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コラム

水漏れ事故


水漏れに関する失敗談を2つご紹介します。
1つは、今考えても背筋が寒くなります。
と言っても決して怪談の類ではなく、リアルに命の危険を感じた失敗談です。

06年9月30日(日)の深夜〜翌10月1日(月)の朝までの間に、当時置いていた1200水槽の8割がたの水を溢れさせてしまったのです。

そもそも、30日に行った水換え作業中に、1500水槽の上部フィルターのパイプが外れたため、あたりが水浸しになってしまい、水槽の下(床)に敷いていたマットを撤去する必要があり、その為には水槽を動かさなくてはならず、アロワナたちを1200水槽へ移動、1200水槽のナマズたちを分けて移動させ、1500水槽の水を抜いて移動、掃除を完了しました。
その間に、持病ともいえるぎっくり腰が発症(軽症でしたが)したため、そこで作業を中断し、腰が癒えるのを待って元へ戻そうと思ってその日は寝ました。

ところが翌朝10月1日AM5:00に家人が顔色を変えて私を起こしに来ました。
何かと思い、1階へ下りてみると1階の床一面が水浸しになっていました。
見てみると1200水槽の水がほとんどなくなっていました。
しばし呆然とするも、魚たちはアロが横向きになって漂っていますが、エラは動いているから落ちてない!
他の魚たちも10センチもない水深でもなんとか無事。
とは言え、溢れた水を何とかしなくてはと、家人と二人でタオルや犬のトイレシートやら新聞やらで水を吸い取り、2時間弱かかって何とか完了。

次は魚たちの移動ですが、幸い前日水を抜いた1500水槽には水を張りなおしていましたので、そちらへ移動しました。
アロワナは暫くふらふらとしていましたが、何とか泳ぎだし、他の魚たちも特に異常なし。

何とか落ち着いたところで、空になった1200水槽を見てみると、ヒーターカバーが一部融け、煙も出ていました!

水が溢れたことはともかく、危うく魚どころか自らの命も落とす結果になりかねなかった失敗です。
水が溢れた原因は、1200水槽に設置した外部フィルターの出水口の固定が甘かったらしく、夜中に魚が接触、吹き飛ばして水槽外に出てしまったようです。

結果的には魚も人間も無事でしたが、仕事も1日休む羽目になり、まして万一の事態(=火災)が起こっていたとも限らず、かなりヘビーな体験となり、これからの管理についてもっとよく考えなければ、と痛感しました。

と言いつつ、後もう1回、水漏れ事故があります。
こちらの場合は、漏れた水の量はたいしたことはなかったのですが、「そういうこともあるんだ」と言う現象が原因となりました。

原因は上部濾過槽に敷いていた「ウールマット」です。
前日、濾過槽の掃除を行い、その際にウールマットも交換しました。
交換の際、少し濾過槽の蓋が浮いた状態になっており、その隙間からウールマットの繊維がほんの少しはみ出てしまっていたようです。
実は、そのはみ出たウールマットの繊維が毛細現象を引き起こし、わずかずつその繊維を伝って水が外にこぼれていたようなのです。

最初は水槽にヒビでも入ったのかと思い、行きつけのショップへ相談し、教えていただいたアドバイスに従い、水を抜いて玄関の土間へ移動し、水を張りなおして様子を見ましたが、一向に水は出てきません。
いろいろ状況を考えた結果、上記の毛細現象に行き着いたわけです。

油断と言えば油断ですが、思いも付かない原因で事故が起こってしまいました。
私が言うまでもないと思いますが、器具のセッティングには皆様も充分お気をつけください。

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