私がラグビー部に入った理由


小学生の頃、野球少年だった私は、野球部に入ろうと思っていた。
しかし、入学すると野球部は、あまり部員が少なく、まともに練習をしていなかった。
ラグビー部が一番活発だったのだ。
それもそのはずで、顧問の先生はオール関西学生代表で、大学選手権にも出場していたほどの猛者だった。
仲のよかった友達三人と入部をしたのだ。
入部時、2年部員が少なく、3年部員は多くいたが、あまり練習に出てこなかった。
というのも、3年生には2つグループがあり、いわゆる真面目グループと不良グループが存在したのだ。
真面目グループは毎日練習にくる。
不良グループは試合の1週間前になったら練習にくる。たまに気が向けば来たが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今思えばあの不良グループの先輩が真面目にきていたら大阪でベスト4には入っただろう。
真面目グループの先輩の2人は正選手で、大学選手権に出場したし、1人の先輩は優勝メンバーに入っていた。
不良グループの先輩のおかげで、ラグビー部の1年生は、ラグビー部以外の2年生不良からいじめられなかった。
3年生の先輩が、ラグビー部の1年だけには手をだすなと、言ってくれていたのだ。
もしあの不良グループの先輩達が真面目にラグビーをしていたならば、
半数の先輩は、推薦で大学に進学出来ただろう。
猛者の顧問の先生が、どうして3年生の不良グループが真面目に来ないのを強く怒らなかったか、
私は不思議だった。
今から思うと、もしあの時強く力で押さえると、ほとんだが反発しラグビー部を
やめてしまい、もっとひどい方向へ進んだだろう。
また、ラグビーというスポーツは練習がきついため、
押さえ付けてやらせるものではない事を先生は知っていたのだ。
彼らが本当にラグビーが好きになり、自主的に練習をするのを待っていたのだろう。
2年生部員が少なかったのは、当時2年生全体が陰湿な方向性にあったからだ。
3年生は硬派の不良であった。他校と喧嘩していたが、かつあげ、シンナーの類はしなかったし、
不良といっても目くじらを立てるほどでなく、授業妨害もしなかった。
2年生の不良グループは、ダラダラと過ごし、覇気もなく、授業妨害、かつあげ何でも御座れだった。
良きに付け、悪しきに付け、学年の中心になる(目立つ)生徒たちの性格で、
学年全体が流される傾向は大なのである。

学校はすぐに荒れるが、落ち着きを取り戻すまで最低5年はかかる。
荒れる要素のある芽(生徒)をいかに導くか?ここが分岐点になる。
そのために、部活を活用している、体育教師も多いのである。
だららだらと書いてしまったが、私がラグビー部に入った理由は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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 一番クラブ活動が活発だったから!!