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歴史関連の本の書評

 

菊地 明 (きくち あきら)

 
(プロフィール)
1951年東京都生まれ。日本大学芸術学部卒業。
 
  
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図解雑学 忠臣蔵

図解雑学 忠臣蔵

おススメ度:(5点満点)

本体価格:1,300円+税
発行所  :ナツメ社
発行日  :2002年11月8日
形態   :単行本・255ページ

ジャンル:歴史

目次
第1章 「忠臣蔵」の背景
第2章 浅野内匠頭の切腹
第3章 赤穂藩の混乱
第4章 雌伏の日々
第5章 決起までの日々
第6章 吉良邸討ち入り
第7章 漢(おとこ)たちの最期
 内容
 300余年前の出来事でありながら、いまだに語り継がれる忠臣蔵。 松の廊下の刃傷事件に至るまでの内匠頭と上野介の反目、吉良邸に討ち入るまでの浪士たちの苦労、討ち入り計画など、史実や数多くの資料に基づき図版を多く使用してわかりやすく解説している。

 感想
 忠臣蔵についてはそのあらましについては大体知っているつもりであったが、本書を読んであまりにもこれまでの知識のなさを痛感した。 図が多く、また平易な文書で書かれているため非常に理解しやすい。忠臣蔵の背景や詳細がよく理解できた。
 史実に基づいて解説しているため、浪士をあまりにも美化しすぎることもなく、また吉良上野介をあまりにも悪役にしすぎることもなく、冷静にかつ客観的に忠臣蔵の背景を解説している点が好ましい。
(書評作成:2005年2月13日)
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源城政好 (げんじょう まさよし)

 
(プロフィール)
(財)藤井永観文庫理事
 
  
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図解雑学 戦国史

図解雑学 戦国史

おススメ度:(5点満点)

本体価格:1,400円+税
発行所  :ナツメ社
発行日  :2005年2月24日
形態   :単行本・287ページ

ジャンル:歴史

目次
第1章 応仁・文明の乱(1467〜1492)
第2章 明応の政変(1493〜1507)
第3章 大内義興入京(1508〜1531)
第4章 天文法華の乱(1532〜1567)
第5章 信長入京(1568〜1576)
第6章 本能寺の変(1577〜1582)
第7章 秀吉から家康へ(1583〜1615)
 内容
 群雄割拠の戦国時代から、戦国時代を勝ち抜き全国制覇を果たした秀吉、家康の時代までを図を交えながら分かりやすく解説している。 戦国時代の事件や、人物だけでなく、その時代の文化や風習についても解説している。

 感想
 戦国時代の歴史小説は面白いのであるが、人物が多数登場すること、また歴史小説は一人の人物のスポットライトをあて狭く深く語ることが多いため読みにくい側面もある。 その意味では本書は戦国時代を広く浅く、しかも図を交えて分かりやすく解説しているため、非常に読みやすく、戦国時代の概略が手に取るように理解できた。 この本を読んで得られた知識に基づき、戦国時代の歴史小説を読み、より深い知識を得ていきたいと思う。
(書評作成:2005年3月18日)
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木村幸比古 (きむら さちひこ)

 
(プロフィール)
1948年、京都市に生まれる。国学院大学文学部卒。
現在、霊山歴史館学芸課長、岩倉具視対岳文庫長。幕末維新史に関する評論を多数執筆。
1991年に維新史の研究と博物館活動で文部大臣表彰を受ける。
 
  
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図解雑学 坂本龍馬

図解雑学 坂本龍馬

おススメ度:(5点満点)

本体価格:1,350円+税
発行所  :ナツメ社
発行日  :2003年12月4日
形態   :単行本・239ページ

ジャンル:歴史

目次
第1章 龍馬誕生〜19歳
第2章 龍馬20〜27歳
第3章 龍馬28〜29歳
第4章 龍馬30〜31歳
第5章 龍馬32〜33歳
終章 龍馬ゆかりの土地と人
 内容
 坂本龍馬の33年の生涯について多くの資料に基づき、絵を多用して分かりやすく解説している。

 感想
 坂本龍馬の生涯のさわりの部分がうまく解説されており、坂本龍馬および幕末・維新の日本の時代背景がよく理解できた。 終章では龍馬ゆかりの土地と人を簡単に解説しているが、一つの解説がわずか1ページ(図を入れると見開き2ページ)であり、あまりにも簡単すぎるため理解が不十分となり、つぎつぎと解説する内容が変わるためかえって内容が分かりにくいものとなっている感じがした。
(書評作成:2005年6月11日)
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上横手雅敬 (うわよこて まさたか)

 
(プロフィール)
1931年、和歌山県に生まれる。1951年、京都大学文学部史学科卒。
現在、京都大学名誉教授、皇學館大学教授。
 
  
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図解雑学 源義経

図解雑学 源義経

おススメ度:(5点満点)

本体価格:1,400円+税
発行所  :ナツメ社
発行日  :2004年11月9日
形態   :単行本・223ページ

ジャンル:歴史

目次
第1章 義経の生まれと少年時代
第2章 源氏の挙兵と義経の登場
第3章 源平合戦と義経の活躍
第4章 頼朝と義経の亀裂
第5章 義経の逃亡と最期
第6章 義経をめぐる人間関係
 内容
 義経の生涯を史実と伝説の両面から、多くの資料に基づき、イラストを多用して分かりやすく解説している。

 感想
 義経の生涯については史実に残っている部分が少なく、そのため本のよっては全く構成や紹介の仕方が違っており、いまいちよく分からない部分があった。 その点、本書ではここは史実でここは伝説というようにきちんと区別して解説されているので義経の生涯に対してよく理解できた。
 司馬遼太郎の「義経」では義経が京から脱出するところで終わっておりちょっと消化不良であったが、本書を読んで義経のその後と最後が知ることができた。
(書評作成:2005年9月8日)
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武光 誠 (たけみつ まこと)

 
(プロフィール)
1950年、山口県生まれ。
東京大学文学部国史学科卒業。同大学院博士課程修了。
現在、明治学院大学教授。専攻は日本古代史。歴史哲学。
 
  
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大人のための修学旅行

大人のための修学旅行 奈良の歴史

おススメ度:(5点満点)

本体価格:1,700円+税
発行所  :祥伝社
発行日  :2002年11月1日
形態   :単行本・222ページ

ジャンル:歴史

目次
1章 日本の原点、大和朝廷はいかにして生まれたか
2章 中国の先進技術を取りこんだ聖徳太子と飛鳥文化
3章 大化改新がもたらした白鳳文化の幕開け
4章 天武・持統天皇が築いた律令制度と藤原京
5章 平城遷都で完成した古代国家の全貌
6章 華やぐ天平文化の陰で混迷する朝廷政治
 内容
 奈良が日本の歴史の中心であったころに作られた史跡・旧跡について歴史的背景について解説している、歴史&旅行の解説書。

 感想
 どちらかというと京都に比べ地味な感じがする奈良に焦点を当て、その歴史について解説している。 単なる歴史の解説書に留まらず、旅行書のエッセンスを組み入れている点が目新しい。 私事になるが奈良は生まれ故郷であり、すぐ近所の史跡・旧跡も解説されており、うれしかったし、またこれまで知らなかった新たな発見も多くあった。 この本片手にもう一度それらの史跡・旧跡を訪問してみたいと思った。 おそらく以前とは全く違った視点で旅ができると思う。
 惜しむらくはもう少し図や写真を多用してもらえれば、読みやすいと思うしまた具体的なイメージもつかみやいと思う。 細かなことではあるがその点だけが残念。
(書評作成:2007年6月30日)
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加来耕三 (かく こうぞう)監修

岸 祐二 (きし ゆうじ)

 
(プロフィール)
(前者)1958年、大阪市生まれ。
奈良大学文学部史学科卒業。同大学文学部研究員を経て、現在は作家、歴史家として独自の史観にもとづく著作活動をおこなっている。
『歴史研究』編集委員。

(後者)1961年、秋田県生まれ。出版社で編集者として勤務した後フリーランスとなる。
 
  
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図解雑学 宮本武蔵

図解雑学 宮本武蔵

おススメ度:(5点満点)

本体価格:1,400円+税
発行所  :ナツメ社
発行日  :2002年7月16日
形態   :単行本・223ページ

ジャンル:歴史

目次
第1章 宮本武蔵の生涯
第2章 少年期・青年期の武蔵
第3章 吉岡一門との決闘
第4章 宿敵・佐々木小次郎
第5章 武蔵の猟官活動
第6章 武蔵の養子たち
第7章 細川家での晩年
第8章 人間武蔵・その実像
第9章 様々な“武蔵評”
第10章 武蔵の剣・二天一流
 内容
 宮本武蔵の謎に包まれた生涯について、現存する資料を基に検証した結果を分かりやすく解説している。

 感想
 宮本武蔵というと、吉川英治の小説をはじめとして、映画・ドラマ化などでは絶対的な英雄として描かれることが多い。 しかし本書を読んで、宮本武蔵の生涯はこれまで語られてきた内容とは大きくかけ離れ、ずいぶん寂しいものだったのだということが分かった。 もちろん現存する資料もその信憑性の問題があり、どこまで信じられるものかは分からないけれども。
 これから宮本武蔵について知りたいという方はもちろん、宮本武蔵の小説はもう読んだ、という人も本書を読めば新たな発見ができると思う。
(書評作成:2006年10月29日)
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テレビ東京 編者

 
  
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世界遺産 飛鳥・法隆寺の謎 聖徳太子は天智・天武に何を遺したか

世界遺産 飛鳥・法隆寺の謎

おススメ度:(5点満点)

本体価格:1,700円+税
発行所  :祥伝社
発行日  :2000年4月10日
形態   :単行本・235ページ

ジャンル:歴史

目次
序章 世界遺産から探る「日本誕生」の真実
 ―飛鳥遺跡の相次ぐ大発見で、何がわかってきたか?
第1章 聖徳太子と法隆寺の謎
 ―なぜ、これほどまでに「伝説」で飾り立てられるのか
第2章 上宮王家の悲劇と大化改新
 ―天智天皇は、なぜ太子の怨霊に怯えたのか?
第3章 かくて「日本」は誕生した
 ―稀代の傑物・天武天皇と影の支配者・藤原一族の秘密
 内容
 日本書紀に記載された内容、日本書紀に記載されなかった内容について、聖徳太子の時代から、聖武天皇の時代までを解説している。

 感想
 聖徳太子の時代から聖武天皇の時代までというと、学校の教科書では、聖徳太子の業績(冠位十二階、十七条憲法、遣隋使、法隆寺)や大化の改新、平城京や大宝律令などの言葉やその簡単な意味しか学ばない。 本書では更に詳しくおのおのの出来事が起こった背景について様々な説(あっているかどうかは不明であるが)から解説しており、非常に興味を持てた。
 時代背景を解説する手段として法隆寺や飛鳥が用いられているが、これまで知らなかったこともいろいろありあらためてそれらの地を訪問し、歴史のロマンに触れてみたいと思った。
(書評作成:2007年4月29日)
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