6.確定拠出年金制度導入のメリット・デメリット


表4.企業・個人のメリットとデメリット

 

メリット

デメリット

 

企業にとって

従業員に新たな福利厚生制度が提供できる。

年金の積立不足が発生しない。

・中途採用の際の雇用条件が向上する。

・企業会計に年金債務が影響を与えない。

 

加入者ごとの詳細な資金運用記録の管理が必要

従業員への投資教育と情報教育へのコストがかかる。

 

個人にとって

税金の恩典がある。

自分の人生設計(ライフプラン)に合わせた投資ができる。

自分の拠出額の運用残高がつかめる。

自ら選んだ商品運用ができる。

転職しても年金口座を維持できる。(ポータビリティーがある)

運用成績が良ければ老後資金にゆとりが生まれる。

原則60歳から年金または一時金が受け取れる。

 公的年金は原則65歳から
運用リスクは自分が負担しなければならない。

投資知識の習得が必要

 



7.確定拠出年金のしくみ