったことの10分の1もできてないや。
DVDも本もたまってるし、部屋の掃除は出来てないし・・・。
明日からは仕事。
そんなもんだよ、しょうがない。
ふと想う、一人旅したいなぁ・・なんて。


2005-01-04「NO.OH」
昨夜、NHK教育で佐藤雅彦研究室の特番。
「考え方」に基づいた「アニメーション」って内容。
実にオモロ。
アニメーションへのアプローチ、そこから行くか?という発想。
この美しさ、漂うユーモア、静かな興奮。なにしろ脳が気持ちいい。直接、脳にくるエンターティメント。全てを突き抜けていく表現。う?ん、こういうの見るとなんか奮い立つものがあるな。こういう考え方を仕事に持ち込めないか?など思い巡らす。で今日から仕事始め。挨拶回り中心。夜は部長に一杯誘われるが「今日はちょっと・・」と珍しく断る。実はダウンタウンの特番「ドリームマッチ」が見たかったから。で感想は明日。


2005-01-05「G.o.a.P」
そんな訳で昨夜の「ドリームマッチ」。
なんだかんだ言ってもプロ。
確実に及第点にはもっていくしオモロではあるのだけど。
こうしてコンビをバラした上での短期間でのネタ作りは、各芸人の「地肩の強さ」が出ましたね。
宮迫×天野は天野の良さが出ずでコンビとしてのおもしろさは残念ながら皆無。
天野が主導権を握ってたら良かったのに。
山口智充は基本的にピンでやりたい人だし、出来ちゃう人。
器用だし上手いんだけど、誰と組んでもこうなっちゃうんだろうな。
上田は力技で乗り切ったけど、絡みのおもしろさはここも皆無。
ゴリ×亮は、楽しんでる感はあった。
ネタそのものは・・・。
田中×三村は優勝という結果通りの出来。
ネタそのもののおもしろさに加えて、演じることによって生まれるミラクルがあった。
田中のとぼけたおかしみと、とにかく三村の爆発力が最高。
出川×淳は淳が下手すぎた。
舞台出身の出川が損した形。
大竹×蛍原は、さまぁ〜ずの世界の再現。
大竹は完全に自分の世界を持ってるので動かしようない。
でも蛍原との相性は良し。
宮迫より蛍原の方が本来役者型の芸人だと思うのだが。
ウド×川田は最高にナンセンスで笑った。
ウド鈴木ほどナンセンスを体現できる芸人はいない。
何やってもおかしい。
遠藤×有田は、もういいか。
で今日。
寒いな、雪がちらついてるよ。
今日も一日挨拶回り。
通勤の音楽はムーンライダーズ「AMATEUR ACADEMY」。
20年前の作品、高校生の時、聴き倒したもんだ。
アコースティック×ソウルな音、もちろんライダーズ流。
これがまたカッコイイ。
音、言葉の独自の陰影。
前にコーネリアスの「POINT」を聴いた時、「AMATEUR ACADEMY」そっくりじゃないか!と思ったもんだ。


2005-01-06「not so much to be loved as to love」
昨夜のNHK「ケータイ大喜利」は残念な番組だったなぁ。
いとうせいこう、なぎら健壱、板尾創路など期待溢れるメンツ揃えて惜しいなぁ。
それにしても、安めぐみちゃんはなんてかわいいのだ。
いとうせいこう氏がテレビで見せる「仕切り芸」は、現役最強って感じだ。
5年後にはニュース番組をやってほしい。
それも「報道ステーション」の枠で。
サブカル視点での報道番組、きっと何かが変わるはず。
で今日。
通勤の音楽は「not so much to be loved as to love」。
洋楽の新譜買うことは少ないのだが、信頼すべき個人サイト数件で紹介されてるのを見て興味を持ったのと、ジャケットが素晴らしかったので買ってみた。
これが正解。
素朴なアコースティックギターとドラムの音色がいい。
柔らかい朝の光、生活の中で生まれた音楽。
素晴らしい。
80年代、音楽の情報はラジオと音楽誌に頼ってた。
気になる音楽はFM誌でオンエア情報をチェックして聴いた。
多くのDJ達がテレビでは流れない音楽を紹介してくれた。
90年代、メガヒットがバンバン生まれ、その影でおもしろい音楽はまるで絶滅したかのようだった。
テレビドラマとCMから生まれたヒットは経済の匂いしかしなかった。
21世紀、レコード会社は音楽なんて大嫌いだと宣言して、ただ商品を売ることに必死になった。
ラジオやテレビはレコード会社の広告宣伝のお手伝いをする従順なしもべで、音楽はどこにもなくなった。
インターネットが最後の砦なのか。
今、音楽の情報は「信頼すべき個人サイト」に頼ってる。
「not so much to be loved as to love」もそれがなかったら出会ってなかった音楽。
ちょっと複雑な想い。
みんな音楽好きじゃないのかな?


2005-01-07「SMILE」
会社の新年会。
サブ司会担当でほとんど飲めず、食べられず。
大人の仕事と割り切ってがんばる。
でその後、会社に戻って軽く飲みながらウダ話してたらもう深夜2時半。
と言うわけで今日の日記はここまで。


2005-01-08「テーブルに一瓶のワイン」
8時半起床。
午前中ちょっと仕事。
ちゃっちゃと終わらせて本屋によって「invitation」誌購入、特集は「日本映画2005」。
で今日は久々に京都へ。
マニアックかつバカバカしい話だけをひたすらする定例飲み会。
今日は新春特別編ということで、「新撰組!」にはまったメンバーの要望で「新撰組巡礼の旅」を決行。
阪急大宮駅集合、この時点で一人遅刻。
それも「JR京都駅から阪急大宮駅に来るまでに、2回乗り過ごした」という理由で爆笑。
そして山南さんの墓、八木邸、壬生寺など巡礼もバカ話しつつのお土産物チェックがほぼメイン。
「新撰組ピンズガチャガチャ」にピンズコレクターが熱狂。
全10種、あと一つがなかなか出ず、みんなしてガチャガチャ前で大騒ぎ。
結果、なぜか「西郷隆盛ピンズ」だけが増えていくという奇跡的な展開でまた爆笑。
それから京都駅に戻り「美々卯」でうどんすき。
日本酒のみながらこれまたバカ話。
2軒目では「新撰組フィギュア」を肴に。
で最後はケーキで締めと怒涛の8時間。
いい大人がこんなことしてていいのか?というぐらい中身のないバカ話に終始、最数的に西郷隆盛ピンズを手に「合言葉はゴワスッ!」というよくわからないことに。
あぁ、楽しかった。
こういう夜はとても気分がいい。
これから先の人生はまるでわからないが、今ここまできた人生の結果としてこういう夜があるのだとしたら、こんな幸せなことはない。
僕の人生に登場してくれた、全ての愛すべき人たちに感謝だ。


2005-01-09「steppin’ out」
昨夜は楽しい飲み会の余韻に浸りつつ、3時まで音楽聴いたりネットやったりで今朝は10時起床。
朝からDVD「ザッツ・エンタティメント」見る。
MGMミュージカルの名場面を集めたアンソロジー映画。
今までもビデオで借りたりしてちょくちょく観てたのだが、やっとDVD化されたのでこれから好きな時に観れるなぁ。
嬉しい。
ジーン・ケリーの男らしく力強いダンスもいいが、やっぱりフレッド・アステアのクールでエレガントなダンスが最高。
ほんとに惚れ惚れするようなスマートさで、心が晴れわたる想い。
生まれ変わるならミュージカルスターになりたいねぇ。
ミュージカルと言えば、故芦屋“裸の大将”雁之助はミュージカル映画の世界有数のコレクターだったそう。
大阪を代表する芸人でありながら、酒は一切飲まず、人付き合いもしなかった雁之助師匠。
人情喜劇を演じ続けながら、誰よりもミュージカル映画を愛したという氏のことをふと想う。
そして弟の芦屋小雁は怪奇映画のコレクターとしては世界一とも言われている。
若妻・斎藤とも子との離婚の理由を聞かれ「私、変わった趣味がありまして・・」と夜な夜な怪奇映画を観続けた故の離婚であることを明かした氏に、レポーター陣はポカンと口を開けたと言う。
これ大好きな逸話なんだけどなぁ。
小雁最高!
で昼から仕事。
結局夕方まで。
夜、宮藤官九郎のドラマ「タイガー&ドラゴン」。
いかにもクドカンな世界。
ま、ちょっと物足りなかったけどね。
でも阿部サダヲの反射神経だけで演じる姿勢は最高にオモロ。
北村一輝を持ってくる辺りがいいねぇ。
蒼井優ちゃんをあんな贅沢に使っちゃって、平岩紙ちゃんじゃダメだったの・・とか思いつつ。


2005-01-10「Drifter」
昨夜もHP更新作業とかしてたら3時。
で結局10時起床だ。
午前中に買い物だけして後は何もしない一日。
成人の日恒例「ABCお笑い新人コンクール」でも見ようと思ってたのだが始まった途端、寝てしまう。
起きたら10組終わっていた・・。
でおやつに、「ぜんざい」を作って食べる。
甘くておいしいなぁ・・・と遠い目をしながら。
ちょっと本の整理でもしようかと思ったが、手にとる本ついつい斜め読みしてしまい、一向に進まず。
なんだかだらけた休日になっちゃったなぁ。


2005-01-11「夢を見る人」
昼は「すき家」で鶏そぼろ丼。
う〜ん、ちょっと違うなぁ。
もうちょっとしっかり味のついた鶏そぼろを求めていたのだが・・。
で夜は試写会仕事。
今回はそんなハードではなかったので映画も観れた。
映画は高橋伴明監督「火火」。
滋賀県信楽を舞台にした女流陶芸家・神山清子とその息子の物語。
地味な映画ではあるがしっかり作られた日本映画というところ。
それと主演の田中裕子を筆頭に女優陣が皆いい。
特に黒沢あすかと鈴木砂羽が印象に残ったな。
でも今の気持ち的にはもっとスカッとしたのが観たい。何もかもを突き抜けていくような。


2005-01-12「結婚のすべて」
西川きよし師匠の娘・かの子結婚!ってここで終われば、どーでもいいニュースなのだが、相手が辻調理師専門学校の林先生とくれば話は別だ。
いや、関西以外の人は「誰やねん」とお思いでしょうが、関西では「探偵ナイトスクープ」の人気サブキャラとして、また「八方のぐるぐるグルメ」(関西臭きついな、このタイトル)などなど関西ローカル番組、お料理ネタには欠かせない存在として、下手すりゃ「西川かの子」以上に有名人なのだ。
その出すぎず、引きすぎず、絶妙の間で時に突っ込み、時にボケる芸風は、実に「通好み」。
その林先生が50歳にして「西川ファミリー」入りとは驚いたねぇ。
関西では話題騒然ですよっ!(多分・・・)
で西川ファミリーで思い出すことといったら、次男・弘志が「アイドル」として売り出し始めた頃、「ロックでデビュー」とかいうんで「夜のヒットスタジオ」に出演した時のことだ。
「夜ヒット」といえば初恋の人とか恩師だとかドッキリゲストとの「ご対面」がお約束。
「今日は弘志君の応援に駆けつけてくれた人がいるんですよ!」芳村真理の発言に、全国民がすぐ「きよし師匠」だと感づいた。
その「読み」通りに現れたのは、目を目一杯見開いた「西川きよし」師匠その人だった。
「ありがとうございますっ、よろしくお願いしますっ」と例の調子で司会者はじめゲスト皆に頭を下げるきよし師匠。
「ロックでデビュー」ってんで目一杯かっこつけてきた弘志の、そんなきよし師匠を見つめる諦めにも似たその表情が忘れられない。
西川弘志じゃなくて良かった・・まじでそう思ったね。
唄う弘志の姿に時折インサートされる、目を目一杯見開いて手拍子をするキー坊。
出来すぎのコントのような情景は笑いを通り越して悲しかった・・。
しかし西川ファミリー(いつまで西川ファミリーの話してるんだ、俺よ)で最も注目すべき人物は「きよしイズム」を濃厚に受け継ぐ、長男・忠志なのである。
いずれ、そのオモロぶりは開花するであろう。
いいツッコミ役がつけば、関西のお笑いイコンとして十分機能するはず。
それと月亭八方師匠の息子・八光も結婚の報。
これも実にちっちゃいニュースなのだが、友人が「八光ねぇ・・興味ないなぁ・・興味ない・・全然、興味ない!」と気持ちいいぐらいバッサリと切り捨てたのが、ツボに入り爆笑してしまう。
八光、確かに興味ないよ!
出先で京都国立近代美術館「草間彌生展」のチラシを見つける。
作品の前で白い顔、真っ赤な唇で目を見開く草間彌生があまりに強烈で、これは藤子F不二雄先生の傑作短編「劇画・オバQ」そっくりじゃないか!と見入ってしまう。
笑わそうとしてるとしか思えん、このオバQは!ということでチラシ貰ってくる。
とまさにその時、久しぶりに京都の友人からメール。
見てみると「草間彌生展、行きましょ」と書いてあるではないか!
なんたる偶然、なんたるミラクル。
草間彌生の「惹き」の強さにちょっとびびる。
で夜は、今年初合気道。
外は雪、寒い、寒すぎる。
特に足の冷え具合は尋常じゃない。
がそれでも30分ほどで身体が温まりだすから凄いね。
今日も2時間みっちり練習。
がんばりました。


2005-01-13「コモンマン」
特になんてことのない一日。
7時に起きて、スティックパンと牛乳の朝食。
テレビはびわこ放送「おはスタ」。
7時半になったら毎日放送「あん!」で八木早希アナをチェック。
娘を送り出して8時過ぎに家を出る。
ディスクマンでレヨナ「Greatest Groovin'」を聞きながら徒歩25分で会社に。
それからお仕事開始。
社用車で営業回り。
昼食は車走らせながら、コンビニで買ったあんぱん、たまごサンド、明治コーヒー牛乳。
カーラジオからは同じような歌が垂れ流される。
特に耳を惹きつけられるものとは出会えなかった。
7時半、会社を出てちょっとパルコに寄り道。
紀伊国屋で理論社「よりみちパン!セ」シリーズの一冊、みうらじゅん「正しい保健体育」発見したので即購入。
「もともと男子は、金玉に支配されるようにできています」というところから始まる、みうらじゅん黄金パターン。
おもしろくないわけがない。
8時半帰宅。
台所に無造作に置かれた「鮭のムニエル」をレンジでチン。
一品だけでは寂しいのでネギとちりめんじゃこ入りのだし巻き玉子作る。
食後は娘とお話してお風呂。
風呂上りにコーラを一杯飲んでこうして日記書いてる。
ま、こんなもんです。


2005-01-14「Q.Q.Q」
金曜。
昼は天下一品でラーメン。
こってりラーメンを食べると、なにか身体をいじめてるような気になる。
会社帰りに映画観にいく。
モーガン・スパーロック監督「スーパーサイズ・ミー」。
1ヶ月マクドナルドだけを食べ続けるとどうなるか?を監督自らが実験台となりその姿を追ったドキュメンタリー。
アメリカの食文化を食い散らす巨大産業。
ファーストフードは見事、人間の身体さえ食い散らすのだ。
最初こそ陽気なモーガンだが、見る見る生気がなくなっていく表情はちょっとぞっとする。
企業がより多くの利益を求め、巨大化していく。
巨大化した企業はその「金」という力で、人々を支配しコントロールしていく。
この構造って「食」だけでなく、例えば「音楽」にも当てはまるなぁ。
今のヒットチャートなんて、マクドナルドのチキンナゲットみたいなもの。
どちらにしろ、しばらくマクドは食べる気がしないな。
通勤音楽はフェアチャイルド88年のファースト「YOURS」。
当時のYOUはまさにテクノ・アイドルって感じで、キュートこの上ないヴォーカル。
そして戸田誠司氏のポップセンスは、不遇だったShi-Shonen時代の恨みをはらすかのように爆発している。
今、この「YOURS」を聞いてると、Shi-Shonenのラストアルバム「2001年の恋人達」のある種リメイクのようにも聴こえる。


2005-01-15「マジック・カーペット・ライド」
休日。
今日は大阪まで出て「マイキーズ・アタック!展」観る。
梅田のタワーレコードでDVDが大きくディスプレイされていたのを最初に見たのはもう3、4年前だったか。
マネキンを使ったショートコント。
お洒落でポップな映像。
惹かれるものはあったが、かっての経験から「スタイリッシュな笑いは実のところ笑えない」という先入観もあって手を出さなかった。
でもやはり観る必要があったのだろう、「観るべし」という啓示を様々なところで感じることになった。
で今日、初「マイキー」と相成ったわけだ。
新作「ワー!マイキーリターンズ」をまず観る。
スイマセンでした、しっかり笑わせられました。
はっきりいって「好き」な世界です。
完璧にデザインされた画面、突き抜けた色彩感覚、そしてマネキン達の豊かな表情!
実際は一つの表情なのだが、これがホントに豊かに思えるのだ。
ネタそのものは爆笑を生むものではないのだが、画面の端々まで気を使った、ある種の「小ネタ」が効いてて後を引く笑いを生む。
くだらねぇ〜(最大級の褒め言葉)そしてカッコイイよ。
恐れ入りました。
で一通り観た後、「マイキー」肴にいっしょに行ったいつものメンバーでひたすらバカ話を。
ついに大阪遠征、この感じ、まるで学生の時に戻ったようだよ。
大人になると「遊び仲間」って作れなくなるもんだが、この感じはまさに「遊び仲間」。
お酒もおいしいし、締めのケーキもおいしいね。


2005年1月下旬の日記へ


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