「ヨーロッパに向けて開く窓」といわれるサンクト・ペテルブルグは、ピョートル大帝が18世紀初頭、
ロシア北部に荒涼とした湿地帯に記録的な速さで建設し街である。
その歴史は古くはないが、バロック様式と古典主義様式が一体となった街並みを今日まで残し、
ロシアでもっとも美しい都市と言われている。
ロシア革命翌年の1918年までのおよそ200年の間に、首都として政治、経済の中心であったばかりでなく、ドストエフスキーやチャイコフスキーが活動した芸術の都でもあった。レーニン死後の1924年、
街はレニングラードと改名されたが、ソビエト連邦崩壊後の1991年には旧名が復活した。

サンクト・ペテルブルグ歴史地区と関連建造物群

冬宮殿(ふゆきゅうでん)

冬宮殿(ふゆきゅうでん)は、サンクトペテルブルクにあるかつてのロシア帝国の宮殿である。冬宮(とうきゅう)とも翻訳される。建築家はバルトロメオ・ラストレッリ。

宮殿の北側はネヴァ川に面し、南側には宮殿広場が広がる

美術館内部

ネヴァ川から見た
エルミタージュ美術館

エルミタージュ美術館は、サンクトペテルブルクにあるロシアの国立美術館。

絵画
レオナルド・ダ・ヴィンチ 「リッタの聖母」
レオナルド・ダ・ヴィンチ 「聖母ブノワ」
ゴッホ 「夜の白い家」
マレーヴィチ 「黒の正方形」  等

毎週月曜日は休館日となっている
毎月第一週目の木曜日は無料で入場できる(個人のみ)
館内での写真撮影・ビデオカメラの使用は、追加料金を支払えば可能(一部不可の場所もある)

スパース・ナ・クラヴィー聖堂

血の上の救世主教会(血の救世主教会 スパース・ナ・クラヴィー教会)は、ロシア、サンクト・ペテルブルクにあるロシア正教会の聖堂である。公式名は、ハリストス復活大聖堂。このほか、血の上の教会(Church on Spilt Blood)の名称でも知られる。この名称は、1881年3月13日(ユリウス暦3月1日)のロシア皇帝アレクサンドル2世暗殺によるもので、教会が建つ場所は、皇帝遭難の地である。

(1990年、文化遺産)

ロシア連邦

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