学校へ行こう 投稿者 鯖缶やっほさん 


私が中学生の頃の実話である
人種の関係で虐めに出会った事がある
もっとも酷かったのが14歳の時である
シャーペンの芯や消しゴムその他、靴等が隠されたり捨てられたりは
日常茶飯事であった時だった
陰口や下級生までもが尻馬に乗り最悪の中学校生活といえよう
当時悪口等が原因で不良でも無い私は喧嘩の回数は校内1であった所為か
教師のブラックリストにも載っていた
しかし教師は虐めがあった事実をひたすらに黙認をし続けていた
もしその虐めに気づかないでいたとしたらそれは教師としての資格すらないと思う
いやそれ以前にそれを黙認していたと言うならば教師以前の問題だと私は思う
何がいけない?と悩んでみたが当時はそれを考える余地すらなく
生き残る為だけに体を鍛えただひたすらに生きる意味すら知らず生きて
自殺と言う結論にも何度も達したがそれをする勇気すらなく
ただ分かっていたのは虐め=登校の図式が成り立っていた
ただそれだけであった
親兄弟に言った所でそれは意味の無い事であると思い
ひたすらに自分の中に隠し
とある事件によりこれが父兄はおろか学校内全て知れ渡った
事件とは
14歳頃虐めでクラスの男子大半に袋叩きに遭ったのが原因だ
しかし結局この事件は学校側と父兄によりうやむやにされてしまった
本来ならば裁判等も可能な程の悪質極まりない出来事だと私は思う
今その事実を証明するのは限りなく難しく
その出来事があったとだけでも良いから今これを見ている
あなたにだけにでも記憶してもらいたい
それでは・・・・・・・・・・


学校へ行こう

とある事により違うクラスの連中に絡まれ
袋叩きに遭いその中に
私のクラスメイトの一人が居た
袋叩きが終わるとなぜかそのクラスメイトの拳と顔だけは忘れず
体は動くと確認し再び自分のクラスへ戻った
一緒に混じっていたそのクラスメイトIは
何やら楽しく友達と話しているようだ
次第にその笑顔を見ていると怒りが吹き出し
気づいていた時にはそのクラスメイトに殴り掛かっていた
ほぼ自分の理性というものは無く自分を支配していたのは
理不尽な暴力へ対しての復讐心のみでありそれを自分の理性で止める事はできず
殴ればどーなる事かは十分承知であった
数分後男子のクラスメイトが全員襲い掛かり
誰一人それを止めようとする人は居ない
だれも虐められてるほうには関わりたくないのであろう
人は決して被験者にはなりたくない
自分の安全を第一に考えるという理性が働くせいだろう
数分間蹴られ続け意識はほぼもうろうとした状態で
痛みも感じる事はなくただ時間だけが過ぎていった
しばらくするとさすがに誰かが教師を呼んできた
既に意識と言えるような物はなく
ただうつろな自分がいるだけであった
そしてトイレに行くとなぜか涙が止まらなかった
痛みで泣いたのではなくただ悔しい理由というだけであった
そして職員室に呼び出され聞いても正確に聞き取りはしないだろう
いきさつを説明した
職員室から出る頃には既に4時過ぎ頃であろうか
夕暮れに包まれていた
私が帰路に就こうと職員室を開けるとクラスメイトの女子が3人ほど泣きながら
そこに居た
なぜ泣いているかというと
私が袋叩きに遭った時に先生する呼ぶ事はおろか男子を止める事すら
できなくて私に謝りたかった為だった
私は泣くくらいなら止めろよと思いつつ
帰路に就いた
さすがにこの事件は即座にこの事体は校内全てに広がり
担任ですらその場で握り潰す事はできなくなり
問題は職員室へそして父兄へと移行していった
当時私は大人(親も含め教師やすべての大人)を信用などはしていなく
親ですら話す事はなかった
いっそ死んでしまった方が楽なのでは?と思えるほどの屈辱と
痛みだった
生きていて楽しい事はない
事実今までの中学生活の中で楽しい事を探す方が難しいくらいであった
自分の存在意義なんて元々無かったのでは?思えるほど
自分自身そこの場所に居たのであろうか?
自分の存在自体なんなのかすら分からなくなり
親に迷惑が掛かるとその鎖という名の絆により生きているだけであった
しかしこれにより親に発覚しすぐさま父兄が呼ばれ懇談会と称する
嘘が始まった
元より私はこれで済むとは思ってはいなかった
教師も親(主にクラスメイトの)も信用できる人間など一人としていない事をしっていた
その日の夜懇談会に出た父に内容を聞いて唖然とした
クラスメイトの母親全員が虐めには関与してないと
答えたそうだ
その瞬間何かが弾けた
では一体あの場所で起きた出来事はいったいなんなのだろうか?
私のこのあざや傷はなんなのだろうか?
全てが馬鹿らしく思えた
自分が死のうと思った事や
理不尽な悪口すべての物事がくだらなく思えた
親、兄弟、絆、友達全てが今まで思っていた物とは思えないほど
色褪せた遠い国の出来事のようにすら見える
もし私が死んだとしてもくだらない朝のニュースで一時的に取り上げ
私の親に分かりきった事を聞き
TVの司会者は決まりきった文句を言うだろう
そして専門家達は体験した事のない
TVのマスメディアの中で得た知識をひけらかし
私の存在を虐められて死ぬなんて馬鹿だ!
それに共鳴するかのように司会者もまた馬鹿だ!と決める
例えその行為がどの様な物か知りもせずただ
耐えろと言うしかないだろうか?
そして数ヶ月も経てば私が存在した事すら忘れ
また学校という名の生き物が動きはじめるだろう
そして結局学校側にこの事件は握り潰された
事件から次の朝何事も無かったように学校へ足を運ぶ
何一つ変わらぬ学校だけがそこに残っていた
変わらぬ理不尽な悪口親兄弟への悪口、陰険な虐めや喧嘩
全てが変わらずにそこにはあった
そして今も私は自分だけの居場所を探し続けている
生きていれば良い事も在るが悪い事も在る
それは極々当たり前の事だ
自分より下を見れば自分が恵まれているというのが分かるというが
それはただの逃避でしかないと気づくには4年という長い月日が掛かった
今思えばあの頃の自分は強い人間だと思い上がった
ただのひ弱な子供でしかなかった
だから足掻き、そして生きている
現在19歳だがあの頃の出来事は現実にしてはあまりにも鮮やかすぎた
ひょっとして悪い夢を見ていたのでは?
とすら思える
しかしやはり現実だと認めるしかないだろう
私今現在ここにいるかぎり
〜Owari〜
ちなみにフィクションじゃないです
ほんとのことです
一応小説形式なので載せたりする場合は私にメールでも送って
了解でも取ってください
そんな物好きは居ねえだろうがな(笑)
ご意見感想も待ってるぞ(笑)
来ないと思うけどね(涙)