中国と西域の境界に位置し、シルクロードの重要都市として栄えた敦煌(とんこう)の市街地から南東に25km離れた鳴沙山の東斜面に大小492もの石窟がある。
約1000年にわたって造営されつづけた世界最大の仏教石窟寺院莫高窟には壁面を埋め尽くす鮮やかな壁画と彩色された塑像(ソゾウ)が残されている。
壁画の総面積は4万5000平方m、つなぐと25kmにおよぶ。
800年の眠りからさめた敦煌文書は敦煌学を学んだ。
莫高窟(ばっこうくつ)
シルクロードの交易の中継地として栄えた敦燈(とんこう)の南東約25キロにある石窟群。南北約2キロにわたる石窟内に仏像や仏教の教えをえがいた壁画がならぴ,千仏洞(せんぶつどう)ともよばれる。
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1987年 文化遺産
シルクロードの中継都市に栄えた仏教文化