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濾材

 濾材について

濾材は濾過においてバクテリアの住処となる重要なもので、この濾材の表面の凹凸にバクテリアが住み着き、繁殖、濾過を行ってくれます。
濾材として販売されているものだけでも多くの種類があり、また濾材として販売されているものではないものも、濾材として十分に機能するものがあります。

濾過バクテリアは、濾材表面の凹凸に定着しますので、「多孔質」、要するに穴がたくさん開いているものほど良いとされていますが、実際には水槽レベルではこの穴の奥深くまでバクテリアが入り込んで定着することはあまり考えられないそうですので、表面に細かな凹凸がたくさんあって、表面積が稼げるものが良いということになります。
そのようなものあれば「濾材」として販売されているもの以外でも濾材として使用できます。当然ながら、水に有害な物質が溶け出したり、水質(ph)に大きく影響する材質のものは除きます。

また、物理濾過用のウールマットは比較的短期間で交換しなければいけませんが、生物濾過用のセラミック製などの濾材も1年程度を目安に交換するように勧められているようです。
濾材の交換は、すべてを一気に交換してはいけません。
すべてを交換してしまうと、濾材に定着していた濾過バクテリアが一気にいなくなるわけですので、濾過がまったく機能しなくなりますので、多くても半ずつ、できれば何度かに分けて徐々に交換しましょう。

私の場合は、実際のところ、使いまわして2年以上使用しているものもあります。
セラミック製の濾材などは高価ですのでそうそう交換できないと思いますので、安価な軽石などを利用し、早め早めに交換するのも手かと思います。
 濾材のサイズの選択

ひとつの基準として濾過槽の大きさ(容量)によって選択する方法があります。
容量の小さな濾過槽に大きなセラミック製のリング濾材を使用した場合、文字通りリング状で大きな穴が開いている分、それだけ隙間が多くできてしまいます。
できるだけ濾材の表滅面積を稼ぎたいので、小粒のものを選択したほうが良いでしょう。

逆にオーバーフロータイプなどの大きな容量の濾過槽の場合、それだけ濾材もたくさん入れることができますので、あまり小さなものだと濾材自体の重みで絞まってしまい、水がうまく回らなくなってしまいますので、ある程度大きさのあるもの方が良いと思います。


 濾材の種類(濾材として使用できるもの)

1.セラミック製濾材:広く生物濾過に使用されている濾材で、リング、球体などさまざまな形状、大きさのものが市販されています。
そこそこのお値段ですので大型濾過槽の場合は、かなり(数万単位)の出費になります。
セラミック製ですので、結構な重量となります
メーカーによっては割れやすかったりするようですが、色々試してみて使いやすいものを見つけてください。

2.ウールマット:安価で入手可能で、手軽に扱えますが、オスカーなどの中大型魚の場合は、物理濾過用として使用することが多いです。定期的に洗浄していても、長期間使用すると目詰まりが発生しますので、最終的には交換が必要となり、せっかくマットで繁殖した濾過バクテリアも一緒に捨ててしまうことになり非効率ですので、あくまで物理濾過用に用いるのが一般的です。

3.軽石:安価で軽量。現在メインとして使用しています。
大型水槽で上部濾過槽を使用する場合、セラミック製のリング濾材などはかなりの重量になりますので、直接水槽に濾過槽を設置する上部濾過の場合は、水槽に負担がかかります(水槽に対応した標準的な濾過槽での使用量では問題ありません)し、濾材を洗浄する際などの移動の際も結構重労働になります。
その点軽石は軽いために負担が少なくてすみます。
大、中、小粒などサイズもバリエーションがあります。
難点は導入時の洗浄の際、かなり洗わないと水の濁りが取れないこと。また、非常にやわらかいため、雑に扱うと細かな破片が出てしまいます。
ホームセンターの園芸売り場で20リットルで数百円で購入できますが、根腐防止剤などが添加されているものがあります(無添加のものに比べて少し値段は高めかと思います)ので、注意が必要です。

4.大磯砂:底砂にしようする大磯砂ですが、濾材にも使用できます。底面フィルターの場合は、底砂が濾材ですので、上部フィルターなどにも使用できます。
細かな砂ですので、目詰まりしやすいため定期的なメンテナンスが必要なのと、重量が結構あることに注意が必要かと思います。

5.機能性濾材:水質を弱酸性、あるいは弱アルカリ性に保つ働きなどをもった濾材で、その分値段も高めですので、大型の濾過槽を全部これで賄うのは大変かと。。。
実際に使用したことがありませんので、効果やその持続期間などわかりませんが、水槽の新規立ち上げの際など、水質が安定しづらい場面には便利かもしれません。

7.サンゴ砂、牡蠣殻:phをアルカリ側へコントロールする際に、濾材の中に混ぜて使用します。オスカーの飼育ではメインで使用するものではありません。
とりあえずphは下がらりにくくなるんですが、それで気を許していると水質が悪化していることに気づかないことがありますので、phのみを水換えの判断基準にしていると危険です。


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