トラキア776攻略日記9

・第7章 トラキアの禿 

 またまた離脱マップだ。もう逃げっぱなしで疲れた。

 と思っていたところに、早くも追っ手がやって来た。困ったことにこちらは重装歩兵なんかもいるので、敵の騎馬部隊からは逃げ切れない。嗚呼、ミーズ城が陽炎の中に見え隠れする。とにかく遠すぎるねん。
 しかし、まさに不幸中の幸いだったのが、西の川の畔に隊列を作っていた蛮族が、こっちに向かって来なかったことだった。そのお陰で、カリンリフィス以外は全力で南に逃げることが出来た。尚、カリンリフィスを担いで北西の民家辺りで、敵をしばらく引き留めていた。
 それでもカリンは攻撃を受けることもすることも作戦上許されないので、そんなに引き付けることが出来ない。すると敵はカリンを諦めて矛先を本隊の方に向けた。カリンは次から次へと来る増援部隊のため、陽動作戦に出ることも出来ず、北西の山頂付近に佇むしかない。しかし、そうこうしているうちに、その他の部隊は開けたところまで全員辿り着くことが出来たが、敵はもう目の前に迫っていた。このままだとダルシンが危ない。
 それでもなんとかもう追いつかれそうになったときに、戦力にならないラーラミーズ城に離脱し、無事ハンニバルに援軍を仰ぐことが出来た。
 すると、ハンニバル軍が出撃したかと思ったら、レイドリックめが早々と撤退命令を出したため、アイゼナウがとっとと撤退してしまったではないか。しかし、ここからがリーフ軍の力の見せ所だ。名付けて“ハイエナ作戦”だ。撤退していく敵は、一切攻撃してこない。その特性を利用して、北の峠をカリンリフィスが封鎖して、敵をなぶり殺してしまおうというトラバントさえも考えつかないような冷酷な作戦だ。当然、騎馬隊が装備しているレイピアは一つ残らずリフィスが戴くのは言うまでもない。
 その作戦遂行中、フィンサフィと再会を果たすことが出来た。フィンサフィを見るとサフィ頬を赤らめながら目をそらした。男女が幾晩も二人っきりという設定で、なにもなかったという方がおかしい。なにも語ってくれなかったが、おそらく何かがあったはずだ。いや、必ず何かがあったはずだ。いや、絶対に間違いなく何かが<先生!また例の病気が!
 マンスターからの追っ手を逆に罠を張って壊滅させると(爽快爽快あーそうかい<ベタ)、今度は左の蛮族に手を出そうとした。しかし、敵はなかなか強く、下手をすると痛恨の一撃を喰らいかねない。ここはシーフが所持していた盗賊の鍵も含めて諦めざるを得なかった。
 一方ミーズの城下には闘技場があった。フィンはしめたと思って入ろうとしたが、今回は命を賭けたサバイバル戦とのこと。何でやねん!ミーズ城にある闘技場は体力が無くなって負けることはあっても、死にはしなかったやないか。何でここの闘技場は命を賭けなきゃいかんのや。しかも、今回はブラキの杖を使えるものがおらんらしいやんか。そんな状態やったら、尚いっそう闘技場なんか利用しょうなんて事思うかー!!!
 「この事実を知ってしまわれたら、リーフ様はきっとお悲しみになられる」そう考えたフィンは、このことには一切触れるまいと心に誓うのでした。
 でもよく考えればフィンの考えは間違っていたんやけどね。と言うのも、場内の格闘城は公式に認められたいわゆる国営賭博と考えるなら、それ以外の所に在る闘技場は公式には認められていないいわゆるヤミ賭博だ。だから、そういった所は客の入りを良くしようとよりスリリングにするため、死をも異問わなくなったと考えられる。
 まあーそんなことはさておき、全員やっとミーズ城に逃げ込むことが出来た。するとそこに待っていたのは蛮族・・・・ではなく、ハルヴァンオーシンそれにロナンだった。主人をほったらかして逃げるはトラキア兵に捕らわれるはで、もう最低の部下達だ。ほったらかして行ったろうか。しかし、残念なことに、ハンニバルはモノの解る方だったので、すぐさま解放してしまった。<文脈が滅茶苦茶
 更に紫竜山への案内役としてカリオンを付けてくれることになった。どこまでお優しいんやハンニバル様。ところで、なんかしらんけど、コープルが出てきたで。って思っていたら、なんとなんと、ワ−プの杖を授けて下さったではないか。あ〜ありがたや、ありがたや。<あの〜ぉ、ケルベスの時とずいぶん態度が違うんですけど・・・・
 ・・・ということで、一軍に生き残ることが出来るのは一体誰なのか、そして二軍の落ち第1号の栄光に輝くのは一体誰なのか(賢明な読者ならもうお解りだろう)(ニヤリ)。次回をお楽しみに。

第8章 手榴弾


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