2004年12月上旬

2004年12月上旬の話・・・
やたら朝食の話をしてるのは、ネタ切れの証拠ですね。それと欲求不満丸出しですね。
芸風とはいえこれは反省。


2004-12-01「アイデン&ティティ」
12月。
2004年も、もう11ヶ月すんだ訳か。
そりゃ、年もとるな・・。
少し音楽の話。
「いい音楽」と「売れる音楽」は違うと昔から言われている。
ここに来て、僕もそれを実感することが多くてヘコみがちになっている。
例えばカーネーションみたいなバンドはこうしてネット上を見る限りは非常に評価も人気も高いが、実生活の中では「カーネーション?知らんなぁ?」という人がほとんど。
僕は去年転職して「業界」の端っこで働いてるのだが、最初に「カーネーション最高!」という話をしたら、「カーネーション?あぁそんなん昔いたなぁ」「そんなマイナーなバンド、誰も知らんで」と言った扱いで愕然としてしまった。
中学生の時に音楽に目覚めて、少ない情報を頼りに、レコード屋に毎日通って貪るように音楽を聴いてきた。
一枚のレコードが扉を開き、多くの音楽と出会ってきた。
もうそんな聴き方を20年してきてる。
多分、この日記を読んでくれてる人もそんな感じだと思う。
しかし今、音楽の送り手側にそんな聴き方をしてきた人は少ない。
これは実感である。
・・ここまで書いてとてもブルーな気持ちになってきた。
売れる音楽ってどういうことなのかな。
ヒットチャートにまみれて仕事しながら、どうしても僕にはわからない。
「音楽」にすら聞こえない「音楽もどき」。
皆が大好きで誰もが求めているらしい「音楽もどき」。
やっぱり僕にはワカラナイんだ。
なんか辛気臭い話になっちゃった。
でも「音楽ってそんなものじゃないぜ」
祝!南海キャンディーズM-1出場。
HPで幾度となく激賞してきた異色の男女漫才コンビ・南海キャンディーズがついにM-1グランプリに出場。
我がことのように嬉しい。
05年には一気にブレイクするだろう。
あぁ早く全国区であの二人の漫才を見たい。


2004-12-02「あぶく」
12月2日。
この暖かさはちょっと異常だな。
美大出身の友達に、昔の作品を見せてもらう。
ペンで描かれた動物達の絵は、ちょっと不気味だけど、ニヤリとしてしまうようなユーモアがあって、嬉しくなる。
そう、人生は時々ひどく退屈で、やりきれない苛立ちがポケットを一杯にしてしまう時がある。
世界中の憂鬱が窓の向こうから押し寄せてくるような気分になって、自分が一体なにをしているのか、なにをしたいのか、なにをすべきなのか・・まるでわからなくなってしまう。
そんな時に必要なのは、一握りのユーモアだ。
ほんのちょっとでいい、フッと笑える瞬間があれば生きていける。


2004-12-03「孤独の旅路」
今日はみっちり外回り。
営業先を回りつつ滋賀を激走。
外はいい天気、金曜日ということもあってちょっと気分は軽い。
昼はファミリーレストラン・ジョイフルで日替わり399円。
ファミレスの中でも、ここのハンバーグが一番おいしい。
おいしいというか、まずくない。
安い舌だね、どうも。
平日の昼、ファミレスには疲れたサラリーマン、小さい子を連れた疲れたお母さんでいっぱい。
もちろん、自分もその中の一人。
おしゃれとかスマートとかには、ほど遠い世界。
見る人によっては、ここはゴミだめに見えるかもしれない。
でもね、みんなそれぞれが「生活という、うすのろ」を抱えて生きている。
退屈で窮屈で何も無い、誰からも褒められないそんな生活でもちゃんと生きてる。
会社帰り、部長らと軽く一杯。
駅で別れて、クレイジーケンバンド聴きながら、夜道をトボトボと歩く。
飲んだ後、一人でいるとひどく孤独を感じる。
このまま僕がいなくなったとしても、地球はまわり続ける。
この気持ちはどこから来るんだろうな。
どうも、夜中近くに日記書くとシリアスになっていかんな。
明日は休み。
さて、今から何すっかな。


2004-12-04「悲しくてやりきれない」
休日。
泥のように眠る。
妻は8時前にバイトに出かけたようだが、全く気づかず。
一旦9時に目を覚まし、同じく寝ていた娘に「そろそろ起きよっか」と話し掛けたものの、結局二人して二度寝。
最終的に10時起床。
昼からも妻はバイト、娘は近所の友達んちに遊びに行ったので、数ヶ月ぶりに散髪。
「とにかく短くしてくれ」とだけオーダー。
ま、出来上がりはいつもといっしょなんだけど。
で駅前の本屋をちらっと覗く。
山中伊知郎「関根勤・ルー大柴100歳の挑戦」という本を見つけたのでとりあえず購入。
97年に出版された山中氏の著書「関根勤は[天才]なのだ」はお笑いファン必読の名著ですよ。
で滋賀会館シネマホールで映画「モンスター」観る。
全米初の女性連続殺人犯で02年に死刑となったアイリーン・ウォーノスの物語。
不幸な環境で育ち、13歳から娼婦として生きるしかなかったアイリーンが、セルビーという一人の女性と出会い、真実の愛を知る。
だが、そこからアイリーンの人生は狂っていく。
天使であり悪魔であるセルビーの無垢な残酷さは、いつのまにかアイリーンを追い詰めていく。
最初の殺人こそは正当防衛的であったが、最後には何の罪も無い人を、まるで自分の人生を呪うかのように殺していく。
唯一、心の底から愛したセルビーとの残酷すぎる別れ。
まるでやりきれない悲しみに満ちた物語。
はっきり言って重いです。
映画を観てすっきり!とは程遠い、悲しくてやりきれない、救いのない映画。
そしてこれは真実の物語であるということが、また重い。
しかし、それゆえに魂は揺さぶられる。
ハリウッドの美女中の美女、シャーリーズ・セロンが13キロも体重を増やし熱演。
アカデミー賞はじめ各賞総なめにしたのもうなづける迫真の演技が見事。
僕としてはセルビーを演じたクリスティーナ・リッチに大きな拍手を送りたい。
アイリーンを魅了していくレズビアン・セルビーは闇に放り出されたような人生を歩んできたアイリーンにとって、時に天使になり、時に悪魔になる。
その無垢な残酷さを見事に演じて見せたクリスティーナ・リッチが本当に素晴らしかった。
その大きな黒い瞳が持つ力、人を狂わせて行くその瞳の演技にぶっとんだ。
そして今作がデビューとなる女性監督、パティ・ジェンキンスの名は覚えといたほうがいい。
無駄の無い演出、骨太な語り口、映画として非常に優れています。
でも、観るのなら体調は整えて。
間違いなく観て損はしないですが、重い映画が苦手な人にはあえて勧めません、というところですかね。
夜、鍋の夕食。缶チューハイを1本飲んだだけですっかり酔う。
なんという安上がりな男。


2004-12-05「20歳の頃」
朝9時起床。
テキトーな朝食を済ませ、車に乗り込み滋賀県立美術館へ。
「YES オノ・ヨーコ展」観にいく。
特別、ビートルズやジョン・レノンのファンという訳でもないし、もちろんオノ・ヨーコについて詳しいわけでもない。
でもどうしても観ときたかったんだよね。
何に惹かれたかというとそのタイトル。
「YES」この一言に駆り立てられた。
入るといきなり飛び込んでくるのが、あの「天井の絵/イエス」。
昔、ジョン・レノンを描いたドラマで見たあの作品だ。
この梯子をジョンは昇ったんだ・・と思うとさすがに興奮する。
前衛芸術はよくわからない。
でもここにあるオノ・ヨーコの作品を観て感じたのは、自分でも意外だが「愛らしさ」だった。
なんだろう、「肯定する」力に溢れていて「光」を感じる作品は、難しいというより愛らしいと感じた。
まさに「YES」。
この時代だからこその、この言葉。
何度も自分の中で繰り返してみる。
「YES」とてもいい響きだ。
で帰って次は大学時代からの親友Kがフォルクローレのバンドをやっていて、大津でコンサートをやるからと案内もらっていたので行ってみる。
フォルクローレやヨーロッパ、アイリッシュの音楽。
ポップミュージック専攻の僕としては、門外漢な音楽なんだけど、とてもアットホームな雰囲気で十分楽しめた。
こうして音楽を続けている友人の姿を観るのも元気づけられる。
でお次は映画。
今日も滋賀会館シネマホールに行ってしまう。
チョン・ジェウン監督、ペ・ドゥナ主演「子猫をお願い」を観る。
高校時代からの親友、テヒ、ヘジュ、ジヨンそして双子のピリョとオンジョの5人の女の子。
20歳になった彼女達は友情を大切にしながらも、それぞれが社会の一員としてそれぞれの世界で暮らしている。
窮屈な家庭の中で自分の居場所が見つけられないテヒ、年老いた祖父母を抱え、生活することさえままならないジヨン、大企業で働く野心家のヘジョ、彼女達は夢と現実の狭間でそれぞれの悩みを抱え、やりきれなさを募らせていく。
5人の友情はやがて崩れていく。
ドラマティックなストーリー展開があるわけでもない。韓国の今を生きる女性の等身大の姿が、丁寧に描かれる。
爽やかな青春映画ではない、青春はいつかは終わるという、ほろ苦い映画だ。
テヒを演じるペ・ドゥナを始め女優達が皆いい。
脚本・監督のチョン・ジェウンも女性だそうだが、実に繊細な作品。
ふともう会わなくなってしまったかっての友人達のことを考える。
それぞれがそれぞれ別の人生を生きていく、その中で人と人は交わり離れていく。
永遠の関係なんてどこにもない。
大好きだった人の顔さえ、いつかは忘れてしまう。
ありふれた話。
悲しくはない、ちょっと切ないだけだ。


2004-12-06「VIDEO BOY」
一昨日、昨日と割とアクティブな休日だった。
が日記に書いた以外にも、一週間分の撮りためたビデオをチェックするなんてこともやってて、ちょっとここに列記しとこう。
「爆笑問題のススメ」はゲスト・呉智英氏。
30分では不十分な感じ。
「考えるヒト」は今、ダウンタウンの番組で一番おもろい。
「松紳」木村、千原Jrとのトーク、出来すぎる男・木村祐一話がおもろ。
ドンドコ・山口と友近の「えぇ処」はゲスト・関根勤。
おもしろくない訳ないメンバーだが、割とあっさり。
もっとコアなトークしてくれ。
同じくゲストの安めぐみちゃんはかわいすぎる!
「きらきらアフロ」は全盛期のパペポに匹敵してる。
鶴瓶師匠のプロデュース力の勝利というところだな。
今田耕司司会の「M-1特番」。
職人・今田の天才的な仕切り術でおおいに笑う。
アンタッチャブル・山崎の高田純二を彷彿とさせる「いい加減さ」が最高。
とにかく陽気な反射神経で笑いを取っていく様は爽快。
ますだ・おかだの岡田も今田の完璧なパスで驚異的なおもしろさ。
紳助不在の穴を埋めるのは、やはり今田耕司なのか。
でここから今日の日記。
朝はさすがに寒くなってきた。
明日からはコートが必要か。
昼は京都の悟空ラーメン。
ゆで卵、ごはん、キムチ、ウーロン茶おかわり自由という太っ腹な店。
でもラーメン食べた上に、2個もゆで卵食えないよ。
帰宅時音楽はクレイジーケンバンド。
「木彫りの龍」(「ブラウンメタリック」収録)は本当に名曲。
浪花節+ロックンロールというCKBにしか出せない世界。
かっこいいとはこういうことを言うんだな。


2004-12-07「僕は天使ぢゃないよ」
さすがに朝は寒い。
今冬、初コートを着て出勤。
でも昼間は営業車で外回りしてるとホントにポカポカと暖かく、12月ってこんなだったけ?と思う。
通勤音楽は、いきなりですが「日本少年2000系」あがた森魚。
プロデュースは鈴木慶一。
これは確か、東京渋谷のタワーレコードで買ったんだっけ。
久々にひっぱりだして聴くが、濃いなぁ。
そして楽しいアルバムだな。
音楽の素晴らしさは「ここではない、どこか」へ連れてってくれるってこと。
心の隅っこでいつも「ここではない、どこか」を求めている。
そして音楽は僕を「ここではない、どこか」へ連れてってくれる。
それが音楽を聴く理由なのかも。
そしてこのアルバムは、あがた森魚の声は、確実に「ここではない、どこか」へ連れてってくれる。
実はこの前、ラジオの番組で「赤色エレジー」がかかったんだけど、結構キワモノ扱いされてて、非常に悔しい思いをした。
確かに一般的には本流ではなかもしれないが、30年もの長きに渡り、「あがた森魚」としかいいようのない音楽を作り続けている日本を代表するロック偉人の一人なのに。
で帰って改めて歌詞カード眺めるが、なんちゅー濃度や。
鈴木慶一の日記から、すごろくまで付いているまさに「日本少年読本」。
娘が「さむそ〜や〜、さむそ〜や〜」と歌っていた。
うっ、その歌は10年ほど前、森末慎二が大阪ガスのCMで歌っていた迷曲ではないか。
くっ、くだらない・・爆笑してしまう。
しかし7歳の娘がなんで、今あえてそんなバカな歌を・・。
「かあちゃんが教えてくれた」だって。
何教えとるんや・・。


2004-12-08「ブーツをぬいで朝食を」
ここんとこ、朝食はご飯と炒り卵、そして「ごはんですよ」という布陣。
子供の頃から、朝食は基本的にはパン。
33年間、朝食を食べ続けているが、いまだにしっくりくる朝食と出会ってないように思う。
旅館の朝食とかは格別にウマイが、やはりそれは非日常であるがゆえ。
日常的な朝食で、一生この朝食でOKというものに出会えてないなぁ。
ある友人が「うどんがいいよ」と教えてくれたが、「自分で作る」が前提なのでなかなか敷居が高いのである。
昼は得意先さん達と「かつくら」のとんかつ定食。
そういえば昨日の昼も「とんかつ」だったな。
中学・高校時代、好きなおかずNo.1は「とんかつ」だった。
父が連れて行ってくれた、京都衣笠付近の「たつのり」というとんかつ屋の「ひれかつ」は今でも思い出すと、よだれが出そうになる。
それから九州のとんかつ屋「浜勝」もよく行った。
以前の会社で九州担当の営業だった時は、一回の出張に必ず1回は「浜勝」日を設定していた。
その日は、昼食抜きで「ジャンボとんかつ定食」に挑んだものだ。
あそこの「ぶらぶら漬け」っていう漬物がまたウマイんだ。
しかし今、この時間、世界中で一番「とんかつ」を熱く想ってるのは、俺なんじゃないか。
今日は合気道ディ。
2時間の運動で気分はスッキリ。
その後、2時間いっしょに行ってる部長らとロイヤルホストで軽く飲み。
なかなか楽し。


2004-12-09「パーティー・ジョーク」
今日も朝食は、ご飯、炒り卵、ごはんですよ。
って他人の朝食なんて興味ないわな・・。
で夜は得意先の懇親会。
立食パーティーだが、下っ端営業マンとしては、ゆっくり食べてられない。
盛られた料理を横目で見ながらへこへこするばかりなり。
タイミングを逃してデザートにありつけず。
悔しいっ。
そんなこんなで11時過ぎ帰宅。
なんだかな〜。
そんな訳で今日の日記は薄い・・。


2004-12-10「あの日どこかで」
朝食はあんぱん1個。
どーでもいいですよね。
昼、久々に「来来亭」でラーメン。
うん、うまい。
夜、楽しみにしてた飲み会が延期になっちゃったので、なんとなく寂しい。
まっすぐ帰る気もしないし一人、夜の中に漂流。
・・なんてことはない、結局パルコに行ってタワーと紀伊国屋を巡回。
タワーで空気公団のDVD「空風街LIVE」を、紀伊国屋でTV特集の「relax」誌をそれぞれ購入。
CD眺めて、雑誌数冊立ち読みして閉店まで過ごす。
通勤音楽はあがた森魚ファン(!)の友人が貸してくれた、あがた森魚「24時の惑星」。
それにしてもこのタイトル、なんてロマンティックなのか。
表題曲は高浪敬太郎作編曲。
初期ピチカートの粋な感じはこの人のセンスに負う所が大きいと今になって思う。
そんなことはさておき95年作(実に9年前)のこのアルバム、今更でしょうがめちゃめちゃいいじゃないか。
鈴木惣一郎編曲による「Be My Baby」のカバー、そして「キットキット!!遠く遠く!!」に至る頭3曲の流れが実に気持ちよく胸に入り込む。
こんな気分の時、この「21時の惑星」で夜空を見上げながら聴くと、あまりにはまりすぎて怖いぐらいだ。
でなんとなく物足りなさを感じながら帰り着くと、カーネーションのファンクラブ会報が届いてた。
オマケのカセットテープには「SUPER ZOO!」収録の3曲のデモヴァージョンが!
うっ嬉しい!すっかり満足。
カーネーションはまさに俺にとっての切り札「スペードのエース」だ。
でテレビで「千と千尋の神隠し」やってる。
そういや、観てなかったなと思って、途中からだけど観る。
「異形のエンターティメント」このイメージの洪水はさすがだな。
最後の千尋とハクが別れるシーン観てて、この感じってどこかで憶えてるな・・と記憶辿るとぶつかったのが「時をかける少女」の原田知世(今だに好きです)と高柳良一(現・ニッポン放送編成担当らしい)の別れのシーン。
思春期真っ只中の33歳としては、この感じにグッとくるんだよね。


2004-12-11「瞳はサンセット・グロウ」
昨日の夜中は空気公団のDVD「空風街LIVE」に見入ってしまい夜更かし。
で今日は10時起床。
結局午前中は娘とひたすらダラダラ過ごしてしまい、あっという間に終了。
昼から急遽営業に行かなくちゃならなくなり出社。
でそのまま部長達と得意先の懇親会に出席。
すき焼きだったが、自分のペースで食べられないから、どうも消化不良。
そんなこんなで休日の一日は終了。ツマンナイね。
そうだ、ちょっと前にいろんなブログで「好きなバンドベスト5」ってのをやられてて僕もちょっと考えてみた。
 カーネーション
 ムーンライダーズ
 クレイジーケンバンド
 空気公団
 ヒックスビル
う〜ん、クラムボンやインスタント・シトロンが外れちゃった。
ま、とにかく今の気分で。
それではちょっと遡って、91年は確かこんな感じだった。
 ピチカート・ファイヴ
 カーネーション
 ムーンライダーズ
 フリッパーズ・ギター
 グランドファーザーズ
でさらに86年はこんな感じ。
 Shi-Shonen
 PSY・S
 ムーンライダーズ
 ピチカート・ファイヴ
 PINK
うわぁ、自分で書いてて懐かしい!
あとポータブル・ロックとかゼルダとかパール兄弟とか・・・約20年、趣味変わってないや。


2004-12-12「Old-fashioned Me」
9時起床。
朝のうちに買い物。
ここんとこ西大津の「業務スーパー」「ジャパン」という安売りスーパー専門になってきたな。
昼から今週分のビデオチェック。
いつものごとく「爆笑問題のススメ」「考えるヒト」「松紳」「タモリ倶楽部」「えぇ処」「きらきらアフロ」を一騎に。
特筆すべきは「タモリ倶楽部」の「ギャラ高っ!生物大賞」。
浅草キッド仕切りで、映像使用料が数秒で数万円するという「へんないきもの」を、やくみつる、五月女ケイ子のイラストで紹介し、最も「見たい!」ものだけを放送するという内容。
タモリを筆頭に先のイラストレーター二人に早川いくを(「へんないきもの」著者)、YOUがコメンテーター。
激オモロで笑いっぱなし。
「生物」そのもののおもしろさを、キッドを始めとした出演者達がノリにノッて増幅させていく。
こういうときのタモリの生き生きしたおもしろさは最高。
そしてYOUの天才的な一言コメントの100発100中ぶりが凄い。
久々にテレビで大爆笑した。
でその後、実家へ。
車中で久々にPSY・S「PICNIC」聴く。
自分にとっては外せない一枚。
高校時代、一番聴いたアルバムで今でも大好き。
なんだろう、このきらめくポップ感は。
本当にこのアルバムと出会ってなかったら・・と思うとぞっとする。
マジックとしかいいようのないポップソングが詰まったアルバムで、どれだけこのアルバムに救われたか。
薄暗い部屋で漠然とした不安にいつも怯えていた僕に差し込んだ一筋の光。
音楽は希望だ。
それを教えてくれたアルバム。
で兄貴の香港転勤が決定したので、最後にご飯でもということで実家に集合。
しばらく逢えないからと、早速「トイザらス」に娘を連れてって、おもちゃを大量買いしてくれる兄貴。
感謝。
娘も大喜び。
でみんな揃ってしゃぶしゃぶ。
ま、男兄弟だし、なんとなく照れくさくて、なにを話すと言うわけではないが、一生兄貴は兄貴で僕は弟なのだ。
家族っていいもんだな・・なんて不肖の弟は思うわけです。


2004-12-13「十字路」
朝食は「かやくごはん」のお茶漬けwith「ごはんですよ」。
昨日実家から「かやくごはん」貰ってきてたんだ。
冷たくなった「かやくごはん」に熱いお茶をかけて、「ごはんですよ」を相棒に食べる。
これ、最強。
死ぬ前に何を食べたい?と問われれば、間違いなくこのメニューを頼むね(きっぱり)。
それぐらい好き。
で今日は仕事がらみで葬儀に出席。
葬儀に出ると、ふと「俺の葬式、どんなかなぁ・・」と思う。
誰も来てくれないんじゃないか?なんてことさえ思うよ。
前の会社の先輩から電話。
何かと思ったら、「もう忘れてるかもしれないけど・・」と当時やっていたシステムについての話。
さすがに1年以上前のこと、忘れてます。
特にコンピューター関係は1年離れると忘れちゃうね。
いい加減な回答もできないし。
でいろいろ話聞くと、なんだか大変そう。
かっての上司も辞めちゃってるし。
今やサラリーマンこそ、不安定だもんね。
夜、ちょっと寒いな。
風邪がはやってるからお気をつけ下さいよ。


2004-12-14「カイト氏の朝食」
恒例の今日の朝食。
まずはトースターに食パンいれてトーストに。
パンが焼けるまでの間、フライパンにサラダ油を少々。
伊藤ハムのポールウィンナーを細かく輪切りにして、軽く塩コショウで炒める。
いい感じに炒まったところに、溶き卵を流し込みウィンナーともどもぐちゃぐちゃにかき混ぜる。
8割がた卵が固まった頃に、ちょうどトーストも出来上がり。
皿の上にトースト置いて、その上に「卵とじポールウィンナー」を乗っける。
これで完成。
なんとも安っぽくてジャンクな朝食。
これは小学6年の頃には既に作ってたな。
でも、これがウマイ。
つくづく安い舌だな、俺。
12月12日の東京・九段会館でのカーネーション、スペシャルライブは相当良かったらしい。
あぁ行きたかったな。ムーンライダーズ・鈴木兄弟交えて「Don't trust over 30」演ったんだって。
うわぁ・・たまらん!DVD化希望!


2004-12-15「Magma」
まずは朝食。
ゆで卵をぐちゃぐちゃにしてマヨネーズと和えたのを、食パンにたっぷり乗っけて焼く。
いわゆる「たまごトースト」ですな。
「たまごトースト」といえば、大津駅前「イセムラベーカリー」のは絶品。
カーラジオ聴いてたら、ゲストに布施明。
もう57歳なんだって。
それより布施明の喋りがなんともいい。
軽みがあって、ちょっと洒落てて、どこかうさんくさい。
「古き良きショービジネス」の世界。
こういう「大人の軽さ」に憧れるな。
夜は合気道。なにしろ文武両道ですから。
気持ちよく汗をかいて、モヤモヤを吹き飛ばす。
普段、モヤモヤを抱えすぎてるので。
通勤の音楽は五島良子96年作「PIERCED」を久々に。
これは名盤っすよ。
鬼気迫る歌唱、本気の音楽。
普段、街に流れてるテキトーぶっこいたクソみたいな音楽とは明らかに違うもんな。
ホンモノかニセモノか、それはやっぱり聴けばわかる。
ちゃんと聴けばね。


2004年12月下旬の日記へ


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