2000年6月下旬

今日で営業の仕事終わり。急な移動なのであんまり実感ないが。机回り整理していろんな資料捨てる。来週からは新しい仕事だ。なんか不思議な感じ。


帰りぶらっと梅田に寄り道。タワーで友人Mとばったり。飲み会後だというので、軽くお茶する。 MはMで会社辞めるとか、なんとか。そういう時期なのかもね、みんな。いっしょにやってるHPのことやら遊びの打ち合わせ。で二人してCD買って帰る。噂のクレージーケンバンド「ショック療法」購入する。


滋賀県水口で行われる「矢野顕子出前コンサート」に妻、妻の友人と。400人ほどの小さなホール、前から3列目。舞台にはグランドピアノが1台。水口碧水ホールの自主企画だそうだが、ここのホール企画力があってなかなかおもしろい企画をやってる。滋賀県でもかなり奧の方の小さな町だが、いやはやこのバイタリティ凄い。でコンサートがおもむろに始まる。・・・泣いた。めちゃくちゃ良かった。矢野顕子の音楽は本当に美しい。


劇団MONOの公演「錦鯉」見に行く。久々のMONOの芝居。脚本の土田英生氏は今や関西で最も注目されている劇作家。で内容はというとちょっと期待はずれだったかな。脚本に役者がついて行けてないような・・というか考えすぎな感じで。いっしょに行った妻も「笑いが少ない・・」とのこと。


東京でコンピューターの講習。PKIがどうとかいうやたらむずかしい内容。3日もあるんだから厳しい。で三田都ホテルに宿泊。1日目なんとか終了。久々の東京で東京タワー見ながらぶらっと歩く。暑かったので蕎麦屋でざるそばの夕食。別にやることもないので部屋でぼけーっと過ごす。


2日目、ずっと椅子に座って、小難しい話を聞き続けるのもさすがに辛い。昼休み、ポケットに隠し持った小型ラジオで久々に「ラジオビバリー昼ズ」。で何とか2日目も乗り越え、東京の事務所に寄る。今は東京に居る以前の上司と食事。酒好きの課長には「明日はテストがあるんで、食事だけにしましょうね」と念押ししてたが、結局1件目で早11時。「もう一軒付き合って」と既にべろべろの課長に懇願され、1時間だけの約束ということで2件目へ。連れて行かれた場所はというと、案の定、フィリピンのお姉さん達がいる店だった。ちょうど1年前もこの課長に出張先の群馬でフィリピンパブに連れて行かれたっけ・・。好きやなぁ、この人。でさすがに東京。お姉さんのクオリティはかなり高かった。しかし、すっかりいい調子の課長に対して俺はというと相変わらずダメ野郎だった。「日本には慣れた?」なんつって別にどうでもいいこと聞きつつ、1200円もするポッキーを食べてると泣きたくなった。「アナタ、オトコマエネ」と誰にでも言ってるであろう常套句を口にするサラちゃんと俺の間にはどんよりと重い空気が流れていた・・。で何とか課長をなだめすかし、やっとのことで店出て、タクシーに乗り込む。タクシーの中で寝てしまった課長を起こし、ホテル前で降りる。課長一人を乗せたタクシーはどういう指示があったのか課長の家とは反対方向にUターンし、真夜中の東京に走り去った。・・・本物や、あのおっさん・・・。思わず心の中で呟く。


3日目。昨日寝たのは結局2時過ぎ。最終日の今日は、最後にテストがあるというのに、全く準備できていず。開き直って昼休みもポケットラジオでビバリー。久々に乾貴美子ちゃんの声が聴けてうれしい。コミックソング特集ということでドリフの唄なんか聞きつつ、昼の数分を過ごす。これがコンピューターのテストじゃなく、お笑いのテストだったら、満点も夢じゃないのに。問1「笑点の歴代司会者を答えろ」とか問2「欽ちゃんファミリーを3人挙げよ」なんてのだったらなぁ。


・・・・3日目終了。牛めし弁当を買って新幹線に飛び乗る。とりあえず疲れたよ。えっ、テストはどうだったって?やっぱり、お笑いのテストだったら良かったのに・・・。


今日からシステム部で仕事。先輩達にいろいろ聞きつつコンピュータの前で。わからないことだらけだが、新鮮だ。今までかなり泥臭い感じで仕事してたので。これから勉強しなきゃならないことだらけだが、久々にやる気モード。


久々に音楽の話でも。クレイジーケンバンド「ショック療法」が良すぎる。めちゃめちゃに格好良くておかしくって最高だ。抜群の音楽性の上にユーモアと格好良さがどっちも成り立っている。やたら音の抜けが良くて、これまた気持ちいい。連日聞く。


部署が変わったので以前の営業部の人たちに送迎会してもらう。とは言え、主役には向かない男なので端っこのほうでこっそり飲む。後輩の女の子を前に30男の人生観、恋愛観など語ってしまう。すっかりおっさんだな。


ビデオで松本隆の30周年記念ライブ「風待ミーティング」見る。いきなりカーネーションによるハードな演奏にしびれる。それとヒックスビル、やっぱいいバンドだ。ボーカルの真城めぐみ、いい歌い手だな。後印象に残ったのは南佳孝。やたら格好良かった。鈴木博文の「大寒町」もグッときたな。


ビデオで忌野清志郎の30周年記念ライブ「RESPECT清志郎」見る。矢野顕子が圧巻。唄に対するリスペクトの度合いが違うもの。唄そのものを理解し、咀嚼し、なんつーか、愛情の持ち方が半端じゃないんだな。感動した。


会社帰り、久々に中古レコード屋に。グルーヴァーズ「VERY BEST OF THE GROOVERS」パンタ「TKO NIGHT LIGHT」購入。後、タワーで山下久美子「THE HEARTS」も。


山下久美子「THE HEARTS」いい。実にいいボーカリストですねぇ。小学生の時、ラジオで「赤道小町、ドキッ」を聞いてこの曲は絶対売れると思った。僕が細野晴臣の名を初めて意識した曲だ。あと中学生の時、「こっちをお向きよソフィア」が大好きだった。そうそう「瞳いっぱいの涙」もよく聞いたなぁ。それと高校生の時は、布袋寅泰との蜜月時代が生んだ「1986」「POP」「ACT RESS」という素晴らしくポップな3枚のアルバム、どれだけ聞いたことか・・。でそんな彼女も20周年。いろいろあったんでしょうが、このジャケットの写真、いいねぇ。実にいい顔してる。そして歌声もキュートさと切なさを合わせ持ってて、グッとくる。


グルーヴァーズがかっこいい。エレキギターがギュォーンなんつーロックンロールは久々に聞くが、ロックはいい、やっぱり。「鉄の旗」「無敵の日々」が特にいい。風呂つかりながら「力でも金でーもー俺はなびかなーいーってか」なんつって口ずさむ。


弁当持っていくの忘れる。4コママンガじゃないんだから・・。会社について気付いてすぐに家に電話。「せっかく作ったのに」なんて怒られる前に即、謝る。


システムに移ってやたら時間が過ぎるのが早い。あっと言う間に終業時間。


会社帰りにまたもタワー。ヤン冨田「素晴らしい偶然を求めて」(何という素敵なタイトル!)とCurt Boettcher「Misty Mirage」購入。今月からこづかいダウンだが、財布に金があるとついつい買っちゃうんだな。こんなことしてるから給料前はいつも辛い思いしちゃうんだよね。


家帰るとなぜか妻と娘がビデオで「もののけ姫」見てる。もう随分前にビデオに録ってて、ほったらかしになってたのだ。途中から1時間ほど見るが、やはりさっぱりわからず。最初から見てた妻に「どんな話?」と聞くが「・・わからん」の返事。

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