+++   はじめに   +++

以下は、ゆうみが治療に通っている病院の先生からお聞きした話です。
なにぶん素人の文章なので参考程度にしていただければと思います。
詳細は専門サイトや医療書などで御確認下さい。

+++   先天性股関節脱臼とは?   +++

生まれつき大腿骨の骨頭が納まる骨盤側のくぼみ(臼蓋)の形成が未熟(臼蓋形成不全)で、
骨頭が臼蓋から脱臼している状態。
症状が軽い場合、もしくは体重が6キロ未満の乳児は、
日常生活やオムツのあて方に注意し経過を見ます。

これだけで症状が改善されない場合は、リーメンビューゲルという装具をつけて治療します。
リーメンビューゲルを装着すると、脱臼自体は比較的短期間で治ることが多いです。
しかし臼蓋が正常に形成されるまでは脱臼しやすい状態なので、
臼蓋が正常に形成されるまで治療を続けます。

初期に脱臼の症状を起していて、且つリーメンビューゲルを装着する場合は、
少なくとも3〜4ヶ月の装着になることが多いようです。
ちなみに、脱臼の症状がなく臼蓋形成不全のみでリーメンビューゲルを装着する場合は、
少し装着期間が短くなることが多いようです。

脱臼している骨頭がはまる際、周囲の組織(筋や神経など)を挟み込んで
はまってしまうことがあり、正常な位置にはまらないときがあります。大抵は激痛を伴います。
このような場合挟み込んだ組織を取り除くために手術等が必要になることがあります。

またリーメンビューゲルでは改善できない場合、足の牽引や骨の手術が必要になることもあります。