☆ツーリング・レポート☆

E紀伊半島(三重)ツーリング
訪問日:2014年3月15日〜16日


楯ヶ崎

今年の冬も寒かったですが少しずつ暖かくなってきました
この日は天気も最高でツーリング日和です
大阪のツーリング仲間と伊勢道・安濃SAで待ち合わせて出発です
今回のツーリングは紀伊半島の尾鷲、熊野方面


1日目

伊勢道・安濃SAで午前11時に待ち合わせでしたので名古屋の家を8時過ぎに出発することにしました。東名阪の渋滞を避けるために下道を走ります。国道23号線四日市方面へ走り国道1号線に入り亀山から伊勢道に入るルートになります。写真は国道23号線の木曽川に架かる赤い鉄橋を渡っているところです。さすがに今日は土曜日ですのでトラックが少なく走りやすいです。
四日市市内に入るとさすがに車が増えてきました、平日ならトラックばかりなのですが、今日は土曜日なので乗用車の方が多いです。今日の天気予報は晴れでしたが、四日市市内に入って雨がぱらっと降ってきました。でも降り続く雨ではなさそうです。
国道23号線から国道1号線に入ると交通量が減りさらに走りやすい道になります。写真は亀山JCT付近でココから伊勢道に入ります。休日の朝はいつも渋滞している東名阪道を避けるコースを走りました。伊勢道に入って10分ほどで待ち合せ場所の安濃SAに到着です。さすがに休日の朝で行楽客でSAはいっぱいです。
安濃SAには10時15分頃に到着しました、大阪からの友人はまだ到着していない様です。コーヒーを買って休憩場所を探していると友人の呼ぶ声がしました。少しの時間差で友人も到着していたようです。ココで30分ほど休憩してから再出発です。今日は海岸線沿いの国道260号線、311号線を巡るコースです。少し道を間違えて紀勢道に入ることができず、伊勢道をそのまま進み玉城ICで下車することに!
しかたなく玉城ICから「サニーロード」と呼ばれる県169号線を南下します。この道が思ったより気持ちの良い道で車も少なく走りやすかったです。程よいアップダウンがあり変化に富んだ道でした。
伊勢道玉城ICを降りて約30分で国道260号線に突当ります。ここからは国道260号線を西へ紀伊長島方面まで海岸線沿いの道になります。

国道260号線に入り少し走ったところで、12時を過ぎていたので昼食をとる事に
内瀬(ないせ)と言う所で「お好み焼き屋」を見つけて入りました。

お好み焼「ふくちゃん」というお店です。おばあさんが一人でやっているお店のようです。ミックスを注文しました、お店はお昼時ですがわれわれ二人だけ、あまり期待していませんでしたが、なんとボリュームもあり美味しいではありませんか!!コレで\650は安いと思います。この内瀬(ないせ)という地区はタレントの磯野貴理子さんの出身地らしく、お店に来たときの写真が貼ってありました。
お好み焼き「ふくちゃん」で昼食と休憩をとってから出発です、国道250号線は海岸沿いと山間部が交互に楽しめる変化に富んだ道が特徴です。片側1車線道路は路面状態もよく走りやすいです。
道路幅の狭い所もありますが、殆どが片側1車線道路でしかも交通量は少ないです。道路の改良工事も進んでいるようで今後はもっと走りやすく便利になるでしょう。
大紀町錦付近のコンビニで休憩です。最近のコンビニで販売されているドリップコーヒーがお気に入りです。低価格で味もグッド!少なくとも缶コーヒーよりは美味しいと思います。15分程休憩をしてから再出発です。出発して10分で道の駅「紀伊長島マンボウ」を経て国道42号に入ります。国道42号線に入ると急に車の量が多くなりました。


国道260号線の走行は海岸沿いと山間部と変化に富んだ楽しい道です

紀伊長島から国道42号線に入りました。交通量が一気に増えます。直線的な道が続きますが単調な道です。JR紀勢本線に沿って国道42号線は尾鷲市内まで続きます。
紀伊長島から国道42号線に入り約30分で尾鷲市内に到着です。今月末(2014年3月30日)には紀伊長島から尾鷲市内まで延長工事を行っている紀勢道が開通します。開通すると伊勢道との分岐点の勢和多気JCTから約45分と短縮されます。
尾鷲市内を抜けるとまもなく国道311号線との分岐です、国道311号線に入ると極端に交通量が減り対向車も殆どありません。すぐに長いトンネルを通ります、片側1車線の比較的走りやすい道が続きます。
ところどころに1.2〜1.5車線の道がありますが対向車が無いので走りにくい感じはありません、景色は開けていないので単調な山道が続く感じです。立派な長いトンネルを二つ抜けると「楯ヶ崎」の駐車場に到着です。今日の目的の一つである楯ヶ崎までの散策、最初は往復1時間程と考えていましたが、とんでもなかったです!!詳細は次に!

尾鷲市内を抜けて国道42号線から国道311号線に入ります
国道311号線に入ると交通量は極端に減ります、と言うか対向車殆どいません

国道311号線沿いにある「楯ヶ崎」の駐車場にバイクを停めて出発です

楯ヶ崎散策

バイクを停めた駐車場(車が4〜5台駐車可)から30m程西に下ったガードレールの切れ目から山道を下って行きます。この駐車場は路肩を広く取っただけで、トイレ等の施設はありません。後から気付きましたが、ここから100mほど下ったところにきれいなトイレと東屋のある駐車場が完備されていました。
いきなり階段の下りが続きます。楯ヶ崎まで2kmほどなので片道30分弱かなっと思いながら坂道を下って行きますが、帰りの上りの階段はきついなと考えていました。
楯ヶ崎まで1.4kmの標識がありました。鬱蒼とした木立の中を歩いています、木々の間からは午後の日差しにきらきら輝く二木島湾の海が見えます。駐車場を出発したのが15時半なので、16時半には帰ってこれるだろうと思っていました。
二木島湾の入り江まで降りてきました。ここに阿古志神社(あこし)という小さな神社がありました。入り江には漁港があり漁船と何かの養殖筏が浮かんでいました。ここで少し休憩です、まだ楯ヶ崎まではココから上り坂になるようです。
阿古志神社を後にして上り坂の山道を登っていきます、半島の先端まで山道を登って降りてを繰り返しながらやっとのことで楯ヶ崎に到着しました。展望台と呼ばれるところからの眺めは雄大で険しい断崖が見えますが海は穏やかです。
楯ヶ崎熊野市二木島湾の北側にあり玄武岩の柱状節理を見ることができます。三重県の名勝、天然記念物に指定されているそうです。横の漁船と比べてもわかるように高さは100mほどあります。
結局駐車場まで戻ってきたのは17時15分で15時半に出発しましたので往復1時間45分かかったことになります。山道がけっこう厳しく疲れました。でも今日の宿まではココから10分程度とすぐ近くです。
今日の宿、民宿のはまけんに到着です。部屋は広く清潔な感じで良かったです、また食事の魚は期待通り新鮮でとても美味しかったです。一泊二食付きで\7,350でした。


2日目

朝8時過ぎに出発です、今日は国道42号線熊野灘沿いにさらに南下し
熊野川を越えて和歌山県の新宮市に特産品の「めはりずし」を食べに行くことに!


国道311号線から国道42号線に入り、休憩に入ったコンビニの隣に世界遺産「花の窟(はなのいわや)」という看板を見つけました。世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部になるそうです。その「花の窟神社」は日本書記にも記されている日本最古の神社とされています。場所は熊野市内国道42号線沿いです。
三重県熊野市から和歌山県新宮市までは熊野灘の海岸沿いに国道42号線がまっすぐ走っています。途中道の駅で休憩しながら熊野川を渡れば和歌山県です。新宮市内で少し道に迷いましたが「めはりや」に到着しました。まだ10時半ごろでしたので、店は空いていました。
めはりずしを注文しました、4個で\500だったと思います。この本家「めはりや」さんのめはりずしは高菜を中心に入れた醤油めしのおにぎりをさらに高菜で包んだものです。けっこう大きくて2個食べて、残りを2個を持ち帰れるように包んでもらいました。
ここから大阪のツーリング仲間とは別れて帰る事になりました。
大阪の友人は、新宮市内から国道168号線五條市へ抜けるほうが近道です。私は来た道を戻って紀伊長島IC紀勢道に入り名古屋へ帰る事にしました。この写真は国道42号線から国道311号線に入ってすぐの所にある、大泊海岸です。夏場は海水浴場になるようです。
国道42号線をずっと走れば一番早いのですが、それも面白くないので、再度国道311号線を通って帰ります。熊野市内から新宮市内まで続く熊野灘沿いの海岸線が遠くに見えます。
国道311号線はところどころ改良工事が進んでおり通りやすくなっているようです。とこどころ狭い道を通りながら進んでいくときれいな海岸線が見えてきました。ここは熊野市の新鹿(あたしか)海水浴場で環境庁の「快水浴場100選」にも選ばれた遠浅で水のきれいな海水浴場だそうです。
国道311号線はところどころ1車線の狭路があります。この場所はバイクと乗用車であればかろうじて対向可能ですが乗用車同士は無理です。車両の通行は少なくこの日もここでは対向車とは出会いませんでした。でもここはバスが通行するようです。
二木島地区を過ぎた辺りで乗用車の駐車スペースが3台ほどある休憩場所がありました。ここは「曽根次郎坂・太郎坂」と呼ばれる熊野古道の通り道であり、志摩と紀伊の国境であったそうです。
狭路が続く道を走っていると本当にこの道でいいのか不安になることがあります。でもこの様にガードレールに標識を付けてもらうと安心します。良いアイデアかと思います。

このあとはJR紀勢線賀田駅近くから県道70号線に入り
国道42号線(熊野街道)で北上し紀勢道紀伊長島ICから
伊勢道を経由して帰りましたが、途中やはり東名阪道亀山JCT付近から
渋滞していたので伊勢関ICで降りて国道1号線、23号線を乗り継ぎ
名古屋の家まで帰りました。