債券の特徴
国や地方公共団体、企業が資金を調達ために発行する有価証券。発行する際、利息をいくら支払うか（利率＝額面に対する利息の割合）、何年後に資金を返すか（償還期間）といった条件が個々に決められます。要するに利息付の借用証書のようなものです。償還時までも持ち続ければ元本が返ってきますし、その間利息収入を得ることもできます。また、時価による売買も可能ですが、リスクが生じ、元本割れする可能性があります。一般に、債券価格は金利が上がると下がり、金利が下がると上がる性質があります。主な債券の種類には以下のようなものがあります。
・国債…国が発行する債券で、信用力(安全性)が最も高い債券。中期国債や長期国債、
超長期国債、最近では個人向け国債が注目されています。
・地方債…地方公共団体が発行する債券。期間は10年が一般的
・社債(事業債)…企業が発行する債券で、企業によって信用力は異なります。普通社債
のほか、転換社債やワラント債等があります。