熊野古道を歩く 稲葉根王子から滝尻王子へ(約16km)   2002.11.16

紀伊田辺駅

  ↓バス

稲葉根王子(73)

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水垢離石碑

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だるま寺

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一の瀬王子(74)

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鮎川王子(75)

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住吉神社

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熊野古道

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清姫の墓

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滝尻王子(76)

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熊野古道館

  ↓バス

 大銀杏

  ↓バス

 田辺駅

 

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 10時20分田辺駅を貸切バスで稲葉根王子まで。今日はここから出発。前回は稲葉根王子までのコースであり、稲葉根王子の写真は前コースに譲る。今回はいつもの語り部が出張でお休み、田辺駅長が参加。稲葉根王子を10:55出発。

 富田川沿いの水垢離石碑で説明を受け、すぐに富田川を細い沈下橋を渡る。このあたりからの道には右のような道標が道の角には必ずあり、分かりやすい。

 40分ほどで、だるま寺に着く。ここで昼食。全国だるま八名刹に指定されている。境内は紅葉して美しい庭があった。

 ここを12:15に出発して、田舎の道を上り下りしながら、12:35に一ノ瀬王子に着く。

 再び富田川を渡り、鮎川王子跡に13:15に着く。国道沿いに左の石碑がある。

 ここから富田川を渡ると大塔村役場があり、すぐ近くに住吉神社がある。この神社には珍しい木が3組ある。一つは右の木で楠と槇の木が根元で結合しているもので、このような木がもう一対と和歌山県の指定文化財おがたまの木である。

 ここからは熊古道らしい道で先ず、川沿いの狭い斜面を歩き、国道をくぐったところから峠越えの急な山道である。久しぶりに息が切れた。

 峠を越えると眼下に先日調査で訪れたヒノキの集成材を加工している中辺路町立木材加工場とその先に後で渡る吊橋が見える。

 この吊橋を渡ってしばらく行くと清姫の墓があり、ここの紅葉が素晴らしかった。15分ほど休憩、ここを15:20に出発。

 30分ほどで今回の終点滝尻王子に到着。ここには、熊野古道の起点と書いた道標があり(右)ここまで来てやっとこれからかという感じ。

 ここからバスで紀伊田辺駅まで帰るのだが、電車の時間の都合で少し時間があるとのことで、駅長とJRバスの配慮でさらに奥に10分ほどの距離にある天然記念物の大銀杏(中辺路町ホームページ参照)まで案内してくれた。時期的に今が一番美しいとのことであった。