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国際関連の本の書評 |
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西岡達裕 (にしおか たつひろ) |
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(プロフィール) 1966年3月16日生まれ。 学習院大学法学部卒業、学習院大学大学院政治学研究科博士後期課程修了、博士号(政治学)取得。 静岡英和女学院短期大学助教授を経て、桜美林大学助教授。 著者のホームページ 国際政治・アメリカ研究・西岡達裕のページ http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Labo/9671/ |
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図解雑学 アメリカおススメ度:(5点満点)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 本体価格:1,350円+税 発行所 :ナツメ社 発行日 :2005年6月7日 形態 :単行本・239ページ ジャンル:国際 目次 第1章 アメリカとアメリカ人 第2章 アメリカの歴史 第3章 アメリカの政治 第4章 アメリカの経済 第5章 アメリカの社会と文化 第6章 アメリカの外交 |
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![]() アメリカ合衆国について、歴史・政治・経済・社会・文化・外交などの側面から、わかりやすく解説している。アメリカ合衆国に関して学習する上での入門書。 ![]() アメリカ合衆国について、広く浅く解説している。 内容が浅いため、不満に感じる人もいるであろうが、この本の狙いは、「はじめに」の部分に書かれているが、一般の人に対し学会などでよく知られている事実や学説をわかりやすく解説するところにある。 そういう意味ではこれまであまり知らなかったところなどを知ることができ、大変役に立った。 アメリカという国はよい意味でも悪い意味でも、日本ばかりでなく世界中に影響を与える国である。 連日のニュースでもアメリカについて耳にしない日はないと言っても過言ではない。 アメリカと言う国は移民たちにより作られた、歴史のない人工的な国であり、ヨーロッパなどの歴史のある国に対抗するためにかなり無理をしているな、と感じた。 それが文化でも、産業・経済でも、外交でも、軍事でも世界の中心にい続けたいという態度に出るのであろう。 ソ連崩壊により世界の唯一無二の軍事大国となったアメリカ。 しかし大きくなりすぎたゆえにかなり無理が生じている。 巨大になりすぎた軍事を支えきれなくなってきたアメリカ。 自由の国と言われながら戦争に対しては報道規制をせざるを得なくなったアメリカ。 自国の消費量以上の生産設備を有し、輸出に頼らざるを得なくなったアメリカ。 あたかも巨大になりすぎて自らの体を維持できなくなり絶滅という道をたどらざるを得なくなった恐竜を髣髴とさせる。 アメリカは今後どのような道を歩んでいこうとしているのだろうか? |
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(書評作成:2007年2月11日) | |||
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日下公人 (くさか きみんど) |
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(プロフィール) 昭和5年兵庫県生まれ。 東京大学経済学部卒業後、日本長期信用銀行入行。同行取締役、(社)ソフト化経済センター理事長、東京財団会長を経て、現在、評論家、三谷産業監査役。 |
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闘え、日本人 外交とは「見えない戦争」であるおススメ度:(5点満点)![]() ![]() ![]() ![]() 本体価格:1,600円+税 発行所 :集英社インターナショナル 発行日 :2005年10月30日 形態 :単行本・223ページ ジャンル:国際 目次 第一章 「思考停止」の日本外交 第二章 こうすれば「謝罪外交」は止められる 第三章 学校では教えない「戦争と平和」の真実 第四章 「勝てる戦争」の作り方 第一章 やがてアメリカは「テロ国家」になる |
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![]() アメリカ偏重、弱腰の「謝罪外交」を続ける日本。外交はいわば戦争であり、現状のままでは国益を損なうと考える著者が、国益を守るための外交のあり方について語っている。 ![]() 「戦争」、「外交」、「少子化」などに対する著者のユニークな考え方については、全面的には承服できかねるものの、そんな考え方もあるのかと感心させられた。 現状の日本の「弱腰外交」と対極的な、真の意味での日本の国益を守る「外交」に対する意見は痛快であった。 その具体例としてあげていた中国シンクタンクとのやり取りはまさに痛快であった(かなりの自己礼賛の脚色はあるかもしれないが)。 いずれにせよ、現状の事なかれ主義の政府、外交官は本当に国益を守るつもりがあるのか、と疑問に感じるとともに非常に腹立たしい。 特に外交官は年収3000万円程度ももらっていながら(あなたの値段 当世給料事情より)、その実態は全くの役立たず。 たんなる仲良しクラブと勘違いしている連中である。 真の意味での国益を守るのであれば、仲良し一辺倒ではなく、強い態度でも必要。 最近読む本ではことごとく日本の外交のふがいなさをうたっているものばかりである。 そろそろ外交官の人たちもそのような国民の声に耳を傾けてもよいのではなかろうか? |
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(書評作成:2007年2月24日) | |||
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