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 平成20年度計画


 現在中国で続々と刊行が進んでいる『民国珍稀期刊』(北京・全国図書館文献縮微複製中心刊行)のうち、本研究にかかわりの深いものを網羅的に収集し、今後議論を展開する素地となる資料を利用しやすい形に整える。

 なかでも、1942年に重慶で刊行された『文芸先鋒』を研究会としての共通研究対象に据えて隔月一度の輪読研究会を開催する。


 もうひとつの柱として、隔月に一度の研究発表会を開催する。特に後述の分科会を中心として、それぞれの研究対象から40年代中華文化圏を照射した報告を進める。

 平成20年度には、「地域」分科会メンバーが輪番で報告を行い、年度を通じて分科会の共通テーマを煮詰めていく。また年度内に研究協力者である台湾国立曁南大学の黄錦樹教授を招く。(報告テーマは「南洋華人知識人の精神史及び文学について」)

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