真実を覚られたお釈迦様は「死は涅槃(ねはん)に入ること」とお示しです。
涅槃は、例えれば“蝋燭(ろうそく)が吹き消されたときの状態”といわれます。
何も見えず、何も聞こえず、何も思わない、寝入っているような状態ではないでしょうか。
お釈迦様の説かれた真実をお弟子たちは誰も理解できませんでした。
理解できず覚ることのできない一人ひとりにお釈迦様はその原因を示し、取り除く方法を説かれました。それがお経です。
ところが自分で取り除くことのできないものには、「そのままでいいよ、覚る(佛)因(たね)はすべて用意しています。」と働いてくださる仏様が、阿弥陀如来様だとお釈迦様は教えて下さるのです。
南無阿弥陀仏、なんまんだぶつ・・・・
―住職より―
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