2004年11月下旬

04年11月下旬の話・・
そんな訳で11月下旬は、これまたみみっちい話ばっか。サラリーマンの泣ける食生活が貧乏臭くて最低ですね。音楽はやっぱカーネーション「SUPER ZOO!」をひたすら。「答えのない問いかけ」を繰り返すような日々の唯一の救い。


2004-11-16「牛」
昼食は吉野家の牛カレー丼、290円也。
・・・悲しい。
夜、大阪で某観光地の懇親会にDJさんと出席。
立食パーティーはあんまり食べれないなぁ。
うまそうなローストビーフを横目に名刺交換なんぞ。
でパーティー終了後、DJさんとラーメン。
あっさり塩ラーメン、なかなか美味い。
そのままラジオについて、音楽についてなどなどいろんな話しながら帰宅。


2004-11-17「つまらないことばかり」
昼はマクドナルドのハンバーガーとダブルチーズバーガーに明治コーヒー牛乳。
350円内に収める。
・・・悲しすぎる。
で夜、送別会で京都へ。
仕事関係での飲みはなかなか楽しめない。
ここ課題だな。
タクシーで帰宅したら午前1時。
そして今、日記書いてる。
なんてつまらない日記なんだ・・・。


2004-11-18「いい音楽」
空気公団「空風街LIVE」をずっと聴いてる。
空気公団はライブバンドとは言いがたいし、決して演奏力の高いバンドでもない。
でもとても魅力的なバンドだ。
鳥羽修をはじめとした腕と心のある、いい演奏家達の好サポートももちろんあるが、彼らの「音の佇まい」がとてもいいのだ。
この空気公団第一期のフィナーレとなるLIVE、その瞬間、その空間の空気感が見事にCDに収められている。
音楽を送る人達と受け取る人達、その両方がとても幸せなオーラを発している。
こうしてCDにパッケージされた音を聴いても、それがちゃんと伝わってくるのだ。
ずっと幸せな気持ちで聴いていた。
「いい音楽」。
まさにそれ。
昼は吉野家で「牛鉄鍋膳」を初めて食べる。
なんで今まで食べなかったのか?380円、十分なお味です。


2004-11-19「午後9時のイエティ」
さすがに2週間休みなしだとシンドイね。
で昼は体力つけるべく、餃子の王将へ。
たまたま通りがかって無性に食べたくなっただけなんだけど。
日替わり定食はワカメラーメンと天津飯に鶏の唐揚げ。
炒麺にしようか悩んで日替わりに。
ラーメンはひねり無しの王道の味。
天津飯の安っぽい味がまた美味い。
鶏の唐揚げは外せないよね。
子供の時から大好きさ。
塩コショウにつけて食べるのがいいんだよね。
と650円分堪能。
安上がりな男だぜ、全く。
金曜の夜はまっすぐ帰る気がしない。
いや、いつもじゃないかと言われると返す言葉もないが。
胸にぽっかり空いた穴をもてあましてしまう。
いつから空いてしまったのか、この穴は。
大きくなったり、小さくなったりしながらも決して埋まることはない。
この穴があるから、多分僕は音楽を聴き、本を読み、映画を観るんだろうな。
忘れることは出来ても埋まることはないのに、わかってるんだけど。
誰かに埋めてもらいたいと思いながら、結局一人で歩くことしか出来ないバカ。
それが僕だ。


2004-11-20「ダメ男の一日」
今日は会社で年末でもないのに大掃除。
朝9時から夕方4時までかかってお片づけ。
でもやったらやったですっきりした。
机の上がキレイってのはそれだけで気分がいい。
会社帰りに映画でもと思ったが、観たい映画に限って時間が合わない。
結局、ヴィレッジヴァンガードを少し覗いて帰宅。
で今週のビデオチチェック。
「爆笑問題のススメ」は荒俣宏ゲスト。
荒俣宏のことを知ったのは高校生の時だったかな。
「博覧強記」って言葉に凄く憧れたものだ。
憧れの大人の一人でもある。
これだけの知識量を持って尚且つ身軽なとこがカッコイイ。
ダウンタウンの「考えるヒト」。これ、オモロイ!
ムーンライダーズの86年作「Don't trust over Thirty」が無性に聴きたくなって聴く。
最も衝撃を受けたレコードで人生を狂わせたレコードでもある。
このレコードと出会ってなかったら今の僕はいないと断言できる。
ポップでアヴァンギャルドで最高にカッコイイ音楽。
多分、何かのヒントを欲してる時、このレコードを無性に聴きたくなるんだ。
そんな気がする。
映画観にいけなかったからDVDでも・・ということでこの前買った「ハイ・フィデリティ」観る。
ニック・ホーンビィの原作は以前に読んでて、深く深く共感したのだが、映画版もやっぱり共感しながら見る。
音楽オタクで恋愛オンチ、30代、独身、中古レコードショップを経営する男が主人公。
原作に惚れこみ、脚本、プロデュースにも名を連ねる、これまた音楽オタクなジョン・キューザックが熱演。
まるでウッディアレンみたいにカメラに語りかけるスタイルで映画は進む。
この主人公が実になんというか、バカで、情けなくて、ダメで・・まるで俺じゃないか!という感じで共感しきり。
ここんとこ自分の「ダメ男」っぷりを痛感しているのでね・・・。
「地球は女で回っている」。もうね、出来たら性転換しちゃいたいね。
・・よくわかんないこと言ってるな、俺。


2004-11-21「ツイてない男」
9時起床。
朝から娘と「空き缶フェスティバル」とかいうイベントを覗く。
空き缶と交換に貰った商品券で「肉まん」「ドーナツ」「うずら卵フライ」「シュークリーム」を二人して買い食い。昼前に満腹。
帰ってビデオで「きらきらアフロ」。
お腹もいっぱい、笑いもいっぱいでそのまま寝てしまう。
起きたらもう4時でやんの。
だーっ悔しい。
でとりあえず家族で買い物。
冬服が欲しいが、金銭的余裕もなく眺めるだけ。
電気屋ではそろそろ欲しいなDVDレコーダー、ヘッドフォンも買い換えたいなぁ、ノートPCも欲しいなぁ・・と煩悩まみれになりつつも、指くわえるだけ。キビシーっ!
「サザエさん」観ながら夕食。
マスオさんって大変だろうな・・と思いつつ。
気の休まる時ないだろうな、自分の時間なんか持てないだろうし・・考えれば考えるほど、その悲惨な境遇に同情。
爆笑問題の番組で「星座ランキング」観てたら、「今ツイてない星座」ランキング1位が「やぎ座」だった。
そんなもん信じないとか思いながらも気になるよ!・・たしかにツイてる感じは、ここんとこ無いんだけど・・。


2004-11-22「ドーロには」
随分、寒くなったな。
そろそろコートが必要か?
今日の通勤音楽はTHE BEATNIKS「M.R.I」を久々に引っ張り出して聴く。
高橋幸広がポップスからより音響系の音に行く過渡期の感じが今にして思えばあるね。
スケッチショウより病んだ感じがあるのは鈴木慶一のなせる業か。
でもやっぱり鈴木慶一の言葉は絶品。
そうそう忘れるとこだった。
「ドラえもん」声優陣が一新のニュース。
なにが凄いってみんな70歳近いってこと。
70歳で10歳の声やってるんだもの声優って凄い職業ですな。
しかしドラえもんの声なんて、もう誰がやっても難しいでしょ。
個人的にはF先生がお亡くなりになった時点で「ドラえもん」は終了すべきだったと思ってますが。


2004-11-23「ノスタルジックな舌」
休日。
朝からじいさん、ばあさんがきて娘を連れて行く。
僕は残した仕事を片付けに会社へ。
でそのままなんだかんだで3時過ぎまで仕事。
一旦帰宅して娘を迎えに京都の実家まで。
で夕食ごちそうになる。
天ぷらにかぼちゃの煮つけ、茄子の煮つけ。
どれもうまい。
いかに実家のご飯がうまかったかということを実感する今日この頃である。
こういうことを言うと、女性からは嫌がられるかもしれないが、やはり生まれてから20年以上食べてきた味、ノスタルジックな想いもあり、たまに食べるとどうしても堪らないウマさを感じるのだ。
ラジオから松本人志作詞の「チキンライス」。
これってビートたけしの「たけしくん、ハイ」の松本版というトコロだな。
みながみなこぞって「いい詞だ」とか「いい曲だ」という評価してるが、僕の好みじゃない。
今日の日記は前半と後半で相反すること言ってるね。
僕自身はものすごくウェットなタイプだが、カラカラに乾いたPOPなモノが好きなんだな。


2004-11-24「Are Domo」
なんだか、だるい一日。
こんなことじゃダメだな。
で仕事後、合気道へ。
ここんとこ、頭の中はぐだぐだで、脳みそが酸欠状態になってる。
ハードに体を動かして、きれいさっぱりしちまいたい。
人生には忘れたいことと、忘れなきゃならないことがある。
そういうことだ。
・・とはいえ、今日はハードすぎた。
身体中がイタイや。
今日の通勤音楽は青山陽一「ODREL」。
聴けば聴くほど、味のあるヴォーカルとギター。
あぁゆっくりお酒でも飲みながら、ライブ観たいなぁ。
1月に京都でライブあるようなので、行っちゃおうかな。
つーか行きたいな。


2004-11-25「冬のオルカ」
通勤音楽はKIRINJI「Archives」。
完璧なポップス、素晴らしい。
キリンジの音は冬の朝がとてもよく似合う。
ズボンのポケットに手をつっこんで、キリンジを聴きながら冬の朝を歩く。
柔らかに光る木漏れ日が地球に降り注ぐ。
ほんの少し空を見上げてみる。
あと何回朝を迎えることになるんだろう。
そんなことをふと思う。


2004-11-26「馬鹿どもの夜」
朝4時起きで仕事。
とりあえず疲れました。
通勤音楽は鈴木博文「bonyari bonyari」。
僕がムーンライダーズにはまったのは彼の存在が大きい。
ムーンライダーズ85年作「アニマル・インデックス」は6人のメンバーが2曲づつプロデュースし完全独立して作るという「バンド」という形態を根底から覆す方法で制作されたアルバム、なのにムーンライダーズのアルバムの中で最も統一感があるという不思議なアルバムでもある。
そんな制作方法はなんか凄くかっこよく思えたし、夜空に滲む月の光のような、悲しくて切ないサウンドは、14歳だった僕の心を魅了した。
特に鈴木博文の2曲「ウルフはウルフ」「駅は今、朝の中」は、まるで自分の心そのままのように感じられて何回も何十回も繰り返し聴いた。
それからずっと氏の音、言葉を追いかけてる。
88年に出た彼の著書「僕は走って灰になる」は一番繰り返し読んだ本かもしれない。
彼の言葉はいちいち僕の胸を突き刺した。
で氏の現時点での最新ソロ作がこの「bonyari bonyari」だ(長い前フリだね、どうも)。
今にも雨が降り出しそうな、生暖かい夜風に吹かれて、胸の奥が軋むようなロックナンバー「馬鹿どもの夜」を聴く。
そう、満たされることなんか無い。
いつでもあと一杯の喉の渇きを潤すことが出来ないでいる。
だから、僕は歩き続けてる。
胸の奥が軋む音を聴きながら、僕は生き続けるんだろう。
しょうがないな、全く。
でも少し晴れやかな気分さ。
昭和のいる・こいる師匠の名言「そんなもんだよ、しょうがない」を今日から座右の銘としよう。
で小遣いも出たことだし、自分へのご褒美(だって、誰も俺のことなんか褒めてくれないじゃないか)にタワーへ寄り道。
カーネーションの新作「SUPER ZOO!」初回限定DVD付きとトーキョーナンバーワンソウルセットの復活シングル「CHANGE MY MIND」購入。
おっさん3人のふてぶてしい面構えをジャケットに配したカーネーション、かっこいい。
ホント、俺はこのかっこよさがわからないような奴は「認めない!ワタシ認めないよ!」という感じだ。さぁ聞き込むぞぉ。


2004-11-27「気楽にやろうぜ」
今日も休日出勤。
朝から商談一件こなして諸々のディスクワーク。
昼は吉野家で新メニュー牛焼肉丼にチャレンジ。
まずまずの味で420円。
微妙なコストパフォーマンスだな。
・・あぁとびきりうまいものが食べたい。
昼から制作部長と二人で滋賀県に大量発生している「飛び出し坊や(安全坊や)」の看板をビデオに収めるべく滋賀を激走。
なんちゅー仕事や・・。
しかし、こんなバカバカしいことは・・・大好きだ。
安土、甲南など走り回って結局帰宅したのは7時過ぎ。
帰ると家族は近所の友達たちと外食に出てた。
しかたないので、うどんと昨日の残りのご飯でわびしい夕食。
それにしても冷蔵庫の中に「卵」が無い状況は本当に悲しくなる。
こんなことがあっていいのだろうか? とさえ思うのだが、あいにく家人は「食」にこだわりが全く無く、平気でこういう状況を作ってしまうような人なのでホントしょうがない。
あぁここに卵があれば、うどん+玉子丼というナイスコンビネーションの夕食が作れたのに・・。
って俺が買いに行けばいいのだが、それもメンドーくさいんだもん。
食後、「爆笑問題のススメ」「考えるヒト」ビデオで、残りは明日見よう。
でカーネーション「SUPER ZOO!」が最高にいい。
実は数ヶ月前にサンプル盤を頂戴していて既に何十回と聞き込んでたんだけど、改めてちゃんとした盤を聴き、その音の充実振り、混沌も含め、何もかもを飲み込んだ上で発せられる「大人のロック」にグッとくる。
あのCCCD問題さえも、この盤が解答だと思えばやはりカーネーションを信じて良かったと思える。


2004-11-28「なぎら的」
朝、義母がつきたての「餅」を持ってきてくれる。
丁寧に「おろし醤油」付きだったので朝食は餅に決定(「モチに決定!」っていいフレーズだな)。
妻はバイト、娘は地域の子供会。
午前中にカーネーション「SUPER ZOO!」(しつこいくらいに言うけど傑作!)聴きつつ、HP更新作業など。
でビデオで「タモリ倶楽部」。
「長グツ・オブ・ジ・イヤー」って企画は実に「タモリ倶楽部」的なナンセンスさで最高。
なぎら健壱、井筒監督の力の抜け具合もオモロ。
数年前に友人と二人、飲みながら「強い男ってのは『なぎら』みたいな男だよね」と熱く語りあったことを思い出す。
目指せなぎら。
というか既に「なぎら」的な大人ではあるな。
続けて紳助の居ない「松紳」木村祐一、千原Jr相手の松本は非常にリラックスしたムードでこれまたオモロ。
続けて「きらきらアフロ」。松嶋尚美嬢の屈託の無い下ネタがオモロ。
続けて笑い飯の実験的な深夜番組「どエンゼル」。YOUの素晴らしい笑いの反射神経が炸裂する「テンポよく間違えよう」クイズがオモロ。ただ全体的には「わかるけど笑えない」という部分も多く、そこを突き抜けてこそホンモノだと思う。
で昼から少し会社に顔出し。まぁなんやかんやとあるんですわ・・。
で夜はマンション管理組合の会合。まぁなんやかんやとあるんですわ・・。


2004-11-29「フニャフニャ」
通勤音楽はもちカーネーション「SUPER ZOO!」。
しつこいくらいに言うけど傑作。
一日中、頭の中で「気楽にやろうぜ」の一節「だけど/だれもが昨日までの雨の冷たさだけ思い出してしまう/もうちょっと気楽にやろうぜ」の部分が鳴っていた。
これだけの言葉になぜか救われたような気分になる。
今月は金融引締めしようと思ったのに、まだ月曜だというのに、・・・部長らと飲みにいってしまう。
意志がフニャフニャだな。


2004-11-30「ときめき坂横断」
今日は電車で京都営業。
ふと京都駅で「京銘菓・阿闍梨餅」を食べたくなって、買って帰る。
子供の頃から東京ドーム一杯分ぐらい食べてると思うが、本当においしい。
ここで意味無く“俺にいわせりゃ”お土産ものベスト3を挙げておこう。
+京銘菓・阿闍梨餅
+伊勢の名物・赤福
+博多通りもんまんじゅう
ベタだけど「赤福」は外せない。
赤福ほど、ふいに貰ってうれしいモノはない。
それと「博多通りもんまんじゅう」もうまいよ。
その和風クリームというか洋風あんこというか、甘さと滑らかな舌触りがたまらないのだ。
昔よく出張で福岡に行ってた頃は必ず買って帰ったが、この数年食べてない。
あぁ食べたい!
で今日も通勤音楽はカーネーション「SUPER ZOO!」(しつこいくらいに言うけど、傑作)。
随分、寒くなった夜道を一人聴きながら帰る。
音の一つ、一つ、言葉の一つ、一つが自分の中に積み重なっていく。
こうして音楽は、胸の奥に染みていき、その時の風景や想いとともに大切なモノになっていくんだろう。
そうだ、本体のHP「OFF!!音楽と笑いの日々」 オープンして今日で丸6年。
小学校1年から6年までずっと同じことやり続けてきたと思ったら、ちょっと驚くね。
とりあえず10年目指すか。


2004年12月上旬の日記へ


今あなたがご覧になっているHPは「OFF! 音楽と笑いの日々」です。
引き続きお楽しみ下さい。