熊野古道を歩く 本宮から那智へ(約36km)   2003.3.21-23

  自宅

  ↓車

紀伊田辺駅

  ↓バス

熊野本宮大社

  ↓

 大斎原

  ↓

湯峰王子(99)

  ↓

渡瀬温泉(泊)

  ↓

 請川

  ↓

松畑茶屋跡

  ↓

石堂茶屋跡

  ↓

桜茶屋跡

  ↓

 小口(泊)

  ↓

 円座石

  ↓

 越前峠

  ↓

 石倉峠

  ↓

地蔵茶屋跡  ↓

 舟見峠

  ↓

 展望台

  ↓

登立茶屋跡

  ↓

那智高原公園

  ↓

那智の滝

  ↓
青岸渡寺

  ↓

熊野那智大社

  ↓

 大門坂

  ↓

多富気王子(98)

  ↓

 夫婦杉
  ↓
大門坂下

  ↓バス

紀伊勝浦

  ↓JR

 田辺駅

  ↓車

 自宅

 

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 朝から風邪気味で中止をしようかと悩んだが、一連のハイキングの最後であり、思い切って参加。参加者は35名。40名の募集が満員と聞いていたが5名ほど参加できなかったもよう。
 田辺駅から本宮までバスで行き、本宮にお参りし、ここで出発前に昼食。
 大斎原を経由して大日越えで湯の峰王子を目指す。このコースは右のような道標がある。いきなり階段のようなのぼりが続く。 
 天気が良く気持ちの良いハイキングである。月見丘神社、左じんごろうの伝説のある鼻欠け地蔵を通って、明るい林の中を進む。(右)
 湯の峰温泉に近づくと硫黄のにおいが漂ってくる。温泉の手前に湯の峰王子跡がある。(左下)
 湯の峰温泉は温度が95℃と高く、先回りしたJRの角田氏が湯筒で温泉卵を作って参加者に配ってくれた。
 小栗判官と照姫伝説の判官蘇生のつぼ湯がある。一度に二人くらいしか入れないのでなかなか入るのは難しいとか。
 ここから渡瀬温泉まで行き、この日はここで泊まる。
 二日目は予報通り朝から雨、3回連続で土曜日は大雨か雪であった。
 渡瀬温泉を9時前に出て、川湯(左)で川原に掘られた露天風呂を見る。
 さらに、請川まで舗装された道を進み、小雲取越えの熊野古道に入る。
 熊野川は霧と雨の中にかすんで見える。(右)
 比較的人工林の少ない山道を傘をさして登る。(左下) 松畑茶屋跡を経由して、ほんまもんのドラマでも良く出てきた百間ぐらからは雲の間から果てしなく続く山々が見えた(右)。
 ここから少し下って、自動車道と交差する地点で弁当を受け取るが、雨で屋根のある石堂茶屋跡まで弁当とお茶を持って進む。狭いので交代で雨を避けて昼食。(左下) 
 桜峠を経由して、桜茶屋跡に着く。ここからは小口あたりの赤木川が見下ろせる。ここからの下り坂では右の写真のような植林が多く見られた。動物から若木を守るためにビニールのケースが一本一本かぶせてある。
 小和瀬の渡場跡には立派なトイレがあったが、ここまで途中にトイレはなかった。ご婦人方は大変であったと思う。 
さらに、1kmほど歩いて中学校の校舎を改造した小口自然に家に着く。
 左の写真は同室の方々と翌朝出発前に撮った。3人とも私よりも年配ですが歩くのも、お酒もはるかに達者であった。常連で二日間同室であった。 
3日目は6時に朝食で6時45分には出発。上り始めてすぐに円座石(右上)がある。石に熊野三山の印がある。
 天気予報では快晴であったが、朝の内は霧の中の登山であった。
 大雲取越えは道は広いが胴切坂といわれる急な坂が続く。(左) 
 この日は丁度我々と同じコースを小口から那智大社までのマラソン大会があり、トップの選手はランニングスタイルで坂道を軽快に登って通り過ぎた。(右)この人は常連でいつも参加しているらしいが、次に人がきたのは10分くらい離れていたように思う。後の人達は長ズボンを履いておりマラソンのスタイルではなかった。マラソンには35人ほど参加していたようである。女性も3名いたがほとんど歩いていたようだ。 
  地蔵茶屋(左上)で再び車道にでる。ここからしばらく車道とついたり離れたりして進み、舟見峠の手前で昼食。
 船見峠を少し登ると舟見茶屋跡の近くに展望台がある。ここからは熊野灘が見渡せ素晴らしい景色であった。
 下り坂を1時間近く歩いて、那智高原公園を経て、青眼渡寺から那智の滝を眺める。(左)隣は那智大社である。(右)
 時間がないので、那智の滝の下までは行かなかった。 
 大門坂を下り、最後の王子である多富気王子跡を通り、大門坂の下からの入り口近くの夫婦杉を通ってバスまで歩き、バスで那智勝浦駅まで行く。
 帰るには特急しかなく田辺まで特急に乗るがそれでも1時間40分もかかった。