2001年7月下旬
「ブルーの構図のブルース」

会社帰りに本屋に寄って「笑芸人Vol.5」購入。
特集はビートたけし。
いつもこってり充実の「笑芸人」ついにたけし特集。
帰りの電車で早速読むがくらくらするような濃さ。


振替休日とって、朝から病院。
会社の検診で「肝臓」の2次検査が必要と診断されたので。
健康には特別気をつかってはいないが、健康である。
であるからして大して心配というわけでもないのだが、一応ね。
大きな病気もしたことないし、ましてや入院経験もなし。
大津市民病院は1〜2年前に改築されてとてもきれいになってる。
娘はこの病院で生まれたのだが、その時は改築前で随分ボロかったものだ。
で消化器内科で軽く見てもらい、血液採取して今日はこれで終わり。
血液検査の結果は2週間後。
その時にエコーで再度調べるとのこと。
しかしこれだけで5千円とは、医療費ってのもばかにならないねぇ。


一旦、家に帰ってみんなでパルコまでお買い物。
平日だから空いてる。
空いているデパートとかってなんだか気持ちいいね。
でブラブラとしつつ、無印良品で夏用のシャツを1枚購入。
それとタワーレコードで真心ブラザーズ「真心」ママスタジヲ「アンダーグラウンド」LAURA NYRO「ANGEL IN THE DARK」購入。
ついでに紀伊国屋書店で爆笑問題「日本史原論偉人編」購入。
ボーナス出たのでちょっと強気な買い物。って大したこと無いが。


そうめんの昼食とって、市民プールへ。
しかし今年の夏は暑いねぇ。
プールの水も温水状態。
娘はスイミングに通ってるのだが、父親に似て臆病だからか、顔が水につけられなくてなかなか進級できなかった。
それがここにきてやっと顔をつけられるようになったので一安心。
娘とプールで遊んでるとなごむなぁ。
で2時間ばかり遊んで琵琶湖岸を散歩して帰る。


夕食は外食。
ボーナス出た時ぐらいいいでしょう。
で前から行きたかった食べ放題の店に家族連れていく。
メインの焼肉はもちろん、寿司から揚げ物、サラダ、たこ焼きや焼きそば、フルーツにケーキ、アイス、ソフトクリームや和菓子、綿菓子までもという充実のサブメニューが嬉しい。
普段は少食の娘もカレーやらうどんやらフライポテトやらメロンにスイカ、ケーキにアイスと好きなものを自由に食べられるとあって珍しくいっぱい食べた。
もちろん、妻も私も最終的には食べ過ぎて吐きそうになっていた。


海の日ということで休み。
今日もまた市民プールへ。
なにしろ暑いからなぁ。
娘も喜ぶし夏はプールに限るね。


今週もお約束のようにT先輩らと野洲駅前で飲む。
ミノの唐揚げがやけにうまい。
なんだかんだバカ話しつつ閉店まで飲み続ける。
いつもならここでお開きだが、T先輩が発見したという「ちょっといい感じの店」にみなでなだれ込む。
この寂しい野洲駅前にお宝発見。
楽しく飲んで、歌って、その上安い。
平日だというのにここでも閉店の1時まで飲む。
楽園のような店を出るとそこに広がるのはのどかな田園風景。
これがまた大阪や東京のネオン街で飲むのと違って妙な安心感があるんだなぁ。


日曜。
朝から近所の映画館まで。
竹中直人監督「連弾」見る。
かなりいい。竹中作品は全て好きだけどこれが一番かも。
壊れていく家族という関係、それでも過ぎていく日常、みんながそれぞれの立場で傷つきながらも寄り添い、新しい関係が生まれていく。
竹中監督は丁寧にユーモアを忘れることなく、とてもやさしい視線でそんな家族の姿を描いている。
シャイでロマンティックな竹中直人らしい仕上がり。
もちろんシャイでロマンティック(自分で言うことじゃないが)な私にとって大好きな映画の一本となった。


久々に大阪出社して仕事。
夏の電車通勤は辛い。
乗ってしまえばクーラーも効いてるしいいんだけど、そこに辿り着くまでに汗だく。
夏がもっと涼しかったら、僕ももっと夏が好きになれたのに・・。


ボケーっとテレビで歌番組。
それにしても何やねん、「10人祭り」「7人祭り」「3人祭り」って・・・。
どーしたいねん、どーなってんねん。
全く、もう。
やりたい放題かい。
しかし、なんつーか、どうよ。
・・ほんとに、もう、「3人祭り」・・・かわいいがな・・。
おっちゃん、ちょっとニヤついてしまうがな・・。


「一人祭り」ってのは嫌だな。
寂しいのか、にぎやかなんかわからへんもん。


「いっしょー、いっしょにいてくれやぁっ」なんつう三木道三が売れてるらしいね。
最初にラジオで聞いたとき河内家菊水丸系の関西コミックソングかと思ったけどなぁ。
その印象は今だ変わらないけどね。
「一生、一緒に居てくれや」なんつっても、そのうち「ちょっとどっか行ってくれや・・」と小さくつぶやくことになるもんなんだよ、男ってやつは。
ってこれ私のことじゃないですよ。
あくまで一般論ね。


会社帰りになんとなく梅田をふらふら。
時々、自分の仕事の出来なさにひどく落ち込む。
一体、何を求めているのかなぁ。
評価か?
「あいつはできる」と思われたいのか?
自問自答。
「自分はできる」という確信が欲しい?
その確信は他人から評価されることでしか得られない?
仕事に対する自信なんて持てやしない。
過大評価の重圧に押しつぶされたり、過小評価されてるといじけたり。
ところでお前はどこに向かっているの?
お前の「本当」はどこにあるの?
頭の中はいつもドタバタ考え中だ。


でそんな気持ちを吹き飛ばすにはCD買うぐらいしかない。
というわけでタワー寄り道。
ピチカート・ファイヴのノンスタンダード時代の編集盤「ピチカートマニア」の再発となる「pizzicato five '85」空気公団のシングル「夕暮れ電車に飛び乗れ」購入。


今日も梅田ふらふら。
なんとなくやりきれない気分は尾をひいたままで、どうしようもない。
本屋に寄って吉田豪「男気万字固め」鈴木惣一郎「モンド君日記」、キネ旬のムック「フィルムメーカーズ15〜竹中直人」購入。


久々に帰りに聞いた音楽のことを。
今週は小沢健二特集ということで、まずは「犬は吠えるがキャラバンは進む」
現「dogs」ですね。
故青木達之氏と井上富雄氏によるリズムの良さ、そして小沢の青い歌声にグッとくる。
これはほんと傑作ですねぇ。
フリッパーズ解散後、小沢が最初に放ったシングル「天気読み」その真っ正直な音と言葉に僕は一発でやられてしまった。
そしてこのアルバム。
「愛すべき生まれて育ってくサークル/君や僕をつないでる緩やかな止まらない法則」この「愛すべき」ってとこがいい。
2001年の今、僕の気持ちはこのアルバムに近い。
青臭すぎるほど青いけど、この感じをもう一度思い出さなければならない気がする。


「LIFE」
これまた傑作ですな。
前作で自分自身の音楽への姿勢を明らかにしてみせた小沢がたとえば「天使たちのシーン」なんて曲の先に「ラブリー」と軽やかに歌ってみせたんだからたまらない。
このアルバム、これから先も多くの人に愛されることになるだろう。


吉田豪「男気万字固め」読了。
激おもろ。
山城新伍、ガッツ石松、張本勲、小林亜星、さいとうたかをという5人の男気溢れる男たち、そんな男達に惚れ抜き彼ら以上に彼らを知り尽くし研究しつくした吉田豪氏が最大のリスペクトを持って彼らのむせ返るような男気エピソードを聞き出す。
このエピソードの数々が実にしびれる。
俺の中でも「男気ブーム」がおこってるよ、既に。


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引き続きお楽しみください。