2004年12月下旬

2004年12月下旬の話・・・
12月下旬のテーマは「偶然と必然」か。ま、これは今までもこれからも僕にとって重要なことなのだけど。それと12月からの日記タイトル、全て曲やアルバムのタイトルからの引用なっとります。


2004-12-16「美しい星」
朝食はサンドイッチ。
ここんとこ日記のメインが朝食ってどうなのか?
夜は楽しい飲み会。
ドイツレストランで人生初チーズフォンデュ(後半あきた・・)を食しつつ、ひたすら中身の無いバカ話。
3時間以上話してまだ話足りない感じ。
いや、最高。
くだらなすぎて何話したか、全く残ってないのが素晴らしい。
なんだろ、これだけで生きてて良かったなと思える。


2004-12-17「素晴らしい偶然を求めて」
通勤音楽は大阪の友人が焼いて送ってくれたNONA REEVES「THE SPHYNX」。
これが素晴らしい。
ノーナよ、成長したな・・と感慨にふけるぐらいに名盤。
特に2曲目「リズムナイト」(スピードワゴンに提供した「わたし認めない」の原曲)が最高で何回もリピート。
あーっ気持ちいい。
今日はライブ、「矢野顕子withくるり」。
行く予定ではなかったんだが、1週間前に大阪の友人から「チケット余っちゃったんで来て頂戴」メールが。
これは、「このライブ観とけ」という神からの啓示に違いないと行くことに。
しかし大阪だし間に合うかな・・と悩んでたところに、これまた偶然、大阪の得意先から商談依頼が!偶然が偶然を呼ぶミラクル。
「偶然」って好きだ。
「偶然は必然の先取りだ」という名言はヤン富田氏のものだが、まさにそう思う。
ちょっとした偶然の出会いが、いつか必然となって人生を動かしていく・・そんなことを思うと毎日を大切に過ごせる。
今、この日記を偶然に見つけて読んでいるあなた。
もしかしたらそのことが、あなたにとっても僕にとっても、大切な必然になるかもしれない。
そんな訳で、開場まで時間が出来たのでジュンク堂書店に行く。
大阪にはでかい本屋があるからいいなぁ。
僕が本屋に行くのも偶然と出会いに行くって要素が強いな。
じゃ、本屋で見つけた「気になったもの」を
 みうらじゅんが「“はんなり”の語源は“半勃ち”」という説を最近唱えてるとのこと。くだらなすぎる(褒め言葉)
 「音楽雑誌クロニクル」(だったかな)でロック雑誌だった「宝島」が、巨大化していくロック産業の前で、エロ雑誌に転進したのは「ロックが宝島を見切ったのではない、宝島がロックを見切ったのだ」とあって、大きく頷く
 理論社の「よりみちパン!セ」というシリーズを発見。これは相当面白そう
 料理エッセイの最高傑作、石井好子「巴里の下オムレツのにおいは流れる」のレシピ本発見。装丁もかわいい。僕が作るオムレツはこの本のエッセイのレシピに基づいてる
 西原理恵子「上京ものがたり」立ち読みしてたら、心の琴線に触れまくってたまらない気持ちになる。
でフェスティバルホールへ。
いきなり矢野顕子弾き語りで「ひとつだけ」。
ピアノの一音が出た瞬間に会場全体が矢野顕子ペースになるから凄い。
数曲弾き語りで、ゲスト、レイ・ハラカミが登場。
ここが僕には今日一番の収穫だったな。
エレクトロミュージックってデカイ会場で身体全体で聞くのが正しいのかも。
矢野のピアノ、声とも相まって凄い快感に浸る。
で次に登場が「くるり」。
今回、客層は結構、くるりファンが多い感じだが、くるりファンが矢野顕子聴いてぶっとんでくれたら嬉しい。
若手No1ロックバンド・くるりもいいバンドだし、実際かっこいいが、矢野の前ではひよっこに見えちゃうね。
いっぱい、いっぱいで矢野についてってる感じ。
それでも音楽同士で会話してる姿は美しい。
このツアーで作ったという新曲が特に良かった。
新曲がいいって素晴らしいことだよ。
うん、いいライブだった。
音楽が主役の音楽。
この当たり前のことが今ではなかなか聴けないのだ。
テレビやラジオではほんとに出会うことが少なくなったもんね。
でライブ後、友人と韓国料理屋へ。
韓流ブームということで。
韓国といえば朝の情報番組「あん!」で「韓国サキどり」コーナーの八木早希アナはほんとーにかわいい!とかまぁそんな類の話をして楽しく。
いい音楽、おいしい食事、楽しい会話これが最強です。


2004-12-18「Yen」
8時半起床。
なんかダラダラと午前中過ごす。
中途半端な時間から家族で買い物。
昼はジャスコ西大津1階のマクド。
100円のマックナゲットと100円のマックシェイク(チョコ味しか飲まない)、84円のハンバーガー。
そしておやつに同じくジャスコ西大津1階、「肉の元さん」の30円コロッケを。
セレブとは程遠い生活ぶり。
でその後、一人で娘のクリスマスプレゼント買いにトイザらスに。
娘のリクエストは、ばっちりリサーチ済み。
さすがに今日は人が多い。
プレゼント包装も1時間待ち。
その間にジョーシン電気でHDレコーダーを物色。
欲しいなぁ。
あと本屋で「映画秘宝」立ち読み。
メイン記事が内田裕也×中山一也対談って・・濃すぎる。
あと100円ショップでフィギュア用のケースなんかを購入。
で夜、妻の実家で鍋。
大量に牡蠣を貰ったというので牡蠣鍋。
さすがに20個ほど牡蠣食うと胸悪くなるな。
しかしその出汁で作った雑炊が激ウマ。
感動的な味。
過去最高の雑炊かも。


2004-12-19「日曜日の印象」
9時起床。
朝から買い物。
パルコのパーフェクトスーツファクトリーで安いスーツを購入。
悲しいかな、もはやスーツは消耗品扱いなのだ。
昼食は残ったご飯でオムライス。
伊藤ハムのポールウィンナーを使用した、安っぽいケチャップライスがウマイ。
卵はもちろん半熟トロトロだ。
恒例のビデオチェック。
「爆笑問題のススメ」は渡辺浩弐氏。
浅草キッドの水道橋博士の日記でもたびたび登場する「中野ブロードウェイ」に俄然行きたくなる。
で「考えるヒト」は軽い感じで気楽に見れる。
で「松紳」は東野幸治登場。
東野はあと5年ぐらいしたらめちゃめちゃオモロイことになってると思う。
「タモリ倶楽部」原田芳雄が嬉々としてタモリと鉄道運転してる姿は保存版ものか。
「きらきらアフロ」は後から見よっと。
それから、妻と娘が同じマンションの友達のところに遊びに行ったので、一人。
聴いてないサンプル盤CDが山のようにあるのでいろいろ聴きながらフィギュアの整理。
昨日買ったフィギュアケースにフィギュア並べてみるが、サイズが微妙にあわなかったりで難航。
う〜ん、結局満足いかないまま終了。
それから空気公団「空風街LIVE」DVD鑑賞。
いつもは部屋のPCで観るのだが、今日は居間のソファで悠々と。
砂糖とミルクをたっぷり入れた“イノダ”風のコーヒーを入れて、マリービスケットをおやつに。
それにしてもいいライブ。
心やすらぐ。
で朝買ったスーツの裾直しが出来てる時間なので取りに行く。
ついでに紀伊国屋で吉田豪のインタビュー集「人間コク宝」購入。
いまや日本一のインタビュアー・吉田豪氏による「男気万字固め」に次ぐインタビュー集とくれば買うしかないっしょ。
インタビュー相手が田代まさし、カルーセル麻紀、ジョニー大倉、中山一也、岸辺四郎、真木蔵人などなどでおもしろくないわけないよ。
読むのが楽しみだ〜。


2004-12-20「犬の帰宅」
朝食は・・もういいか。
特になんということもなく仕事。
これ現実。
夜、部長らと軽く飲み。
ちょっと堅く仕事の話など。
うっ、こういう日の一人の帰り道は、やけに人恋しくなって、どうでもいいバカ話がしたくなるもの。
とはいえ、結局はモヤモヤしたまま帰るしかないんだけど。


2004-12-21「Who’s gonna cry?」
今日の仕事は試写会仕切り。
雑用も含めて結構一人で黙々と。
上映中、受付で一人待ってるのが寂しい。
が映画ファンとしては映画館で仕事できるってだけでも幸せなことだ。
あぁ映画観たいな。
昨日の夜、急に聴きたくなったムーンライダーズ「最後の晩餐」が今日の通勤音楽。
91年発売時の興奮は今でも思い出す。
86年の「Don't trust over 30」ですっかりライダーズにはまったのだが、そのまま実に5年ムーンライダーズは活動を止めた。
その5年の間に、旧作からメンバーのソロ作、プロデュース作に至るまで聴き漁ってますますライダーズにのめりこんだ。
そして永い眠りからさめて発表されたのが、この「最後の晩餐」。
もうね、夢にまで見たよ。
昔は本当に楽しみなアルバムがあると文字通り夢で見たもんだ。
実際、発売日に買ったんだが、その日は新しいヘッドフォン買って夜中中聴いた。
でこのアルバム、今聴いても濃厚だな。
いきなり「Wo's gonna die first?(誰が最初にくたばるか)」だもんね。
ライダーズ屈指の名曲「涙は悲しさだけで、出来てるんじゃない」は一人でも多くの人に聴いてほしい。
「優しくて骨の無い男」のメロウネス、このロマンティシズムを感じてくれ。
博文作の「幸せな野獣」も狂っちまう一歩手前、ギリギリの切なさ具合に男泣きしちゃう。
慶一の自伝的作品「10時間」は何回聴いても、傷の剥き出しぶりと緻密かつ大胆なサウンド、構成に舌をまく。
家かえると、日テレのものまね。
ノブ&フッキーが「ビジー・フォー」化してるような気がする。
それと神無月の顔マネは実にくだらなくていいね。


2004-12-22「月の爪」
12月も22日か・・・。
今日は遠出して営業。
風に吹かれたり、雨に打たれたりして。
で時間なく昼食べられず。
夜、同僚たちと来来亭でラーメン。
生ビールとラーメンはさすがにお腹にくるな。
不健康丸出しって感じだが。
皆と別れて一人の帰り道。
冬の冷たい風を頬に突き刺して、聴く音楽はやっぱりムーンライダーズしかない。
92年作「A.O.R.」。
「幸せの洪水の前で」「ダイナマイトとクールガイ」この頭2曲がまた沁みるんだよねぇ。
メロメロにメロウな(もちろんムーンライダーズだから一筋縄ではいかないが)サウンドに乗っかる、鈴木慶一の「愛の果て」を捉えてしまった詞が素晴らしすぎる。
年を重ねるごとに実感してしまうその詞世界。
「ダイナマイトとクールガイ」のハーモニカの調べを聞くたびに、何もかも捨ててどこかに行っちゃいたいと思う。
・・・33歳、思春期の男にはこの音楽は危険だ。


2004-12-23「GOD SAVE THE MEN」
休日出勤。
いつものように「あん!」の八木早希アナに癒されつつ、出勤。
今日は県内某所でのライブイベント仕事。
会場設営やら諸々の雑用。
全て終了して家に帰り着いたらもう11時だった。
ま、それなりに楽しいからいいのだけれど。
そして「にこいち陣内智則&ケンドーコバヤシ」観つつこの日記を書く。


2004-12-24「アンチ・クリスマス・ソング」
ラジオをつけるとクリスマスソングだらけ。
わかりやすいなぁ・・。
しかし年々クリスマスソングの質が落ちている。
ハッキリ言うけど、BoAの「メリクリ」なんて曲は、戦略に基づいた売るための商品でしかないし、音楽に対する愛情のカケラも感じられない。
音楽とも呼びたくないシロモノだよ。
でももちろん好きなクリスマスソングもいっぱいある。
例えばクリオラというグループが93年に発表した「アンチ・クリスマス・ソング」。
作詞・曲は小西康陽で、小西節全開の「わがままできまぐれでうそつきの女の子」のクリスマスソング。
「あなたのこと/好きでも/あなただけが/好きとか/世界一/好きって/わけでもないの」なんて唄われた日にゃ、もう。
で金曜の夜、クリスマスイブ。
お気に入りのガールフレンドとロマンティックなディナーのつもりだったが残念ながら仕事が入る。
・・・某スポンサー主催のカラオケ大会の審査員って仕事。
夜の7時から実に3時間に渡って、平均年齢60歳以上の会場で演歌ばっかり30曲。
トナカイの鼻より赤い顔をしたオヤジや、クリスマスイルミネーションより派手な服を着たおばはん達が、五木ひろしや川中美幸を熱唱するのをひたすら聴き続ける。
クリスマスイブのロマンティックな想い出なんて「忘れようとしても思い出せない」が、さすがにこの04年、33歳のクリスマスイブの想い出は忘れられそうに無い。
なんで最終的におっさん、おばはんが郷ひろみ合唱やねん。
「アチチ!アチ!」ってもうすぐ焼かれるがな!
ところで演歌を聞き続けてふと思ったのだが、クリスマスを唄った演歌ってないね。
結構穴場かも。
審査しつつ暇なので、早速作ってみたんだがこんなのどうだろう。

「聖夜じょんがら節」(作詞:popholic/作曲:原譲二希望)

聖夜に灯る赤提灯 
哀しい女が一人酒 
サンタにはぐれたトナカイの 
濡れる涙の赤い鼻 

お酒はぬる目のシャンメリー 
肴は炙った七面鳥 
涙がポロリとこぼれたら 
唄い出すのさジングルベル

(台詞)あんた呑みなはれ
シャンメリー呑みなはれ〜

聖夜に一人ホテルの小部屋 
哀しい女の枕もと 
あなたが残した靴下は 
黒い薄手のナイロン地 

ごめんなさいね私見ちゃったの 
あなたの白い布袋 
私のねだったプレゼント 
男名前で書いてある

(台詞)あんた食べなはれ  
ブッシュドノエル食べなはれ〜

冠二郎あたりに歌って欲しい。


2004-12-25「Christmas Wish」
真夜中、眠る娘の枕もとにプレゼントを。
先週買って車のトランクに隠しておいたのだ。
子供の頃、「アクマイザー3・ザビタン」の超合金をサンタさんから貰った。
その時の喜びは今でも覚えてる。
サンタクロースを信じてたのは、いつまでだったっけ。
プレゼントを見つけた時の子供の笑顔が見たくて、大人がつく「クリスマスの幸せな嘘」。
朝、薄目を開けて娘の様子を見る。
「あっプレゼントや」寝ぼけた顔がみるみる輝きだす。
本当に、一点の曇りもない笑顔が広がっていく。
いつまでも大人になれないダメ親父だけど、この笑顔の為だったら何だって出来るなと思う。
でのんびり起きて、朝食は久しぶりにフレンチトーストを作る。
娘にも好評。
娘は早速、同じマンションの友達とクリスマスプレゼントの自慢合戦。
昼から年賀状作成。
住所録の整理から始めないといけない。
コマメにやっときゃ良かったと毎年思うのだが。結局、面倒くさくなって途中でパルコへ気分転換に。
紀伊国屋で珍しく漫画を一冊、こうの史代「夕凪の街・桜の国」購入。
こうの史代の「夕凪の街・桜の国」が良いという話をネットや新聞なんかでたびたび目にした。
こうして自分にひっかかってくるのも何かの縁。
音楽にしろ本にしろ、偶然であれなんであれ情報にぶつかってなんとなく「気にかかる」ということは、「聴くべし」「読むべし」という神の啓示に違いないと思ってる。
そこのアンテナは割りと感度いいとも思ってるので購入したのだが、これが本当に素晴らしい作品。
「夕凪の街」という作品はわずか30ページほどの小品。
「ヒロシマ」を舞台にした「被爆者」の物語。
こう書くとなんか近づきがたいように思うかもしれないが、どんな時代にもそこには人々の何気ない日常があり、大きな傷跡の前にも人々の生活は確かにあるのだ。
穏やかで、優しい日常を描き、戦争の悲しみの本質をつく。
もし、この文章を読んで興味持ったら、一度読んでみてください。
娘が「あぁ毎日、クリスマスやったらいいのにな」と言った。
で鈴木さえ子の「I WISH IT OULD BE CHRISTMAS EVERYDAY」を聴きたくなり聴く。
いい曲だ。
そんな訳でクリスマスソングをいろいろ引っ張り出しては聴く。
杉真理を中心にPSY・Sやピチカートが参加した86年作「WINTER LOUNGE」やらNRBQの幸せすぎるクリスマスアルバム「Christmas Wish」とか。
夜、「めちゃイケ」のスペシャル。
実に練りに練られ、作りこまれた爆笑編。
総合演出・片岡飛鳥氏の手腕が冴えに冴える。
例えばラストで大型テレビに頭から突っ込むプロデューサーとか、ケーキに顔をつける中居とか、もうお約束通りなんだがそこに気持ちよく持っていくとこが凄い。
しかしここまでくるとタレントパワーより片岡氏の演出・構成力が遥かに上回っているな。
もちろんナイナイとのチームプレイではあるが、「めちゃイケ」は時々、タレント中心での時としっかり演出が入った時との笑いの差が出来すぎてしまってるようにも思う。


2004-12-26「TV DINNER」
10時起床。
早起きするつもりが、どうも起きられない。
家族で買い物に行って、ヤキソバUFOの昼食。
UFOおいしい・・・。
で日曜恒例、ビデオチェック。
いつもの番組です。
妻と娘は義父母と神戸ルミナリエへ。
一人留守番。
で一人の夕食、何作ろうかな・・と思案。
「小松菜と油揚げの煮びたし」「ぶりかまの塩焼き」「ねぎ入りだし巻き」「揚げシューマイ」と豪華4品。
「M-1」見ながら、チューハイ呑みつつの一人の食事はまさに至福の時ですな。
でここで「M-1」だ。
最初に言っちゃうと昨年と比べて総じてレベルは落ちてる。
 千鳥 75
 タカアンドトシ 80
 東京ダイナマイト 82
 トータルテンボス 74
 南海キャンディーズ 94
 ポイズンガールバンド 88
 笑い飯 86
 アンタッチャブル 96
 麒麟 92
一応採点してみました。
とりあえず「南海キャンディーズ」がこれで一気にブレイク。
ずっと応援してたのでこれは嬉しい。
明日からまったく扱いが変わるだろう。
「南海キャンディーズがおもろい!」と去年からずっと言ってきたが、多くの人に失笑されてきた。
「ザマァミロ」と言ってやりたいね。
「南海キャンディーズ、キモイから嫌」とか言ってた婦女子は漫才見る資格無しじゃ!キングコングで喜んでるような奴らに笑いがわかってたまるか!ボケっ!
と大胆発言しておこう。
でちゃんと期待に応えてくれたアンタッチャブルの優勝は妥当。
とにかく山崎氏の「いい加減」さは最高。
笑い飯は追う側から追われる立場になったことで一気に失速。
悪い面が全て出たような内容。
ポイズンガールバンドが個人的には拾い物。
麒麟もしぶといねぇ。
後もう一皮、いずれ優勝するだろう。
東京ダイナマイトも侮れないよ。


2004-12-27「DO YOU REALLY HAVE A HEART」
さすがに年末感が出てきたね。
夜、課の忘年会。
どうもこういう場では酔えない。
つーか、冷めてしまう。
大人になれない自分を実感。
ここでテキトーに酔ったフリでもできりゃいいのかも知れないけど。
どこかそれを許さない自分がいる。
一人の帰り道。
ディスクマンからはポール・ウィリアムス70年作品「サムディ・マン」。
ポール・ウィリアムスのしわがれた声は、僕のセンチメンタリズムをくすぐる。
ベース、ピアノ、ギター、ドラム、そしてストリングス一つ一つの音が音楽の魔法を生み出す。
ソフトでスィートなサウンドに響くビターな歌声。
こんな冬の夜でも、音楽は僕に手を差し伸べてくれる。
音楽が無かったら、とっくにくたばってたよ。


2004-12-28「UNREQITED」
昨日の「しりとり竜王戦」はさすがにオモロかったな。
年末・年始はビデオ2台まわしでひたすらチェックになりそう。
何してんだか・・。
昼、京都営業。
少し時間があったので四条通りをぶらっと。
冬の京都、その匂い、好きだな、こういうの。
通勤音楽は昨日に続いて「シンガーソングライター」シリーズということでアル・クーパー73年作品「NAKED SONGS」。
タイトル通り、剥き出しの歌。
力強いピアノ、しぼりだすような歌声。
名曲「JOLIE」をはじめ、「痛み」を抱えた音楽に僕はやっぱり惹かれる。
人生とはとかくままならないもの。


2004-12-29「WINTER AGAIN」
仕事納め。
2004年も、もうすぐ終り。
6時過ぎには退社して、意味なくタワーと紀伊国屋。
まっすぐ帰りゃいいものを、それはそれで帰りたくなかったりする。
コートのポケットに手を突っ込んで、冬の街を歩き続けると、心の隅っこで孤独が凍りつく。
だから音楽を聴かなくちゃ。
今日の音楽はハース・マルティネス、75年作品「HIRTH FROM EARTH」。
ソウル、ポップ、ボッサ・・様々な音楽性が見え隠れ、でもその印象は決して難しいものじゃない。
優しく響くギターの音色は穏やかな光をたたえ、そっとこの満たされない心を包む。
2004年は楽しい年ではあったが、ひどく寂しさを感じる年でもあった。
どこからくるのかな?この気持ちは。
きっと僕が欲張りなだけなんだろう。


2004-12-30「ハッピーマン」
夜中まで年賀状作り。
イラストレーター使ってデザイン考える。
真夜中3時になってやっとデザイン完成。
で寝て、朝から印刷作業。
がんばって午前中には投函。
昼からビデオチェック。
「しりとり竜王戦」、板尾、千原、渡辺などが一同に介してというなんとも言えん贅沢さ。
そしていとうせいこうと松本人志が同じ画面にいるという凄み。
サブカルmeets笑い、さすが東京と思わざるを得ない。
80年代中盤、ラジカル・ガジベリビンバシステムの登場があって、サブカルと笑いの美しい融合が行われた。
そして西からの回答として登場したのがダウンタウンだった。
同時期、中島らもやキッチュ(松尾貴史)も動き始めた。
あれから20年、たどり着いた先がここだ。
残念ながら「関西は笑いが盛ん」というのは幻想で、特に大阪は笑いに関してはとんでもなく「保守」なのだ。
「ガキの使い」スペシャルもおもろ。
しかし関西は「ガキの使い」すら放送してないんだから、しょうがない。
で今日は佐野元春のライブ。
少し早く大阪まで出てタワーに。
ムーンライダーズ「AMATEUR ACADEMY 20th anniversary edition」、Jonathan richman「not so much to be loved as to love」、そして「THAT'S ENTERTAINMENT」「同 PART2」DVD購入。
誰も何も言ってくれないんだが、実は今日誕生日。
34歳、自分へのプレゼントとして購入。
まぁこの年の瀬、誰も祝っちゃくれないわなぁ。
・・サビチーね。
で悪友Mとおっさん二人で佐野元春ライブ。
ひっさびさに佐野元春らしいロックンロールショーなライブで嬉しい。
「君の魂、大事な魂」には泣いたな。
音楽は希望である。
音楽は希望を伝えるためのものなのだ。
それにしても佐野元春「バック・トゥ・ストリート・アゲイン」と言ってただけあってここ数年では一番はじけたライブだった。
「悲しきradio」なんて定番中の定番なんだが、その演出はもはや「落語」である。
見事に完成され、観客も、演者もみんなが幸せな顔してる。
最高。
でその後、悪友Uも合流しておっさん3人飲み会。
この年の瀬、それも誕生日に何やってんだか。
学生の頃、いつも3人で大学近くのジャズ喫茶でアイスレモンティー飲みながら、バカ話してた。
あれから11年。
みんなすっかりおっさんで笑っちゃうな。
ホント、何やってんだか。


2004-12-31「No.9」
さて大晦日です。
10時起床。
外は凄い雪。
すっかり積もってる。
大晦日に雪なんて何年ぶりなのかな。
僕の記憶には無いな。
部屋の掃除はあきらめた。
CDと本の山はとりあえずもうどうしようもない。
でインスタントラーメンの昼食後、義父母のとこにお餅もらいに。
娘と雪でカマクラ作ったり、近所に買い物行ったりしてもう夕方。
帰ってご飯作るのも面倒だしってんで回転すし食べに。
さすが大晦日、ガラガラ。
で帰ってボケーっとテレビ。
細木数子やら、男祭りやらチャンネル変えつつ。
「でぶや」に全日の川田利明が出てたのには笑ったな。
川田懐かしいなぁ。
昔プロレスが好きだった頃、天龍イズムを引き継ぐ彼のファイトは好きだった。
その川田が石ちゃんといっしょにトンカツ食ってんだから、くだらなくて最高。
ダチョウ倶楽部の竜ちゃんが久々に大仁田のマネをしてるのも年末ならではですな。
とまぁ、2004年ももう数分で終り。
HP「OFF!!音楽と笑いの日々」を立ち上げ丸6年、日記「日々の泡」をブログ化して2ヶ月。
ご愛顧誠にありがとうございました。
来年も相変わらずな感じで続けますのヨロシクお願い致します。
では良いお年を・・。


2005年1月上旬の日記へ


今あなたがご覧になっているHPは「OFF! 音楽と笑いの日々」です。
引き続きお楽しみ下さい。