泡沫戦史研究所/ドイツ治安警察部隊史/警察連隊について

第37警察狙撃兵連隊
Polizei Schutzen Regiment 37

 連隊の第1大隊は1943年11月23日、警察保安大隊「南ロシア」(Polizei Sicherungs Abteilung Russland "Sud")に第4捕虜移送中隊を加えて編成され、第2大隊と第3大隊はウクライナ・シューマ(補助警察)大隊を編入して編成されました。他の警察狙撃兵連隊では第1大隊はドイツ人の警察大隊が編入されていましたが、第37警察狙撃兵連隊の第1大隊でドイツ人警察官から編成されたのは第1中隊のみで、後の第2中隊から第4中隊まではなんとコサックの義勇兵により編成されていました。
 連隊はウクライナでロブノ警察司令官(BdO Rovno)の管轄下に配属されましたが、1944年の初めから第454保安師団に配属されてロブノ(Rovno現リウネ)周辺での防衛戦に投入され、3月までの戦闘で壊滅してその後4月には正式に解散しました。


2002.8.23 新規作成

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