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sleepie's running through art 2003
2003年に見た展覧会などの記録をまとめていきます。昨年はぎっくり腰に見舞われ、実に少ないお出かけ回数となってしまい(と言っても数えたら二百二、三十は見てるようだが)、東京に行ったのも1回きりで、なんとも不満というか、ものを見たという気がしないというか、見るには見たけれども、もっとたくさん見ないと見たものもよくわからないというか、そういうもんなんでしょうけれども、体には勝てません。いろいろ忙しかったこともありますが、まあ今年も無理せずぼつぼつ行きましょう。
1月3日>京都
- 常設展
- 京都嵐山オルゴール博物館
- スイスの高級オルゴールメーカーであるリュージュ社の設立者、ギド・リュージュ氏のコレクションを譲り受けた博物館。観光地のオルゴール博物館というと、名前ばかりのお粗末なものも少なくないようだが、ここは世界最古のオルゴールなど、しっかりした収集品を体系立てて紹介している。定時に解説もあるが、観客受けを考えてか、オルゴール半分、オートマタ半分という構成。
2月1日>大阪/奈良
- 三木敏枝展「かんばせ」
- 信濃橋画廊
- 灰色でざらついたマチエールの上にかすかに赤。板に寒冷紗か?画面の一部が脹らんでいて、楕円の穴が開いている。顔に見えるか?
- 池田啓子展
- 信濃橋画廊apron
- 15cm四方くらいの無彩色の立方体が壁にかけてあって、その横に一回り大きなアクリル板が壁から数センチ離して取り付けられ、アクリル板の向こうの壁には四角形の輪郭が薄く浮かび上がる。アクリルに透明メディウムで刷られた四角形が影を落としているのである。薄い差違の中から形を探るという風情。
- 樋口尚展
- 信濃橋画廊5
- 扉に薄緑色の彩色を施し、蓮を描く。
- 常設展
- Kodama
- 画廊所蔵の伊藤存作品を展示。壁面と、部屋の中空にたらされたもの。刺繍による縫い取りで、山水風の風景の前に動物の姿の断片が浮かぶ。なんとも変な造形物。
- 岡昭平展
- CUBIC GALLERY
- マチエールを強調した抽象的なペインティング。
- 多田久美子展(多分)
- シティギャラリー
- 2度のモンゴル旅行を記録した写真展。しかし、家族と行ってて、家族旅行の記念写真を並べてるのか、作品として写真なのか、微妙なところ。
- 山本加奈子展(多分)
- ホワイトキューブOSAKA
- 家族とその生活の場である部屋を撮った写真。作品にまでなってるか、難しいところ。
- 桑原朱里展「電波星ハレルヤ」(多分)
- ホワイトキューブPB
- 詩と写真。
- 高寺めぐみ展
- ギャラリー白
- 早世した作家の遺作展。静物というか、室内風景のようなものに触発された抽象的な絵画と見える。
- Specific Surface 川城夏未+岩谷由愛
- Oギャラリーeyes
- ペインティングの二人展。両者とも厚塗りの絵具を線状に削り取って、形を作っているところに共通点がある。川城は微妙なヴァルールの差と、水平線に杏仁型に削り取った形をマチエールで示す。岩谷は網目を掘り込んでいる。
- 那須貴紀
- ギャラリークォーレ
- 建築の平面図のような10cm^2ぐらいのドローイングを一つの壁に横一列に並べて構成。
- 道広真衣展
- 番画廊
- アクリル絵具のメディウムによるひび割れたマティエールを利用した絵画。複雑なマティエールと茶系統の渋い彩色。
- ヒロ杉山
- ブックセラーamus
- display
- 大島成己:Reflection
- ノマルエディション/プロジェクトスペース
- ガラスに反射する都市の光景をカメラで写し、コンピュータ上で加工した静止映像による作品。無機質な都市風景。深い焦点深度で撮影されているためか、ガラスを多用した都市の建築物自体と、そこに反射する風景が均質に写しだされ、写真と言いながら単一のレンズで平らなフィルムに写しとられた光景であって、人間の目では決して見ることができない空間を生み出している。ただし、そうとは見てもらえないところが、作品として辛いところかもしれない。
- 原田要展
- アートスペース上三条
- 彩色した木彫。皿や壷や花、あるいは複雑に巻き込まれた葉を連想させる造形物に、モネ、あるいはターナーを思わせる彩色が施されている。顔料の粉っぽさは、日本画的でもある。描く場所を求めてこういった造形を前提にするようになったそうだが、造形と色面は、どのような前後関係で構成されるのだろうか。歴史的な日本の美術品の工芸性を踏まえつつ、現代のものでしかない造形を生み出しているというところか。
2月9日>京都
- 遊上陽子展
- ギャラリーすずき
- 鉛筆による1センチほどの幅のストライプが5ミリおきぐらいに並ぶ画面。鉛筆のストライプの間などには、紙が貼られており、裏側の文字も微かなマチエールを示す。
- 孫雅由
- アートスペース虹
- 色彩による、構成と呼ぶには、不規則に置かれた色の塊の群れ集い。あたかも世界の乱雑さに似て。
- まひるすこしすぎ
- ギャラリーココ
- 三人のグループ展。成安造形大学の1980年生まれと1981年生まれ。なぜか三人とも綿布に描いているが、シュールな森の景色風だったり、上野誠(?)風だったり、メリーゴーランドや動物の檻のような謎めいた光景を薄い絵の具で描く脱力感ある表現か。まあこれからですね。
- 海東タダヒコ
- ギャラリー16
- 木立に向かう道の風景を90度ずつ角度を変えて4枚組み合せ、抽象的なストロークのように見えるようになった画面をシルクスクリーンで刷った絵を壁の下一面と柱状に構成。ザクロの実の白黒写真を黒い球、半球状のオブジェと組み合せた作品。空を撮った写真をオフセット印刷した紙による折りかけの鶴がいくつか。意味不明に立ち上がる、コンクリートのような質感のオブジェ。
- 安田辰夫
- 立体ギャラリー射手座
- 碁盤の目状に床に配された白いコンセントから、空中に立ち上がる電線。
- 大出ひろみ展
- 立体ギャラリー射手座
- 成安造形大学の学生らしい。夜中の、明りのついている窓とその周辺を写した写真。
- 竹内三雄展
- ギャラリーなかむら
- ステンレスの三角柱や四角柱をねじってつなげメビウスの輪を作り出す彫刻。曲線の連続による造形だが、視点によって鋭い直線があらわれる
2月27日>和歌山
- ROsea 南村透
- GALLERY白石
- 海と薔薇を写真で組み合せて、ROseaという作品。昔ならフォトコラージュつったもんですが、今はフォトショもん(そんなジャンルあるのか、つーか作ってもいいのか)の一つか。作品の一点を見てyouyouさんは言った。「大きな薔薇がどんぶらこー、どんぶらこーと、打ちよせたのでした」
3月17日>大阪
- 連続と侵犯 現代美術への視点
- 国立国際美術館
- ジュリアン・オピー
- エントランスの風よけ空間のガラス面に、カッティングシートで魚の模様が貼り付けられ、海の音が流されている。いんちき臭さを狙っているのか、いんちき臭い作品になってしまったのか、単なるいんちき作品なのか、良くわからない。多分失敗でしょ、これ。
- ロラン・フレクスナー
- シャボン玉をケント紙に接触させて出来た絵を集めた作品。小型の作品がならぶ様は標本的でもあり、思い付きの実験からどこまで飛躍して「作品」になっているのか疑問でもある。シャボン玉を面白く感じ、心引かれるのは確かだが。
- 中山ダイスケ
- ロン・ミュエク
- 2001年のベネツィア・ビエンナーレ、アペルトに巨大な少年像を出品し、注目を集めた作家が、同じ手法で赤ちゃんを作った作品。赤ちゃんだけに、でかくしても小さいなあ。輸送費しだいなのかなあ。しかし、スーパーリアリズムなのか、それを越えたハイパーリアリズムと言いたいのか、より実物に近づいたリアルな素材自慢なのか、だったらその辺の「ハイテク・アート」とかと大して変わんないし、何なんだろうか。
- 高嶺格
- クレイアニメーションで、2メートル程の高さの粘土の塊が基本的に顔でありながら、さまざまに変形していく様を撮影。粘土像は時折「God Bless America」を口ずさむ。制作過程もともに収めることで、「クレイアニメーション」をめざした作品でないことも見て取れる。制作にかかる時間全体を作品として映像に圧縮しているわけだが、「制作過程も同時に見せる」ように計算されている様子。作者とアシスタントが制作したり食事したり寝たりセックスしたりしてるように見えるけれども、そういう背景の制作状況自体も、実はドキュメンタリーではなく、作り物であることによって、ドキュメンタリー的な映像の真偽を見分けることの困難さとか、不可能さとか、どこまでが生活でどこまでが作品なのかなんて、わからないものですと言いたいのか、そりゃ深読みなのか。赤い壁に人間の足を持った鷲のような天使のような、へんちくりんなものが描かれている部屋で映写されている。単純に見えるが、冗談ではないのか、冗談もいい加減にはしていないというか。
- 遠藤利克
- 磁力線をテーマにした鉄の上の素描と、磁力線のはたらきにより低音を発する鉄板。会場全体に響く重低音の正体は、この作品。フレミングの左手の法則とくれば、磁界があるわけで、おいおいAnsieちゃんは大丈夫か!と一瞬あわてたが、影響なし。展示ブースに入ると左右の壁に向かい合って振動する鉄板が設置されており、その間に立って入口(出口でもある)の方を見れば、磁力線を主題にした絵画的な半立体作品を見ることができる。しかし、展示室内に常時響く震動音は、単なる迷惑。
- キャンディス・ブレイツ
- ロニ・ホーン
- 青木淳
- 床と壁の接線に蛍光灯を並べたインスタレーション。航空機の音が背景に流され、空港ロビーを演出しているようでもある。
- イリヤ・カバコフ
- 庭先に天使は墜落して羽を折り、横たわる。太陽の塔は知らん振りでそっぽを向いている。館蔵作品で展示されていた、天使に出会うために高い梯子を建てた男の立場はどうなるんだ。
- 結局、「連続と侵犯」てのが、どんな視点なのかはよくわかんないんだけども。何がどこにどう連続していて、何が何をどう侵犯しているのか。
- 山中嘉一
- 番画廊
- 画面の枠と平行な縦と横の直線で区切られた画面を、渋い色彩で塗り分け、所々に小さな円がアクセントのように描かれる。グレーがかったり、茶色がかったりする、地味だけれども複雑な色彩。画面を直線で分割すると四角形ができていくけど、一方で四角形を描くのとどう違うんだろう。
- 山下豊写真展「軍艦アパート」
- The Third Gallery Aya
- イタリア人の設計になるという大正期の建物、通称「軍艦アパート」を主題にした写真。建物自体よりも、そこに生活する人々にまつわる風景−洗濯ものとか度重なる改修の跡など−を提示する。作者の意図に反してか、生活の匂いはろ過されて消えている印象を受ける。
- futo Asami Kiyokawa Exhibition
- bookseller amus
- テキスタイルというか、突拍子もない縫い物。タペストリー、靴、足袋をアップリケで飾ったような。
- 加藤浩志展
- ギャラリークォーレ
- 青色の筆触によるペインティング。青色とそれ以外の色が筆の勢いで円などの形を作っているが、形に今一つ必然性が見えない。
- 服部奈々展
- Oギャラリーeyes
- いわゆる典型的な金髪巻毛&瞳に星キラキラの少女漫画風少女が、包丁を持って鳥をひねっていたり、SM風のしぐさを見せていて、キワ物狙いかと思ったら、メゾチントと金属凸版でしっかりした画面を作っていて、神経症的なテンションの作家かと思ったら、計算してるみたいだったり、しかし、画風で商売するような計算ではなくて、作品をどう成立させるかという計算しながらこの画面という、なかなかけったいなものである。
- 坂口禮蔵展/千田容子写真展/楓大介写真展/小野英治写真展
- 千スペース
- 写真による個展が4つと、金属による工芸作品の個展が一つ開催されていた。ぶっきらぼうな展示は好ましいが、ちょっと散文的に過ぎる面も。
- Polyphony−加藤悦郎・金子正二・渡辺晶子−
- ギャラリー白
- 風景を主題とする3人の絵画展。どの作品からも、描写対称としての風景の要素を見分けることは難しいのだが、風景的なるものとは何かとか、制作のはじめには具体的な風景があるのかとか、いろいろ考えることになる。
- 中村一美
- ギャラリー風
- ペインティング。中村一美の作品を見ると、なぜか富本憲吉の言葉「模様から模様を作らず」を思い出してしまう。私自身はこの言葉の意味自体を理解しているとは言い難いのだが、どういう訳かである。中村一美の作品が、模様と画面との緊張観を呈するというか、絵画の構成原理として模様(のようなもの)を仮説的立脚点として仮設して、画面を作っていく、その状況全体を画面と一体化させて呈示するというか、絵画というメディアの特性上、過程が全て一つの画面として現われてしまう、その状況の呈示に自覚的であるというか、そういう作品だと思うからではないだろうか。そういう作品の在り方が、絵画にとって適切なのかどうかわからないけど、といった疑問を抱かせる点まで含めて、高度に実験的であることを作品の強度として成立させている、緊張した作品群である。しかし、これ、楽しいのか?これはこれで、楽しいか。うん。
- 《死を悼みて濡れた紫の水瀬に立つ者》《採桑老》《織桑鳥(フェニックス)》など、明らかに作品の構造を題名と関連させる意図を反映した題名が付けられている。
- 今日の作家シリーズ・八田豊−磁場の生まれるところ−展
- 大阪府立現代美術センター
- 点数は少ないが、コンパスの仕事から最近の仕事まで。近作はこうぞの皮を貼りつけて、流れのような表面を作っている。
- 下谷千尋展「みんなねむってはならぬ」
- 信濃橋画廊
- 厚く漉いた紙にエンボスで文字が凹んでいる。
- AとZを組み合せた作品、HORIZONという文字列がホリゾンタルに上下二分され、上半分はキャンバスに、下半分はその上の紙に押し出されている。「みんなねむってはならぬ」は、オリーブ山上での祈りに先立つキリストの弟子たちへの戒めを思い起こさせ、或は時節柄、夜間の空爆への備えを呼びかけるものかと思わせるが、作者は意識を保ったままの高速移動と時間旅行の可能性のようなことを考えているらしい。
- 綿島武士展
- 信濃橋画廊apron
- オールオーバーな画面というのだが、イマイチ雑なような。
- 岩崎新太郎展
- 信濃橋画廊5
- 20cm角ぐらいの板を床に敷きつめ、部屋の両端部を弧状に持ち上げて、天井のオブジェとつなげるようなインスタレーション。
3月18日>京都
- 植松美早展−かほり空間
- ギャラリーすずき
- 布で小さなテント状の空間が5つ作られている。手前の4つは小さなドーム状で、奥の一つは切り妻型。画廊の中にいくつか小空間を作って、それぞれに異なった香りを満たしているのかと思うが、寒さのため鼻が利かず、そうだったのかそうでなかったのかすら、良くわからないままである。ただ、小さな空間の中にいると安心する気はする。
- 水上雅章個展
- アートスペース虹
- 実物大のリトルボーイとファットマンの輪郭だけを木枠で再現。リトルボーイは赤い野球帽をかぶり、ファットマンははちきれそうなジーンズを穿いている。この時節を意識しながらも、自身の体験を基礎にした作品。しかし、今時あんなしょぼい爆弾、無いらしいですけど、そのしょぼいもんでどんなことになったかを思うと、とりあえずめまいがします。
- 佐藤洋子展
- ギャラリー16
- 青く着色したタイル状の陶板を敷きつめた床の奥に、青いイスが一脚置かれ、そこまで青い木の板が敷いてある。床から天井まで、細い木の幹が一本。陶板の間をイスまで入っていって腰を降ろすと、青い面の上に座っている状態。それを写真で記録もしていく。
3月21日>大阪
- 正木正浩
- 画廊編
- 漆を使い、同心円の凹凸のある壁付けのオブジェと、風景を描く平面作品。平面の作品は和紙にマスキングをして、漆を塗り込み、形にしている。風景画のようだが、空の一番底の面としての地表の形を意識しているそうである。
- 藤原みどり
- ぎゃらりかのこ
- 床の間も押し入れもある和室で、洋画家の展覧会。水平に張られた画面4面と、床の間に1点。水平に広がる画面と、垂直性について考える。この画家のストロークは、ゆっくりと水平に広がる性質のものかと思ったりする。
4月18日
- 戦場のピアニスト
- 映画を見ること自体が久しぶりになってしまった。
4月26日>大阪、京都
- 村上三郎
- ギャラリークラヌキ
- 1950年代の油彩作品から、最後のパフォーマンスまで記録した映像による、少ない点数ながら、生涯の仕事を網羅する内容。具体美術協会に参加して活動していた作家ゆえに、ただいきあたりばったりのでたらめを無茶苦茶やっていた人のように評価される面が強いように思われるが、いろいろな思考や探求の上で、それを捨て、無視するような表現だったのではないか。いろいろ考えることはあるが、考えていればそれでいいのか、理論があればそれでいいのか、そんな問い返しでいいのか、大体、考えるって何なのかと、そういう姿勢を解りやすく見せたらそれでいいのかと。
- 安部冨美子
- 番画廊
- 経文を墨書して切り刻んだものを、床から天井に立てた多くの丸太に貼り付けたインスタレーション。
- The Third Gallery Aya
- 肌に彫り込まれた様々な絵柄や意匠を記録するモノクロ写真。
- 沼田元氣
- Book Celler Amus
- ギャラリークォーレ
- 画廊の一角に砂の扇状地を作り、草が植えられている。扇状地は展示期間中に落ち着いてやせてきているらしく、草も生えているというよりは、捨てられている風情。
- Oギャラリーeyes
- ネットを描くというか、ネット状の彫り込みで作られた画面。
- イコノクラストに抗してなお
- ギャラリー白
- 5人による絵画展。大阪教育大学と神戸大学出身の若い作家たちらしい。
- "appearance"前田朋子展
- ギャラリーwks.
- ほとんどモノクロームの画面のように思われるが、ピンぼけの景色らしくもある絵画5点で構成された展覧会。
- 物部隆一展
- Gallery H.O.T
- シルクスクリーン、カッティング・シートなど構成された画面。
- 金村仁
- ヴォイス・ギャラリー
- タイルと目地の形に成形された印画紙に焼きつけられた写真。
- 中辻悦子と元永紅子
- ギャラリーすずき
- 人体の形を基本にしながら、簡潔な線と面で構成された絵画と、アクセサリー。
- 赤崎みま
- アートスペース虹
- これまで、泡を固定したような、色鮮やかな謎の被写体を写した作品を制作してきた作家だが、こんかいは、オリーブの実や折り鶴など、それとわかる具体的なものが写されている写真作品である。
- in memory of coco
- ギャラリーcoco
- 主のいない画廊。画廊主の柴谷さんを偲んで、昔の写真を展示する。長いことされてた画廊だったので、写っている作家やら評論家やら学芸員やらも、若かったり中途半端な年齢だったり。
4月28日>大阪
- 鴫剛
- 国立国際美術館
- 「フォトリアリズム」の絵画と呼ばれてしまうスタイルの仕事を一貫して続けている作家の回顧展。
- ピンナリー・サンピタック
- アート遊
- タイの作家。女性の身体、乳房、器を主題にした造形。
- 森村泰昌
- MEM
- 泰西名画に入り込む仕事をはじめる直前までに制作していた白黒写真の仕事。作品をまとめての展覧は初めてかも。
4月30日>大阪、西宮
- 棟方志功
- 大阪なんば高島屋グランドホール
- 久しぶりに見るような気がする棟方志功。しかし、肉筆の作品をこんなに見るのは初めてかもしれない。
- 美術館の遠足7/10
- 西宮市大谷記念美術館
- 藤本由紀夫による、10年続く予定のプロジェクトの7回目。
5月9日>伊丹、大阪
- 没後二十年 岡田柿衛展
- 伊丹市立美術館
- いろいろされたお金持ち。資金も教養も政治力も行動力もあったようで面白いが、こういうの見ると、最近の金持ちは何してんだろうね、などと、貧乏人のやっかみ半分の感想を抱いてしまう。森ビルは美術館作るそうだが。
- ハンナ・ヘーヒ[コラージュ]
- 伊丹市立美術館
- 常設展I「“毒を含んだ笑い”ドーミエ/“心楽しい”デュフィ」
- 伊丹市立美術館
- 番画廊
- 横尾忠則のコピーそのまんまのペインティング。あまりにもそのままなので、かえって深い意図があるのかと勘ぐりたくなる程だが、多分何も無い。(作家不在のため確認できなかったが、できたところでどうでもいいや。)
- 檜垣文江展
- Oギャラリーeyes
- 髪の毛をコーティングして元の人間の職業らしきものと髪の長さなどのデータと共に並べただけの展示。340名の女性の髪らしいのだが、本当にそれだけ。ステートメントもあるのだが、下手な考え休むに似たりという諺のためにあるような展覧。
- 灯火の下の宝物展 岩井良太
- 千スペース
- 画廊内にアトリエを作り、人物画を制作している状態を展示しているのか、単に間に合わずにここで描いているのか、やっぱり絵をみせたいのか、さっぱりな展示。
- 杉若寿子個展
- 千スペース
- 直径20センチほどのボールに羽がとりつけられたような和紙による造形物が、テグスで部屋中に浮かぶように設置されていて、風が当たると時折回る。
- fu~waの作品展
- 千スペース
- 和紙による造形というか、工芸的な飾りものの類。
- 第21回 清原健彦展
- シティギャラリー/ホワイトキューブOSAKA/ホワイトキューブPB
- テンペラによるフォトリアリズム的なペインティング。神戸のマンションなどが主要なモティーフとなっている。和紙に描いた作品は日本画風であり、また石膏の地塗りの作品は基底層とあいまって独特の質感。鉛筆を用いた素描はクレーと三岸好太郎と松本竣介が混ざったような詩情をたたえる。
- 浜本隆司
- ギャラリー白
- 最初と最後のページ
- 個の仕事
- 信濃橋画廊
- 原田要
- 信濃橋画廊apron
- 木による造形物に着色した作品。あるいは、色を描くために造形された彫刻様の作品。これまでに作者が使ったことのない、光沢のあるあざやかな桃色や青色が興味を引く。絵画の庭−桃源、清滝、首壺
- 信濃橋画廊5
- 写真にOHPフィルムなどを用いた手作業を加え、コントラストや対象の輪郭にアクセントを付けた仕事。写真で撮られた光景に、造形的な批評を加える仕事とでも言うか。一瞬、コンピュータで片付けているのかと思うが、手作業の線が見えていておもしろい。
5月15日>東京
- 出光コレクションによるサム・フランシス展
- 東京都現代美術館
- 舟越桂
- 東京都現代美術館
- 常設展示:「日本の美術、世界の美術…この50年の歩み」
- 東京都現代美術館
- 特集展示:絵画の力 80年代以降の日本の絵画
- E.A.T.−芸術と技術の実験
- NTTインターコミュニケーションセンター[ICC]
- エイヤ=リーサ・アハティラ展
- 東京オペラシティアートギャラリー
- フィンランド出身の女性。
- 束芋展:おどろ おどろ
- 東京オペラシティアートギャラリー
- 日本の春 寺田コレクションより
- 東京オペラシティアートギャラリー
- 西澤千春
- 東京オペラシティアートギャラリー
- ジャン=シャルル・ブレ新作展 "DOUBLE VUE"
- KENJI TAKI GALLERY TOKYO
- ワコウワークスオブアート
5月16日>東京
- 所蔵作品展「近代日本の美術」
- 東京国立近代美術館
- ゲルハルト・リヒター展
- トーキョーワンダーサイト
- なんか行きにくい場所で大したことのない展覧会という感じ。
- スパイダー ルイーズ・ブルジョワ
- SCAI THE BATH HOUSE
- 中川佳宣 "on the table"
- タグチファインアート
- マリア・アイヒホルン新作展
- MASATAKA HAYAKAWA GALLERY
- 税関検査と検閲の関係
- ジョン・ウェスリー展 ペインティング・オン・ペーパー1977-2001
- 小山登美夫ギャラリー
- TAKA ISHII GALLERY
- ライト・アート
- 川島秀明展−シャドウ・モンク
- PROJECT ROOM
- 森村泰昌展 アーティストの宝物
- SHUGOARTS
- 西村剛己展−静かな部屋−
- INAXギャラリー2
- 岩波文庫
- 2002年ソウルスタイルその後 普通の生活展−李さん一家の3200点−
- INAXギャラリー1
- ソフィ・カル
- ギャラリー小柳
- BOXING PARTNER 折元立身
- ギャラリー21+葉
- レフェリー(23歳)の写真はないのか。
- 黒須信雄
- なびす画廊
- 安井寿磨子
- ギャルリー東京ユマニテ
- 浜田涼
- 藍画廊
- ぼんやりと人の顔を描いたような絵画かと思ったら、写真のコピーを繰り返しておぼろげなイメージにした作品
- ギャラリー手
- 人形
- 伊藤龍彦
- ギャラリー山口
- 夜の郊外的風景をフォトリアリズム的手法で描いた絵画。
- 安部義博
- ギャラリー山口
- 筆触で風景のような光景を描いた縦長フォーマットのペインティング
- アナ=マリア・ドナート
- アートスペース羅針盤
- アルゼンチンの画家
- NC ART(山口の向かいの画廊)
- 黒い地に有機的な筆触のような形象が浮かぶように描かれた絵画
- 田邊晴子展「My Garden ̄夢の果てまでも」
- BASE GALLERY
- サム・フランシス
- 南天子画廊
- レオン・スピリアールト展
- ブリヂストン美術館
5月17日>東京
- 風の模型 北代省三と実験工房
- 川崎市岡本太郎美術館
- モーリス・ドニ展
- 府中市美術館
- 藤井健仁鉄彫刻展
- ストライプハウスギャラリー
- 杉本博/森万里子/束芋展
- HIROMI YOSHII+ギャラリー小柳ビューイングルーム
- オオタファインアーツ
- 強制再起動
- レントゲンヴェルケ
- デイヴィッド・ソープ展
- タロウナスギャラリー
- 切り絵によるSF(しかもオールドウェイヴ)の挿絵のような作品
- MINMIN
- 写真を元にした
- 東京都写真美術館
- 荒木花人生
- 東京都写真美術館
- 東京都写真美術館
- girls don't cry
- PARCO MUSEUM
- 草間弥生、青木綾子、
5月21日
- Bowling for Columbine
6月1日>和歌山
- チャペック兄弟とチェコ・アヴァンギャルド展
- 和歌山県立近代美術館
- 美術館へ行こう1
- 和歌山県立近代美術館
6月3日>三田
- 河崎ひろみ
- ギャラリーけやき
6月14日>大阪、京都
- Beat Streuli
- inart gallery
- "Sydney Bus Stops 02"写真
- ヨシダミノルの{しゃがむ}
- LADS GALLERY
- 吉野央子
- 信濃橋画廊
- 世界地図
- 中村美知夫
- 信濃橋画廊apron
- 信濃橋画廊5
- ドローイング展
- kodama
- 番画廊
- The Third Gallery Aya
- 電車の窓に粘土の飛行機
- Bookseller AMUS
- ギャラリークォーレ
- 風船
- oギャラリーeyes
- 空き地に茂った雑草を狩り取り、アクリルで作った家型につめ込んだ造形物。やがて草は醗酵して堆肥になるらしい。
- 伊藤誠
- ギャラリー白
- あえて「伊藤誠」風でない作品らしい。発想の起点を作品化したら作品になるのでしょうか?というギリギリの試み、かもしれない。良くわからんけど。
- 中路規夫
- シティギャラリー
- wrks
- ギャラリーH.O.T
- 石原友明
- MEM
- 時写像を一貫してテーマに制作してるんだと改めて思い知る電子顕微鏡写真による時写像。
- 出原司
- GALLERY SPACE○△□
- リトグラフによる動物の形を
6月15日>京都
- 版流
- 彌右衛門画廊
- 京都国立近代美術館
- ギャラリーすずき
- アートスペース虹
- イケてる雰囲気を演出したペインティング
- 浜田弘明
- ギャラリーココ
- 写真で撮影した画像の上に写真の画像を加工して得られた不定型の形象をシルクスクリーンで刷る
- ギャラリーマロニエ
- 成安レスター大学
- ギャラリーマロニエ
- 成安レスター
- ギャラリーマロニエ
7月29日>東京
- 江戸大博覧会
- 国立科学博物館
7月30日>東京
- Daniel Buren
- Masataka Hayakawa Gallery
- 夏の展示
- タグチファインアート
- 4作家の作品を展示。
- 三宅信太郎展 Sweet Summer
- 小山登美夫ギャラリー
- 偏平顔に細長い身体のキャラクター化された女性像をボール紙で切りぬいた工作的インスタレーション。作家自身(多分)がキャラクターの着ぐるみを着て、壁の一面にペインティングしてる。
- プリントの展示
- Project Room
- 版画の4人展
- ピーター・ドイグ、メアリー・ヘイルマン、ローラ・オーエンズ、ケヴィン・アペル
- ギャラリーコレクション展
- SHUGO ARTS
- イケムラレイコ、小林正人、丸山直文、辰野登恵子
- 真鍋武展
- GALERIE SOL
- 木で作った土台にビスを打ち込んだ作品。鉄線で作ったタモの輪郭を重ねたような造形。ギュンター・ユッカーとの違いは、核のになっている木を彫刻的に作っているところと、ビスの+切れ込みだけか。
- 常設展
- スペース11
7月31日>東京
- 常設展
- 東京国立近代美術館
- サウンディング・スペース−9つの音響空間
- ICC
- 村岡三郎新作展「消失点と消失線」
- ケンジタキギャラリー
- ワコウ・ワークス・オブ・アート
- 写真の展覧会
- フランス現代美術展
- 損保ジャパン東郷青児美術館
- 内間俊子コラージュ展
- STRIPED HOUSE GALLERY
- オオタファインアーツ
- 3人の現代作家を紹介する展示
- レントゲンヴェルケ
- シミュレーション・アートみたいなの
- 束芋
- Koyanagi+
- Taro Nasu Gallery
- お星さまが一杯
- GALLERY MINMIN
- ライト・アートよ
- ギャラリーなつか
- 本を切り刻む
- プラスマイナスギャラリー
- 商店街
- T-Box
- Oギャラリー
- 束芋
- ギャラリー小柳
- フタバ画廊
- 21+葉
- なびす画廊
- ギャルリーユマニテ
- 藍画廊
- ギャラリー山口
- 羅針盤
- NC2
- NC3
- BASE GALLERY
- 南天子画廊
8月2日>大阪
- ディック・ブルーナ展
- サントリー・ミュージアム天保山
- ミッフィーと言われると「うさこちゃん」だろ!とちゃぶ台をひっくり返す世代なのですが、本家オランダ語では「ナインチェ」というのだそうで、綴りから発音しにくいです、はい。ブルーナ、装幀の仕事でオランダのハヤカワミステリとか創元推理文庫みたいなシリーズのデザインを手がけてて、ラブクラフトの装幀してたりしたのが笑えました。俺だけか、そんなことで笑うの。
- 信濃橋画廊
- 信濃橋画廊apron
- 円筒の中の水。底は赤。
- 森口宏一展
- 信濃橋画廊5
- ヤノベケンジ
- 国立国際美術館
- 解体される万博のタワーの素材を持ってきて新作を作ったという以外、なぜ今ヤノベを国際でやるのか、今一つ展覧会自体に必然性を感じられない展覧会。万博テーマやったら、先日キリンプラザでやった展覧会で十分だったではないか、とか。
8月31日>和歌山
- 黒田清輝展
- 和歌山県立近代美術館
- 近代洋画の父とか言ってますが、人体デッサン下手くそなまま日本に帰ってきて、若いころの下手なデッサンの模写で作品を作ってたんじゃないか、この人は。
- 美術館へ行こう2
- 和歌山県立近代美術館
09/13>和歌山
- たがやすように
- 和歌山県立近代美術館
- 池垣タダヒコ、河崎ひろみ、原田要、中川佳宣という、結構良く見る気もするような、この頃見ないような、若手と中堅の間くらいの4人の作品を、新旧取り混ぜて展示。一室目に80年代の作品をまとめているところが、かつて兵庫県立近代美術館で開催された「アート・ナウ」を彷彿させ(俺だけか)、懐しいような泣けるような。二室目からはそれぞれの個展という形。
10/04>大阪
- 福岡道雄展 もういいじゃないですか
- 信濃橋画廊/信濃橋画廊apron
- もういいじゃないですかニッコリ笑っていきましょう
- 馬齢薯、ミミズ(蚯蚓と書かねばいかんのだろうか)、もういいじゃないですかの上のヌード(女性)(オナニーしてるとの説あり)
- 井出俊子展
- 信濃橋画廊5
- 針金でイラストというか、マンガの一コマや吹き出しを作って壁に取り付ける作品
- 中川トラヲ展 Soil
- Kodama
- 風景画のような油彩。薄い塗り、ひび割れ、スクラッチ。ドリッピングが突然山の上に立つ人物(巨人)のようであったり、いきなり白いアヒルが浮かんでいたりする、風景画としての奥行きをはらみながら、平板な画面。それを考えさせるような作品ではないとは思うが、風景画を背後で支える宗教的なものの不在について考える。
- 福西数身展
- CUBIC GALLERY
- ペインティング。まっすぐに滴った絵の具の流れを造形要素とする。
- 坂本淳作品展「たぶんずっとすぐそこ」
- Gallery Kai
- 風景を写した写真なのだが、画像処理がされているようだったり、上下が反転されていたり、接写や望遠を利用して、遠近感を曖昧にしているようだったり、(技術的に本当に何をしているのかは聞いていないので定かでないが)写真なのに真実なんてどこにもないといった体の写真。
- 宮崎豊治展
- ギャラリーほそかわ
- 鉄で作られた自我を象徴する人形のような形を取り巻く環境を、これまた象徴的に形作られた形たち。
- 宮永愛子展
- CAS
- 作家の個人的な知り合いが仕事中に履いている靴を型どりしてナフタリンで作りなおした作品。9点だったかな。
- ノンポリおおさか・」
- SUMISO
- 若手作家のグループ展だが、「・」」っつうのが何なのか、よくわからんが
- 秋廣誠、岩淵拓郎、岡本光博、金山直樹、木村嵩人、寺田由希子、中島隆太、羽藤明夫というメンツ
10/18>大阪
- 中川佳宣展 on the table
- ノマルエディション
- ダイヤモンドのような形の石膏のオブジェが三つ並ぶテーブルが、規則正しく一杯並ぶ。
10/23>大阪
- 円山応挙展
- 大阪市立美術館
- とりあえず混んでます。琴平宮の水飲む虎図とか、東博の梅に鶯とか。
- 関西邦画展覧会とその時代展
- 大阪市立美術館
- 関西美術院の1943年の展覧会に因む作品を常設
- 眞板雅文展
- アートコート ギャラリー
- 青竹と掘り起こした竹を切ったものをそのままブロンズで鋳造した形を構成した彫刻。石と組み合せた作品は、御神体という風情である。
- 内田晴之展
- アートコート ギャラリー
- 漏斗のような造形16個をを立てて、下部をホースでつなぎ、オレンジ色の水をたたえた作品。造形物の見かけ上の水平さと、水面が見せる高低差のずれが、日常的な認識の曖昧さを露呈させる。
- アルミの直方体を2つ組み合せた造形。一つは地面に横たわり、一つは一辺を下に、磁力でバランスを取って立ち上がる。
- アルミによる平面のドローイングのような作品。
- TENT.Academy Awards
- CAS
- ビデオ
- 長い髪、付け毛
- 嗅ぐ
- 時間、など
- 松井智恵 ヒマラヤ−カイダン
- MEM gallery
- 画廊の壁の一面の中央にに白く塗られた木の扉を置き、その上も含めて壁に投影されるビデオ・インスタレーション。
- 画廊の入居している古いビル(有形文化財に指定されている)の螺旋階段を這い登って来る黒衣の女性。画廊の中へ這い進み、映像が投影されているその壁に到達し、立とうとするのか壁を引っ掻く。オーバーラップして現われるロバの剥製。(作家によるテキストには「バンビ」という単語が現われるのだが、映像は多分ロバ。同じ作者の前作《Kojima》に用いられていたものであろう。)女性は、画廊から這い出し、階段を降りて行く。這い出す女性というと、最近は貞子が有名で、そうでなくても怖い印象を生む画面だが、といって「来るな」と思う訳ではなく、でも「頑張れ」とも思えず、異様に集中力だけを強制するような画面。
- 日野田崇展
- CUBIC GALLERY
- 陶による可愛いような、無気味なような、キャラクター的な造形物。プラスティックとかビニールなら、おもちゃそのものなのだが、陶器という素材の特質が、ポップなキャラクターと整合せず、作品としての特殊な存在感を生んでいる。造形のテーマから、手法とか素材の特性を逆照射するような作品。しかしこれ、陶器でやる必然性とかあるのか、というありきたりな疑問をありきたりなものとして撃沈できるまでの作品になっているかどうかが、微妙なところ。
- 展覧会・岩村伸一
- ギャラリーデン
- 2.5×1.5メートル位の紙に、泥を蝋と混ぜた素材が薄くではあるが塗り込められている。泥を用いて大きな紙に、抽象的と呼ぶには余りにも具体的な形の想起を強制する絵柄を生み出してきた作家だが、
- ART in CASO
- CASO
- アート・フェアです。なんも買いませんでしたけど。Kodamaのオーナーが陛下とやたら親しげでした。
- 鈴木昭男 アナラポスフィア
- 大阪築港赤レンガ倉庫
- サウンドっちゅうか、なんちゅうか。
- 児島サコ
- Studio J
- 彫刻というか、ぬいぐるみというか、作りもの
- Osaka Art Fair, StART
- SUMISO
11/02>奈良
- 興福寺
- 正倉院展
- 奈良国立博物館
11/05>和歌山
- A55ファイナル展
- ギャラリーけまり
- ドミニク・エザール展
- Studio
11/09>京都
- 坂口裕之展
- ギャラリーそわか
- 宮本ルリ子展 廻る砂曼陀羅(花花世界)
- ギャラリーそわか
- ギャラリーそわか
11/10>大阪
- the art of earth
- 国立国際美術館
- いわゆる現代陶芸を集めた展覧会。会期中、担当者は、ぐっすり練られないんじゃないだろうか。
- 大倉侍郎展
- ギャラリー ラ・フェニーチェ
- スライスした楠を組み合せ、造り出された形。スライスした面は、赤、青、白などに塗られ、
- 中村ちとせ展
- 番画廊
- 里博文
- The Third Gallery Aya
- モノクロ写真、縦長のフォーマット
- 増田妃早子展
- Oギャラリーeyes
- 千スペース
- 三村逸子展
- ギャラリー白2
- 絵画を見る2−石川裕敏・大杉剛司・佐藤有紀・渡辺信明
- ギャラリー白3
- 西本紀文×辰巳亜矢展 ground play
- GALLERY wks.
- 消しゴムの削りカスを集めた絵画(みたいなもの)とか。(多分それは傍流の作品かもしれないのだが、印象に残るのは、実は下らなさゆえだったりすると、覚えてる自分も悲しい)
- 笹埜能史展 AIR WALKER
- Gallery H.O.T
- 航空写真(動画)とCGを見ながらフィットネスストライダー(<普通名詞として使って良いのかわからんが)に乗るというか、漕ぐような。あるいは、フィットネスストライダーに乗りながら、航空写真を見るというか。ただ、画像と自分が動くのが連動してるわけではないので、鑑賞に行為を要請する必然性が希薄と思われるかも。前に地球一周したことあるしな。キリンプラザで、関口敦仁だっけか。あれもしんどいばっかで、くだらんもんだったが。
- ドローイングと……。
- SAI GALLERY
- 松井智恵 ヒマラヤ−レインボウ
- MEM gallery
- ホットプリントとか言うんでしょうか、ホログラムで虹色に光る銀紙でドローイングを印刷した作品。
- 木村嘉子 1959-1972
- 大阪府立現代美術センター
- 第10回画廊の視点2003
- 大阪府立現代美術センター
- 岡晋司展
- 信濃橋画廊
- 厚さ3センチ位の鉄板に渦巻き状に切れ目を入れ、蚊取り線香みたいな形にして、真ん中から延ばしていった造形物を、3個ずつ組み合わせて立てた作品が、何個か。身体がかかわることで、コンセプトにノイズが乗って、極度にコンセプチュアルなのに結果として反復される同一性がどこにもない、多様さ。
- 信濃橋画廊apron
- 信濃橋画廊5
- 松尾藤代展
- CUBIC GALLERY
- 光る窓。窓の光。光とともにある窓。闇の窓もあり。
12/08>Geneve
- サン・ピエール大聖堂
- 北の塔に登って、ジュネーヴを一望できる
- ノートルダム教会
- プロテスタントの本拠地ジュネーヴでは珍しい、カトリックの教会。おかげ様で、19世紀の建立とか。
12/09>Graz
- Pierre Bourdieu
- Kunsthaus Glaz (Camera Austria)
- ブルデューは、あのブルデューだったらしい。
- Einbildung
- Kunsthaus Glaz
- 知覚をテーマにした展覧会。となると、懐かしのオップ、キネティック系も多数。
- 常設展かな?
- Neue Gallery
- 名の通った作家をとにかく一通り並べたという感じの展示。2階と3階で展示があり、全体としては結構広いのだが、多くの小部屋に仕切られてて、そこにむしろ小ぶりな作品が一杯押し込まれている。どんな小さな部屋で、3点くらいの展示でも、部屋毎にコンセプトが示され壁にタイトルが書かれているのがまじめというか、律義というか、ドイツ語圏人の性格でしょうか。しかし、ヘルマン・ニッチュとかオットー・ミュールとか、必ずあるよな気がするな。
12/10>Lille
- ロボットとか
- 何見たのかよーわからん。
12/11>Rotterdam
- Collection
- Boimans van Boeningen
- ヨーロッパの巨大美術館の常としていろいろあるのだが、私としてはボッスの「放蕩息子の帰還」一点でおなか一杯です。
- Fishuli & Weiss
- Boimans van Boeningen
- ガラクタ。
- 暗やみにスライドプロジェクターで、言葉を写す。
- 大量の35ミリスライドフィルム。
- ヴィデオ
- National Photo Museum
- イタリアのファッション写真家と、オランダの報道写真家の展覧会。どちらも有名人が一杯。イタリアの方は、いろんなものの元ネタにされ、相当パクられてる、そのオリジナル。
- Territories
- Witte de With
- イスラエルとパレスチナの問題を扱う作品を集めた展覧会。というか、そのテーマで作ってもらったのかもしれない。
12/12>Amsterdam
- 国立美術館スキポール分館
- ショボ。期待はしていなかったが、期待した通りのショボさ。横にあるカジノの方が、派手かもしれない。(入ってないが)
12/13>Naples
- Gaspare Traversi
- Castle Sant'Elmo
- バロック時代後期の画家。
- Archaological Museum
- Collection
- Anish Kapoor
- 考古学博物館でカプーアである。しかも大規模である。そしてかっちょええ。ほんまにかっちょええ。
- Melita Rotond "Forever"
- Paul Thorel: Walk Like an Egyptian
- ダンテ広場駅
- 地下鉄の新しい駅らしいのだが、コスースやらクネリスやらの作品が設置されている。それもマスターピースばっかり。ナポリの貧乏さって、一体何?
12/14>Naples
- Scappa Napoli
- あちこち一杯見て、何を見たのか良くわかりません。(そうでもないけど)
- Collection
- Capodimonte
- アンテア様と再会いたしました。
12/16>Frankfurt
- Winterverkaufsausstellung
- Photografie Forum International
- Kristen Pieroth
- PORTIKUS
- エジソンが住んでいた小屋をテーマにしたインスタレーション。
- Struwwelpeter Museum
- 童話「もじゃもじゃペーター」の博物館。一室ですが。しかし私はこのお話を良く知らないのでした。
- Traumfabrik kommunismus: Die Visuelle Kultur der Stalinzeit
- Shirn Kunsthalle Frankfurt
- スターリン時代の絵画表現の紹介が主眼だが、最近のアプロプリエーションの作品が所々混ぜて展示してあり、
- Thomas Hirshgorn: Doppeogarage
- Shirn Kunsthalle Frankfurt
- Nackt fuer Stalin
- Kommunale Gallerie im Leinwandhaus
- これも共産主義時代の視覚表現を紹介というか分析する内容の展覧会。身近でリアルな問題なのだということは感じられる。
- Fides Beccker: Nach der Natur
- Schuster
- 麻に白の下地を作って、エッグ・テンペラ
- Victoria Martini
- Schuster
- 刺繍
- Andy Warhol's Time Capsules
- Museum fuer Moderne Kunst, Frankfurt am Main
- ごちゃごちゃしたものが一杯である。
- Sammulung
- Museum fuer Moderne Kunst, Frankfurt am Main
- 基本的に一室一作家でインスタレーションが続く。小さな美術館と思うと大違い。ただ、展示にストーリーのようなものを読み取りにくいので、しんどい。
12/17>Frankfurt
- Freies Deutsches Hochstift/Goethe-Museum
- ゲーテの生家です。
- Haus Giersch - Museum Regionaler Kunst
- この地方の古い写真を特集展示してました。
- Liebieghaus - Museum alter Plastik
- 古代から中世までの彫刻。一応エジプトから始まってますが、中世の木彫、リーメンシュナイターなんかが、見られて嬉しいものでしょうか。
- Nackd!
- Staedel Kunstinstitut/Staedtische Galerie
- 20世紀に裸体表現がそれまでと変わったことを作品で見せる内容。
- Zusammennhang
- Staedel Kunstinstitut/Staedtische Galerie
- 普段あまり展示されない19世紀の、いわば二流作品を中心に、テーマなどによって構成して、展示自体を見せるような展示。かっちょええ。ほんまにかっちょええ。
- Schnitt
- Staedel Kunstinstitut/Staedtische Galerie
- Collection
- Staedel Kunstinstitut/Staedtische Galerie
- お腹いっぱいです。
- Adorno 100
- Frankfurter Kunstverein
12/24>和歌山
- 美術百科「7つの鍵」の巻
- 和歌山県立近代美術館
- ここで良くやってるコレクションで構成した展覧会。「7つ」と言いながら、前半と後半で2つを入れ替えて、一遍に見られるのは5つだけ。でも結構満腹に。
12/23>大阪
- キリンアートアワード2003受賞作品展
- KPOキリンプラザ大阪
- 奈良美智展『S.M.L』
- graf media gm
- 川島慶樹展
- 番画廊
- 樹脂を削ってテーブルや置物や生活に密着した振りをしつつ、こんな生活あるかいという、やっぱり系彫刻(何それ)
- もってけドロボー
- 千スペース
12/27>大阪
- 松谷武判
- ギャラリーほそかわ
- パリに渡って早いうちに制作された、ボンドやキャンバスや紙の地の白を活かした作品。
12/28>京都
- ウッキー☆写真集出版記念写真展
- neutron
- 武田コト 写真展Lv.2 ざわめき と ざわめき
- neutron 5G gallery
- Living with ART II
- utanokoji gallery