2003年2月下旬

ついにADSL導入。
インターネット始めて早4年半。
いちいちダイヤルアップしていた今までと大違い。
こんなに快適になるものなのかってぐらいにストレス感じず。
で休前日はいつもに増して夜更かししてのネットサーフィン(もはや死語ですが)
ネット放送で「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」のオープニングトークを聞くのがここんとこの楽しみですな。


本屋で「CDジャーナル」誌購入。
鈴木祥子の未発表音源CD付きということで。
ライブで聴いたことはあるがCD化されていない曲が3曲。
特にザ.バンドみたいな「甘い夜」って曲がもうグッとくる。


休日。
あいにくの雨。
妻はバイトなので娘と二人。
「HR」「松本紳助」ビデオで見ながらビーズ遊びして、午後からデート。
ちょうど大津市でループバスの無料運転をしていたのでバスに乗って。
西武百貨店のファンシーショップで娘お気に入りのキャラ・アザラシの「しろたん」グッズ物色。
しろたんハンカチとおやつ入りバッグを購入。
それからペットショップやおもちゃコーナー覗いてパルコまで。
疲れたのでスターバックスでお茶。
僕はモカで娘はココア。
二人窓際の席に座って、道行く人を眺めつつ。
例えば10年後、娘は15で僕が47になった時、こうしていっしょにお茶してくれるだろうか?
でタワーレコードまで付き合ってもらってテントレーベルの紙ジャケ再発盤でムーンライダーズ「アニマルインデックス」「ドントトラストオーバーサーティー」「ワーストオブムーンライダーズ」の3枚、ママスタジヲ「天才と幽霊」クレイジーケンバンド「甘い日々/あ、やるときゃやらなきゃダメなのよ。」購入。
音楽好きの男は絶対、女性とレコードショップへ行ってはいけない。
たとえそれが娘であってもだ。
ついついレコード物色するのに夢中になっちゃて、相手をほったらかしにしてしまうか、相手に気を遣ってレコードに集中できなくてストレスがたまるから。
娘さん、文化系男にゃ惚れるなよ・・ということか。
でCD物色もそこそこに隣の楽器屋で娘と遊ぶんでからまたループバスに乗って帰宅。
休日の理想的な過ごし方であります。


BSで放送された東京ヴォードヴィルショー公演「アパッチ砦の攻防」(作・三谷幸喜)ビデオで。
座長・佐藤B作と客演・伊東四郎がマンションの一室で繰り広げる「攻防」。
三谷幸喜お得意の嘘と誤解が絡みに絡んで見てるものをぐいぐい引き寄せ、笑わせる爆笑巨編。
中でも「最後の喜劇人」伊東の懐の深さ、そのおかしみに感動。
三谷作品のおもしろさは数学的な面白さで、まるで難解な問題がするすると解けていくような心地好さがある。


いまさらながらではありますが竹中平蔵・佐藤雅彦「経済ってそういうことだったのか会議」読了。
実は経済学部出身なんだが、ま〜ったく経済については無知。
これ読んで「なるほど」連発。大人になると経済のことってなんかみんなわかってるような顔してるけど、少なくとも僕はチンプンカンプンだった。
株価がどうのとか言われてもはたしてその中身がどうなてるかなんてさっぱりわからなかったし、税金が高いとかなんとか言っても実感としても希薄だったし。
これ読んで株式とはどういうものか、とか実は僕みたな安物のサラリーマンはほとんど税金なんか払っちゃいないなんて事実、いろんなことが「なるほど」となった。


仕事の途中にふと気付く「僕はもう終わっている」と。
何がと言われると「全て」と答えるしかない。
「終わってる」ことはもうとっくに知っていたけど、「まだ終わってない」と必至で思い込ませていた、いやそう言っちゃう事が怖かったのだ。
でも、どう見てもこの32歳の男は結局、何ものでもないただのおっさんでしかないのだ。
さてここから僕は「砂を掴んで立ち上がる」ことができるのか。
この先の人生、長いのか、短いのか、まるでわからない。
ため息で溢れた時間という向い風の中、孤独な旅を続けるしかない。
「too old to Rock'nRoll too young to die」それが今の僕だ。


大阪で一仕事終え、夕方京都駅で後輩のI君と待ち合わせ東京出張。
ひっさびさの東京行き。
仕事じゃなかったらいいのにと思いつつ新幹線に乗り込む。
約3時間、I君とくっちゃべってるうちに東京着。
東京の事務所に寄って東京営業部の方々と軽く飲み。
今日は前泊で後は寝るだけなんで。
それにしても東京、滋賀とは違うなぁ。
夜が明るいんだもん。
ビルも高いしねって田舎者丸出しでしょ。
夜の赤坂を歩きながらキョロキョロする僕とI君は紛れも無く地方出身者だった。
で有名だという「赤坂ラーメン」に連れてってもらいラーメンをすする。
味は滋賀の「来来亭」のほうがうまいけどね。
そのラーメン屋であの鈴木宗男の元秘書「ムルアカ」氏目撃。
「おぉ、ムルアカやぁ」とI君と興奮。
ホテルに向かうタクシーの中で「こんな街に住んでたら、遊ばなしゃーないやろなぁ・・」とつくづく思う。
翌日は朝からみっちり仕事。
某大手流通グループの物流センターで研修などして夕方やっと終了。
仕事を終えて夕焼け空にそびえ立つ東京タワーを見上げる。
なんという美しさよ。
デジカメ持ってなかったのを悔やむ。
んで後は帰るだけ。滋賀の皆に土産を買って、駅弁買って新幹線に乗り込む。
楽しみにしていた「牛めし弁当」が売り切れだったのはなんとも残念だが、かわりに鳥めし弁当食いつつ、I君とくっちゃべりつつ帰郷。


大阪出勤の帰りにタワー(こればっかり)寄り道してHARRY(ex.ストリートスライダーズ)「Bottle Up and Go」THE GROOVERS「SETZNA」スケッチショウのミニアルバム「tronika」、TVブロス誌のCD評読んで気になってた新川忠「sweet hereafter」購入。


ビデオで話題のマイケルジャクソンのドキュメント見る。
なんだか煽りが凄いが、とりあえず大金持ちの豪快な生活はおもろい。
「マイケルの奇妙な生活」だとか言ってるけど、別に奇妙でもなんでもないでしょ。
むしろあれぐらいの大金持ちなんだから、当然だしそうあって欲しいね。
あのなんとかいう正義面した記者の方がよっぽどうさんくさいや。
「マイケル、それは適切なのかな?」なんて巨悪に立ち向かう正義のジャーナリストみたいな演出だけど、聞いてることは見事に下世話。
やってることは前田忠明が梅宮アンナに独占インタビューして離婚の真相聞いたり、井上公造が神田うのの婚約破棄をネタにあるようなないようなまぁ、どーでもいいこと喋ってるのと同じなのに。
「パンドラの箱を明かす」とか言ってるけど桂三枝師匠が新婚さんに「・・で、夜の方は?」と聞いてるのとなにが違うのか?
「少年とベッドをともにしてます」というマイケルに「ブーッ」と噴き出しつつ椅子ごとこけるぐらいのことはして欲しい。
どうせこの記者もマイケルネタでひと儲けしたいだけなんだろうし、8ヶ月そばにいて結構いい思いしてるんじゃないの。
ネバーランドで稼いだ金でソープランドにでも行っちゃおうてな魂胆なんだろう。
一体なんであんなに正義の味方面してやがるのか聞いてみたいぐらいだ。
しかしマイケル、豪快な男気溢れる暮らしっぷり。
家の中に遊園地作って、象とかキリン買ってるなんて絵に描いたような大金持ちぶりは単純におもろ。
西川きよしの家には電信柱が立ってるなんてレベルじゃないぞ。
松方弘樹も杉良太郎もびっくりだな。
できたらこの豪快ぶりに焦点を当てて吉田豪氏に名インタビュー集「男気万字固め」ノリでインタビューして欲しい。
「整形は鼻、2回だけ(キッパリ)」「子供達とは時にはベッドをともにしますよ、ダハハ」みたいな感じで。


新川忠「sweet hereafter」に驚く。
作・演奏全て一人でこなした限りなく宅録なこのCD。
ポップでエキゾチィカでエレクトロでスィートでビターな新しくも懐かしい音の世界。
例えばノンスタンダードレーベルが現在まで続いていたら彼はそこのアーティストだったかもしれない。うん、この音、この音楽はちょっと衝撃なぐらい良い。
僕が保障します。


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引き続きお楽しみください。