独ソ戦車戦シリーズ
シリーズ名 | 独ソ戦車戦シリーズ | ||
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出版社 | 大日本絵画 | ||
No. | 書名 | 著者/訳者 | 発行年月 |
ISBN | 定価 | ||
内容 | |||
1 | クルスクのパンター―新型戦車の初陣、その隠された記録 | マクシム・コロミーエツ−著 小松徳仁−訳、斎木伸生−監修 |
2003年7月初版第1刷 |
ISBN4-499-22813-1 | 定価 1,680円 | ||
1943年7月のクルスク戦で初陣を飾りその後ドイツ軍の主力戦車として終戦まで戦った「パンター戦車」のクルスク戦における戦いの実態は実はあまりしられていませんでした。この本はソ連崩壊により明らかとなったソ連側の新資料により戦いの実態を明らかにしています。 | |||
2 | バルバロッサのプレリュード―ドイツ軍奇襲成功の裏面・もうひとつの史実 | マクシム・コロミーエツ、ミハイル・マカーロフ−共著 小松徳仁−訳、斎木伸生−監修 |
2003年9月初版第1刷 |
ISBN4-499-22814-X | 定価 2,100円 | ||
バルバロッサ作戦といえばドイツ軍の大戦果ばかりが強調され、スターリンによる赤軍大粛清の影響によるソ連軍の準備不足が原因とも言われますが、その実態についてきっちりと研究した資料はありませんでした。この本はソ連崩壊により明らかとなったソ連側の新資料により、開戦時のソ連軍の情けない状況を明らかにした画期的資料です。 | |||
3 | ハリコフ攻防戦―1942年5月死の瀬戸際で達成された勝利 | マクシム・コロミーエツ−著 小松徳仁−訳、斎木伸生−監修 |
2003年11月初版第1刷 |
ISBN4-499-22829-8 | 定価 2,100円 | ||
1942年5月に実施されたソ連軍によるハリコフ奪還作戦とそれに対するドイツ軍による反撃。ソ連軍指令部の度重なるミスによりドイツ軍は有利な戦いを展開し、逆襲によりソ連軍を撃退して後に展開されるブラウ作戦のための有利な陣地を獲得しました。 | |||
4 | モスクワ防衛戦―「赤い首都」郊外におけるドイツ電撃戦の挫折 | マクシム・コロミーエツ−著 小松徳仁−訳、斎木伸生−監修 |
2004年4月初版第1刷 |
ISBN4-499-22832-8 | 定価 2,100円 | ||
1941年冬、モスクワ前面に迫ったドイツ軍でしたがついにモスクワに入城することはできませんでした。有名な割に資料の少ない戦いですので、ソ連側から見た戦闘の記録は大変貴重です。巻末にはモスクワ防衛戦に参加した赤軍戦車部隊一覧表もあります。 | |||
5 | カフカスの防衛―「エーデルヴァイス作戦」ドイツ軍、油田地帯へ | マクシム・コロミーエツ、ユーリー・シパシブーホフ−共著 小松徳仁−訳、斎木伸生−監修 |
2004年8月初版第1刷 |
ISBN4-499-22844-1 | 定価 2,310円 | ||
1942年夏、ドイツ軍はカフカスの油田地帯を目指して進撃を開始しました。これまた資料の少ない戦いの実態を伝える貴重なソ連軍側資料です。 | |||
6 | ドン河の戦い―スターリングラードへの血路はいかにして開かれたか? | マクシム・コロミーエツ、アレクサンドル・スミルノーフ−共著 小松徳仁−訳、斎木伸生−監修 |
2004年10月初版第1刷 |
ISBN4-499-22857-7 | 定価 2,310円 | ||
1942年6月、ドイツ軍はブラウ作戦を発動し、ドン河への進撃を開始しました。この本ではスターリングラードの戦いやカフカスの戦い以前の時期を対象にしていますが、ソ連軍兵士の抵抗は強まり、ドイツ軍の進撃速度は一時期のスピードを失い始めていました。 | |||
7 | ノモンハン戦車戦―ロシアの発掘資料から検証するソ連軍対関東軍の封印された戦い | マクシム・コロミーエツ−著 小松徳仁−訳、鈴木邦宏−監修 |
2005年7月初版第1刷 |
ISBN4-499-22888-3 | 定価 2,625円 | ||
1939年5月から9月にかけてソ連軍と日本軍がノモンハンで戦ったことは歴史の授業でも習いますが、その戦闘の実態は部分的にしかわかっていません。両軍とも自軍に都合の悪いことは公表せず、日本軍の記録は敗戦のドサクサで失われ、ソ連軍の記録は長く封印されてきました。この本はソ連崩壊により明らかとなったソ連側の新資料により、ノモンハンの戦いを総合的に明らかにした画期的資料です。 | |||
8 | 死闘ケーニヒスベルク―東プロイセンの古都を壊滅させた欧州戦最後の凄惨な包囲戦 | マクシム・コロミーエツ−著 小松徳仁−訳、高橋慶史−監修 |
2005年12月初版第1刷 |
ISBN4-499-22901-4 | 定価 2,625円 | ||
1945年1月ドイツ本土に迫るソ連軍はついに東プロイセンの古都ケーニヒスベルクに迫りました。古都ケーニヒスベルク周辺での戦い、ハイリゲンバイル包囲陣も含めた東プロイセン東部での戦いは資料もなく詳しく知ることはなかなかできませんでしたが、この本により戦史の空白地帯がまた一つ埋められました。 | |||
9 | 1945年のドイツ国防軍戦車部隊―欧州戦最終期のドイツ軍戦車部隊、組織編制と戦歴の事典 | マクシム・コロミーエツ−著 小松徳仁−訳、高橋慶史−監修 |
2006年10月初版第1刷 |
ISBN4-499-22924-3 | 定価 2,835円 | ||
1945年、断末魔のドイツ戦車部隊をくまなく網羅した資料集。戦車装備数の記載間違い(元資料の読み違い)は監修の高橋氏により細かく修正されていて安心して読めます。 | |||
12 | 東部戦線の独ソ戦車戦エース1941‐1945年―WW2戦車最先進国のプロパガンダと真実 | マクシム・コロミーエツ−著 小松徳仁−訳 |
2009年4月初版第1刷 |
ISBN978-4-499-22987-6 | 定価 2,940円 | ||
ドイツ軍の戦車戦エースも紹介されてはいますが、この本の主役は今までまったく日の目を見なかったソ連の戦車兵たちです。ソ連国内ではパイロットと比較して戦車兵等陸兵の知名度や評価は極端に低いと著者も嘆いています。 | |||
13 | ドイツ国防軍の対戦車砲1939‐1945―開発/運用/組織編制とソ連戦車に対する射撃効果 | マクシム・コロミーエツ−著 小松徳仁−訳 |
2009年10月初版第1刷 |
ISBN978-4-499-23005-6 | 定価 2,835円 | ||
ドイツ国防軍で使用された対戦車砲がまとめられており、ドイツ製はもちろんのこと、各国から捕獲してドイツ軍で使用された対戦車砲についても紹介されています。ただし、ロシアでの出版物だけあって東部戦線で運用実績のあるものに限られるようです。さらに対戦車砲部隊の編成、ソ連軍によるドイツ対戦車砲の評価まで掲載されています。 | |||
14 | 重突撃砲フェルディナント―ソ連軍を震撼させたポルシェ博士のモンスター兵器 | マクシム・コロミーエツ−著 小松徳仁−訳 |
2010年5月初版第1刷 |
ISBN978-4-499-23023-0 | 定価 3,150円 | ||
ドイツ軍の重戦車・重突撃砲の中でも人気の高い「フェルディナント」の開発、生産、戦闘、運用をドイツとソ連の公文書・刊行資料に基づいてまとめたものです。 | |||
15 | 東部戦線のティーガー―ロストフ、そしてクルスクへ | マクシム・コロミーエツ−著 小松徳仁−訳、大里 元−監修 |
2010年11月14日初版第1刷 |
ISBN978-4-499-23034-6 | 定価 3,150円 | ||
ドイツ軍戦車の中でも最も有名なティーガーI型重戦車ですが、その開発や初陣は決して順調なものではありませんでした。第1部は最初期型の9両の運用について、第2部は東部戦線での実際の戦闘運用についてまとめられています。 | |||
16 | 冬戦争の戦車戦―第一次ソ連・フィンランド戦争 1939‐1940 | マクシム・コロミーエツ−著 小松徳仁−訳、梅本 弘−監修 |
2011年4月28日初版第1刷 |
ISBN978-4-499-23049-0 | 定価 3,150円 | ||
なにかと資料の少ない冬戦争ですが、本書では戦車部隊の戦闘について詳しく書かれています。ほとんどがソ連軍側からの記録とはいえ貴重です。 | |||
17 | ベルリン大攻防戦: ソ連軍最精鋭がベルリンへ突入 | マクシム・コロミーエツ−著 小松徳仁−訳 |
2011年10月26日初版第1刷 |
ISBN978-4-499-23063-6 | 定価 3,045円 | ||
ベルリン攻防戦において南東から進撃した「第3戦車軍」の記録です。1945年1月の作戦準備開始からベルリン突入までソ連軍の状況が詳しくわかります。 | |||
18 | 労農赤軍の多砲塔戦車: T-35、SMK、T-100 | マクシム・コロミーエツ−著 小松徳仁−訳 |
2012年10月27日初版第1刷 |
ISBN978-4-499-23095-7 | 定価 3,360円 | ||
ソ連軍が開発し実戦に投入した多砲塔戦車「T35」、「SMK」、「T100」についての資料本。「T35」については開発、量産、構造、配備と戦闘運用まで4章にわたって詳しく解説されています。実戦に投入されたこれらの多砲塔戦車の実績はかなりトホホな結果に・・・ |
2009.6.13 新規作成
2009.9.19 追加
2010.4.30 追加
2011.11.17 追加