旗本上田家は近江国野洲郡（現・滋賀県守山市、野洲市）において、五千石の地を知行し、歴代当主は江戸幕府の大目付、江戸城御留守居役、大番組番頭、小姓組番頭などの要職を歴任しました。 　この家にあった根尾氏は、代々家老、用人、年寄などの要職にあり、 八代当主　根尾丈之進翼　 上田家の知行地の統治や家政の運営のため、その中心となって活躍しました。江戸に居住していた主従は、明治維新後に知行地の陣屋があった野洲郡服部村に移住しました。この家の根尾氏は同地で帰農しましたが、やがて、大阪に移り住みました。この家の子孫から税務署の署長などが出ています。その外、東京都、京都府、三重県、岡山県、愛媛県などに子孫がいます。 　家紋は「桔梗」を使用しています。