「○○○中学校同窓会、バンザイ100連発!」


先日私の母校、中学の同窓会があった。
私が中学二年の時から本格的に荒れ始め、ある政党の教職員組合や

地域の確執、教師間の確執、無気力教師の存在、生徒の問題意識の低さ。
いろんな要素が重なり、学校はドロ沼に入り込んだ。
心は荒み、施設破壊、窃盗、他校生との喧嘩沙汰。
市内でも有名な不良中学になった。
新任の先生は、事情の知らない新米教師ばかり・・・・・・・・・
噂を聞いた教師達は、組合を盾に赴任する者はなかった。
希にベテラン教師が居たがそれは、管理職になるため禊ぎの赴任だった。
親たちがこの事を、家庭で話題にしないはずがない。
生徒達は、教師達に不信感を極め一番大切な「信頼感」を結べるはずもなかった。
しかし、一部の先生は早朝、真夜中を問わず、生徒のために奔走した。
そんな、先生に生徒達は甘えていたのかもしれない。
「まだ、相手してくれる。見捨てられてはいない。」
そのことを確かめるべく、注意される悪さを繰り返す生徒達。
反発しながら、まだ見捨てられていないことに安堵する生徒達。
数年前より行われていたそんな生徒の小宴が、今回少し規模を大きくして行われた。
不良でない生徒も、元不良も集まった。
そして、最後まで見捨てずに接してくれた先生方を招待することになった。
招待状を出さなかった先生も多くいたが・・・・・・・・・・・
東京から名古屋から20数年ぶりに駆けつけてくれた先生が10数名いた・・・・・・
そんな、先生方に感謝を込めて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
以下ご紹介いたします。



○木○彦
 
ベテラン体育教員であった。 (バンザ〜イ)
長年乗ってい愛車に、鄙猥な落書きをされ、「こんなん初めてや」と嘆く。(バンザ〜イ)
犯人は、知っているが今日は言わない。(バンザ〜イ)
奥さんは、大型バイクを乗り回し、アメリカ大横断旅行にでかけた。(バンザ〜イ)
その時旅行記を書き、本にするほどの活発レディーであった。(バンザ〜イ)
○木○彦先生は、インテリチックが生徒から敬遠される。(バンザ〜イ)
しかし、卒業式典行事「3年生を送る会」にて、腰に手ぬぐい姿の学制服を着用し
「わが良き友よ」を熱唱し意外な一面を見せる。(バンザ〜イ)
生徒との距離をちじめるが、時すでに遅く距離を持ったまま生徒は卒業する。(バンザ〜イ)
その後、○○○中学時代の実践を、講演発表し絶賛される。(バンザ〜イ)
唯一○○○中学に勤務して報われたと感じた瞬間だった。(バンザ〜イ)
 
○井○彦
 
生徒会を面倒みていたが、些細な誤解から校長室で生徒会ともめる。(バンザ〜イ)
「こんな生徒会やめたらーーーー」と捨て台詞をはき、すねてやめる。(バンザ〜イ)
その後、W中学で「A組担任」と同僚になる。(バンザ〜イ)
爽やかに「お前がくるとはなぁーー」とA組担任に握手を求めるが両方照れ笑いをする。(バンザ〜イ)
「お前みたいなやつが教師になったらええねん」とA組担任を励ますが・・・
心のなかでは「世も末だ」と呟く。(バンザ〜イ)
 
○ 修○
 
名門、○○○高校から○阪○立大へ進学する。(バンザ〜イ)
大学時代「医者の馬鹿息子の家庭教師をする。」(バンザ〜イ)
医学部に合格すると30万円のボーナスがでるため一生懸命教える。(バンザ〜イ)
見事不合格になり、あえなくクビになる。(バンザ〜イ)
次の年、その馬鹿息子は医学部に合格。30万円を他人にさらわれる。(バンザ〜イ)
「俺が、教えていたからやーー」と強がりを言うがだれも信用しない。(バンザ〜イ)
スキーに、いっちょらの茶色のベルベットの3ピースでやってきた。(バンザ〜イ)
当然、着替えも、道具も持って来ない変り者だった。(バンザ〜イ)
大変なヘビースモーカーで学生時代は貧乏なために、ゴールデンバットを吸っていた。(バンザ〜イ)
 
 
○崎○司
 
俳優近藤正臣と大の親友とホラを吹く。(バンザ〜イ)
あいつが俳優になれたのも、「おれのおかげやー」と嘘ぶく。(バンザ〜イ)
信憑性を高めるために、高校時代演劇部でわしが部長やったと言い放つ。(バンザ〜イ)
実家の裏山に、毎年正月2人で初詣すると嘘の連発。(バンザ〜イ)
近藤正臣が、京都の料亭で修業し役者になりたいために家出した時、
匿い、母親に説得に出掛けたと・・またもや大ぼら。(バンザ〜イ)
今日は、真相を発表するらしい。(バンザ〜イ)
 
○崎○○子

女体育教師であった。(バンザ〜イ)
夏になると、水着の上に、Tシャツかトレーナーを着込み着替えない。(バンザ〜イ)
生徒は、ムレないかと心配していたが、本人は一向に気にしていない様子だった。(バンザ〜イ)
不良女子生徒に対する役目を心得ていたために、いつも恐い顔をしていた。(バンザ〜イ)
生徒からは、「女、かまやつひろし」と言われていたが本人は知らない。(バンザ〜イ)
こんな私でも、「純情可憐な乙女時代があったのよ」と言うが誰も信用しない。(バンザ〜イ)
 
○井○子(○野○子)
 
保健室の先生であった。(バンザ〜イ)
教室に入らない生徒を追い掛け、毎日廊下で走り回る。(バンザ〜イ)
その健脚ぶりを見た、体育教師の○島先生が「オリンピック行けるでーー」と持ち上げる。(バンザ〜イ)
本人は、その気になり、益々生徒とおいかけっこをする。(バンザ〜イ)
小さい体に、良心とバイタリティーを兼ね備えた先生であった。(バンザ〜イ)
 
山○○夫
 
教育大付属高から教育大へ進んだエリートの落ちこぼれだった。(バンザ〜イ)
高校時代サッカーに明け暮れるが、1勝もしたことがなかった。(バンザ〜イ)
高校時代、友人が事故でなくなるという暗い青春時代を送る。(バンザ〜イ)
その父親が葬儀の時に「17年間生きてきて何が悔いが残りかというと・・・・・」
女を知らずして死んだことです。と言ったことが心に残ると言う。(バンザ〜イ)
しかし、生徒は「そんなん、もうやってるに決まってるやん」と冷ややかだった。(バンザ〜イ)
愛車パブリカを生徒に乗られ、エンジンがイカれる。(バンザ〜イ)
ボーナスを頭金にして、グリーンの本田シビックを購入するが、それも生徒に乗られる。(バンザ〜イ)

○ ○子
 
最初は講師できたが、もう結婚をしていた。(バンザ〜イ)
その後、○○○中学に行くなら採用してやると、教育委員会から言われ承諾する。(バンザ〜イ)
それが、間違いの始まりだった。(バンザ〜イ)
大学は、○庫○女子大の体育学部。ソフトボール部だった。(バンザ〜イ)
ふけ顔だったために、まだ20才前半なのに○ばばーと言われる。(バンザ〜イ)
言い出したのは、「○冶○雄○」だった。
 
○端○久
 
出身は岡山県○山郡の兼業農家のせがれとして生まれる。(バンザ〜イ)
○山高校から○島大学へ進学する。(バンザ〜イ)
大学進学後、○島駅前の5階立てのビルを見て高層ビルだーーと感激する。(バンザ〜イ)
2階立て以上の建物を見たのが生まれて初めてだった。(バンザ〜イ)
○町の1ヶ月8000円の共同便所のアパートで下宿する。(バンザ〜イ)
高校生になった卒業生が「酒を飲みにいこう」と誘いにくる。(バンザ〜イ)
それがイヤで、「ひっそりと引っ越しをする。」(バンザ〜イ)
その風貌から「コング」と呼ばれる。(バンザ〜イ)
言い出したのは「○冶○雄○」だった。
 
○田 ○(女教師)
 
新任で赴任したのに風貌は、ベテラン教師だった。(バンザ〜イ)
生徒に健全な男女の交際を説くが、女子生徒から「お前、男おらんから悔しいんやろ」
と言われる。(バンザ〜イ)
しかし、愛を育んでいた男性がおり、 学生結婚をしてた。(バンザ〜イ)
子供が生まれ、育児と動物園のような学校に勤務していたためにやつれる。(バンザ〜イ)
しかし、体重は減らず、風貌だけがやつれた。(バンザ〜イ)
 
 
児○○子
 
進学した高校が間違いだった。(バンザ〜イ)
そこで、悪友「○井○子と出会う」(バンザ〜イ)
大学は音楽大学だった。(バンザ〜イ)
○○○中学に音楽の先生が来ないために、○井○子に説得され○○○中学に赴任する。(バンザ〜イ)
これが、人生不幸の始まりだった。(バンザ〜イ)
この時、すでに中学の先輩の児○氏と結婚していた。旧姓は○本だった。(バンザ〜イ)
児○氏は、名門○○○大学野球部からノンプロへ・・プロ野球に行ける程の選手だった。(バンザ〜イ)
仲のよい後輩に日本ハムに入団した「○飼というピッチャーがいた。(バンザ〜イ)
その選手があまりパットせず、プロ入りを断念する。(バンザ〜イ)
その後、安定したサラリーマン生活を送り、転勤になる。(バンザ〜イ)
そのために、教員を退職、島根、長野、東京へと流れる。不幸から解放された瞬間だった。(バンザ〜イ)
小松みどりを彷彿させるその妖艶な容姿から「色気ばばーー」と言われる。(バンザ〜イ)
「言い出したのは○冶○雄○だった。」


○浦○子(○井○子)


児○先生の悪友である。(バンザ〜イ)
○○○中学はやりがいあるでーーーと児○先生を騙して赴任させる。(バンザ〜イ)
このことが原因で友情が壊れる。(バンザ〜イ)
その後、児○先生の夫の中学の先輩○浦氏と枚○神社にて結婚式をあげる。(バンザ〜イ)
○山○厚がラグビーの名門○商高に行きたいといいだす。(バンザ〜イ)
ラグビー部監督の○保○道先生にお願いにあがる。(バンザ〜イ)
「この体好きにしていいですから、どうか合格を」と懇願する。(バンザ〜イ)
○保監督は、○浦先生の体を見て「ニヤリ」と笑う。(バンザ〜イ)
「よし、合格させる」と約束を取り付ける。(バンザ〜イ)
その後、1カ月間毎日○浦先生は、○商高に出向きスクラムの練習台になる。(バンザ〜イ)
そのために足や首が太くなり現在にいたる。(バンザ〜イ)
 
○端真○子
 
養護クラスの先生であった。(バンザ〜イ)
小さくて、無口な先生だった。(バンザ〜イ)
その後、コングこと○端先生と結婚をし現在にいたる。(バンザ〜イ)
無口な二人が、どのように愛を囁き、結婚に至ったのか?永遠の謎である。(バンザ〜イ)
 

○永○子(○林○子)

保健室の先生であった。(バンザ〜イ)
大阪弁とイントネーションの違う、そのしゃべり方と化粧化の無い顔が好感がもてた。(バンザ〜イ)
純朴、可憐、そんな形容詞がぴったりの先生だった。(バンザ〜イ)
ある日、生徒が保健室で「先生昨日の洋画見た?」と聞いた。(バンザ〜イ)
その映画は「アラン・ドロン」の出世作「太陽がいっぱい」であった。(バンザ〜イ)
先生は「見た見たーーーー」とミーハーになっていた。(バンザ〜イ)
「私、アランドロン好きやねん。男前やろ。色気あるやろ」と目はうっとり。(バンザ〜イ)
先生は、相当な面食いだった。(バンザ〜イ)
 
○山○樹
 
学生運動に傾倒し、8年間も大学に行っていた変り者だった。(バンザ〜イ)
そのために、新任なのに風貌はおっさんだった。(バンザ〜イ)
変人のため、引き取り手の学校がなく、長く○○○中学に勤務する。(バンザ〜イ)
A組担任が教育実習に行ったときに残っていたのは、○山先生だけだった。(バンザ〜イ)
比延山の麓に家を立て、毎日2時間半かかって大阪に通勤している。(バンザ〜イ)
今以て変り者である。(バンザ〜イ)

○島○太
 
九州は熊本県出身の熱血漢である。(バンザ〜イ)
こどもの頃より、兄○太とともに家の畑で取れた農作物をリヤカーに乗せ、
朝市に売り行き、学費を稼ぐ。(バンザ〜イ)
サッカー少年だった先生は、その後実業団トヨタ自動車に就職し、パブリカの溶接に従事する。(バンザ〜イ)
ひざを痛め、サッカー選手を断念する。(バンザ〜イ)
その後、大学に進学し体育教員の免許を取得する。(バンザ〜イ)
大阪の採用試験に合格する。(バンザ〜イ)
2次試験の実技テストは、首席だった。(バンザ〜イ)
その後、同僚美○子さんと結婚をする。(バンザ〜イ)
新婚当時、給料日に給料の殆ど飲んでしまい、1週間口を聞いてもらえなかった。(バンザ〜イ)
その後、自分で「給料袋をつくり、明細書を入れ、厳重に封をして渡すようになる。(バンザ〜イ)
その後、家庭円満である。(バンザ〜イ)
現在、○○○中学の校長先生である。(バンザ〜イ)
 
 
先生方、楽しい時間をありがとうございました。
また会える日を楽しみにしております。   卒業生一同