第百三十八回


龍麻が頭に耳を生やしセーラー服を着てウロウロしてたら、いきなり御門に頭をどつかれました

「貴方はなんて事を!」
「いきなり鉄扇で殴るない!」
「いいですか!セーラー服とネコ耳は個別でレベルの高い萌え装備!それを重複させるなど愚の骨頂!1×1が二乗になるとでも思ってるのですか!」
「これはネコ耳やない!龍耳や!」

萌えがどうこうではなく、単に半黄龍化していただけのようです
ちなみに龍耳は牛の耳です

「牛耳…なんてマニアな物を…貴方は変態ですか」
「それはお前や!!!!!!!!!」

「あの、如月さん。龍麻と御門さんが」
「ほっとけ」
「でも、その…」
「ほっとけ」


ちなみにセーラー服は龍麻のリクエストで壬生が作りました




※微グロ注意

「ただいま」
帰宅した壬生を迎えたのは、
「おかえり。壬生よ、首がとれてしまったよ」
己の首を小脇に抱えた龍麻でした
「えええええ!な、何で!?」
「いやな、そこのギロチンに寝転がって本を読んでたら…」
「全部わかりました」
「ヒューーザクッと」
「言わなくていいから!!」
一般家庭になぜギロチンがあるかは突っ込まない部分です。(そもそもここが一般家庭かという疑問もおいといて)

「本が破れちまったい。とりあえず、ビジュアルの緩和に切口にはコースターを乗せてみた」
「切断面は触ったら駄目ーー!」

※豆知識※
指などを切り落とした時は、切断面を決して触らず、落とした指を氷などで冷やして早急に病院へ行きましょう

「ひゃ、119番!」
「落ち着けって。119して首が落ちましたなんぞ言うてみ。精神病院行きやがな」
「そ、そうだね。とりあえずは無事みたいだし」
首が切れてて無事もありませんが、それはそれ

「それでな」
「うん」
「とりあえず縫ってくれ」
渡されたのは己のソーイングセット
「肌色の糸で頼むわ…って今は肌色は禁句やっけ?」
(………)



「って所で目が覚めたよ」
「そうか」

「…まさか夢じゃなかったとはね」
「お前の目が覚めるまで首持って待ってたんや。はよう縫え」
やっぱり目の前には首が落ちてる龍麻が居ました。

「…ク、クロスステッチでいいよね」
「よくわからんので、それでいいと思う」


ちなみに、黄龍なので半日くらいでくっつきます

そういえば、色鉛筆から「肌色」って表記なくなったらしいですね



ポケモンネタ

「クダリさん!!」
「どうしたの?」
「初めて知ったんですが…ボールによってエフェクトって違うんですね!」
「…うん?」
「兄のオノノクス発動させたら、ダークボールで捕まえてたらしくって…黒くてボウンって出てきて…超カッコイイ!悪の手下みたいで激男前だった。今からボールが替えれぬものか…」
「トウヤ、お兄ちゃん居るの?」
「…居ません。中の人の話です。忘れて下さい。忘れて…忘れろ!!」
「はい!!!」
クダリは兄の話をきれいに忘れた。

「しかし、常にモンスターボール一択(常備100個以上)なので知りませんでした。エフェクトが違うなんて…萌える」
(トウヤの萌えポイントがわからない)
「マスターボールとかどんなエフェクトなんですかね」
「うーん。ぼくマスターボール持ってないからわからない」

マスターボール=どんなポケモンでも一発で捕まえられる凄いボール
主人公特権で一個だけ貰える

「……」
「……」
「…そこらへんのハトーボーでも捕まえてみるか?」
「トウヤ!マスターボールだよ!!」
「いえ、エフェクトみたいんで」
「もったいないから!それ一個だけだから!」
「どうせもったいながって使わないので、いっそネタにできたほうが…マスターボールでハトーボーて(笑)みたいな」
「落ち着いて!!せめてキュレム!」
「…キュレム?」
「キュレム」
クダリの言葉にハッとしたトウヤが叫びました。
「ジャイアントホールのアレか!メタモンにかまけて忘れてた!!!」
「忘れたらダメ!!」
「僕の中ではジャイアントホール=メタモン捕獲地帯ですから!」
「それ廃人としては正しいけどプレイヤーとしてはまちがってる!」
「じゃあ、ちょっと捕まえてきます」
「いってらっしゃい」


「おや、クダリお一人ですか?トウヤ様は?」
「あのね、キュレム狩りにジャイアントホールにいったまま、まだ戻ってこない」
「…それは、おかしいですね」
「なに?」
「いえ、先ほど上でジャッジ様にメタモンを見せていたように思うのですが…」
(トウヤ、またキュレム忘れてる…)


「…何か大事な事を忘れてるような」
「なにが?あ、この子は力が1Uね」
「またUか!……正直ポケモンてリアルラックが足を引っ張りますよね」
「頑張れ!」


すっかり忘れてるトウヤです。



第百三十九回


龍麻「ゲーム発売から、もう数十年たちましたが。いまだに疑問」
壬生「何?」
龍麻「誰か……ホンマに誰でもええんだが。真神学園を魔人学園て呼んでた人居た?」
壬生「…さあ?」
龍麻「初っぱなの醍醐以外思いつかんのよ。あげに自信まんまんなんやから誰か呼んでないとおかしいやん。でもな!思い返してもな!皆、真神の誰それとしか言ってない気がすんのよ!」
壬生「……」
龍麻「ああ!気になる!魔人で九龍のようなシナリオブックなぜ出ない!」
壬生「最後のが本音?」
龍麻「激!本気!!」


ゲームをも一回する時間が無い時はシナリオブックが便利
今再ゲームしたら御門の口調とか間違ってんだろうなーと思います…如月も…




ポケモンネタ

ノボリ。サブマスの黒いほうと言われるだけあって、私服も黒が多い。パジャマはもちろん下着や靴下にいたるまで黒基調。
クダリ。こっちはサブマスの白いほうなので、白基調。汚れやすいのが玉にきず。
トウヤ。色にこだわりなし。強いて言うなら青色が好き。

「…トウヤ、服の趣味かわった?」
「…んにゃ」
否定はするものの、今日トウヤが着ている服はいつもの青を基調とした服ではなく、白黒タータンチェックのシャツと、白のズボン、黒の靴。
「…」
「…」
「…ノボリさんとクダリさんが…自分の色を着てくれとうるさいんだもの!」
「ご愁傷様」
「いいんだよ!楽しんで着てるから!!」
「誰も悪いとか言ってないよ。見慣れてないから変なだけで」
「変とか言うなよ!幼なじみに言われると凹むんやぞ」
「いや、本当に変じゃないよ。似合ってる…ただ」
「ただ?」
「大変だなって」
「…まあな」
ちなみにパジャマとエプロンは白黒の市松模様です。

「…いいのだ。白黒は見つけやすいから」
「そうだね。もしあの二人が赤青だった結構きついよね」
「赤青・・・」
赤と青の原色バリバリのサブウェイマスター
「・・・目にキツイ」
「セロファン用意したらとび出してきそうだよね」


別の日、
白黒ボーダーのセーターに黒のズボン、白の靴。
「パントマイメストみたいって言うな!!」
「言ってないけど、先に言ってくれてありがとう。あと、それより囚人っぽい」
「幼馴染がキツイ事をいう!!」


出来るだけ均一に白黒入れないと双子からクレームがくるという(面倒くさい)




ミスフルネタ

司馬は生物部の子にハムスターを貰った。

「……」←可愛い
「可愛がってくれよ」

家に持って帰る。
御柳と中姉に見せる。
「あ、ハムスターだ」
「どうしたの、これ」
「……」←クラスメイトに貰った
「ふーん、何て種類?」
「……」←キンクマハムスター
「「え?キンタマハムスター?」」


司馬は二人のこういう似通った部分が微笑ましいと思いつつ、やはり一発殴っておくべきだなと思いました。(御柳のみ)




ハムスターの寿命。

寿命が2年て悲しくない?と問うてみれば、
15年も生きてて疲れない?と返された

疲れないよ、と答えれば
こっちもね、と返されて

そんなものかと納得する


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