第一回「関西ローカル番組の分析から昨今のバラエティを嘆く」
Dr.HKより
さて、とりあえず第一弾のテーマとしていただきました 「最近のテレビ事情」みたいなところからはじめたいと思います。 私の持論として「ゴールデンより深夜枠」というものがあります。 「夜はクネクネ」(毎日放送 出演:原田伸郎・角淳一) 「TV−JACK」(朝日放送 出演:島田紳介・村上ショージ・越前家俵太・桂小枝など) 「探偵ナイトスクープ」(朝日放送 出演:上岡龍太郎・岡部まりなど) 「パペポTV」(よみうりテレビ 出演:上岡龍太郎・笑福亭鶴瓶) 内容:上岡・鶴瓶の単なるウダ話。放送中の「鶴+龍」といっしょ。 「らくごのご」(朝日放送 出演:桂ざこば・笑福亭鶴瓶など) 内容:客席からランダムにお題をもらい、ざこば・鶴瓶がそのお題を盛り込んだ即興落語を披露。 「エンドレス・ナイト」(関西テレビ 出演:ばんばひろふみ・兵藤ゆきなど) 内容:当時人気のフジテレビ「オールナイト・フジ」をパクったようなパクってないような。素人の女の子のロケVTRを見たり、ゲームをしたり。「深夜で女の子がいっぱい出る」と心と体で期待して見ると裏切られる番組。 「今夜はねむれナイト」(関西テレビ 出演:島田紳介・ダウンタウンなど) 内容:吉本若手お笑い50人ほどにアンケートをとり、そのアンケートに紳介・ダウンタウンがからむ。 ダウンタウンのショートコントもあり。 「たかじんのばぁ」(よみうりテレビ 出演:やしきたかじん・トミーズ雅など) 内容:たかじんマスターのいるバーでのトークバラエティー。 「どんぶり5656(ゴロゴロ)」(よみうりテレビ 出演:竹中直人など) 内容:ロケあり、コントありのハチャメチャバラエティー。 「おとなの子守唄」(サンテレビ 出演:笑福亭鶴光など) 内容:元祖エロ芸人鶴光によるエロ番組。今の「のり天」の前身。 「明石家電視台」(毎日放送 出演:明石家さんまなど) 内容:現在放送中のため割愛。 「突然ガバチョ」(毎日放送 出演:笑福亭鶴瓶、長江健次など) 内容:視聴者参加型ライブバラエティー。「テレビにらめっこ」がブームに。 「4時ですよ〜だ」(毎日放送 出演:ダウンタウンなど) 内容:ダウンタウンがメイン司会の夕方帯バラエティー。今はなき「2丁目劇場」でのライブ。ダウンタウン出世作。 「ざまぁカンカン」(よみうりテレビ 出演:山田雅人、森脇健司など) 内容:松竹系夕方帯バラエティー。なぜか関西女子高生を中心に人気。勢いのあった森脇健司が印象的。 などなど・・・今、思いつくだけでも結構あります。(まだまだあると思いますが・・・) これとは逆に「はずれ」番組は、 「僕らは怪しいサラリーマン」(毎日放送 出演:上岡龍太郎、嘉門達夫など) 内容:トーク&企画ものバラエティー。「最終電車でジャンケンポン」が静かなブームに? 「夜のA(エー)タイム」(朝日放送 出演:島田紳介など) 内容:現「ナイトinナイト」のもとになった番組。月〜金の帯で日替わり司会のバラエティー。 「ゆうごはん まだ」(朝日放送 出演:ハイヒールなど) 内容:当時ブームのおニャン子クラブ(夕やけニャンニャン)の関西版。まったく人気出ず。アクティ大阪での公開生放送。発想が安易すぎた。 「圭修ファイブ」(関西テレビ 出演:清水圭、和泉修など) 内容:前述「ざまぁカンカン」に対抗した(「ざまカン」の裏番組)吉本系夕方帯バラエティー。「ざまカン」に勝てず。歴史に残る吉本唯一の大敗。 などなど・・・まだまだあると思いますが、思い出せませんので、これぐらいに。 こうやって見ても関西ローカル番組ってよくできてると思いませんか? ちょっと脱線しますが、先日地方出身者である私の家内が新聞のテレビ欄を見ながら・・・「関西のテレビって、吉本関係の番組と漫才番組が多いなあ」と言ってました。 それを考えると、関西ってやっぱりお笑い地区だなと痛感しました。 話を元に戻したいと思います。「ゴールデンより深夜枠」。 確かに明石家さんま氏は偉大なる芸人ではありますが、ここんとこ見ていますと全盛期の萩本欽一氏とダブってしまうのです。 第一回目ということで気合入れすぎ、たいへん長くなりましたが、結論的には私個人にはまる「真のバラエティー」がなくなったということでしょうか。 で、第二回につづく・・・。 |