☆お箸の話☆

今お使いになられているお箸は、ご自分で気に入ったもの購入し、使われていますか?
毎日使うものだからこそ少し拘ってみたいですね。
お箸については、数十年前に購入した百科事典から、「食べ物などを挟む一対の細い棒で、食事や調理の際に右手に持って使う」と知り、親から右手で使うことを強制させられた理由も「左手を不浄の手として右手と特定していた」と知りました。
また、名称については、「お箸は古く箸・筴・筋などと書いて≪波之波志≫と呼んだ。」とありました(平凡社・百科事典) お箸は古来より、片方の端は神様のもの、もう一方の端は人のものとされ、人と神様を結ぶ縁起物です。

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★【歴史】


現時点の調査では、お箸がいつ誕生したのか、はっきりしませんが、お箸発祥の地は中国というのが定説です。
と言うのもお箸に関する文献では、中国・戦国時代・三千年ほど前の書物が最古のもので、そこには≪箸≫の文字が多く見つけられていることから、お箸は中国から渡って来たとされています。
しかし、実際は人間が火を使うようになって、熱いものを持つのに手で持つのは熱いから、木の枝などをお箸のように利用したのが最初だと考えるのが自然ではないでしょうか。
お箸は昔、柳の枝をふたつに折り曲げたが最初です。この古来のピンセット型のお箸は、今も奈良の正倉院で見ることができます。
3世紀末(280年〜290年間)に書かれた中国の正史『三国志』・魏志倭人伝には「食飲にはヘン豆(竹製のタカツキ?)を用い、手もて食う」とあり、お箸は出て来ていませんが、712年太朝臣安萬侶(おほのあそみやすまろ、太安万侶)によって献上された日本最古の歴史書・古事記のスサノオノミコトの神話には、スサノオノミコトが「川上から流れてきた箸(青竹を折り曲げたようなピンセット型?)」を見て、上流に人間の居住している土地があることを知ったというお箸の記述があります。
箸は口に運ぶ先は人のもの、もう片方の端は神様のものとしてされ、食事の時にお箸には神様が降りてくると考えられていました。
新穀の飯を神に供える儀式のにいなめさい新嘗祭のうち、天皇即位後に最初に行われる新嘗祭が大嘗祭といわれ、このしんせん神饌には竹をピンセット状に折り曲げた≪折箸≫が使われています。
この折箸が食べ物を口に運ぶ今のお箸(二本)の原型という考えもあるようですが、元々この折箸は神に食物を取り分ける祭器や神が使う神器だったのと考えらています。
色々な説がある中、≪箸の起源≫から想像すると、この形のお箸は奈良時代から平安初期の頃まで使われ、その後今日のような形、日本食に適した使いやすいお箸(二本一組)の一膳箸になったようです。
前述していますが、お箸のルーツは中国とされていますが、その後の発展から純粋な箸食の国は日本だけとなったのはないかと思われます。

★【箸食作法の父は聖徳太子!?】



日本で箸食を初めて制度として採用したのが聖徳太子(574年〜622年)でした。
西暦607年、小野妹子らを遣隋使として派遣した折、小野妹子らはお箸を使った食事作法で歓待を受けました。
この進歩した作法の報告を受けた聖徳太子は、さっそく宮中の宴に箸食を採用したと言われています。以後、大きな寺院は次々と箸食を取り入れたそうです。
〔日本人の一生は、お箸に始まり、お箸に終わる。(箸初めに始まり、死に水:骨上げで終わる)〕“箸が持てなくなったら、おしまいだ”等といわれるように、昔から日本人にとってお箸は生活に密着し、無くてはならないものでした。
昔は≪生きる=箸≫としてとらえ、お箸を丁寧に扱い、食事の時以外は箸箱に大切にしまっておきました。ただ昔のお箸は現在多く出回っている量産品のお箸と違い、漆仕上げの手間暇かけた良質のお箸だったという事も箸箱も保管した理由の一つにあげられます。

★【お箸の文化史】


「箸使いを見れば、その親がわかる」と言葉があるように、特に娘を子に持った親は「お箸もきちんと使えんようでは、いいとこへ嫁に行けんぞ」と躾の中でお箸を左で使うことを嫌っていました。
また、私たちの家庭には父親、母親、誰々ちゃんといった、家族制度を重んじた個人用のお箸が存在するのも確かです。
粘りが少なく、パサパサしたインディカ米と違い、日本のお米がお箸に向いていること、お箸の使い方や作法が、食事を始める前にお箸を両手の親指に挟み、家族揃って「いただきます」と言って、平穏に食事できることへの感謝の気持ち、食べ物への感謝の気持ちを表しています。(これは、諸外国で行われている、食事の前の祈りと同じではないかとも想像しています。)
近頃は失われつつありますが、このような作法などが子供の躾に大きな役割を果たし、日本独自の文化を育組んできたと思われます。

「箸取らば、雨土の恩恵(おんめぐみ)、父や母の恩ををわきまえ、頂きます!」と食事の前に唱えて手を合わせたものです。

★【お箸の普及】



高度経済成長の昭和30年代頃から、大量生産が可能な化学塗料を使った安価な箸が出回り、私たちの家庭に普及してきました。同時に割り箸も大量に出回るようになり、お箸は安いもの、使い捨てというイメージも広く一般に定着し、いつの間にかお箸(物)を大切にする心が薄れてきてしまったのかも知れません。
特に割り箸については、幕末の頃から杉の割り箸が庶民生活に使われるようになり、衛生面の要素から太平洋戦争までは生産は向上の一途を辿り、朝鮮、台湾、中国をはじめ、遠くハワイ、アメリカまで輸出されています。その中で吉野箸の生産額は、戦争で激減したのを終戦と共に復旧を目指して立ちあがり杉箸の他に桧箸の生産もはじめ、額は倍増し、わが国経済の高度成長と共に飛躍的な発展を遂げて来ています。 

★【お箸の語源】



「東雅」に〔箸をハシといふは觜也、其食を取る事の、鳥觜の如くなるをいふなり、又ハシとは端也、古には細く削れる竹の中を折屈めて、其端と端とをむかい合わせて、食を取りしかば、かく名づけしなり〕(平凡社・百科事典)
自分なりに解釈するとおおよそ、このようなことか。このピンセット状のものが鳥の≪クチバシ≫に似ているからとか、竹を曲げてその≪端と端≫を使うから、また≪食べ物を口に運ぶ橋≫になる。また ≪神と人を結ぶ橋≫、≪神が宿る柱≫など色々あるが、いずれが正しい説か分かっていない。
お箸という≪字≫は、竹かんむりが使われているように素材としては古来より竹が多く使われていたようです。

★【割り箸の歴史】



割り箸の二本に割る行為は、今から食事を始めることを意味し、一つの生活の流れに精神的なけじめをつける方法として有効であるとされている。(一色八郎著「箸の文化史」)
箸の町:下市町の特産品紹介ホームページの中に以下の説明がある。
そもそも割箸の由来については古事記のスサノオノミコトの神話にさかのぼることは歴史学者や箸の研究家が記述しています。
その後、南北朝の昔、後醍醐天皇(1288年〜1339年)が吉野の皇居にあらせられた時、下市の里人が杉箸を献上したところ、その美しい木目と芳香を喜ばれて朝夕ご愛用されたので公卿、僧侶にも使用されるようになり、次第に伝えられて今日に至っています。
江戸時代の寛政年間、割箸の製法が改善され、続いて安政年間に利久箸が考案されてから奈良県吉野郡下市町の割箸の名が一躍高まりました。
下市の割箸は、幕末の頃に吉野杉で作る酒樽の材料の端材が捨てられるのを惜しんで考案され生まれました。
今では吉野杉の大半は建築材に変わり樽の製造は少なくなってきましたが、現在でも、植林された吉野杉の原木を、建築製品等に製材した後に残る外側の利用度の少ない部分(背板)だけを利用して、一本一本巧みに加工して吉野杉の美しさを損なうことなく作られ、自然を大切にする心は受け継がれています。
下市の割箸に限って言えば、明治になるまで販路は近畿地方に限られていました。
維新後は国勢の伸展に伴い需要が激増して販路も全国におよび、家庭工業として大きな発展を遂げ下市町は「箸の町」と呼ばれるに至りました。

★【お箸の作法】



右手作法を教えられてきたが、左手作法は存在するか
箸の作法も国(【お箸を使う国】参照)により違いますが日本は箸の諺が多いように、いかに生活に密着していたのか伺えます。
<禁じ手>

★【お箸を使う国】



日本・中国・台湾・シンガポール・ベトナム・モンゴル・韓国・北朝鮮
アメリカやヨーロッパでも日本食や中華食の人気で使われることが多くなっています。
国により長かったり細かったり材質が違ったり様々ですが箸だけで食事をするのは日本だけと言われています。
中国ではレンゲや匙を使いますし、韓国でもスッカラッ(匙)を使います。
中国の箸は長く円卓で食事をすることにより長いものがいいようです。
また箸先は丸く、ぶつかってもケガをしないようなものが多くなっています。韓国は金属製で出来ていて食堂でも金属製の箸が割り箸のかわりに置かれています。
日本は膳を単位に食事をしていたので短いものが使われ、素材は木や竹で出来ていて漆が施されています。
一般的に日本の食生活は、魚介類を多く食していたので、中国、韓国、台湾などと異なり、箸先が細いものに拘り、重宝してきたと思われます。

★【お箸の素材】



お箸という字は竹カンムリが使われているように、竹は、ねばりがあり軽く木地としても入手し易かったことから、竹はお箸の木地として使われてきました。
しかし、人によっては、重くて太い箸を好まれる方も多く、黒檀や紫檀などの箸が使われるようになってきています。
昔は一家の大黒柱である主は、他の家族より高価な木地のお箸を使い、箸箱に大切に保管していました。
高価なお箸(木地)は地位や権力の象徴として、色々な木地が使われるようになりました。象牙の箸などもそのひとつ。
黒檀、 紫檀、 杉材、 さくら材、 竹材、 象牙材、 マラス(別名ナンテンギリ)、 たがや・鉄刀木・タガヤサン、 ホオノキ(朴)、 ブナ、 クワ、 クリ、 あすなろ、 黒柿、ガラス等々

★【お箸のスタイル】




お箸の形状:
食べ物の種類、用途やお箸を持つ人の特性(大人・子ども・男性・女性・指の細い人・太い人)によって、おのずとその人に合ったお箸の形状も異なります。
丸型、角形、太形、細形、先細形、平形、割り箸
その中で黒檀や紫檀で作られた五角形のお箸は、使いやすく、転がらない、滑らない丈夫なお箸といわれています。
箸の長さに基準:
筆者は気に入ったお箸の長さを調べてみて、どうも手のひらサイズではないかと思えてきた。実際に筆者が手を広げて、その幅を計ったら23cmあり、家内の結果では20cmという幅が出た。
市販の基準は男性大人用23.5cm、女性大人用20.5cm、子供用およびお弁当用18cmだった。これから考えてみると、飲食店で男性客、女性客一律に21cmや23.5cmのお箸が出しているのはお客を軽んじていることになるのではないか。
ただし、神事に使われているお箸は30cmを超えるものや40cmのものもあり、基準があるかどうか分かっていない。
割り箸の長さ:
割り箸を製作している企業では平均値を提供している:20.3cm、長いものは21cmで、男性用より短く、全体的に女性用を意識した長さになっている。
しかし、大衆酒場などで時折見かける男性の箸の使い方が、お箸の下のほうを持つ、上のほうを持つというしぐさが割り箸の長さに少なからず影響を与えているのではないだろうか。
お箸の説明書では親指と人差し指を広げた長さの1.5倍が相応しいとあるが、市販のお箸を購入する場合が多く、前述の長さが一般的となっている。
お箸の先端が細い理由:
日本人の食文化では小魚を食べる機会が多くあり、小魚の身と骨を分けるために先端が細くなったと言われています。
子供用お箸
毎日、口に入れるものですから子供用は安全な天然素材のお箸をオススメです。
脳の発育や手先の器用さを促進したいですね。
自然に育まれた素材を加工し天然の漆を使用したお箸ですから箸先をかじってしまっても安心です。お子様の手のサイズにあったお箸を・・。※一あた半(ひとあたはん)
大人用とは異なり、やや長め、親指とひとさし指を直角に広げ親指と、ひとさし指を結んだ長さの1.5倍の長さが使いやすく美しく見えます。手にあった箸で持ちかた、使い方を教えてあげてください。
漆が塗られているものが多い日本のお箸
漆を塗ることにより素材である木が保護されるからです、昔から漆は接着剤や木で製造したものを保護する目的で使われてきました。
また仕上がりも美しく日本人の美意識に合ったものだった訳です。
毎日使う物を長く大事に使いたいという今では忘れかけられている日本人の願いもあったようです。

★【お箸のお勧めの長さ】


市販の製品を基準
(筆者がお箸を作る場合、25〜26cmの長さのモノを作り、完成直前に一定の長さにカットしています。したがって御依頼人の希望の長さに仕立てます。)

★【お箸の正しい持ち方と練習】



お箸を上手に使う基本は正しく軽く持つことですが習慣で気にせず持ってしまいます。
外国人で上手に使う人がおりますが、持ちかた使い方を正しく覚えたことが美しい箸使いになっているようです。
正しくお箸を持つことはお箸の機能を存分に発揮させ、食べ物をきれいに食べることが出来ます。

2006年のある調査によれば、正しくお箸を持てる人は、中高生で2割強、大人でも5割強に過ぎないとの結果が出ています。
指に正しくかかるよう、フックやくぼみを付けた矯正箸が人気だとも言われています。
お箸を使うことは、手の繊細な筋肉、神経を総動員する作業。箸文化が物づくりでの日本人の器用さを生んだ、とも言われています。
もう一度ご自身のお箸の使い方を確認なされてはいかがでしょうか?


≪お箸の取り方、持ち方、動かし方≫お箸の正しい取り方:
 @お箸のほぼ中央を右手で上から取ります。
 A左手をお箸の下に添え、手前に引き寄せます。
 B右手を下に回し、正しい位置に持ちかえます。
 C左手を離します。
・お箸の持ち方の復習:
 @ 片方を親指と人さし指の付け根のところで挟みます
 A薬指を軽く曲げて薬指の爪の横の上に載せ、親指と薬指で支えます。
 Bもう一方のお箸は親指の腹、人差し指の腹と中指の第一関節で支えます。
 C箸先を揃えて人差し指と中指を動かして食べ物を掴みます。
 上手なお箸の使い方は人差し指と中指だけで支えた上のお箸を動かし、下のお箸をしっかりと固定させて使うことがコツです。
・上のお箸を上下に動かす練習。(数字の1を書くつもりで):
 @人さし指と中指を少し曲げるようして、箸先が上下するように練習します。
・上のお箸と下のお箸の練習:
 @ 二本の箸先を揃え、上のお箸は親指を支点にして、人さし指と中指ではさむようにして上下に動かします
 Aこの時、下のお箸は動かさないで、上の箸先と下の箸先を軽く合わせるようにします。
・子どもの頃に行うお箸の練習:
 ゲーム感覚で、親子で行うことがいいでしょう。
 二つの小皿を用意し、一方にそれぞれに異なった点数をつけたお米、小豆、大豆、ピンポン球、小さく切ったスポンジなどを入れて、一定時間に空いたお皿に移し変えるゲームをする。 この時、いかにお箸の持ち方、動かし方が重要かが理解できるのではないかと思います。

★【お箸に感謝:箸供養】



「箸塚」が建てられている高知・はりまや町の高知八幡宮では春の観光シーズンに、箸供養祭があります。
毎年2月中旬に、観光関係者、ホテル、飲食業界などから大勢の人々が集まり、1年間に使用されたお箸に感謝して無病息災を願い、持参された数十万本のお箸を、正方形に組んだ神炉(しんろ)の中に次から次へ投げて手を合わせる行事です。
また、8月4日には、わりばし組合がを箸の日とし、箸供養を行っています。
お箸は、古来より使った人の霊が宿ると信じられています。
むやみに捨てると禍があるといわれ、使わなくなったお箸を折り、霊を自分に戻すという箸折り峠の伝説もあります。

★【お箸は使った人の霊が宿る!?】



昔の話、山に入った人は、さて昼飯という時、木の枝をお箸代わりに使っていました。 そして、一度使ったお箸は、その人の霊が宿るとされ、必ず折ってから捨てていました。 そのまま捨てると山に棲む獣に遊ばれ、その禍が自分にふりかかるのを避けるためでした。 また、箸折りの行為で魂は自分に戻ると信じられていました。 現代、私達が弁当を食べた後に無意識にお箸を折るのは、この箸折峠の名残りなのかもしれません。

★【箸の数え方】



今では一膳、二膳と数えるのが普通ですが、それは鎌倉時代に一人用の膳が発達し、一つの膳に一つのお箸が添えられた事からと言われています。
それまでは、一具・一隻・一双・一株・一囲などと数えていたようです。

★【お箸は日本人が使う頻度が多い道具。食器の中ではで一番よく使う道具がお箸】



日本人の手先が器用なのは、お箸を使うからだと言われています。
洋食器のナイフは「切る」、スプーンは「すくう」、フォークは「さす・おえる」などの機能を持っていますが、お箸は「つまむ・はさむ・支える・運ぶ・切る・裂く・ほぐす・はがす・すくう・くるむ・のせる・ 押さえる・分ける・まぜる」など、二本の棒を片手で操り、さまざまな機能を持ち合わせる優れた道具(食器)です。
日本人は、幼い頃からお箸によって微妙な指の使い方・力加減を習得してきた考えられます。
また、この箸使いが日本人にとって、全ての道具を器用に使いこなす基本になっているとも思われます。

★【お箸の種類】



割り箸、菜ばし、火箸も考えてみよう
・祝い箸:
  
祝い膳に使われる丸箸で、柳の木で作られた、両端が細くなっている箸のことを言います。白木の箸は香りもよく、「清浄と神聖を表し、邪気を祓う」と言われています。また、柳は「薬木で長寿をもたらす」と言われ、正月や祝い事に欠かせません。また、祝い箸は神様を迎えて過ごす「ハレの日」に使用されるため、神様の口と人間の口用に両端が細く削られているのです。その祝い箸を家族それぞれが清め、自分の名入りの水引がついた箸袋におさめ、お正月の三が日に使います。 (インターネットより情報取得)

・利休箸:

  杉材で両端を同じ細さに削り、また握りの部分を扁平にし、握りやすさに配慮した形となっている。両先端が使えるので箸を持ち替えることなく取箸としても使えます。
・太箸:

  七代将軍足利義勝が家臣たちとの正月の祝宴の時に使ったお箸が折れ、数日後、将軍が馬に乗って出かけた際、馬が根っこに足を取られて、将軍は馬から落ち亡くなってしまいました。それ以来、お箸が折れると縁起が悪いと言われる様になり、祝膳では折れない太箸を使うようになりました。なお、一般的に男性は太いお箸を好まれる方が多い。
・矯正箸:

  最近になって市販されているようだが、どなたが考えられたのか不明
・菜箸・魚箸:

  調理に用いる
・取箸・菓子箸:

  客の食べる分を取り分ける箸、菓子の場合は菓子箸と呼んでいる。
・その他の箸:

  豆腐箸や納豆箸

★【お箸の用途】




★【お箸の諺】




★【お箸の手入れ】



お箸は、天然素材の木で出来ている為、水や湿気を嫌います。
次の事に気をつけて頂くと長く使うことが出来ます。

★【必需品としてのお箸】



古くから携帯箸があったといわれています。戦にもお箸は欠かせない必需品として携帯していたようです。

★【お箸の売り場】



食器というと、器がメインで漆器や陶器にこだわる方も多く、百貨店やスーパーなどのお店を見ても、お箸は売り場の片隅

★【MY箸のスタート】



携帯用のお箸の普及:エコ、NHKが放送で取り上げた

★【お箸の流派】



調査中:考えた人はいないかも

★【お箸を研究している人はいるか】



『箸の文化史』・『日本人はなぜ箸を使うか』一色八郎氏
『箸の本』本田總一郎氏
『究極のお箸』高橋隆太氏(銀座夏野店主)

まだ、沢山の方がおられると思います。

★【お箸とおてもとの違い】



「お手許」と言う箸の表現は江戸時代から使用されていて、箸は「端」でモノの両端を意味することから「お箸」を嫌って、「お手許」と呼ぶようになったと言われています。

★【お箸と割り箸、割り箸の発明者】



調査中
百科事典で調べてみよう

★【お箸の生産量】



日本国内では年間250億膳〜300億膳の割り箸が消費されていると言われ、約50%が国内生産で、その約40%を北海道が占め、続いて吉野・下市で多く生産されています。なお、最近では北海道生産の原材はロシアから多量に輸入されたものを使用されているのが現状です。
輸入国を国別に見ていくと以下のようになります。
・中国     : 約60%
・インドネシア : 約25%
・韓国     : 約10%
・その他の国となっており、エコの問題から森林伐採との関係を考えてみると微妙な数字になっています。まして、日本におけるお箸の原材料は建築資材として使えない端材が使われているとの言われています。    

★【個人用のお箸の出現はいつ頃か】



現代の家庭での使われ方をしている個人用のお箸は、江戸時代にもお殿様が使う専用のお箸として存在したのだろうか?
相撲部屋など共同生活をしている力士たちはちゃんこ鍋を食べる時、個人専用のお箸を使っているだろうか?

★【お箸を噛む癖】



調査中

★【お箸の付属品】




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