2004年11月上旬

2004年11月上旬の話・・・
そんな訳で、「日々の泡/popholic diary」としてブログ化した「日々の泡」。
でここではまとめ読みできるようにしてみました。
ま、再編集盤といった感じですね。
つーことはやっぱりボーナストラックが必要。
でこの巻頭文とあいなりました。
さて04年11月上旬ですが、・・・大した話してませんねぇ。
スケールのちっちゃい男、そんな印象しか残りません。


2004-11-01「健康診断」
今日は会社で健康診断。
皆でワイワイと、まるで男子中学生のようだ。
年に一度のバリウムも大分慣れたな。
昼食はいつもの喫茶店でピラフ。
小学校は今日、振替休日。
で妻と娘は同じマンションの奥さん達とちびっこ軍団でUSJに。
家に帰ってもまだ妻達は帰ってなかったので一人、冷ご飯と炒りたまご、ディスカウントスーパー・ジャパンの「幸麺」という夕食。
ビデオで「タモリ倶楽部」見ながら。


2004-11-02「4曲」
昼の番組で4曲ばかり選曲させてもらう。
小西康陽特集ということで、「テーブルに一瓶のワイン」南佳孝、「パリの恋人・トーキョーの恋人」観月ありさ、「むかし私が愛した人」夏木マリ、「二十才のころ」ムッシュかまやつ、という選曲。
局のライブラリーにはないCDばかりなので、私物CD持込で。
聴いて「おっ」と思ってくれた人が一人でもいれば嬉しいのだが・・。
通勤時、DAUGHTER「DAUGHTER」を聞き込む。
実に清々しい気分。
昼食はフレンドリー(懐かしい!)でランチバイキング。
さすがに野菜高騰でサラダバーはブロッコリーとポテトサラダのみ。
これは寂しい。


2004-11-03「安物の男」
今日の仕事は某有名字幕翻訳家さんのトークショー&トム・クルーズ主演「コラテラル」上映会の裏方。
初回上映前の映画館に出向きPA設営の立会い。
その後、会社に戻り一仕事して本番。
ま、受付でウロウロしたり、舞台袖でウロウロしたりしてるだけだったりするのですが。
しかし考えたらトムクルーズの映画って一本も観てないな。
特にアンチ・ハリウッドってわけでもないのだが、根っからのサブカル小僧なので食指が動くのが反ハリウッドな映画になっちゃうんだな。
邦画派でもあるしね。
帰りにパーフェクトスーツファクトリーで900円のカッターシャツとネクタイ購入。
安物の男には安物のシャツがお似合いなのさ・・と自虐的に。
紀伊国屋で「笑芸人」Vol.15購入。
特集は「笑う演劇」。
じっくり楽しめそう。


2004-11-04「夢と現実」
大阪で一仕事。
昼食は松屋の牛めし。
「牛」は久々だな。
吉野家の牛丼の味忘れちゃったよ。
夜、ピクサーの新作「Mr.インクレディブル」試写観にいく。
監督は名作「アイアン・ジャイアント」のブラッド・バード。
はっきりいって完璧なエンターティメントで文句のつけようもない。
息つく間もなく、見せる、魅せる。
その完成された「画」の力にただただ圧倒。
よくぞここまで・・という「画」のパワー、壮大なる絵物語にかける情熱、みなぎる愛がはっきり感じられる。
やっぱ、本気で創ってるモノは違うよぉ。
かっこいいエンドクレジットで大満足。
「絵」が動くという根源的な気持ちよさに浸る。
雑誌「Key Station#」やっと購入。
ずっと探してたんだが滋賀では見つからなかったんだよね。
表紙が堂島孝平とスネオヘアー、20ページに及ぶ特集は「ザ・グッバイ」(!)、直枝政広×江口寿史対談・・って買うしかないじゃないの。
家かえるとカーネーションのアナログ「LOVER'S FAVORITES」が届いていた。
待ってました!!
週末ゆっくり聴こうっと。
「ブッシュ再選」の報に暗澹たる思い。
空がまた暗くなる。


2004-11-05「ワカメ好き、好き(by ECDT)」
今日は楽しい飲み会日。
仕事後、京都に出ておいしものを食べて、バカな話をひたすらする。
柳沢慎吾のおもしろさとかECDT(石立鉄男)のこととか、実に中身のない話ばかりでたのし。
あげくに「西遊記」リメイクするなら?とキャスティング会議。
僕の提案としては猪八戒はドランクドラゴン・塚地、沙悟浄=八嶋智人、孫悟空は相当悩んで阿部サダヲでどうよ。
阿部サダヲは悟浄の方がという意見が出て、じゃ孫悟空は?で出てきたのが狂言の茂山宗彦って渋すぎるよ!でも案外納得。
ま、そんな話しながら最後はケーキで締め。
30過ぎた大人がする話じゃないが、こればっかりは・・。


2004-11-06「おそろいのお気に入り」
休日。
妻は朝からバイトなのをいいことに、娘といっしょに遅起きで9時起床。
朝食には娘の為に久しぶりにチーズオムレツを作る。
娘と近所のTSUTAYAへ。
「ファインディング・ニモ」と「ボーボボ」のDVD借りる。
適当な昼食を済ませ、早速娘と「ニモ」観る。
やっぱりこれは映画館の大スクリーンで観るべきだったな。
カーネーションのアナログ盤「LOVERS' FAVOURITES」聴く。
まさにベストな選曲。
新録「OOH!BABY」に泣く。
いくらなんでもかっこよすぎるよ!


2004-11-07「休日」
今日も遅起き。
昨日は割りと早く寝たのだが、起きれないな。
午前中はカーネーションをひたすら聴きつつHP更新作業など。
ビデオで「きらきらアフロ」。
鶴瓶師匠のラブホ話に爆笑。
うどんとおにぎりの昼食をささっと作る。
我ながら手際良し。
昼から仕事のお付き合いでよくわからないシンポジウム観にいく。
半分寝てしまった・・。


2004-11-08「14歳だった」
食欲の秋とはよく言ったもので、なんだかやたらに腹が減っている。
とにかく、何かウマイものを喰わせろ!という感じ。
で帰宅すると貰いもののケーキ発見!ヤマダヤのレアチーズケーキ、物凄く得した気分。
あぁ美味かった。
石田衣良「4TEEN」読了。
なんたる読後感の良さ。
自分が14歳だった頃のことは、はるか昔のことのようにも感じるし、ついさっきのリアルなこととにも感じられる。
中学校はとてつもなく面白くないところで、僕はいつも不機嫌な顔で教室の隅に居た。
学校が終わり帰宅すると、すぐ近くの公園に集合。
友達たちと他のクラスメイトや教師たちがいかにバカかなんて話をした。
今思えば自分達が一番バカだったのだが。
中学生の青臭いひねくれ。
冬には缶コーヒーを飲みながら、興味持ちたての音楽の話だとか、好きな深夜放送の話だとか、いつまでもたわいない話をした。
いつもいっしょだった友達たちとは、年に1回の年賀状と忘れた頃に電話がかかってくる程度で、ほとんど会っていない。
一番仲の良かった友達は10年近くひきこもってる。
14歳だった頃からもうすぐ20年。
僕は随分変わってしまったようにも思うし、まるで何も変わってないようにも思う。
多分、どっちも正しい。


2004-11-09「For Beautiful Human Life」
昼、ちょうど京都に出ていたので、京都で働く友人を呼び出してランチ。
ゆっくりは話せなかったが、時々こうしてお互い元気にどうにかやってるってことがわかれば、それだけで十分だ。
夜、飲む。
残念ながらあまり楽しめなかった。
飄々としてみせてるけど、僕はそれほど大人じゃない。
叫びだしたい気分なのは俺だ。
帰り道、ディスクマンから流れるキリンジの音楽があまりにも、そんな自分の気持ちにぴったりで驚く。
言葉にはできないやるせない感じ。
時々、胸の奥で揺れる青白い炎。
キリンジのメロウなメロディ、苛立ちをぶつけるようなピアノ、今の僕の気持ちを音楽にしたら、多分こうなる。


2004-11-10「文武両道」
昼食は吉野家の新メニュー「ソースかつ丼」。
可もなく不可もなく。
4週間ぶりに「合気道」。
正直、ちょっと行くの辛いかな・・って感じだったが、行ったら行ったで爽快感あり。
2時間の練習で、ここ数日のモヤモヤ感も吹っ飛ぶ。
目指せ、文武両道。
そういえばこの前「文武両道と言えば『そのまんま東』だよね」なんつー会話をしてたら、辛口の友人が「『そのまんま東』に笑わせてもらったことはない」と冷静かつきっぱり言い切ったのには笑った。
確かに「そのまんま東」に爆笑した記憶はないなぁ。
「まだ松尾伴内のほうが、笑わせてくれてる」だって。
意味なく、たけし軍団再評価ってのはどうだ。


2004-11-11「穏やかな日」
昼は同僚と「ザ・めしや」。
それにしても凄い店名だな。
「かつとじ」と「冷奴」と「ご飯・中」で500円内に収める。
・・悲しくなるな。
通勤時の音楽は空気公団「こども」。
穏やかで優しくて、でもどこか寂しい音楽。
大好きだな、この感じ。
雨上がりの夜空を見上げながら、ちょっといい気分の帰り道。


2004-11-12「祇園の夜」
昨晩の話から。
NHK「夢・音楽館」、忌野清志郎、オリジナル・ラヴの共演。
この組み合わせを考えた奴は凄い。
銀ジャケで唄う田島貴男から放たれるロックな色香に痺れる。
「にこいち」でラッシャー板前&ダチョウ倶楽部・肥後。
ついこの前の日記で「たけし軍団再評価」と書いたところでタイムリーな!
ラッシャーの結婚披露宴ビデオで股間に天狗の面のみをつけて踊る「井出らっきょ」に感動。
でここから今日の話ね。
昼はバタバタと忙しく一食抜き。
夜、大学時代からの悪友Mと飲み。
学生時代の後輩が祇園で店をやってると聞きつけ、二人して繰り出す。
祇園デビューだ!
ここから先は内緒で・・。


2004-11-13「韓国映画にハズレ無し」
ちょっとしたイベントで仕事。
2ステージ立ち会って終了。
まっすぐ帰るのも何だし、パルコ寄って映画観る。
韓国映画「TUBE」(ペク・ウナク監督)。
韓国映画にハズレ無し。
韓国映画にゃかなわないよ、もう。
オープニングタイトルが出る前の5分、空港を舞台にした大迫力の銃撃戦、ここでもう度肝抜かれる。
内容は走る「地下鉄」を舞台にテロリストと一人の刑事、そして刑事を愛する女スリ(ペ・ドゥナ最高!)の手に汗握るアクションサスペンスそしてラブストーリー。
はっきり言って「ありえねーよっ!」という突っ込みはいくらでもできるが、その荒唐無稽な壮大なるホラ話を徹底的にリアルな描写で描き尽くすことで、突っ込みよりも熱狂を生む力技に感動。
一難去ってまた一難という飽きさせない展開、サブキャラ、サブストーリーの立ちっぷり、映画的興奮の渦。
観客をノせにノせる展開ながら、切な過ぎるラストで「心の奥のやわらかい部分」にまで触れる。
国家を挙げて、本気でハリウッドを追撃する韓国映画、たいしたもんだ。
しかし、土曜の17時からの上映という中途半端さもあってか観客わずか4人。
「今あい」とか見てる場合じゃねーぞ!
そのままタワー、紀伊国屋物色。
空気公団「空風街LIVE」、1500円だったので思わずDVD「ハイ・フィデリティ」購入。
それと「好きな映画について語らせろ」という特集のBRUTUS誌も。


2004-11-14「日本の喜劇人」
今日もちょっとしたイベント仕事。
2ステージ立ち会って終了。
まっすぐ帰るのも何だし、アーカスに寄って映画観る。
星護監督「笑の大学」。
西村雅彦と近藤芳正による舞台版はビデオで数年前に見てるけど、あの完璧な二人芝居をどう映画化するのか?する意味があるの?って疑問を持ちつつ観る。
喜劇に対する熱い想いと宣言を笑いとして提示した三谷幸喜の脚本は文句つけようが無い。
星護監督の演出は実に手堅く職人的、逆にいえば映画的なダイナミズムは少ない。
映画としては小品、佳作といったところか。
が何と言っても素晴らしいのが役所広司!
とりあえずチケット代1500円は役所広司へのおひねりと思えば高くない。
稲垣吾郎もまぁがんばってるが、相手が悪すぎる。
笑わせ泣かせ、とにかく全編「役所広司」の一人舞台。
喜劇役者・役所広司、上手すぎるよ。
三谷脚本で役所広司と伊東四郎が徹底的に大真面目に演じる喜劇なんて見てみたいな。


2004-11-15「雨の日と月曜日は」
月曜の朝、雨。
それだけで憂鬱度2割増だな。
昼食はオムそば定食。
お好み定食の方が良かったかな・・と悩みつつ。
通勤時の音楽は空気公団「空風街LIVE」。
まだ最後まで聴ききれてないので、感想は後日に。
そうだ、忘れてた。
ラジオに「スピードワゴン」が出てて、ノーナ・リーブスの西寺郷太が書き下ろした「あたし認めない」聴く。
聴きたかったんだ、これ。
小粋なギターカッティングがかっこいい!オレンジなんとかの曲より100倍いいよ。


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