第百四十三回
「かぼちゃ」
ダン!
「…っつ!痛っ」
台所で変な音がしたので、ノボリとクダリが覗きにきましたら、
放置されたまな板
上にかぼちゃ(切りかけ)
床に包丁
周りに血痕
そして
「あ、すいません。救急箱とってもらえますか?」
手からダラダラと出血しているトウヤ。
「トウヤ!血!血が出てる!」
「知ってますから、救急箱」
「トウヤ様!凄い血です!」
「わかってますから、救急箱」
「なにがどうしたの!」
「かぼちゃ切るのに失敗して…っていうか救急箱」
「救急車!救急車を!」
「いえ、それより救急箱…」
目の前で右往左往する双子にため息一つついて、
「ドレディア、救急箱とってきて」
「コジョンド、お風呂場から新しいタオル一枚」
「オノノクス、そこの棚からラップ頂戴」
「ダイケンキ、僕の鞄とって」
そうポケモンに指示し。
水道で血を洗い流して、傷口にラップと新しいタオルをあてて、包帯とテープでグルグル巻きにして、心臓より高くあげて、保険証と財布を持つと、白黒兄をそのままに病院へ向かいました。
ちなみに、パニくった兄たちが弟の不在に気付いたのは病院から電話をもらった時です。
「トウヤ、ごめんね、ごめんね」
「トウヤ様、頼りない兄で申し訳ありません!」
「いいですから。床だけ拭いといてください。固まるととれにくいんで」
トウヤは2針縫いました。
「かぼちゃ2」
トウヤが病院から戻ると、でっかい図体の兄弟がちまちまとトイレットペーパーで床を拭いてます。
(トイレットペーパー・・・)
なぜ水で溶ける物を使うのか・・・他にぞうきんとかあるだろう!と言うか机の上に布巾があるのに見えないのか!とトウヤは頭が痛くなりましたが、この二人にそんな高度な事を期待してはいけないと思い直しました。
「あ、トウヤ。おかえり!傷だいじょうぶ?」
「トウヤ様。おかえりなさいませ。傷の具合は大丈夫でございますか?」
「ええ、大丈夫ですよ。・・・床を拭いていただいてありがとうございます」
「ううん」
「言われた通りちゃんと拭いておきました」
「・・・ただ、世の中にはキッチンペーパーやティッシュペーパー、雑巾といった水に溶けない物体もあるので、今後はそれを使ってくださいね」
そんなものが!と関心する二人に、トウヤのポケモン達がなにやら言いたげです。
(トウヤ、この二人使えない)
(役に立たないよ、こいつら)
(トウヤ、大丈夫?大丈夫?)
(この白黒、殴っていい?)
「・・・言いたい事は何となくわかるけど、あれでも僕のお兄ちゃんだから大目にみておくれ」
「?なにが?」
「どうかされましたか?」
(((・・・・・・・・・)))
きょとんとするノボリとクダリにポケモン達が冷たい目を向けます。
「一応、頑張ってくれてるから・・・くんでやってそこを」
(((・・・・・・・・・)))
トウヤのポケモン達の中でノボリクダリの評価がマリアナ海溝より低くなりました。
この先「劇場版エヴァンゲリオンQ」のネタばれをしています
観た方のみ先へどうぞ
龍麻が吼えてます
龍麻が御門と「エヴァンゲリオンQ」を観に行きました
龍麻「壬生ーーーーー!!!」
壬生「あ、おかえり龍麻。映画はどうだった?」
龍麻「ひどかった」
壬生「そう、ひどかった……え?」
龍麻「誤解するな!作画が酷いとかそんなんじゃない!ストーリーもきちんと出来てた!出来てたうえであれは酷い!」
壬生「龍麻たしか前作4〜5回観に行ってたよね……」
龍麻「6回だ!破は素晴らしかったんだよ!映像も!テンポも!ストーリーも!」
壬生「Qは駄目だったの?」
龍麻「駄目じゃない!でも駄目だ!」
壬生「?」
龍麻「もうシンジが可哀そうで……」
壬生「そんなに可哀そうなの?」
龍麻「なんというか、お隣が火事だから水かぶって助けに行って、ついでに消火活動もして、自分も火傷したのに、「お前が来るのが遅いから火傷した」「お前が水をかけたから部屋が水浸しじゃないか何とかしろ」「そもそも火事になったのもお前の所為だ」と責め立てられるような理不尽な展開が最初から最後まで」
壬生「それ酷くない!?」
龍麻「だから可哀そうだっていってるやろ!」
壬生「なんでそんな事になってるの?」
龍麻「こっちが知りたいわ!!!!マジで説明して欲しい!!破でシンジ頑張ってたやん!なんであそこまで責められなあかんねん!!」
龍麻「あと、あの赤いの!アスカ!中身28歳であれやったらカウンセリングと投薬が必要なレベルやろ!あいつ絶対なにか精神病わずらってる!テレビシリーズと旧映画から思ってたけど完全な病人!」
壬生「龍麻。落ち着いて!」
龍麻「あんな状態になったら僕でもホモに走るわ!カオル以外に味方おらんがな!!」
壬生「龍麻。ストップ!」
龍麻「でも大画面で延々ホモシーンは勘弁してくれ!気まずい雰囲気になるやろ!あと援護に来てくれてる綾波に「カオルくんと二人きりがよかった。なんで付いて来るの?」とか言うな!黒波が可哀そうだろうが!」
龍麻「それから、ホモは首輪外したら捨てろ!何で首につけんねん!御門と一緒に突っ込んだやん」
龍麻「あと、ホモ爆発の時のシンジの顔は正直ギャグだと思いました!せっかくのシリアスが台無しですわ!あれは狙ってんのか?どうなのか?」
龍麻「とにかく何が言いたいのかというと!
「こっち(観客)に説明しろ!シンジに説明してやれ!空白の14年間を!」
「赤いの!壁殴る暇があるんやったら5分座って喋ってやれ!」
「トウジの妹!「妹です」とか笑顔みせれる余裕があるならもっとフォローしてやれ!説明してやれ!」
「とくに駄目だったのが元保護者の四十手前!ミサト!お前だ!14年前から散々シンジの取り扱い間違ってたが、14年たっても未だに駄目かよ!アホか!意味ありげに睨む前に言う事する事あるやろ!首に爆弾付けるより前に言う事あるやろ!!そもそも破の最後で焚きつけたのはお前だ!!!!!!!!!!」
龍麻「はーはー……」
壬生「……龍麻、落ち着いた?」
龍麻「おー、なんとか」
壬生「なんか……すごい映画だったんだね」
龍麻「いろんな意味で破を観た以上は観とかんとあかん作品やと思う」
壬生「そう言えば御門さんは?」
龍麻「なんかネットの友人と喋る言うて帰った」
壬生「あ、そうなんだ」
龍麻「ちなみに御門は僕以上に熱くなってた」
壬生「……そうなんだ」
ちなみに壬生は用事があったので行けなかった(誘われれば興味なくても行く)
こちらスカイプで会話中(魔人⇔ポケモン)
御門「黒白(トウヤのHN)さん、Qは観ましたか?」
トウヤ「ハルたん(御門のHN)さん、観ましたよ」
御門「なんでしょうね、あの「助けてもらったくせに、助けかたに文句をつける」みたいな人間の群れは」
トウヤ「ええ、酷かったですよね」
御門「ある意味古き良きエヴァではありましたが……」
トウヤ「それ「良き」ではないですよ多分」
御門「しかし、まさかQでここまで落とすとは思いませんでしたよ」
トウヤ「まるで破が「シンジの見ていた楽しい夢」レベルの落とし方ですよね」
御門「破なんて現実にはなかったと……」
トウヤ「救われないですねー」
トウヤ「ところでアスカを見てると某国を連想するんですよ」
御門「国ですか?」
トウヤ「ええ、あの「私は貴方が大嫌いだけど、貴方は私を大好きでいなさい!」的な所が……思えば、色もぴったり」
御門「……ああ、言われてみれば」
御門「そう言えば、「マリはゲンドウと同い年で歳をとってない。黒波を見ての「オリジナル」発言はユイを表してる」のソースはご存知ですか?」
トウヤ「ソースどころか初耳ですが?」
御門「おや、それは申し訳ない」
最後のマリの件は兄に聞いたんですが……ソースはどこだ
ウチの御門とトウヤはネットでの友人。ゲーマーつながり
「ハルたん」は御門のハンドルネーム。晴明から
「黒白(いちはち)」はトウヤのハンドルネーム。たまに白黒にもなる
第百四十四回
「前18歳、今14歳」
「魔人発売1999年。その頃僕は18歳でしたー。ああ、今がいくつとか考えたくねー」
「落ち着いて龍麻」
「そうですよ、心行くまで18禁が楽しめるのですよ。喜びなさい」
「そんな喜び方はいやや」
「贅沢な。最近では15禁や18禁が細かすぎて面倒だと私のネットフレンドもぼやいているのですから、ゆるい時代に未成年だった事は幸せですよ」
昔などテレビで普通に乳首が解禁されてました。
「そいやー御門のネット友て14歳やったっけ?」
「ええ」
「そんな若い子と話合うか?」
「大丈夫です。彼は若いと言っても、若くないですから」
「なにが?」
「ワンピースとハンターハンターと聖おにいさんの新刊が出た今月に、よりぬきサザエさんの復刻版を買うような子ですから」
「……それは気が合うかもしれん」
「でしょう?」
「それに28歳の男と同棲中らしいですし。貴方と気が合うかもしれませんね」
「やだ、最近の中学生っておませさん。でも僕だって18歳から恋人と同棲しておりますもの!負けてない!」
「向こうは28歳×2名ですよ」
「負けた……」
壬生が(その三人組はどっかで見たような……)と思いましたが黙ってました。
「最近の14歳はあなどれませんよ」
「ちくそー14歳め!」
「同棲ちゃうわ!」
こちら御門のネット友ことポケモン世界在住のトウヤ。
「どうしました!?トウヤ様!」
「いえ、同棲と同居って言葉は似てるのに与える印象違いすぎるだろうと」
「確かにそうですね」
「トウヤ、なにかあった?」
「ベルが……」
ベル=トウヤの幼なじみ
「実家の母に僕がどこで何してるか聞かれて……」
「ベルちゃん。うちのトウヤがどこに居るか知ってるかしら?」
「トウヤ、同棲してます!男の人と!」
「……」
「って悪気なく言いよって!間違ってない!間違ってないけど、そこは同棲じゃなくて同居だろう!と、親とご近所の目が怖くて実家帰れない……」
「それは、早々にご挨拶に行かないといけませんね」
「うん」
「なぜそこで傷口に塩を塗り込もうとするんですか!!」
ベルもサブマスも全員悪気はない
悪気がないだけたちが悪い
復刻版サザエさんちょっと欲しい
「雪フィギア・黒白フィギア」
「今年の雪ミク……戦国無双で見たような……」
トウヤのPC画面には某軍神の姉によく似たフィギアがうつっています。
「トウヤ」
「ああ、でも可愛いなー。ハルたんさんも買うって言ってたし予約しとこうかな」(注・ハルたん=御門)
「トウヤ」
「それともDIVAfの追加DLCを待つか……」
「トウヤ!!」
「あ、はいはい。クダリさん何か用ですか?」
「トウヤ。なにか買うの?」
「まだ買うかどうかは考え中ですが、ねんどろいどの雪ミクを購入しようか迷っております」
「トウヤ……」
「はい?」
「ぼくたちのフィギア出てるのもしってるよね!」
プライスゲーム用サブマスフィギアが今度発売されます。
ネットでは予約も始まってるようです。
「もちろん、知ってますよ(にっこり)」
「じゃあ、ミクより買ってよ。予約してよ」
トウヤの手からマウスを奪おうとしますが、一瞬早く逃げられました。
「いやいやいや、それとこれとは別ですから」
「別じゃない。ぼくたちの事が好きなら買うべきだと思う」
「いやいやいや」
クダリに上から乗りかかられながらもマウスは死守します。
「ミクミクってトウヤそればっかり!」
「そこまでは言ってませんよ!」
「ゲームも最近はPSVITAばっかりしてるし!」
「あれはみんいつしてるからです!やっとフレンド60名いったんですよ!毎日ログインしないと悪いじゃないですか!」
「ネットの子に気を使うよりぼくに使って!」
「とんだ暴君ですね!毎日気つかってますよ!」
「だめー!もっと気つかって!愛して!」
「愛してますがな!!」
こんな会話をしながらもお互いマウスを奪い取るのに必死です。
「ミクのなにがいいの?」
「可愛い一択!!」
「ぼくだってかわいいもん」
トウヤがまじめな顔で言います。
「クダリさん。一部のファンに可愛いと言われてもしょせんは三十路手前の男性。世界の歌姫に可愛さで勝とうなんておこがましいにもほどがありますよ」
「そこまでいうの!?」
「いえ、現実を知っていただきたくて」
「トウヤひどい!愛がない!」
「……えっと」
さすがに言い過ぎたかと思ったそのとき、
「とった!」
マウスを奪われました。
(ちっ!)
「予約ーよやくーぼくのフィギア予約ー」
うきうきフィギアの予約を始めるクダリの手にトウヤがそっと自分のを重ねます。
「クダリさん……フィギアとか必要ないです。だって本人が目の前に居てるじゃないですか」
かすかに頬を染め恥ずかしそうな表情のトウヤ。
「トウヤ……」
「クダリさん」
「それ、ノボリには効くと思うけどぼくは無理」
「ホント嫌な所で大人ですよね」
顔が戻りました。
「んじゃ、正攻法で止めます」
ボールをほって出てきたのはドレディア。
「ドレディア。マウス奪え」
(ラジャー!)
「トウヤ!それ卑怯!」
「元々それは僕のPCです」
(たぁ!)
「いたたたたたたたた!!!!!!!!!!!」
ドレディアに手首をきめられました。
「雪ミク予約っと。後でハルたんさんにメールしとこっかなー」
「トウヤのバカー!」
「代わりに本人をがっつり愛でますからそれで良しとしてください」
「……わかったがまんする」
よしよし頭を撫でられてとりあえずは満足しました。
2013年雪ミク。あれは確実に綾御前ではないか。しかし可愛い
サブマスフィギアはネットで予約合戦が行われてるようですが、怖くて参加できません
とりあえず、ミクのねんどろいどは可愛いですよね
龍麻と御門がゲームする話
「そこ右ですよ」と、御門
「いや、左行く」と、龍麻
「右って言ってるでしょう」
「右は長そうやもん」
「長い通路の先にレアアイテムがあるんです」
「ええよ別に。ボス倒してからまた散策に来るし」
「何でそう二度手間な事をするんですか!」
「僕はそういうプレイスタイルなんやからほっとけや!」
「ボス後に戻れるかわかりませんよ!」
「そんときゃあきらめる!」
「………」
「………」
「貴方、エリクサーとかレアアイテム使わずにクリアするタイプですか」
「そうですが、なにか?」
「アイテムとは使うために存在するのと知りなさい!」
「使わんでも勝てるもん!」
龍麻は推奨レベルより上げて行って、力業でフルボッコするのが好き
御門は推奨レベルちょい下で行って、アイテムと戦略で勝つのが好き
「邪道な」
「娯楽に邪道も正道もあるか」
で、左の道をてくてく
突き当たりに宝箱
「こっちが正解かよ!」
「ほうほう」
「メモるな!」
「二人とも楽しそうですね」
「三十前が何をしてるんだ、とも思うが」
「………」
「………」
「それを言ってしまうと」
「甘やかすな」
「レア防具か…ちぇっ」
「貴方、武器とか魔法とかわかりやすい物が好きですね」
「僕は思う存分、ボコりたいの!」
自分でパラメータが上げれる時はまず攻撃をあげます
ポケモンも攻撃力が高い技しか使いません
ようはへっぽこゲーマーってやつです
如月家・お約束条
「我が家でセックス禁止」
「輪が乱れるから絶対にするなよ。したら、御門のゲーム機を水没させるからな」
ブハッ
御門がお茶を吹きました。
「私は関係ないでしょう!」
「一蓮托生だ!」
「貴方達。もししたら去勢しますよ」
「やらへんて」
「…て事は、したい時は」
「自分達のマンションに帰ればいいだろう」
「…そうですね」
(目的が露骨で嫌だ)
で、それ以降
「昨晩はお楽しみですか」
「冬服を取りに戻ってただけです」
「ちゃんと避妊はしろよ」
「してないし、男同士や」
(こうなるよね…)
壬生はため息つきました。
四人で居て二人がデキてるというのはどうなんでしょうか
「冬の日とコート」
粉雪が舞う季節、ライモンシティをいつもの三人が家に向かって歩いています。
「はっくしょん」
「トウヤ、風邪?」
「いえ、寒くて」
見ればいつも着ている上着がありません。
「トウヤ様、上着は?」
「ヘドロウェーブで汚れたんでクリーニング中です」
ちなみに仕上がりは明日です。
「じゃあ、ぼくのコートの中おいでよ」
「よければ、わたくしのコートにどうぞ」
綺麗なシンメトリーで開けられたコートにトウヤは首をふりました。
「その天国か極楽か、至福のニ択は選べないんでいいです…ふえっくしゅ」
「風邪ひくから!」
「どっちでもいいから入って下さいまし!」
「大丈夫で…へっくしょん!」
明らかに大丈夫ではありません。
(えーっとえーっと)
(えー…こんな時は)
二人とも弟に風邪をひかせるわけにはいかないので何とか頭をひねります。
「クダリ、コートをこちらに」
ノボリがなにか思い付きました。
「?はい」
渡されたクダリのコートをトウヤに着せます。
「?どうも」
「ノボリ、ぼく寒い」
「わたくしのを」
コートがなくなったクダリには自分のコートを渡します。
これで、トウヤ+クダリのコート、クダリ+ノボリのコート、ノボリ−コートになりました。
「ノボリ寒そう」
「ノボリさんが風邪ひきますよ」
「ええ、ですので。こう…」
よいしょとクダリのコートを着たトウヤをおんぶしました。
「これで完璧でございます!」
「そうですか!?」
「ノボリずるい!」
弟二人から声があがりますが、気にしません。
「さ、帰りますよ」
さっさと帰ろうとするノボリに背中のトウヤがあせりました。
「ノボリさん!この歳でおんぶはちょっと!」
「ノボリ、交代!ぼくもおんぶしたい!」
「お兄ちゃんの特権でございます!」
「せめて大通りはさけて帰ってください!」
「ぼくもトウヤのお兄ちゃん!交代ー!」
「雪が強くなってきましたね、早く帰りましょう」
ダッと走り出したノボリをクダリが追いかけます。
「ほんま大通りだけはやめて!降ろして!」
「ノボリ!ずるい!」
「はいはい、帰りますよ」
「降ろせーーーーー!!!!!!!」
トウヤの絶叫が響きました。
次の日、
「トウヤ、昨日ライモンの大通りをおんぶで爆走してたらしいけど、なんで?」
とチェレンに言われ激しく落ち込むトウヤがいました。
トウヤは約14歳なのでおんぶとか恥かしい
サブマスの二人は全然平気