家庭教育誌「ないおん」は、教育・子育ちをテーマに毎月こころのお便りをお届けしています

ないおん10月号(2026年10月1日発行)は

気温が25度近くになったある晴天の日、急にひょうが降り、驚きました。その日、全国各地でひょうやあられが降りました。ちなみに、5ミリ以上がひょうで、5ミリ未満があられです。地表の温度と上空の温度の差が大きい時にひょうが降るそうです。上空にマイナス15度の寒気、地表が25度。その温度差は40度になります。地表の空気が上昇し、急に冷たくなった時、氷の粒ができてひょうになるのです。5月・10月が、ひょうが降ることが一番多い月だそうです。
ここで疑問が一つ湧きました。なぜ、太陽に近い上空の空気が、地表の空気より冷たいのか? 調べてみると、それは、太陽の光が空気を通り抜ける時に空気を暖める効果は少しで、地面に当たり、地面を暖めることによって、地表の空気が暖まるからでした。
仏さまの光は、あらゆるところに至り届きます。清らかな所は通り抜け、私の煩悩にぶち当たり、そこで、より強くはたらいてくださいます。太陽の光が地面に当たり、暖めるように。

2026年6月12日NHK朝ドラ「風、薫る」より。
島田健次郎(しまけんさん)の台詞に、次のようなものがありました。
「助けたかったんじゃない。助けられる自分でいたかっただけ。まだまだ小さな人間だ」
この台詞を聞いて、純粋に人を助けたいという気持ちは、私の中からは生まれてこない。助けられる自分でいたいというように、どこまでも自分のためだということを、考えさせられました。
そして、東井義雄さんの「大きい人と 小さい人とがある 体のことではない 生き方のことだ」という言葉を思い出しました。

浄土真宗の生活信条の一つ目に、「み仏の誓いを信じ 尊いみ名をとなえつつ 強く明るく生き抜きます」とあります。
ある先生が、「『強く明るく生き抜きます』というところに違和感があった。なぜなら、皆が強く明るく生きられるわけはないから」と言われていました。そして、この「強く明るく生きる」というのは一般的な意味ではなく、光のある人生、つまり、仏さまの光に包まれて生きることではないかと、受け取っておられました。
私も、仏さまの光に包まれ、仏さまの智慧に導かれながら生きる人生を、「強く明るく」と受け取らせていただいています。

2026年6月18日NHK朝ドラ「風、薫る」より。
バーンズ先生(看護婦養成のために日本に来た)が一冊の本を置いて、祖国に帰っていきました。その本の裏表紙の裏に、次の言葉が書いてありました。
「看護とは何か? 問われているのは、私自身である」
私は長年、宗教教育にたずさわってきました。「宗教教育とは何か? 問われているのは、私自身である」
共通するところがあると感じました。
(小池 秀章)

育心

「困った子?」   相愛大学准教授 善教寺副住職/赤井智顕

今月の『育心』は、赤井智顕先生がご執筆くださいました。
赤井先生のお話を拝読しながら、数年前のあるエピソードを思い出しました。
5歳児の保育室を訪れると、数人の子どもがM先生に何やら訴えています。
「S君が叩かはった!」「S君が押さはった!!」
S君は、「友達への乱暴はダメだよ」と何度言い聞かせても、日常的にそれを繰り返しているようでした。
M先生と私は「困ったねぇ」と、頭を悩ませながらS君に、「なぜお友達を叩くの?」と腰を据えてじっくり聞いてみました。
怒られると思ってか、下を向いてしばらく沈黙していたS君が、ようやくポツリと弱々しく言いました。
「一緒に遊びたかっただけやのに……」
S君は、友だちの輪の中に入って、一緒に遊びたい思いをうまく表現できず、いつもトラブルになってしまい困っていたのです。
「困ったねぇ」と自分たちの立場でしかS君を見ることができなかった私の姿を、赤井先生のお話に重ね、「相手の立場を尊重し、共感しようとする思いを持ち続けること」の大切さを、改めて学ばせていただきました。

もっと絵本を楽しもう16

それぞれの地域の言葉にして… 絵だけ読むのもあり…かも
絵の本あれこれ研究家/加藤啓子

2ページ目は、加藤啓子先生の『もっと絵本を楽しもう�O』です。
マイク・セイラーの『ぼちぼちいこか』を書店で初めて手に取った時に、それまでの私の「絵本」に対する見方が、一気に広がったのを覚えています。
それを園に持ち帰り、コテコテの関西弁でこども達に読み聞かせると、ページをめくるごとに大爆笑が沸き起こり、一気に絵本と私と子どもたちの距離が縮まったように感じました。
子どもたちが欲しているのは、絵本そのものではなく、「それ(絵本)を��誰か�≠ニ読み、楽しむ��時間�=vということであると、加藤先生のお話の中にありました。
「この季節はこの本を読み聞かせなくっちゃ」とか、「5歳児だからこれぐらいの内容の本を読み聞かせなくっちゃ」と、あまり難しく捉え過ぎず、肩の力を抜いて、笑い転げたり、驚いたりして、まずは絵本を一緒に、体ごと楽しんでみたいと思います。

私の雑記帖

写真に宿る記憶を探して  
TVディレクター/比嘉チハル

『私の雑記帖』は、沖縄でテレビディレクターをされている比嘉チハルさんのお話です。
映像に人の心を直接映し出すことはできないけれど、一枚の写真や言葉の端々に宿る記憶をすくい上げ、未来につなぐという、比嘉さんの姿勢に感銘を受けました。
81年前の、沖縄戦の激戦地で撮影された白黒写真がカラーで蘇り、当時の人々の息遣いが身近に感じられます。戦争は遠い昔話などではなく、実際に起こった悲惨な出来事なのだということを改めて感じました。

お話の時間 つきみとほし56

かまどごはん   文・絵/三浦明利

今月の『お話の時間』は、お寺のかまどご飯をいただいて、ほっぺが落ちそうなつきみちゃんとほしくんです。

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秋の空に、美しいイワシ雲が見える今日この頃です。
(鎌田 惠)

令和8年9月15日 ないおん編集室(〜編集室だよりから抜粋〜)

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