第6回 「お笑いノスタルジア〜前編」

Dr.HK

前回までの「スーパーサブ」というテーマですが、解釈の違いがあったんですか?

ということは、私の挙げた人たちが「スーパーサブ」で、popholicくんの挙げた人たちが「職人派芸人」っていうことになるんでしょうか?TV界での「スーパー」な「サブ」って、小野くん曰くの「愛すべきバカ」キャラの人たちでもないような気がします。
あくまでも「スーパーサブ」は、「職人派芸人」と「愛すべきバカ」キャラの融合では?
出すぎず、引きすぎず、リアクションが必要であればタイミングよくとれる、愛想笑いができるetc・・・が条件と思いますが。
いかがでしょうか?ダチョウ倶楽部、松村邦洋なんかはちょっと違うと思うけど・・・。そこんとこ、くどいようですがこだわりたいですね。

「華原朋美の・・・」はギャグだったんですね。私は、てっきり最近話題(?)なんで真剣かと思ってしまいました。おっしゃる通り、過去最高にくだらん話でしたね。真剣に受け取った私の責任でしょうか。お許し下さい。
くだらん話のついでに前回のpopholicくんの話にあった「アイドルの脱ぐ」話に個人的趣味でさわらせてもらいます。
確かに柏原芳恵には何回裏切られたことか。
これでいうと昔は川島なおみ、渡辺美奈代なんかにもかなり裏切られましたよね。
乳首隠されて・・・。(乳首隠すというと最近結婚した大場久美子が乳首が見えたの見てないので裁判してたことがありましたよね。どうでもいい話ですが。)
何回裏切られても男は「あのアイドルがついに見せた!」「人気アイドル限界ギリギリショット!」ていう見出しに期待してしまうもんなんですね。
これが。最近は、その手の雑誌も見なくなったんですけどまだこんなことしてるんですか?
しかし、女性アイドルが売れなくなったら「脱ぐ」っていう芸能界の伝統はなくなりませんね。
そりゃ中には宮沢りえとか、菅野美穂、葉月里緒菜みたいにそこそこの人気で「脱ぐ」というパターンもあるのはありますが・・・全般的には伝統を重んじている(?)みたいで、落ち目になった元アイドルみたいな人が起死回生とばかりに「脱ぐ」んですよね。
昔はだいたい男性向けグラビア雑誌(「GORO」とか「スコラ」みたいなソフトH本)とか男性向け週刊誌(「週刊プレイボーイ」とか「週刊ポスト」みたいなH系もありの週刊誌)で脱いでましたけど、最近ではVシネマってのもありがちですよね。
中には値打ちこいて映画でって人もいらっしゃいますが。なぜ、こうも伝統的になっているのか。
それは、やっぱり「脱げば、なんとかなる」というのがあるからなんでしょう。確かに脱いでなんとかなった人も数多くいるのは事実です。しかし、脱いでもなんともならん人も結構いますよね。天地真理みたいに。「なんで今脱ぐねん!」「お前脱いでどうすんねん!」「お前の裸見たないで!」
こんな人たちにはちょっと考えてほしいものです。こんなこと言いながら、必ずチェックするのが男なんですけどね。

すっかり前置きが長くなりましたが、そろそろ本題へと参りましょうか。

今回のテーマは・・・「最初に好きになった芸人さん」とか「影響を受けた芸人さん」なんてところから自分の笑いの好みみたいなものを再検証してみるんでしたよね。

やっぱり私たち世代は「8時だよ 全員集合」のドリフにはじまり、「MANZAIブーム」から「オレたち ひょうきん族」のさんまやたけしに影響されているんじゃないでしょうか。
関西に住む子供たちは小さい頃から笑いに満ち溢れた土壌で育っているので、小学生ぐらいから吉本新喜劇のギャグなんかをまねてました。昔は。
今はきっとそんなまねはせず、TVの影響でいろんなギャグを飛ばしているんでしょうけど。
そんな関西在住の私を含め全国の子供たちがはじめに影響されるのが「ドリフ」ではないでしょうか。「8時だよ・・・」で演じていた「ドリフ」の笑いは、わかりやすく子供の心をキャッチしやすいものでした。少々下品でも、ナンセンスでも子供にはわかりやすさが一番なんです。私も類に漏れずその「わかりやすさ」に心奪われたのでした。「東村山音頭」なんて意味もわからずよく歌ってましたもんね。いまだにフルコーラス歌えたりしますもんね。
そうそう思い出しましたが、当時よく見てたのが「見ごろ 食べごろ 笑いごろ」っていう番組。
タイトルでピンとくる方は少ないのでは?「しらけ鳥」のやつとか「電線音頭」のやつとかいうとわかるのではないでしょうか。伊東四郎氏と小松政夫氏の絶妙のコンビ。そこにキャンディーズというアイドル色。(そういえばキャンディーズってドリフにも出てましたが、コント系はうまかったと思います。)今でも、うちの娘(2歳7ヶ月)に「電線音頭」歌ってやる(なんで子供に電線音頭歌うねん)と喜ぶってことは、子供には受け入れられやすいってことの証ではないでしょうか。
同じ頃、フジテレビ「飛び出せ!ものまね大作戦」もよく見てました。この番組は、現在のフジテレビものまね番組と差はなく、あのねのねが司会でした。今思うと、ハンダースや素人がメインのしょぼい番組でしたね。しかし、この番組に影響され小学校の「お楽しみ会」でものまねをしてしまいました。(確か、この番組の名物コーナー「もしもシリーズ」だったなぁ。栗貫のもしもシリーズはこの番組のパクリと思われます。)考えたら、これが初めて人前でものまねをした日でした。それから20年間ものまねしつづけている私はそこそこのキャリアではないでしょうか。

話を「ドリフ」に戻しましょう。「8時だよ・・・」の笑いに飽きかけた頃、MANZAIブームがやってきました。確かあの時はかなりハマりました。各コンビのネタを覚えるまでハマってました。覚えるまでっていうか、あれだけ漫才番組で同じネタされたら誰でも覚えると思いますが。当時、小学生ながら友達なんかとまねしていたような記憶があります。この勢いそのままに「オレたち ひょうきん族」がスタート。しばらくは「8時だよ・・・」見ながら「ひょうきん族」見てましたが、その後は少しずつ「ひょうきん族」にスイッチ。「加ト ケン」が始まった頃には完全にスイッチしてました。
「ひょうきん族」でも特にさんま氏には影響されましたね。中学・高校ぐらいの時は、完璧にさんま氏のしゃべり方やギャグ、ネタ運びをまねてました。「タケちゃんマン」の敵キャラギャグはもちろんのこと、「ナイス!プラス3点」とか「できましぇ〜ん」とか使ってましたね。当時のさんま氏は若く、勢いありましたもんね。確か30才前後で、ちょうど今の私たちぐらいでしたよね。スポーツの世界でも、一般サラリーマンでも30才前後っていうのが一番油ののっている時期かも。当時のさんま氏といえば、ヤンタン(MBSラジオ ヤングタウンのこと)にも出てましたよね。
桂三枝氏の後の土曜日ってのもありましたが、やっぱり月曜日でしょう。よく聞いてましたね。中でも「ラブメイト・テン」ってコーナー。当時のさんま氏の勢いそのままみたいなコーナーでした。
当時学校なんかでも「ひょうきん族」をはじめ、さんま氏の話題って多かったから、影響されずにはいられなかったんでしょう。・・・と思います。

話があっちこっち行ってしまいましたが、今回のテーマは笑いの好みを再検証でしたね。笑いの好みって年齢とともに少しずつ変わってきているような気がしますが、本質的なものって変わってないんでしょうね。きっと。あらためて考えてみると、体をはった笑いってそれはそれでおもしろいんでしょうが、私個人的には好みじゃありませんね。年齢も笑いのレベルも低い時っていうのは、前述の通りわかりやすいので笑えるんですが、それらが上がってくると逆にしらけてしまうんですよね。

昔は「顔にケーキ(パイ)ぶつける」で笑えたのが、今じゃ笑えない。まぁ、もって行き方ってのもあるんでしょうが・・・。基本的には体は使わず、頭としゃべり。っていうのが笑いの真骨頂じゃないんですか。

いやぁ、ついつい「笑い」についての話で熱くなり過ぎました。
このまま行くと、まだまだ終わりそうにないので、とりあえずこの辺で終わっといてpopholicくんの意見を聞くことにします。(popholicくんの意見しだいでは、次回も続けようかな・・・?)

だんだんコーナータイトル通り「会議室」っぽくなってきたと思いませんか?

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