若い女講師は狙われている


講師は、総体的に若い、例外もあるが・・・
若いから故に、経験不足で、少し問題があると落ち込み、気が弱くなってしまう。
そこに、甘いも酸いも解ってきて、少々のことにも動じない中堅教師が付け込むの
だ。
今回の話は、80%ぐらい私が聞いた話だが20%は、脚色している。

俺は、教師になって10年、PTAの付き合い方法も、問題生徒のさばきかたもわか

脂の乗り切った、中堅教師である。
今日から、新学年、新学期、情報によれば、英語の新卒の女講師が配属されるらし
い。
昨日、管理職に挨拶にきたらしいが、俺は見ていない。
見た同僚の話だと、結構派手目で学生時代、そこそこ遊んでいる感じの女講師らし
い。
たまに、勉強一筋、男にも興味を示さず化粧けのない女講師だと職員室の花が、ドラ
イフラワーになってしまう。職朝、校長室から女講師が出てきた。
「おっ、結構いけるやん」
簡単な、挨拶の後、俺たちの学年の机にやってきた。
「先程、ご挨拶申し上げました。英語担当のX山0子です。初めての教員なので、ご
迷惑 をお掛け致しますが、よろしくお願いいたします」ぺこりと頭を下げた。
なかなか、スタイルもええし、胸も出ている、夏までには片をつけよう。

「新卒、女講師」3年のクラスには配属されない。(原則的に)
2年生を受け持った、徒達も新卒、女教師となれば、なめて授業が成立しにくい。
俺は、自分の空き時間に、女講師が授業をしている教室の廊下をあるき、生徒にプ
レッシャーを与えた。
女講師は、教材研究、と授業を進めるのに手がいっぱいで、心細いのだ。
廊下側の窓から、私の姿が見えるだけで心理的に安心し、生徒たちもおとなしく授業
を受ける。
女講師は、俺の事を{必要以上頼もしく見え、いい人の印象を与える}
案の定職員室に戻ってきた、女講師は、「先生、有難うございました」
「生徒たちも、がやがやしていましたが、先生の顔を見ると落ち着き授業ができまし
た」「いやーなに、私も新米の頃は、あんなんでしたから。」
さりげなく、爽やかに、さらりと言ってのけるのだ。(小さな親切、大きな下心)し
ばらく、さり気なくバックアップしてやり、「頼もしい先生、親切な先生」を演じ
る。そうして、慣れた頃にバックアップをやめるのだ。
新米講師は、バックアップに慣れて快調に出勤する。
バックアップが無くなった、女講師に小さな問題が出てきた。
小さな問題が重なると、女教講師は心理的にも、追い詰められ気が弱くなるのだ。
女講師は、どうって事のない、小さな問題でCカップの胸は悩みつずける。(最近ど
うして、先生は助けてくれないの?今まであんなに親切だったのに)
春の遠足の季節だ、下見に行かなければならない。
担任を持たない比較的、時間のある女講師が下見の係になる。毎年のことだ。学年の
行事の大概は、俺が取り仕切りもちろん下見も俺がやる。
朝から、女講師と待ち合わせをし俺の車で遠足の下見に出発した。
今日は、学校に帰らなくてもよい、報告は明日だ。直行、直帰だ。俺は、女講師が始
めてきたときから、この日を待っていた。そのために色々と作戦を練ってきたのだ。
行きの車中で彼氏が、今いないことを確認する。(いても大抵いないと言う)一通
り、遠足のコースを下見し、帰路につく。
ここで私は本題に入る。「先生最近、悩んでいるようですね。」
「はい、思うように授業ができなくて・・・特に2組のD君が・・・・・」「あの子
は、1年の時から、いろいろ問題があって難しいんですよ」
「問題とはどうゆう事ですか?」「あっ先生、今日夕食どうします?よければ色々話
し、しながら済ません?」「ええ、いいですよ」
ここは、ある居酒屋、(おいおい飲酒運転やろ)
酒を飲みながら、今までの俺の武勇伝を彼女に聞かす。
体育教師で10年も飯を食ってきた俺には、そんな話しは作らなくてもいっぱいあ
る。新卒、女講師であるがために、俺にとれば「へ」でも無いことが彼女には、大き
な問題として立ちふさがる。
彼女は、もう俺のことを尊敬の眼差しだ。
少女漫画のごとく目がきらきらと輝いてきている。(もう後一押し)
彼女は、最近俺がなぜバックアップしないか聞きたいが聞けないのだ。
俺は、「最近悩んでいるようやけど、なんかあったら話してみいひん?」彼女は、少
し考えている。すかさず俺は、「僕も新米の時色々悩んでん」「そんなん乗り越えた
から今の僕があるねん」「最近、知らん顔してたんは、先生に早く一人前になってほ
しいからやねん」
女講師は、俺の顔をハッと見る。
「まあ、何かあったら助けようとは思っててんけど・・・」
「先生頑張ってたから知らん顔しててん」
もう、女講師の目は潤んでいる。
その夜、女講師は落ちた。

 これは、ほんの一例で、若い女講師は、100%職員室の、独身、既婚問わず、
 男教師の性の対象になっている。(きっぱり)