童話


ここは、ある郵便局。
昼間、郵便配達のおじさん達が、忙しそうに働いています。
ある日、郵便配達のおじさんが、郵便局に忘れ物をしてしまいました。
郵便局に行くと、手紙を保管してある部屋から話し声が聞こえる。
おじさんは、そーーっと覗くと、何人もの小人達が、手紙の山を滑ったりして遊んでいました。
また、手紙の山から、手紙を持ち寄り「わーーい勝った」
とかはしゃぐ声が・・・
小人達は、おじさんに気づき、一目散に手紙の山に隠れてしまいました。
おじさんが、出てくるように、声をかけましたが出てきません
翌日、またおじさんは、夜に郵便局に行き、小人達が遊ぶ様子
を、ドアの陰から見ていました。
また、小人達はおじさんに気付き隠れてしまいました。
おじさんは、「一緒に遊ぼうよ」と声をかけました。
小人達は恐る恐る出てきました。
おじさんは、「どうして手紙を持ち寄り、遊んでいるの。」
と聞きました。小人は、「ほら、こうして手紙を触ると、優しさや、愛情の詰まった手紙を触ると暖かいんだよ」と
差し出しました。おじさんは、暖かさが伝わってきません。
それから、毎夜、おじさんは小人達と手紙の暖かさを競う
遊びに熱中しました。
しばらくすると、おじさんにも手紙の暖かさが解るように
なりました。
ある日、おじさんは今までに感じたことのない暖かな手紙を
見つけました。小人達もその暖かさに、びっくりしてしまいました。
いったい、「誰が、」「誰に」この手紙を出したのか?疑問がわきました。
しかし、その手紙には、宛名も、差出人の名前も書いていません。
おじさんは、この手紙を届けてやろうと、と考えました。
雨の日も、風の日も郵便配達人のおじさんは、訪ね歩きました。
  
ここでチャイムが鳴り、図書の時間が終わってしまいました。
外国の童話だったと思います。
30年近く前に読んだ童話です。
続きをどなたか教えてください。