最近”極薄ラッカー塗装”を売りにしているギターメーカーが増えたように思うんですが いったいどの程度の厚さであれば”極薄”と言えるんでしょうか? 自分で塗装している塗装はいったいどの程度の厚みなんだろう? ちょうどアッシュボディにウレタンでキャンディ・アップル・レッドにリフィニッシュの修理依頼があり 本体塗装のついでにデコ板(表面がツルツルの内装材)に同じように塗装して 乾燥した後にデコ板から剥がし、厚さを測ってみました |
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剥がしてみてビックリ!0,16ミリ! 今までも自分が仕上げたウレタン塗装は組立の段階で見える塗装の断面で かなり薄く仕上がっていると思ってはいましたがここまで薄いとは… 下地から全てでこの厚みなんだからトップコートの厚さはこの半分以下 今までもこの吹き上がりでちゃんとトップコートを削り出さずに仕上げていたんですが この結果を見て吹き上がりのギターをサンディングするのが怖くなってしまいました (もちろんちゃんと仕上げましたが) ただし、デコ板の方は下地の平面出しの必要がないので下地塗装を一回省きましたが 仕上げのサンディング、磨きもしていませんので実際のギターの塗膜の厚さと変わらないと思います これより厚いラッカー塗装もザラにあると思いませんか? ウレタン塗装をバカにする人も居ますがこれだけ薄ければラッカーと変わらないですよ (いろんな意味で) ゴムで溶けたりしないし扱いも楽! ま、いくら薄く仕上げててもツヤはやっぱりウレタンなんですけどね〜 ラッカーの濡れたようなツヤとは違いますねぇ ラッカーも今デコ板に吹き付けていますので出来次第アップします |
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