2000年12月上旬

5時半にすぱっと仕事終わらせ、心斎橋まで。クラブクアトロでの鈴木祥子のライブに出かける。開場30秒前にすべりこみ、いつもの友人Mとライブにいどむ。クアトロは結構久々かな。初めて来たのはもう10年も前だ。開演までMとぐだぐだバカ話。これもまた10年前と変わっちゃいない。でライブスタート。スーツにネクタイの鈴木祥子がかっこいい。バンドメンバーも若く、勢いに満ちた演奏。まさにロッキンなライブ。機材のトラブルがあったり、演奏も荒削りだが、それもむしろ今回のスタイルにはあっている。怒涛の2時間。ラストの「イケナイコトカイ」弾き語りはやっぱグッとくる。これ今年のベスト1ソングだな。


土曜、休日。妻はバイトに出かけたので今日は一日娘と過ごす。いつもの「ハトぽっぽの公園」に行く。娘とブランコに乗っておしゃべり。娘に「とうちゃんはどうして、いつも帰ってこないの?」と聞かれ、困る。いや、毎日帰ってるんだけど、いつも遅いから君はもう寝てるんだ。朝も早いから君はまだ寝てるんだ。なんか寂しいな、こんな生活。で公園の後は湖岸の広場で鬼ごっこしたり。3時間近く散々遊んで過ごす。


日曜。京都の実家にしばし娘預けて妻とライブへ。フェスティバルホールで矢野顕子。ピアノ弾き語りとピアノトリオの2部構成。いきなり「さすらい」の弾き語りでスタート。「さすらいもしないで/このまま死ねないわ」という最後の一節の力強さに彼女の音楽家としての覚悟を、そして音楽家として生きていくという高らかな宣言を感じる。アンソニージャクソンのバカテクに感動の2部ピアノトリオの演奏もすさまじかった。今回はいつにも増してジャズ的というかサウンド志向の強いライブだった。高い演奏力に裏打ちされた音の対話。「ごはんができたよ」の圧倒的な音にぶっとばされた。


会社帰りタワーに寄り道してNRBQ「Christmas Wish」購入。そうかもうすぐクリスマスか。


課の忘年会。散々飲んで食う。しかし相変わらず俺はホステスさんとの会話が苦手&下手だなぁとスムーズに盛り上がる先輩を見て思う。で深夜2時。もちろん帰れずカプセルホテルへ。そこでもまた先輩と飲んで結局カプセルに入ったの4時。明日は休みだからいいけどね。


が8時前に目覚める。そのまま朝風呂に入ってぼけーっと。妻から「早く帰ってこい」と電話入ったので9時過ぎホテル出る。妻と娘に気を遣ってケーキ買って朝帰り。で休む間もなく娘連れて公園に。


でほとんど寝てない状態で夕方また大阪へ。今日もライブ。今月3本目。忌野清志郎率いるラフィータフィー。またこいつかよ、という感じで友人Mと。清志郎の熱心なファンという訳でもないが、それでも高校時代から聞いてるし、CDやテープもなんやかんやで10本以上あるな。やはり今世紀中に、30才になる前に一度清志郎のライブは体験する必要があるでしょう。でライブは愛と叡智とユーモアに満ちた素晴らしいものだった。清志郎はロックスターである前に根っからのソウルマンだった。清志郎の弾くギターの格好良さにしびれた。超名曲「トランジスタラジオ」に感動。「Ah/君の知らないメロディー/聞いたことのないヒット曲」素敵な音楽を聞いてる時、このメロディーを君に伝えたいといつも思ってる。「こんな気持ち/うまく言えたことがない」清志郎が唄い続けてる意味。僕がこんなちっぽけなHPで音楽のことを書いてる理由。「Ah/君の知らないメロディー」君に伝えたいんだ。でも「こんな気持ち/うまく言えたことがない」。


「トランジスタラジオ」聞いてる時、ずっと娘のことを思っていた。僕には君に伝えたいメロディーがいっぱいあるんだ。いつか少しでも伝わればいい。それが君に僕がしてあげられることの全てだ。


「ガキの使い〜」「スピルバーガー」「爆笑大問題」「松本紳助」ビデオで。「ガキの使い〜」の「松本セコセコ裁判」は笑ったなぁ。


「スピルバーガー」で次長・課長とびりじあんがやった「ミュージカル刑事」というネタ。あまりにつまらなくて腹がたった。特筆すべき醜さ。


会社帰りに本屋でビートたけし責任編集「コマネチ2」購入。


やっと振替休日が一日とれたので午前中、免許の更新に。午後からどうすごそうかなと思ったが鼻水はずるずる、頭も痛く最悪の体調に。休みの日に限って風邪ひいちゃうんだもんなぁ。妻は娘置いてバイトに行っちゃったので、娘にビデオで「とっとこハム太郎」とか「アンパンマン」見せて、ちょっと休ませてもらう。「とうちゃんと公園に行くの、楽しみにしてたのにぃ」なんて娘に言われる。

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