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長 池 妃 蓮 |
棗 紅 (そうこう) |
宜 良 千 弁 連 |
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原 始 蓮 |
姫 万 里 |
玉泉寺千弁蓮の剥蓮の様子 |
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オアシスの蓮
ハスについてのお問い合わせで、代表的なものを記載します。
Q1 蓮の花はいつごろが見頃ですか?
A 時期は6月中旬から8月中旬ごろです。
蓮の花は早朝から咲き始め、昼頃には閉じてしまいます。
そのため、午前8時以降、早い時間が見頃です。
一つの花が咲くのは四日だけですが、池にはたくさんの蓮の花が咲いていますので
次から次へと開花します。
Q2 蓮の花は開花時に音がするそうですが、聞こえますか?
A 蓮の花はゆっくり時間をかけて花弁が開くため、ポンッ という音はしないというのが定説です。
Q3 黄色い蓮の花があるそうですが?
A 黄色といってもクリーム色に近いです。
今までに長池オアシスで咲いた花蓮リスト
出典 : 「花蓮品種一覧 2012」 京都花蓮研究会 . ・ 京都花蓮研究会HP ・ 「五感で楽しむ蓮図鑑」 高畑公紀氏著 他
Photos courtesy of Mikihiko Souwa
We are growing lotus flowers under the guidance of Mr. Akio Kaneko who
was the former director of Kyoto Botanical Gardens.
*1 中盛彬 なか もりしげ (1781-1858)
長年庄屋を勤めながら、天文学や和学・国学を学んだ知識人で、泉州の地誌「かりそめのひとりごと」の著書がある。
*2 愚白和尚 ・・・ 雲山愚白 うんざんぐはく (1619-1702)
肥後に生まれる。曹洞宗の月舟宗胡の弟子となり、島原の乱で荒廃した島原半島に入植していた人たちのために仏教を再興させた。
加賀藩の前田候の招きで現在の富山県にある瑞龍寺の住職となるが、三年ほどして辞去した。泉州を遊行していた際、空き寺になっていた
熊取の成合寺に入り、それを知った岸和田藩主の岡部候が喜び、藩主の援助などを受けて寺を復興した。
「かりそめのひとりごと」には愚白和尚について上記の不思議な蓮の話だけではなく、下のエピソードも書かれてあります。
成合寺の愚白和尚は、ある時村の人々を寺に集めて『能登の総持寺でいま火事が起きたので、この庭石に水をかけなさい』と言い、
村人がその庭石に水をそそぐと、水はしうしうとしみこんだという。数か月後、能登の総持寺から使いの僧が成合寺に来て、
出火の時に火消人足を賜ったことを感謝した。
長池オアシスの蓮の育成は、元京都府立植物園園長 金子明雄先生にご指導いただいています。
咲き分けという珍しいハスが咲きました。 半分が紅いハスで、半分が斑のハスが咲きました。 2018.8.3
江戸時代 熊取町出身の 中盛彬(*1)の「拾遺泉州志 : かりそめのひとりごと」に
熊取の成合寺の愚白和尚(*2)が亡くなったとき、 山一面に蓮華が咲いた。水も蓮華の種子もないはずの山に蓮華が咲くとは不思議なことで、この蓮華の花をとったものが、今、院にある。
という記載があり、その愚白和尚に因み
命名しました。