2004年2月下旬

2月16日
小沢健二の94年作品「LIFE」を改めて聴く。
えっ、もう10年も前なのか。
あの頃から、僕らはちょっとは大人になったのかな・・とか思いつつ。
「愛し愛されて生きるのさ」のセリフ部分にグッときたり「いちょう並木のセレナーデ」に泣きそうになったり、「ぼくらが旅に出る理由」の言葉の一つ一つを噛み締めたり。
「10年前の僕らは胸をいためて『ブギーバック』なんて聴いてた」そんな気分。


2月17日
仕事後、部長らと飲み。
ビールを肴に日本酒を飲むスタイルの部長は最終的に記憶を無くしていた。
でも一度でいいから記憶を無くすぐらい酔ってみたい。


2月18日
何もない一日。
ま、そんなもんだ。


2月19日
ひょんなことからチケットを入手したのでびわこホールで行われた「美輪明宏音楽会・愛」観にいく。
美輪明宏は一度は見とかなきゃって思ってたんだけど、正直ここまで凄いとは。
完全にぶっとんだ。
「本物の芸術家」を初めて観たって感じ。
第一部は存分にトークを入れてオリジナル曲中心に。
客を笑わせつつ「この国には文化がない」とばっさり、そして「これが本物の芸術・文化だ」と言わんばかりの圧倒的な唄を聴かせる。
生「ヨイトマケの歌」のど迫力ぶりに感動。
で2部はパリ風のセット前でより演劇的に聴かせる。
これが圧巻。
わずか5分程の唄がその凄まじい表現力で映画一本に匹敵するほどの感動を胸に響かせる。
圧巻。
アンコールでの「老女優は去り行く」で本当に涙が出そうになった。
もう引き込む、引き込むでラストでは観客総立ち状態に。
でステージを降りて観客席の真ん中をスコーンと抜けて去っていく姿は眩いばかりのオーラが!
もう大興奮。
いっしょに行った会社の子ともども「凄いもの見た!大感動!」と興奮収まらず。


2月20日
会社帰りパルコへ。
ついに再発された鈴木慶一「Mother」、悩んだ挙句「藤子F不二雄ワンダーランド・ぼくドラえもん」購入。
DVDやら付録たっぷりで500円は安い。


2月21日
妻からの要望もあり、家族でスキーに出かける。
娘はスキー初体験、僕は8年ぶり2度目。
先週、家族揃って買ったスキーウェアを着込み、朝からおにぎり作っていざ。
比良スキー場で一すべり。
「直滑降、斜滑降、不恰好」とは古いネタだが、まさに不恰好ですべり落ちる。
娘はなかなか上手く滑れず、転んでは立ち上がるのに大苦戦して泣き出す。
が最後には1回も転ばずスーッと滑れたので上機嫌。
喜んでる娘を見るのが何よりだ。


2月22日
今日の仕事は競艇場でのイベント。
レースの合間にトークショーというやつで、僕はパーソナリティさんをお連れして会場にというそれだけの役。
で初競艇場は思ったよりキレイでちょっとイメージ変わったな。
2回のトークタイム以外は暇なので、控え室でレースみながら。
パーソナリティさんの教えを乞い、初競艇チャレンジ。
三連単(一位から三位まで当てるやつ)で200円だけ買ってみたら、ビギナーズラックとはまさにで大当たり。
60倍だぜ!200円が12000円に。
こりゃ、はまるわなぁ。


2月23日
仕事後、常務、部長らと飲み。
ラジオ黎明期の興味深い話を聞きだしながら。
ポップカルチャーの歴史には詳しいので昔の話題にも着いて行けるのが強み。
22歳年上の常務に「ほんまは同世代と違うか」と言われる。


2月24日
キョンキョン離婚の報。
昨年は小泉今日子再評価の年だったので、やはりなんとも複雑な想い。
でもなんかカッコイイよ、小泉今日子。
大人の女性の凛とした佇まいを、憧れの眼差しで見つめる万年中学生の野暮天であった。
会社帰りタワーで鈴木慶一withMoonRiders名義のシングル「No.9」購入。
紀伊国屋では江口寿史「エイジ」の完全版文庫とついに3巻目「大長編ドラえもん大全集」購入。


2月25日
若村麻由美の結婚相手はちょっと「無し」だよなぁ。
僕は中学〜高校時代、毎朝ビデオ録画してまで「朝ドラ」見てたくちなので(バカだなぁ俺)「はっさい先生」こと若村麻由美も嫌いじゃなかった、というかむしろ好きだった。
当時の朝ドラの主人公の中ではずば抜けてかわいかったもん。
なもんで、これはちょっとショックやなぁ。
なんやろう、この感じ。
人事ながら、うんこ踏んだときみたいなやっちゃった感がある。


2月26日
「ダウンタウンDX」はいまでも毎週見てるんだけど、松本人志は単純におもろい。
久本雅美の「雑誌の表紙撮影やったんですよ」を受けて「雑誌ってコロコロコミック?」という一言。
結局、こういう一言のおもしろさが全てのような気がする。


2月27日
仕事絡みでどうしてもゴルフをしなきゃならないことになり、あせって練習へ。
部長と常務の指導の下、2時間ばかり打ちっぱなしで。
まっすぐ飛ばないし、下手したらあたらない。
身体が痛いよぉ。箸も持てないじゃないか・・。
日頃の運動不足を実感。
夜中、古いビデオ整理。95年NHK教育でやってた「土曜ソリトンsideB」が結構あってすっかり見入る。
今思えば奇跡的な番組だったなぁ。
しかし「緒川たまき」を見てるだけで頬が緩む。


2月28日
ボケーっとテレビ。
「M-1リターンズ」観る。
しかし朝日放送、M-1でひっぱりすぎや。
ボケの平井が一言も発しないネタのアメリカザリガニが意外にオモロ。
それから図書館へ行って山中伊知郎「小説・コント55号 いくよ二郎さん、はいな欽ちゃん」本橋信宏「修羅場のイデオロギー」借りる。
で夜、レイトショーで「ゼブラーマン」観にいく。
哀川翔×三池崇史×宮藤官九郎である。
一応見とかないとねぇ。
でクドカンは相変わらず小ネタ満載でオモロだが、映画はやっぱり監督のものだなぁ。
三池監督、やりすぎだよぉ〜と笑いながら突っ込む。
ダメ男を演じる哀川翔も、チンコを掻く渡部篤郎もいいが、なんといっても鈴木京香が最高。
ゼブラナースにゃやられたなぁ。
大人の女のわがままな爆乳に悩殺される。


2月29日
今日の仕事は、カラオケ大会の審査員。
また「はぐれコキリコ」だよ。
実に45曲演歌聴き続けるなんともいえん仕事。
さすがに情念でドロドロのグチョグチョのヌレヌレな大人の世界は万年中学生には刺激が強すぎる。
帰りの車中、堂島孝平でお耳直し。


2004年3月上旬の日記へ


今、あなたがご覧になっているHPは「OFF!!音楽と笑いの日々」です。
引き続きお楽しみください。