ここでは楽しいツーリングレポートを紹介していきたいと思います
2004年9月20日 天気→晴れ/曇り
滋賀県琵琶湖の旅。それは単車乗りなら誰でも一度は考える「ツーリングポイント」である。かく言う私も一度は琵琶湖を一周してみたいな、という思いと(車でも一度もなかった。)丁度良い慣らしになるとの思いから、琵琶湖ツーリングを思いついたのである。
さて、当日は我がバイク仲間S氏の自宅前に8時45分集合(中途半端な時間だ…)という約束を律儀に守った私であるが、彼はというと子どもの送り迎えをしていたという。「お前、時間守れよ!」と叫びたいのを我慢して、待つこと15分ほど、何事もなかったように、氏は用意を始めた。こういうときに律儀な人間は損だと思った…。
さて、昨今の経費削減の風潮を受けて、考えられないことに地道で行こうということになった。高々2000円をケチる我々って、一体…。
そんなこんなで河内長野市を出発し、25号線→24号線(奈良)→1号線、というとんでもなく時間のかかるルートを選択し、琵琶湖を目指したのです。無知の恐ろしさ、途中、国分まで行くのに30分もかかってしまった…。アホです、ハイ。しかしそんなことは気にせずに、走る走る走る。もちろん、交通規則はしっかり守りながらですよ(*^。^*)
途中、バイクのおぢさんと少し会話をしたり(At 奈良)すりすりすり抜けしたり、ガンガン飛ばしたり(といっても、交通規則を守ってですよ。ワシ、慣らしやから、4000rpm以上回せんし…。)しながら、宇治にて始めての休憩。その時気づいた。ワシ、地図持ってきてないやん…。やっぱり計画自体無茶があったようです。そんなことは、おくびにも出さず「サークルK」の前で休息(その時の写真がホームの写真です。)サンドイッチをほおばり、疲れを取ることとしました。
さて、琵琶湖までどんな風に行きましょうか、と心の中でドキドキしながら持ち前のフロンティア精神(特攻精神?)で先を急ぎました。しかし、600RRの大喰い野郎が「食事」と呻くではありませんか。仕方がないのでピットイン。ついでに道を聞き、えっちらおっちら先を目指しました。
さて、何とか琵琶湖までたどり着き、ここからが本番です。R161をひた走り(途中、ジョリーパスタで自分のピットイン)最初の目的地に。
最初の目的地はびわ湖タワー。丁度このツーリングのちょっと前に「おみやさん」という渡瀬恒彦主演のドラマでロケの現場となっていたところです。かつては琵琶湖といえば「びわ湖タワー」というくらい、有名なアミューズメント施設だったのですが、世の巨大テーマパーク思想に勝てず、何年か前にその歴史に幕を下ろしたのでした。そんなこともあり、あの観覧車はまだあるのかという興味がありました。そして、実際に見た観覧車は、乗る人もなく寂しげに佇んでいるだけでした。『祇園精舎の鐘の声』ではありませんが、「無常」を感じさせられました。一度、行っておきたかったなぁ。
さて、そこからは一路北へ。もう走るしかないでしょう、って言うくらいの爆走ぶりで走る走るです。第二の目的地は「白髭神社」です。ホームのバックにもなっている海(湖ですね)に浮かぶ紅い大鳥居は、一度は見たことのある建造物ではないでしょうか。(広島の宮島とは違います)丁度そのあたりでは、天気もバッチシ、交通量もそんなに多くはなく気持ちの良い走りを楽しめました。白髭神社ではお参りをし、そそくさとその場を後にしました。他のツーリング客の中にはカワサキZ2なんてカッコイイバイクもあり、心ときめいてしまいました。
さて、初めての遠出、ツーリングということもあり段々と腰が痛くなり、休憩したい度が徐々にではありますが高まってきました。ということですぐの休憩「道の駅 新旭風車村」での休憩です。さすが「風車村」というだけあって、大きな風車が我々を迎えてくれました。(右の写真参考)別に何を買うわけでもなく、ただ、腰痛から逃れるためにバイクから降りただけなので、私は何も買わなかったのですが、同行のS氏は買いたげです。それもそのはず、今回のツーリングの許可を得るために、お土産約束をしたそうです。子どものいる身の大変さ、身にしみて分かりました。独身生活を満喫しよう。
さて、再度の出発です。当日は天気も良く、何組ものツーリングライダー達とすれ違いました。私はその度「ピースサイン」を出しました。すると、返してくれるわ返してくれるわ、嬉しくてたまりません。S氏は何故すれ違う人々がピースするのか分からなかったそうですが。初めは恥ずかしさもあったのですが、お互い知らないもの同士が「バイク」という乗り物を通じて「同士」になったような感覚、これだけはお金をでは得られない感動ですよね。
さらに我々の旅は続きます。県道54号線から557、さらには513、512といった奥琵琶湖の周遊道路を走り、(このあたりいろんな人のツーリングレポートでも写真が載ってます)いよいよ琵琶湖の東岸へ。「さざなみ街道」をひたすら南下する旅を急ぎます。なんたって、出発時間が遅れたことがこのあたりで響いてきて…。ワシ、遅れてないで(>_<) やっぱり、腰が痛くなるのです、何故か。ということで、さらに道の駅「湖北みずどりステーション」で休むことに。十分な休息をとって、いざ出発!の前にS氏、お土産購入にいたりました。何を買ったのかは見ていなかったので、さっぱりですが、どうにも子煩悩な親父です。
さて、その後もさざなみ街道を走り、最後の目的地近江八幡へ。過去に一度訪れて、そのレトロな感じに心打たれてしまい、街のとりこになった私。今回は時間がなく、本当にわずかな間しか滞在できなかったのですが、街の雰囲気は以前と変わらず、美しいままでした。そりゃ、住めば嫌な面も見えてくるのでしょうが…。それにしても、私はどうにもこうにも神社・仏閣が好きなのです。別に神を信じるでも、敬虔な仏教徒でもないのですが、スピリチュアルなものには滅法弱い。今回も日牟礼八幡宮にお参りを。その後、堀を観光し近江八幡を後にしたのでした。
さあ、あとはお家に向かって帰るだけです。しかし、琵琶湖をなめたらあかん!道の混雑が物凄いのです。混むわ混むわ、こんなの車なら帰れないですよ、全く、というくらいの道をすり抜けでジャンジャン進みます。(無論、交通規則は守っていますが。)途中、何度かぶつけられかけながら、何とか草津に着いたときには午後6時ごろ。ひゃ−疲れた、と何度も叫びながら(誰が言い出したんじゃ、全く)京都に向けてレッツ・ゴーです。
しかし、この後悲劇が…。見事に道を誤り京都市内をウロウロ…。お〜、京都恐ろしい。キョロキョロしながら進めど全く分からん…。どないしよ、と不安になりまくりで走ること20分。何とか看板に「大阪」の文字が。神を見ましたね、ワシは(T_T)/~~~ ありがとう、神様。この恩は一生忘れません、と心に刻みながら走れども、知った景色は全く出てこず。そして…、これは始めの場所じゃないか。。。やれやれです。仕方がないので走ろうと思ったところ、電話が。仕事の話。休みぐらい放っておいて(泣)と心では思えども、対応はいたって真面目。これだから大人って…。
まぁ、そんなこんなで無事にR1にたどり着き、止めとばかりに降る小雨の中、大阪へと急いだのでした。やっぱり、日ごろの行いが良くない人と行くと、ろくでもないですね、全く。(←自分のことは棚にあげてます。)
〔感想〕とにかく疲れました。初めてのオーバー100キロツーリングということもあり、なめてましたね。今後のツーリングに役立てようと思ったこと多々。
2004年10月10日 天気→快晴
とあるツーリングレポートで大阪のはずれに三ツ矢サイダー誕生の地があるということを知り、いてもたってもいられず、早速レッツ・ゴーです。今回は寂しいソロ・ツーリングです。
とにかく思い立ったが吉日な性格なもので、何にも考えずにバイクに跨りました。とりあえず大阪市内を抜けるのが一番速いのは分かっていたのですが、そんな自信がなくあえなく別ルートに。河内長野を出発し、R310号線から大阪中央環状線を利用するルートに決定。大阪府南部は非常に快適ですが、北へ行けば行くほど交通量が増加…。東大阪を越える頃から徐々に大型車の攻撃が(イキグルシ攻撃・ハバヨセ攻撃・アオリ攻撃等等)そんな攻撃にもめげずに、一路三ツ矢へ。右手に新幹線の車庫を見ながら吹田に。そして左手にはエキスポランド、右には万博記念競技場を見たところで、側道に。アカン、道分からん…。でも、今回はノー・プロブレム!ツーリングライダーの強い味方「ツーリングマップル」があるモンね。(前回の反省から、地図は必携です)ごそごそとマップルを取り出し、道の確認。「うむ、大丈夫」と自分に言い聞かせ、リスタートです。
中央環状からR176へ。これが問題だった。「なんじゃ、この混雑は〜」そう、池田のあたりは物凄い渋滞。何故、テルミー、ホワイ?南の人間には全く分からない(だって、北のほうには山しかないのに)渋滞に巻き込まれました。まぁ、だまって付いていく気もなく(車じゃないからね)すりすりすり抜け開始。途中ハバヨセなどを受けながらも、すいすいと先を急ぎました。そしてR176とお別れしてR173へ。そういえばかつて社員旅行でここからR477経由で亀岡まで行ったことがあるような。あの時も混んでいたなぁ、と今更ながら思い出すのでした。丁度あの頃は「鳥インフル」の話題でいっぱいの頃です。
さてさて、話はそれましたが、無事に兵庫県に突入。ボーっと走っていたら、おっと、行き過ごしかけた。なんとも普通のホームセンター(サンシャイン平野)の一角にそれはあったのでした。
さて、駐車場にバイクを置き、とりあえずホームセンターに。何しろこの日は10月にもかかわらず「暑い!!!!」よって、タオルなんかを買おうと思ったのでしたが、「高い…」ここでも何故?となってしまいました。今回は謎が多すぎて、凡人には理解できない。(というか、渋滞にしても、タオルにしても普通なのですが。暑くて思考回路が一部停止していたので…)仕方なくタオルは諦め、一路三ツ矢記念館を目指すことに。ホームセンターの裏側の道を、右に能勢電鉄の線路を見ながら、えっちらおっちら登ります。途中いかにも蜂が出そうな所が…。ワシ、蜂は怖いねん(>_<) このあたりは何とかしておいて欲しかったです。
そんなことはさておき、前にはなにやら不思議な塔が。三ツ矢サイダーのマークが入ったこの塔が「三ツ矢塔」なる建造物だそうです。「ふーん」と眺め、写真を撮り先を急ぎます。そして、その先には「三ツ矢記念館」が。記念館というぐらいだからさも立派な建物かと思いきや、ちっせー(-_-) はっきり言って、ショボいです。まぁ、気を取り直して中に入ると、「人、おらんし!!!」完全セルフの無料記念館。少し気落ちしながら周りを見回すと、それなりに面白そうな感じ。何より三ツ矢サイダーしか売っていない自動販売機には感動しました。もちろん買いましたよ、三ツ矢サイダー。「イチロー、一押し、三ツ矢サイダー」と心の底でつぶやきながら、グイと飲み干しました。
さっきはショボイと書きましたが、それなりに勉強なる記念館でした。また、機会があれば訪れたいなぁ、と思いながら、現地を後にしたのでした。
さて、帰りは行きと同じでは面白くないと思い、R171からR170経由で帰宅しようと、そして、その途中で今まで何度か行った高槻の「あさくま」でランチを、とか思いました。R171はそこそこの交通量で快適なクルージングでした。そんなこんなで高槻まで到着したのですが…
あさくま、閉店してますからっ。残念!!!!!!(T_T)/~~~
やる気が一瞬で抜けていきました。大きな目標を失ったワシは、とぼとぼ帰路につくのでした。途中R170の寝屋川近辺のマクドナルドで寂しい昼食。「あさくま」の閉店は、今後に大きな陰を残すことでしょう。合掌(-_-)
〔感想〕今回はとにかく「あさくま」の閉店が最も大きなショックでした。次は名古屋まで出かけないと食べれないのか…。
2004年10月2日 天気→雨/晴れ
今回は同期のバイク大先輩と初めてツーリングです。
にも関わらず、当日は何故か曇り空。合羽を職場におきっぱなしであることを憂いつつ、待ち合わせの河内長野駅に到着。が、来てないのです、これが。「先輩、頼みますよ。」ホント。
で、待っていると雨が…。最悪です。どう見ても、晴れそうにない空をしている…。そうこうしていると、I氏登場。ちゃっかり合羽も持って来てます、この男。散々その場で意見交換をした後、決行が決定しました。本当は竜神から田辺へ抜ける予定だったのですが、この際変更です。もし、和歌山市まで行って天候が回復しそうになかったら、その時点で中止という恐ろしい条件です。
出発したんですが、一向に天気は低調。時折、激しく雨が降り、バイクに乗っている人も見かけません。何てひどい目にあっているのだ、と自分を慰め走ります。和歌山市に着いたときには、ビチャビチャ(T_T) 仕方がないので、ここで中止にしようと。その前に、体が冷えたので、銭湯に行って体を温めることに。和歌山市内の『ゆーばす』というスーパー銭湯で、ひたすらあったまる二人。
すると、どうでしょう。さっきまでどんよりしていた空が、明るさを取り戻しているではありませんか。銭湯に浸かっていたおじさんも「今日の和歌山は、昼から天気やで」と言うではありませんか。これは、引き続きツーリングするしかない、という大逆転。濡れた服は、銭湯に付属のコインランドリーで乾燥させます。しっかり乾燥させて、旅の続行です。
和歌山を出て、海南に着こうかという時には、とても良い天気に。朝は何だったのだ?と思いつつ、先を急ぎます。
そんなこんなで御坊に到着。氏と私はミスタードーナツで一服。ついでに和歌山にいる大学時代の同級生にメールをします。
短い一服の後は、ひたすら42号線を南へ向かいます。右手に海を見ながらの南国のルートは、最高な気分にさせてくれます。ホント、今までの嫌なこともどこかに置いてきてしまいます(帰りに拾って帰るのですが…)
そんなこんなで、白浜に到着。白浜の市内で迷いつつも、本日のお目当て「崎の湯」に到着。入浴料を払い(300円だったような)いそいそと湯船(?)に浸かります。本当に太平洋の雄大な姿を見ながらの入浴、最高にビッグな気分になれました^_^;
さて、当初の目的達成となったので、帰路につきます。帰りは南部から高速に乗り、ひたすら飛ばします。あっという間に我が家に到着。楽しいツーリングだったと思います。
〔感想〕「雨男」っていることを、改めて知らされました。それとも自分の日ごろの行いが悪いのか…
2004年11月3日 天気→曇り/雨
前回の白浜の旅と同じく、同期のI氏とその友人ID氏とのツーリングとなりました。前回のツーリングも天気が良くなかったのですが、今回も何やら怪しいとの情報が…。大阪ではそのようなことはなかったのですが。いやはやどうなることやら。
さて、当日は律儀なワシにはあるまじき遅刻という状況。あせれどもどないもならんので、事故だけすることがないようにゆっくりと集合場所へ向かいます。集合場所にはすでにお二人の姿が。しかしながら、お二人とも寛大な御様子で、お咎めなし。ホッとしながら簡単な自己紹介の後、スタートです。I氏はカワサキ「エストレヤ」、ID氏はホンダ「FTR」と我が愛機の半分ほどの排気量ながら、そこは経験、素晴らしい走りを見せます。
R170からR1へ、混雑覚悟のルート設定です。R1で最初の給油、さらにそこから京滋バイパスを経由して名神へ。草津PAにて休憩の確認の後、それぞれが自分のペースで走ります。高速2度目の私は、おちょけて走る走る走る!!!あっという間に草津PA到着。二方もすぐに到着。コーヒーブレークです。
さて、「出発!」となったときに悲劇が…。見事に立ちゴケ(T_T) やっちまいました。幸いダメージはなく(心には大きなダメージ)無事に出発。次は多賀SAで休憩です。その間、バリバリ走ります。メーターは…で「ショエー」なスピードで流れていきます。(周りも結構なスピードです)これまたあっという間の到着。短いブレークの後、今度は北陸道経由で敦賀まで。三人とも事故なく無事に敦賀到着。お楽しみの昼食です。
前日から調べていた鶴賀の名物「ソースカツ丼」を食すべく「ヨーロッパ軒」に。美味かったっす、ソースカツ丼(^・^) その後男三人で「気比神社」へ。お茶会を楽しみ、そして出発です。わずかな滞在時間でしたが、本当にいい街ですね、敦賀は。また来たいと思いました。
さて、そこからはR27を走り、三方五湖を目指します。特に難しい道ではなく、無事に三方五湖に到着。レインボーラインを走り頂上展望台を目指します。料金所でエンストをこきそうになりながらも、無事到着。
しかし、この頃から怪しい雲行き。めげずにリフトに乗りさらに高いところにある展望台へ。ふと携帯を見ると職場の上司から電話が。嫌な予感…。嫌な予感は的中。昨日からの件でTELとのこと。おまけに雨まで降ってくる始末。天も私に同情して、涙雨を降らしたのでしょう(T_T) やれやれ。五木ひろしの碑もそこそこに、景色も楽しむ気になれずそそくさと退散。また、行きたいです。仕事のトラブルなしで。
先ほども書きましたが、雨です。同行I氏はどうやら雨男のようです。以前、男五人で富士登山に行ったときも雨。白浜も雨。こうなると疑わずにいられません。今度から気をつけよう。
さあ、気を取り直してスコールの中を進みます(本当にスコールでした)R27からR303、そしてR367経由で京都を目指します。途中、道の駅「くつき新本陣」に立ち寄り、お土産購入。近くの温泉(?)に浸かり、先を急ぎます。その後R161からR1を経由し帰路に。横綱ラーメンを食し、家路を急ぐのでした。
〔感想〕400キロに迫ろうかというツーリング。一日中バイクの上におった感じです^_^; 中々にスペクタクルな旅でした。スモールですがマスツーリングも楽しいです。仕事のрウえなければ…。