2000年10月下旬

長く抱えてきたシステム開発のプロジェクトもやっとこさ終了。で今日は打ち上げに天王寺まで飲みに。バドワイザーの服をきたお姉ちゃんがいる店で焼き肉。先輩や開発に関わって頂いた方達と大いに飲む。2次会ではH先輩のエンターティナーぶりに感心する。サービス精神ってのは大人の気遣いだな。そーいう意味で俺はまだまだ子供だなぁと痛感。とりあえずマチャアキの「さらば恋人」を熱唱する。そーこーするうちにもはや12時。帰れる訳もなくカプセルホテルに直行する。平日火曜日の深夜というだけあってホテルも空いてる。大浴場も一人っきりの貸し切り状態。露天風呂ですっかりくつろぎ、カプセルでぐっすり睡眠。


今日から早く帰れるかな、なんて考えはやはり甘く、新たな仕事が目白押し。


「Live Beautiful Songs」金がないので妻に買ってもらう。会社帰りにじっくりと。冷静に聴いてもやはり素晴らしい。大貫妙子のやわらかだが力強い歌声の前で僕は無力にならざるをえない。音の一つ一つの純度の高さ、音楽が音楽である意味、いろんなことを考えるがそんなことさえも越えてしまう音の力、唄の力。ラストの「それだけでうれしい」の圧倒的な音楽の幸福感に思わず泣きそうになる。


今さらながら奥田民生氏の天才ぶりを再認識。


久々の土曜休日。家族で草津の帰帆島にある大きな公園へ。広くて遊具も充実で娘も大喜び。何度も巨大滑り台を滑らされさすがにつかれたが娘がにこにこしててくれたらそれで全てはOKだ。毎日朝早くでかけて、夜遅く帰ってくるので平日は娘の寝顔しか見ることができない。そんなわけでたまの休日は娘とべったり。家族を大切にしなきゃな、とか思う年代に俺もなってきた。で近くにリニューアルオープンしたケーキ屋に寄ってケーキ買う。ショーケースに並んだケーキを見ながら娘に「どれが食べたい?」と聞くと、いつも必ず「これ!」と指さすのがモンブラン。イチゴショートとかそーいう華やかなの選ぶだろ、普通は。それにモンブランは俺が一位指名したかったのに・・、と心の中で思う。娘とかぶってモンブラン選ぶのもなんなので「柿のムースのケーキ」にする。「柿」のケーキって珍しいな。で家帰ってみんなでお茶の時間。娘を説得してモンブランと柿のケーキを半分わけして食べる。やはりモンブランの濃厚な味わいはたまらんね。柿のケーキもあっさりしておいしい。


日曜。妻は今週もパソコン教室。娘と二人で過ごす。朝から「ハトポッポの公園」(ハトがやたらいる)で遊んで、湖岸の広場でのんびりとという定番コース。昼からは娘、自転車に乗せて湖岸沿いを走る。穏やかな午後の休日。


娘がホワイトベリーの「夏祭り」をなにげに唄ってるのを聞いてちょっと衝撃。でサビの「うちあーげーはーなーびー」のとこで毎回「うちわーけー・・なんやったけ?」とつまづいてるのが微笑ましい。


久々に早く退社、これまたひっさびさにタワーに寄り道。クラムボンの新譜「まちわび まちさび」、話題のジャパニーズポップの幻盤、ピコ「abc」の再発CD、サエキけんぞう&ジ・エレキ・マッシヴ「マッド・フレンチ・ジャパニーズ」購入。小遣いもらったその日に、即こういう買い方してるから金がなくなっちゃうんだろうな。


本屋で「ロッキンオンジャパン」のストリートスライダーズ解散にあたっての土屋公平のインタビュー記事立ち読み。僕とスライダーズってどうみてもミスマッチかもしれないが、実は好きだった。高校時代はライブとかも行ったぐらい。でもピチカートとスライダーズどっちも好きって感じはわかる人にはわかるでしょ。ハリーの書く詞って松本隆に近い感じなんだよね、とか高校時代分析したりしてたな。でそんなスライダーズも解散か。本当にかっこいいロックンロールバンドがまた一つなくなっちゃったな。


ビデオで「爆笑大問題」「松本紳助」浅草キッドの「夜のエキスプレス」とかいろいろとチェック。「松本紳助」、やっと調子出始めた感じ。でもまだ1+1=2のおもしろさ。これが3とか4になったら凄いことになるのにな。


妻と娘が借りてきた「タイムボカン」のベストCDを聞く。山本まさゆき氏によるなんとも呑気な楽曲陣はヤッターマン世代の僕には懐かしさも一際。ほぼ全部歌えるって感じで。それにしてもあの頃のアニメはわかりやすかった。最近のはなんか小難しいもんね。それと「デジモン」のキャラクターってなんであんなに気持ち悪いの?


帰りの音楽はストリートスライダーズ特集。87年作「BAD INFLUENCE」、95年作「WRECKAGE」、86年作「ANGELS」を3日に渡って。ぶっといリズムにざらついた感触のギター。ロックとはかくあるべしといったとこですな。しかし解散はやっぱ惜しいなぁ。


日曜、義父の誕生日ということでたまには贅沢にとロイヤルオークホテルで中華の夕食。今から5年前、妻と結婚すると決めてお互いの両親を初めて引き合わせたのがここのレストランだった。その時は緊張のあまりほとんど食べられずだったのでいつかリベンジ(なんの?)したいと思っていたのだ。が鼻風邪をひいてしまい鼻水ぐじゅぐじゅ状態で舌の感覚が・・。100%味わいきれない悔しさを抱えつつ、とりあえずがっつく。

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