単利と複利
単利とは、常に当初預け入れた元本に対して利息が計算されることをいいます。例えば、100万円を年利率10%の単利(1年単利)の預金に2年間預け入れたとしましょう(夢のような預金ですね)。そうすると、2年後の元利合計は
100万円 × (1 + 0.1 × 2)= 120万円 となります。
そして複利とは、利息を元本に足して(再投資して)、これを新しい元本とみなして次の利息を計算するというものです。では、さっきと同じ年利率で100万円を1年複利で預け入れたとしましょう。そうすると2年後の元利合計は
2
100万円 × (1 + 0.1) = 121万円 となります。
当然ですが、複利の方がお金はどんどん増えていきますね。
では、同じ複利でも利息計算の期間が違えば(1年複利と半年複利)どうなるのでしょうか。計算してみましょう。(年利率、預入期間などは同じ条件)
1年複利で2年間預入れた場合の元利合計
上記と同じく 121万円
半年複利で2年間預入れた場合の元利合計
2×2 ←半年複利だから預入期間に2を掛ける
100万円 × (1 + 0.1÷2 ) = 121万5,506円
↑半年複利だから年利率を2で割る
このように、同じ複利では、利息計算の期間が短い方が元利合計は多くなります。
簡単に言えば、1年複利 < 半年複利 < 1ヶ月複利 の順に元利合計が高くなるということですね。