昨年度のツーレポ同様、今年もツーレポ書きます。
2005年1月4日 天気→曇り/雨
さて、今年も始まって4日が経ってしまいました。その間、一度も愛機に跨らず、専ら車での移動のみになってしまったわけですが、一念発起して、寒い中バイク初めといきます。
まぁ、一年の最初なので軽めなものからと思い、初詣ツーリングと言うことになりました。もちろん、思いつきでやってますので、ソロです。職場に忘れ物をしたため、今回のスタートは堺です。堺泉北有料道路、そして阪和道の下をえっちらおっちら進み、美原ロータリーで羽曳野方面へ。駒ヶ谷を越えてR165へ。看板に素直に従い「高田バイパス」に。これが大失敗のもと…。
「高田バイパス」は何度か通行したことはあるのですが、以前は全線開通前。今回は全線開通ということもあり、気合入れて走りました。右側車線も結構なスピードで走りました。我が愛機の進行方向に、何やら小さな塊が…。思いっきり踏みました。っていうか、あのスピードから避けると大事故でしょう^_^; おかげでバーストの恐怖に苛まれながら、以後のライドとなりました、やれやれ。
橿原神宮には無事到着。やっぱり人が多いですね。しっかりと神様にお参りし、帰路に就きました。本当ならダイアモンドシティに寄ったり、あれしたりこれしたりと考えていたのですが、タイヤが気になって仕方がありません。生きた気がせずに速攻で、某レッドホニャララにピットイン。何事もなくホッとして我が家に向かったのでした。
〔感想〕おい、路上にモノを落とす奴、アカンぞ!飛ばんで良かったよ、全く(-_-)
2005年2月6日 天気→晴れ/曇り
やっぱり冬は寒い。ということで、全然バイクに乗ろうとせず、ひと月が過ぎてしまいました。今年は暖冬だなんて言っていたのは、誰だ…。
さて、毎度のごとく朝の出発(当たり前か)今回はR170からR26を経由して、和歌山市内某所へ。日曜日にもかかわらず、車の流れは悪くない。スイスイとすり抜けを武器に、先を急ぎます。何度も走ったこの道ですが、自分としてはあまり好きにはなれません。その理由は、クネクネさにあると、確信しています。
さっきは、車の流れもいい、とか書いたのですが、日曜日の「サンデードライバー」には、冷や冷やさせられます。信号待ち、こっちは車体の小ささを利用して先頭に行こうと思うのですが、幅寄せ…。そりゃあ、こっちが原付か何かですぐに追いつけるのなら、前に行かさないほうが安全と思いますよ。でも、仮にもこっちは大型。よーいドンしても、勝負は見えているのでは?特に、ワンボックス型の車は、大きいのでそういったことをしてくる傾向にありますね。まぁ、放っておけば良いのですが…。
そんなこんなで、泉佐野まで無事に到着。ここまで約30分。悪くないペースです。初めはR26を予定していたのですが、気が変わって、旧R26へ。ミドルスピードでゆったり流すほうが、自分にはあっているかな、と。幸い道も空いていて、気持ちの良いライド。学生時代何度か通ったこの道も、暫くのうちに様変わりしていて、驚かされます。「無常観」を感じてしまいます。
深日のロータリーをパスし、孝子峠へ。路面状態も凍結はなく、無事に和歌山県、和歌山市入り。久しく御無沙汰していた、「あの場所」へ。近辺は様変わりしていましたが、やっぱり懐かしさを感じてしまいました。戻れるものなら、戻りたい。そんな気持ちになりました。(二枚の写真を見れば、どこだか分かる人もいるのでは?分かった人は、掲示板にでも書き込んでおいてください)
さて、そそくさと「想い出」の地をあとにして、今回の目的地のもう一つ、磯ノ浦へ愛機を走らせます。かつては夏になると毎年のように海水浴に来ていた、懐かしの場所。久しぶりに行きたくなっちゃいました。それに、何か良いんですよね、冬の海って。こう、気持ちが落ち着くというか、自然になれるというか。とにかく、海が見たかったので、先を急ぎます。細い県道をクネクネと走り、途中道に迷いそうになりながらも、無事に到着。5年ぶりくらいの海です。夏の喧騒はどこへやら。本当に誰もいないし、何もない。あるのは波の音のみ。そういえばかつて、何とはなしに「疲れたな」と思った時にも、ここにやって来たっけ。その時のように、頭を空っぽにして(まぁ、できませんが、実際は)ボケーっと海を眺め、写真を何枚か撮り、精神の洗浄を済ませ帰路に。
途中、トイレに行きたくなり、近所の海浜公園へ。手洗いを済ませ、さぁ帰ろうと、愛機を見ると…。
な、なんと、左ステップが折れているではないか!(T_T)
そんな、いつのことか自分でも分からず、パニック。幸い乗車に支障のあるほどではなかったものの、とにかく自分でも心当たりが…。今日出てくる時は、確かにちゃんとあったはず。でも、何度見ても無いのです、これが。いつの間に?考えられるのは、昨年の敦賀・三方方面ツーリングの時の立ちゴケぐらいしか。え〜ん(>_<) となりそうなところを、心落ち着かせ、とにかく帰ることに。
途中、道の駅「紀の川万葉の里」へ。しっかりスタンプを押して、家路を急ぎます。R24からR371経由で、河内長野へ。何事もなく、幅寄せされつつも、無事に帰宅。とにかく、いつ、ステップが折れたのか。乗車前点検は、確実に。それを教えられました。
〔感想〕点検はしておいた方が良いわ。後になって気づいたって、遅いわ(by森高千里)
2005年2月12日 天気=晴れ→曇り
今年の冬は、スキーよりもバイクが多い。ということで、今日もあてのあるような、ないような旅となりました。
今回も前回に引き続き、ソロツーリングです。いつもと同じく河内長野を出発して、一路堺方面へ。泉北1号線を浜手に走ります。今日は流れもよく、気持ちの良いライディングです。その後、臨海線から国道43号線へ。さすがに市内へ近付くにつれ、交通量が増えてきます。楽しい遊びなので、事故だけはしないようにと気をつけながら進みます。
弁天町付近は、毎度のことながら混みます。しかし、こちらは単車。車ならイライラしながら渋滞に巻き込まれるところを、すいすい〜っとすり抜けします。これですよね、バイクの利点って。みんなバイク乗りになれば、日本全国渋滞知らずになるのにね。(って、トラックはどうするんだ?)
そんなこんなで、無事淀川を通過。いよいよ兵庫県に近付きます。そして、音もなく兵庫県突入。交通量はまあまああるものの、道路が広いので苦もなく進みます。しかしながら、あの「制限速度40キロ」だけは何とかなりませんかね。こんなに広い道、40キロで走ったら、トラックに跳ね飛ばされてしまいますよ。まぁ、こればっかりは個人の力ではどうにもならないでしょうが。(ちゃんとした理由があるのはわかりますがねぇ)
というわけで、知らない間に西宮市へ。左手に甲子園球場を見ながら、さらに先を急ぎます。だって、今回の目的は、明石で美味しい「明石焼き」(地元の人は、「たまご焼き」とも呼ぶようですが)を食すこと。チンタラしていたら、いつになってもハラペコだ。
無事に神戸市に到着。そろそろ1時間乗車、ということで休憩しようと思うのですが、適当な場所がありません。仕方がないので、とにかく先へ。左手に和田岬方面を見ながら、さらに明石へ。神戸市も須磨区に入り、須磨水族館をパス。確か自分がチビの時に、母親に連れてきてもらった記憶が。そんな想い出にひたる間もなく、垂水へ。ここで今日1回目の休憩。眼前には明石海峡大橋がそびえます。さすがに間近で見るとデカい。よくもまぁ、こんなに大きな建造物を作ったものだ。すごいなぁ、こういうのを作る人たちって。自分には一生関わりもないでしょう。
さて、無事に明石に到着。途中、天文台が見えたので近くまで行き、パチリ。ここも、ずいぶん前に連れてきてもらったような。プラネタリウム初体験は、この地のこの天文台でした。(といっても、それからは一度も行ったことがない)明石の駅前を浜の方へ。前方にはフェリー乗り場が見えます。自分が小さい時には、この「明石−岩屋」路線は、乗りたくありませんでした。何てったってあの「ポンポン船」のような汽船で渡るのが、恐ろしかった。大磯カーフェリーで渡りたくて、何度も駄々をこねたような記憶が。そんなフェリーも橋ができたおかげで、全面的になくなってしまいました。時代の流れとはいえ、寂しいものです。
さて、フェリー乗り場に着くと「1時間30分待ち」の表示が。これはいただけません。とりあえず「魚の棚」近辺で、最も大きな目的の「明石焼き」を食しなければ、と思い立って、ぶらつきます。中々丁度良いバイクの置き場がなく、商店街のとある銀行の前に。しかし、待ち行く人の目が…。何故か少ないんですよね、バイクの駐輪が。少し不安になりながらも、しっかりとロックして徒歩にて散策へ。と、目の前に「元祖明石焼きの店」という看板が。何というラッキー。飛びついてしまいましたよ。店の名前は失念してしまいましたが、大きくはない良い感じのお店。おじさんが一人で切り盛りされてます。丁度、一人分だけ席が空いていたという偶然も重なり、着席。
待つこと数分。来ました、明石焼きです。たこ焼きもいいけど、このだしで食べるのがなんとも言えずグッド。ハフハフいいながら、黙々といただきます(そりゃ、一人で喋っていたら気持ち悪いですもんね)おじさんが色々話しかけてくれます。とりあえずここから淡路島に渡ると伝えると、横にいた二人連れの方も、淡路島に行くとのこと。「向こうで会うかも」というおじさんの言葉に、私は「そりゃあ、ないでしょ」との答え。だって、岩屋から津名までしか行かないのだから。
さて、腹ごしらえもできたので、出発です。ここからはフェリーにて渡ります。自動車は依然1時間ほど待ち時間が合ったのですが、単車はもちろんなし。これも単車のいいところですよね。初めてのフェリーに緊張しながらも、無事乗船。デッキにて20分間の旅を楽しみます。このフェリーの一番の良い所は、明石海峡大橋を真下から眺められるところ。しっかり見上げてしまいました。前にも書きましたが、すごいですよね、人間って。こんな建造物を作ってしまうのですから。文系バリバリ人間の私には、考えられない凄さです。
20分の航海も何事もなく、岩屋港に到着です。一番最初に乗船したのですが、降りる時は一番最後に。だって、壁にくっつけすぎて、乗りにくかったもので…。下船して道の駅「あわじ」へ。ここでも明石海峡大橋を真下から眺めます。闇に「道の駅スタンプラリー」とかしてるんですよね。スタンプをペタンと押して、先に進みます。
今回、本当は明石まで行って帰ってこようと思っていたので、淡路島の下調べは全くなし。こんなことならもっと調べておけば良かった。とりあえず、南へ走ります。途中道の駅「東浦ターミナルパーク」へ。ここでもスタンプをペタンと押して、お土産を購入。いかなごの釘煮を購入し、さらに南へ。
母親の故郷である(父親も淡路島なのですが)東浦町は、私にとっても思い出深い場所。母方の祖父・祖母とも亡くなり、今は訪ねても誰もいないのですが、どうなったのかを自分の目で確認に。自分の小さかった頃からはずいぶん変わってしまっていたので、少し寂しくなってしまいました。以前泳いだ砂浜も今はなく、(といってもかなり前から変わっていたのですが)良くお世話になったたこ焼き屋さんもなくなっていました。「無常」とはいえ、寂しいですね、本当に。祖父に連れられてきた「伊勢久留間神社」にお参りし、さらに南へ。あっという間に津名に到着です。
下調べをしなかったため、1時間もフェリー乗り場で時間をつぶさなければならず、退屈しましたが、仕方ありません。ぼーっと喫茶店で古い雑誌を眺めながら、つぶしましたよ、時間を。今回も船の待ちなしで先頭で乗船。1時間35分の船旅です。ここでも雑誌を読み漁り、写真を撮ったりしながら過ごします。と、言っている間に泉佐野到着。帰りは少し雨にもたたられましたが(日ごろの行いの悪さ故か?)無事に帰宅。今回は長い時間船に乗っていたせいか、疲れもあまりなく、逆に少し物足りなかった。とにかく、1時間のフェリー待ちの時間がもったいなかった…。やっぱりしっかりとした計画で行くべきですよね。次回は、一周するぞ淡路島。待ってろよ
参考に:「タコフェリー」940円、「南海淡路ライン」2500円
〔感想〕しっかりとした準備が善い旅を生む。このことがはっきり分かりました。御食国淡路島、次こそ攻略すべし!
2005年3月21日 天気=晴れ
今年4度目のソロツーリング。実はこれより前に梅見物のツーリングに挑戦したのですが、雪のために途中で断念していたのです。そのリベンジの意味も兼ねて、この三連休の最終日に再チャレンジ。果たして梅は私を待ってくれているのでしょうか…。
さて、今回も河内長野からの出発です。実は朝ごはんを食べるまで(マクドナルドの朝マック)行き先を決定していなかったのですが、とにかく今日は「奈良」だな、と。ということで、竹之内峠を越えて、大和高田から橿原、天理へといったルートを設定。できるだけ有料道路(や、それに近い道)を使わない方法ということで、R24バイパスからR24へ。
途中、唐子・鍵遺跡に寄り道。以前何度かこの道を通った時に、気になっていたのです、遺跡が。駐車場から一段高くなった遺跡にアプローチ。が、あるのは池のみ。やぐらを復元したものもあるのですが、自分がイメージしていたものとは全く違うものがそこには。なぜ、池が?説明書きを見ると、このあたり一帯が遺跡とのこと。なぁんだ、と思いながら一人で納得して遺跡をあとに。
そこから天理の市内を抜けて、R25へ。名阪国道を使わず、天理ダムの傍らを抜けて福住インターへ。天理から登っていくところが好きになれないんですよね、名阪国道って。なので、できるだけそこを走らないように、となるとこのルートしかなかった訳なのです。(桜井方面から針に抜けるというのもあったのですが)今回のツーリングの最高速ポイント「名阪国道」に。国道?50キロの制限速度?何をおっしゃいますやら。周りの車はそんなこと全く気にしていない様子。どう見ても倍は出てますよ、バイは。ここはおまわりさんの取締りがあることで有名な道なんですよね。気をつけましたよ、後ろには。パンダやら覆面やらがつけていないことを確認しましたよ、何度も。自分も結構なスピードで流していましたからね(前の敦賀ツーリングの時ほどではないですが)
ということで、あっという間に「五月橋」のインターへ。そこから山道を行きます。全然梅が見えてこないじゃないですか。「これはヤバイ」と内心ヒヤヒヤしながら先に進みます。しばらく進むと、見えてきました、梅が。渓谷の両側に梅が咲き乱れています。さすが2万本、その言葉に偽りはナシ。とってもきれいな所です、月ヶ瀬は。それにしてもみんな考えることは一緒ですね。途中たくさんのツーリングライダーにも会いました。時に手を上げたり、ときに軽く会釈したりと、全然知らない者同士にもかかわらず、バイクという乗り物を通して一体感が生まれるものなんですね、不思議と。自動車では味わうことはできません、この感覚は。これがあるからバイクツーリングはやめられないのかもしれないですね。今回のツーリングはお土産を買うことができなかったのが、唯一の残念だったのですが。
さて、ここからは帰りです。あっという間の滞在を経て、奈良市内を抜けて大阪を目指します。同じ道を帰るのは嫌だったので、柳生を抜けて奈良市内へ向かいます。途中、柳生で一休み。高校時代、遠足できたことがあるんですよね、柳生には。どうして柳生だったのかは、今をもっても分からないですが。何にもないですよ、柳生には。菖蒲園も開園していなかったように思うし。ただ、柳生の里というだけあって、柳生一族の関係するものが多々ありました。唯一の写真はこの杉の写真です。他にも色々回ろうと思ったのですが、謎の疲労のために今回はパス。原因は例の○○だと思うのですが。
さて、そこから奈良市内に下っていきます。だらだらとカントリーロードを行き、ちょっとワインディング気分なんかも味わいながら、どんどん進みます。今回は奈良市内散策は諦めます。何てったって人が多すぎます。どこにも駐車もできそうにないですからね。ということで、再び天理市内を抜けて、王寺方面へ行きます。途中、彩華ラーメンを食します。少し味が濃いのが玉にキズですが、これはこれでいい味なんですよね。ただ、もう少し精進しないと、神座にダブルスコアを付けられてしまいますよ。
そんなことを思いながらも、お腹いっぱいで走り続けます。大和川の堤防を走り(天理から少し行ったところからあるんですね、大和川って)一路王寺へ。以前か見たことのある所を通り、おなじみのR25へ。やっぱり混んでいるのですよね、この道は。途中無茶もしながら、すりすりすり抜けていきます。毎度のことですが、あの大きな「ミニバン」に一人か二人しか乗らずに、この狭い日本を移動するのって、どうかと思います。特に行楽地に向かう場合。定員の4割以上乗車していないと罰金とかなりませんかね、本当に。7人乗りだと四捨五入して3人以上。こうすればもっと道が空くのではないでしょうか。というより、一人移動はバイクで。オートマ限定の免許も出るらしいし、高速の二人乗りも解禁になるみたいなので。マジェスティなんかに二人乗りして、移動なんて良いかもしれませんね。まぁ、ワシはオートマ嫌いなので、無いと思いますが。
ということで、無事にお家に到着。もう疲れてふらふらでした。こりゃ、先が思いやられるワ。
〔感想〕しっかりと、体力増強の必要性あり。
2005年7月24日 天気=晴れ
以前から誘ってくださっていた某S氏と、今回は気ままな二人旅です。当初の予定では和歌山→(フェリー)→徳島の後、香川までうどんを食べに行こう、のはずだったのですが、出発前日の私の行動のせいで…。
出発前日、私は万博記念競技場にてガンバ大阪対セレッソ大阪の大阪ダービー(らしきもの)を観に行ったのです。試合はとても楽しい内容で、ばっちりでした。が、問題は帰りです。同行したM氏(セレッソファン)は自家用車で来ていて、駐車場から出るのに、なんと、2時間近くかかってしまったのです。当然、睡眠時間は短くなるわけで、これではヤバイ、と思い急遽予定変更となったわけなのです。しっかりと勉強させていただきました、万博には車で行くのは危険な賭けであるということを。
さて、そんなことがあり、集合時間を1時間繰り下げ、地元の駅に集合となりました。しっかりと遅れることなく集合場所に到着したワタクシ。勿論、S氏は来ていません。思えば、このツーリングレポートの第一回目を飾った琵琶湖ツーリングでも、氏はしっかりと遅刻したのです。期待せずにどこに行こうかと考えていると、S氏が到着。昨日寝る前に考えた「信楽」ルートを提示しましたが、あんまりな様子。どうも彼は徳島に、四国に行きたいらしい。で、ちょっと小さくなりますが、淡路島の一周はどうかとの提案をすると、氏は「以前行った時に混んでいて大変だった」との返事。しかしながら、それはゴールデンウィークのことで、今は大丈夫だ、との私の強引な説得により、腹を決めた模様。そうと決まれば膳は急げです。バイクに飛び乗り、一路泉佐野フェリー乗り場に。途中R170をぶっ飛ばして(勿論、法定速度内です)泉佐野へ。警察の速度取り締まりも何のその。楽々クリアして(そりゃ法定速度内なので、捕まる要素はありませんよね)泉佐野港へ到着。ここはかつて大学時代、学校の同期の奴らとブラックバスを釣りに行く時に一度利用したことが。その時は思いっ切り迷いましたが、その経験とその後の四国旅行の時の利用経験からスムーズにフェリー乗り場に。
が、着いてみるとフェリーがない…。丁度10分ほど前に出航したとのこと。ショック!次は1時間ほどしないとこないとのこと。散々悩んだのですが、「行く!」と決めていたので、待つことに。その場で待っても仕方がないので、泉佐野の駅前のミスドへ。ゆっくりとお茶しながら、お互いの近況を報告。彼には今年小4になる娘と、小2(だったと思う)の息子が。同い年でも、生活環境がえらく違う…。こいつに触発されて、学生結婚を目論んだ若かりし頃のワタシ。懐かしい思い出です。
で、出航時間も近付き、フェリー乗り場に。何台か車も待っており、我々はスイスイと一番先頭での乗船に。こういうところはバイクの良いところです。船が出てしまうと、あとはのんびりと過ごすのみ、1時間40分の旅を終え、船は津名港に到着。下船前に一緒にフェリーに乗っていたバイクの二人組みのお兄ちゃんと、S氏が会話。一台は原付というつわものの二人組み。南の方は雨が降っていたとのことで、よく南に行かなかったと、S氏と二人でホッとしました。
さて、そこからはとりあえず洲本市を目指します。かつては淡路島唯一の「市」であった洲本。ショッピングセンターやら何やらがあり栄えているのですが、私のお目当ては美味しい昼ごはん。かつて立ち寄ったことのある「淡路ごちそう館 御食国」を目指します。素敵なレンガ造りの倉庫を改修したという、横浜の赤レンガ倉庫みたいな建物に感動。レトロな感じがなんともいえません。早速、入店して焼き肉を食します。バイクじゃなければ、アルコールを摂りたいほどの暑い一日。水で我慢しながら、美味しい肉をほおばります。S氏も満足な、そんなお昼ご飯となりました。
さて、美味しい食事のあとは、しっかりと仕事をしなければ、です。南を目指し、ひたすらに走ります。と、いっても夕方から予定のある私のために、帰りのフェリーの時間が決まっているので、一周は厳しいかと。なので緑町から西淡町に抜けるという、三原町や南淡町をパスするルートに決めて、走ります。淡路島は基本的に信号があまりなく、ゆっくりと流すには最高の道です。ダラダラ走っていると目の前に「加地亮選手の出身地」との横断幕が。加地って淡路島出身だったのね。そういえばトルシエジャパンの時、レギュラーになりかけた波戸選手も淡路島の出身だったっけ。地味な選手ですが、意外に攻撃できるDFは淡路島出身が多い?
そんなことはさておき、一本道を走ります。(勿論交差点はありますが、基本的に一本道)しばらく行くと「慶野松原」の表示が。きれいな松原があることを期待して、バイクを進めます。が、駐車料金を取られるとのこと。当たり前といえば当たり前ですが、ちょこっと覗こうかなと思っていたので、やめました。
リゾート地なので、仕方がありませんが、バイクなんてそんなに邪魔にならないのに、と心の中では不満も…。でも、海水浴のお客さんの気持ち良さそうな表情。我々はヘルメットの下で、暑さに負けかけてました。長袖、長ズボンは厳しいよね、この季節は。
さて、そんなこんなで、県道31号線をひたすら北上します。基本的に一車線道路なので、前にノロノロ車がいるとペースダウンです。左手に海を眺めながらゆっくり走るのも良いのですが、バイクに乗ると俄然戦闘的になってしまうワタシ。行っちゃうんですよね、ビューンと。この話はここらへんで置いておいて、そうこうしているうちに岩屋に到着。路肩にバイクを停車させ、明石海峡大橋をパチリ。
少し遅れてS氏到着。「さっきネズミ捕りしてたで」とのこと。そういえば小屋みたいなところにパトカーがあったような。しかしこうして待っていても追っかけてこないところをみると、何もなかったのかと一人で納得。淡路島は結構免許停止とかなってしまう違反を起こしやすい所であることを、思い出しました。その後は反省した走りで、津名港に到着。近くの「赤い屋根」でS氏がお土産を買い込み、フェリーに乗船。しっかりと電話予約していたので、スムーズに乗船。
船の中ではなぜか仕事上の知り合いと出会い、その娘さんと写真を撮ることに。お一方は全く面識のない娘さんで「ワシと撮って嬉しいんかいの?」とも思いましたが、母様の熱意に負けて、ハイ、チーズ。その写真の扱われ方が気になりますが、そんなことを聞く勇気もないので、未だに真相は闇の中です。
そうこうしているうちに、泉佐野に到着。家路を急ぎ、阿部野橋での酒宴に。徳島在住の後輩の結婚記念飲み会なのに遅れてしまい、バツの悪いワシ。急いで駆けつけ3杯で調子を上げ、しっかりと酔っ払いに変身。酒をこぼすという失態も、おめでたい話の前では些細なこと。先輩I氏は相変わらずクールにいなし、同期のMクンは久しぶりの再会に笑顔。Oさんは、きわどい話をふってきます。そんな中Tクンの幸せをみんなで乾杯できたことは、後々までの良い思い出となりそうです。
〔感想〕披露宴でも、飲んだくれでした。とほほ…
2005年9月23日 天気=曇り
当日は、前日ワタシが飲み会があったということを考慮していただき、10時集合でした。美加の台駅に15分前に到着した私ですが、前回と違いどうやら一番乗りのようです。駅前に何もない美加の台駅で待つこと5分程度。「ボボボボっ」と単気筒特有の音を響かせながらバイクが近付いてくるのが分かりました。私以外の両氏とも、単車は単気筒だったのでどっちともつかず、まあ来れば分かるかな、と待つことにしました。すると、バスの陰から表れたのは一台のオフロードバイク。前のツーリングの時にはこんなバイクに乗っている人がいなかったので、違うツーリング集団の人かと思っていました。
ところがどっこい、I本氏がバイクを乗り換えていたのでした。まじまじ見るとオフロードバイクに見えたそのマシンは、カワサキの「Dトラッカー」というモタードバイク(オフロードのバイクにオンロードのタイヤをはかせたもの)でした。しかもカスタムしまくり。マフラーは「レオビンチ」その他改造箇所は多々。ワタシも以前からマフラーを換えたいと思っているのですが、先立つものが…。物凄くうらやましかったです。
そうこうしている間にI氏登場。全員集合ということでそのまま紀見峠を越えて橋本へ。さすが連休の初日ということもあり、車は思いのほか多い。ここはバイクの利点を生かしてスリスリすり抜けを。こんな時、本当にバイクは便利だと思う反面、反対車線に出てしまって追い越しをかける時、正面衝突をしたら、と思いコワくなることも。実際、何度かぶつかりかけたこともありますし…。良い子の皆さんは、こんなことをしてはいけませんよ。もちろん、ラインは割らずに追い越しが基本です。
そんなこんなで高野山を登り始めます。途中、遅い車に引っかかってしまい、イライラしながら、そして単車はファンを回しながら、それも一度ではなく何度も、山道を行きます。あまりにも頻繁にファンが回るので、そのうちオーバーヒートにでもなるのでは、と恐怖心を抱くことも。そうこうしているうちに、何とか上までたどり着きました。が、ここでトラブル発生!何と、I氏のバッグが「ポトリ」と落ちてしまったのです。I氏は気づかずにそのまま通過。後ろを走っていた我々二人のうち、一番後ろのワタシが拾うことに。現地のおばさんの助けもあり、無事にバッグは救出。が、二人ともはるか前方に行ってしまい、影も形もありません。走ること数分、奥の院の駐車場にて二人を発見。バッグは持ち主の手に。そこで一息。ワタシは季節感もなく、クリームソーダをいただきました。
さて、その後は各々のペースで高野龍神スカイラインを竜神に向かって走ります。用意の遅いワタシは、当然のことながら最後の出発。で、ゆっくりとワインディングロードを楽しみます。自分のペースで楽しく走るのもいいものです。みんなで走るのも、もちろんそれはそれで楽しいものです。そんなこんなで途中何度か突っ込まれそうになりながらも(みんな思いっきり攻めていたりするので、中央に寄ると当たりそうに…。コワ)待ち合わせの龍神村のはずれのガソリンスタンドに。おなかも空いたことなので、道の駅にて昼ごはんに。周りの景色もよく、すがすがしい気分になりました。
さて、このツーリングの最大の目的である竜神温泉へ急ぎます。前に何度か来たことがあるのですが、久々の温泉ということもあり、ワクワクしてしまいます。例の如く、支度の遅いワタシは、みんなに放っておかれて、一人ゆっくり風呂に入る支度をします。といっても服を脱ぐだけですが…。ロッカーに服を入れて、いざ入浴。やっぱり温泉は気持ちがいいものです。日本三代美人の湯の誉れ高いお湯で、体がツルツルになりました。一度も体験されたことのない方は、ぜひ、お奨めします。そんなこんなで竜神を出発して帰路につくことに。ここ竜神は、先ほども書いたように、何度か訪れたことのあるところ。それは我が同期のNが龍神村の役場に勤めていたから。その彼も竜神が田辺市と合併したことで、田辺市に転居してしまいました。竜神は自分自身も好きだったこともあり、彼の転勤は嬉しいやら悲しいやら。都市部に出て行くということは、必要とされていることの裏返しですからね。そういえば、そのNから少し前にメールを貰いました。来年父親になるとかで…。俄に信じられない自分が怖いです。あのNがねぇ。まぁ、少なくともワタシよりはしっかりと地に足をつけて生きているとは思いますが。ヤレヤレです。
帰り道ですが、やっぱりやってくれました!3打数3安打の恐ろしい人、I氏。やっぱり雨にあいました。それも恐ろしく激しい雨に。彼は間違いなく雨男です。他の人ともツーリングに行ってるし、ソロツーリングもしているのに、あの方と行くと必ず雨にたたられます。しかも、この日の天気予報は昼からは晴れてくるでしょう、なのです。一体どうすればこんなに雨を降らせることができるのでしょうか?恐ろしい人です。通り雨にもあいながら、何とか無事に河内長野に到着。帰りは険しい道も通ったので、精神的にも疲れましたとさ。
〔感想〕やっぱり降りました…。雨乞いいらぬ、I氏がいれば、です。