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欧米文学の書評

 

ロバート・オレン・バトラー (Robert Olen Butler)

 
(プロフィール)
作家。
1993年「ふしぎな山からの香り」でピュリッツァー賞受賞。
 
  
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奇妙な新聞記事

奇妙な新聞記事

おススメ度:(5点満点)

本体価格:1,524円
発行所  :扶桑社
発行日  :2002年6月
形態   :単行本・237ページ

ジャンル:欧米文学、SF

目次
「タイタニック号」乗客、ウォーターベッドの下から語る
夫の不倫を目撃した義眼
エルヴィスの刺青をつけて生まれた少年
クッキー・コンテスト会場で自分に火をつけた女
オウムになって妻のもとに戻った男
車にひかれて淫乱になった女
九歳の殺し屋
キスで死をよぶ女
地球滅亡の日は近い
捜していますわたしの宇宙人の恋人
JFK、ジャッキー・オークションにあらわる
「タイタニック号」生還者、バミューダ三角水域で発見さる
 内容
 「タブロイド新聞」を題材に、日常からかなり離れたところを題材にした奇妙な話12編を集めた短篇集。
生きているJFK、タイタニック号の死者が語る、生まれながらに胸にエルヴィスの顔の刺青を持って生まれた男の子、など話の内容は目次のタイトルで説明されている通りである。

 感想
 表紙の絵、書名および目次を見て、これは面白そうと思って、読み始めたのだが・・・。 アメリカ人のセンスが私には会わないのか、全く面白くなかった。 12篇の短篇が収録されているにもかかわらず、どれひとつとして面白いものはなかった。 面白くない理由として、作者が何を言いたいのか分からない、結末がすっきりしない、原作に忠実に翻訳されているため海外の人の名前や作品の名前が多用されているがいずれも知らないものばっかりで物語の背景がつかめない、ことが挙げられる。
 人によっては面白いと感じるであろうが、私にとっては全く合わなかった。 同じ時期に読んだ宮部みゆき著の「とり残されて」は同じように奇妙な話を題材にしているのであるが、こちらは非常に楽しく読めた。
(書評作成:2004年5月17日)
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スペンサー・ジョンソン (Spencer Johnson)

 
(プロフィール)
医学博士、心理学者。
さまざまな大学や研究機関の顧問をつとめ、シンクタンクに参加する一方、著作活動を続けている。
その功績を認められ、ハーバード・ビジネス・スクールの名誉会員。 
 
  
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チーズはどこへ消えた?

チーズはどこへ消えた?

おススメ度:(5点満点)

本体価格:838円+税
発行所  :扶桑社
発行日  :2000年11月30日
形態   :単行本・94ページ

ジャンル:欧米文学

目次
ケネス・ブランチャード博士による裏話
ある集まり シカゴで
物語 チーズはどこへ消えた?
ディスカッション その夜
 内容
 迷路のなかに住む、2匹のネズミと2人の小人。 彼らは生活や幸せの象徴であるチーズを求めて迷路の中を探し回っている。 ついに彼らは念願のチーズを探し出した。しかしそのうちにチーズが消費され、ついにはすべてがなくなってしまう。 チーズがなくなってしまった後の彼らの思考や、行動は・・・。

 感想
 まず本書に先立って、「バターはどこへ溶けた? 」を読んだ。 「バター」では立ち止まって考えることの重要性を説いているのに対して、「チーズ」では変革の重要性を説いている。 今の大きな変革期を迎えているビジネス社会では変革のほうが重要だと思う。 そういう意味で私は「チーズ」の本の内容のほうが好きであった。
 ただいずれの本もいろんな教訓めいたことを言っているが、こうしなければいけないということは書いていない。 本を読んだ人が自分なりに答えを見つけなさいということなのだろう。
 わずか100ページ弱の本に800円強というとコストパフォーマンス的にどうかと思うが、いろいろと考えさせられるところがあり、決して高い買い物というわけではない。
(書評作成:2008年9月16日)
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