☆ツーリングレポート☆
D信州 霧ケ峰・美ヶ原方面
訪問日:2012年7月27日、28日
ツーリング


ニッコウキスゲが咲くこの時期の休日は非常に混雑します。
ということで平日に休暇をとってやってきましたが.....今年の
ニッコウキスゲ
例年に比べて少ないようです。

1日目 ビーナスライン 霧が峰、美ヶ原高原方面


名古屋の家を朝6時半に出発し、霧が峰高原車山肩の駐車場に10時に到着しました。ここまで3時間半程でくることができます。
まずは駐車場のすぐ横にある丘に登ってみます。ニッコウキスゲが咲いています。柵の中にあるのは鹿に食べられてしまうからだそうですが思っていたより咲いている量が少ないなと感じました。
ニッコウキスゲ越しに車山山頂にあるドームが見えます。柵に張られている電線が気になりますが、食べられてしまうよりいいです、さてこれからドームを目指して車山を登っていきます
登山道はけっこう大きな石がごろごろしていて普通の靴ではしんどいでしょう。登山靴かトレッキングシューズが良いと思います。登山道でない所への立ち入りはできません、自然保護の為仕方がないでしょう。
途中ところどころにニッコウキスゲが咲いています。高原の緑色が気持ちいいですが、遠くの景色は霞んでいます。湿度が少し高いような感じがします。見晴らしがよければ中央アルプス、北アルプスの山々を見ることができるのですが残念です。
ビーナスラインが見えます、その向こうにはグライダーの滑走路が見えます。登山道を登っていても日差しはきついのですが、汗をかくことはありません。標高は車山肩の駐車場で1800m、車山の山頂で標高1940mです。
登山道脇のところどころでニッコウキスゲがかわいく咲いています。あとで聞いたのですがやはり今年は例年い比べてニッコウキスゲの開花は少なめだそうです。残念ですが仕方がありません。
山頂のドームが見えてきました、車山肩の駐車場から40〜50分、そんなに急斜面でなく手頃なハイキングコースです。
山頂へはスキー場側からリフトでも登るころができます。平日なのに山頂は人で一杯です。夏休みに入っているので家族連れも多いです。
車山の山頂から下山するときふと空を見上げるとグライダーが飛んでいました。きっと霧が峰高原にある滑走路から飛び立ったのでしょう。音も無く飛んでいますが、近づいてくると微かに風を切る音がヒューと聞こえます。特に旋回するときにその音は大きくなるようです。グライダーと一緒にトンボもたくさん飛んでいました。
車山から下山してきて、ビーナスライン美ヶ原を目指しました。霧が峰では非常に良い天気だったのに、美ヶ原高原に近づくにつれてだんだん天気が悪くなり、美ヶ原に着いたときは土砂降りの雨、散策は断念して武石方面に下りて行くことにしました、少し降りて白樺林の中までくると天気は良くなって晴れています。なんと今回で美ヶ原高原は3回目ですが、3回ともに天気が悪く高原の散策ができていません。
武石観光センターまで降りてきました、ここでお蕎麦の昼食をとってから今度はビーナスラインとは反対側の美ヶ原スカイラインで美ヶ原高原を再チャレンジしました。この写真は終点の美ヶ原自然保護センター付近から見た美ヶ原スカイラインです。
美ヶ原自然保護センターから少し山道を歩いた所からみた美ヶ原高原王ヶ頭の電波塔群です。ここから山道を歩いて15分くらいなので歩くことにしました。王ヶ鼻方面へも直接行くことができますが、今回は王ヶ頭へ行きます。
美ヶ原高原王ヶ頭に到着しました。先ほど行って雨だった山本小屋方面が見えます。曇っていますが時々日は照って明るくなります。次回は美しの塔や王ヶ鼻へ行ってみたいと思っています。さて時間がもう15時なので今日の宿であるロッジモーティブへ向うことにします。美ヶ原林道を美鈴湖方面に降りていきましたが、浅間温泉街に迷い込んで時間をロス、やっとの思いで長野道に入り諏訪ICを目指しました。宿に1時間ほど予定の時間より遅れる旨を電話してから、宿の近くにある蓼科温泉で今日の汗を流します。
蓼科温泉は今日の宿のロッジモーティブの近くにあります。前回も入りましたが今回も再度の訪問です。こじんまりとした良質の温泉です。時間も遅かったので早めに上がって宿へ、今日のライディングは終わりです。走行距離は約380kmでした。



2日目 杖突峠、鹿嶺高原、国道152号線方面

久しぶりにロッジモーティブに泊まりました、一人で宿を切り盛りされている
森田さんは相変わらず素朴で誠実そうな感じです。
信州のツーリング情報は非常に豊富で!!今回も翌日のコースの相談をしました。

ロッジモーティブを7時半に出発して茅野市内から国道152号線に入り杖突峠まで駆け上がります。杖突峠には8時15分頃に到着しましたが、早かったようで無料の展望台はまだ開いておらず、仕方なく有料展望台へ行きました。あいにく展望はこの写真のように霞んでいてほとんど見えません。昨日夜の雨の影響もあるのでしょうか、湿度が高く空気が湿っている感じがします。午後になったほうが視界が良くなるかも知れません。
有料展望台の入口です、100円を入れて展望台に入りましたが、展望は上の写真の通りで残念でした。朝早くなければ無料の展望台があったのですが....
15分程休憩をしてから152号線を南下し
鹿嶺高原を目指しました。高遠の町を通りこして美和湖畔の国道152号線から鹿嶺高原へ行く林道を登っていきます。国道の分岐点から30分くねくね道を上がっていきます。舗装されていますが1.2〜1.5車線、ところどころ落ち葉や木の枝が落ちています。大型バイクでもそれほど問題なく登っていけると思います。
9時半頃に鹿嶺高原への林道の行き止まりにある駐車場に到着しました。車もバイクも1台もありません、近くに別荘のような家がありましたが、ここを基点にハイキング路があるようです、展望台はここからさらに徒歩で5分ほど登ったところにあります。
展望台が見えました、鉄製で登るとゆらゆら揺れる展望台です。南アルプスから天気がよければ中央アルプス、北アルプスまで望むことができます。駐車場で標高1850mほどですので、展望台は標高1900mあると思います。
仙丈ヶ岳の頂上が見えます、最初は頂上付近に雲がかかっていたのですがだんだんと雲が切れて見えてきました。逆光で少し湿気た大気で霞んでいます。ここももう少し時間がたった方が良かったかもしれません。逆方向の中央アルプスや北アルプスの山は、距離が遠い為か見ることができませんでした。
展望台の近くにあるキャンプ場にあった遊具のループにトンボがたくさん止っています。飛んでいるトンボもたくさんいました。
来た道を降りていき再度国道152号線にでて南下します。パワースポットで有名な
分杭峠を通り、所々1.2車線くらいになり狭いところもありますが、概ね走りやすいと思います。
大鹿町にある中央構造線博物館に立ち寄りました。中央構造線とは異なる地層の境界でいわゆる断層面になります。写真の中央構造線博物館の後の山にマイロナイトの露頭が見えますが、色が異なるので良くわかります。1時間ほど見学してからさらに国道152号線を南下しますが、ここから極端に国道152号線は狭くなります、狭いのですが車やバイクの交通量がけっこうあるので非常に通りにくい道という印象です。