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プロジェクトX挑戦者たちの書評2 |
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NHKプロジェクトX制作班 編 |
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(1)執念の逆転劇 (2)復活への舞台裏 (3)翼よ、よみがえれ (4)男たちの飽くなき闘い (5)そして、風が吹いた | ||
(6)ジャパンパワー、飛翔 (7)未来への総力戦 (8)思いは国境を越えた (9)熱き心、炎のごとく (10)夢遥か、決戦への秘策 | ||
(11)新たなる伝説、世界へ (12)起死回生の突破口 (13)願いよ届け運命の大勝負 (14)命輝けゼロからの出発 | ||
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プロジェクトX挑戦者たち(11) 新たなる伝説、世界へおススメ度:(5点満点)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 本体価格:1,700円+税 発行所 :日本放送出版協会 発行日 :2002年3月30日 形態 :単行本・311ページ ジャンル:ビジネス 目次 逆転田舎工場世界を制す―クオーツ・革命の腕時計 白鷺舞え空前の解体工事―姫路城・定年前の大仕事 絶体絶命650人決死の脱出劇―土石流と闘った8時間 巨大モグラドーバーを掘れ―地下一筋・男たちは国境を越えた リヒテルが愛した執念のピアノ レーザー光のメスで命を救え―倒産工場と脳外科医の闘い |
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![]() 腕時計に革命を起こしたクオーツ腕時計を世界に先駆けて開発した服部セイコー、国産のグランドピアノで世界に挑んだヤマハ、倒産の憂き目に会いながらもレーザーメスを開発した話、など6つのプロジェクトを紹介している。 ![]() お金や設備が十分でない中で世界に先駆けた商品開発を行った話(クオーツ腕時計、レーザーメス)などは、現在十分な予算と設備を持ちながらも新商品を生み出せないでいる大企業に対して非常に参考となる話である。 今回の話は工業製品の開発、修復作業、脱出作業など非常に多岐にわたるプロジェクトが紹介されており、ユニークな構成となっている。 あえてそんな中で共通点を見出すとするならば決してあきらめることのない強い気持ち。 仕事を推進する上でモチベーションを強く持ち続けることの重要性を改めて認識させられた。 |
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(書評作成:2010年2月21日) | ||
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プロジェクトX挑戦者たち(12) 起死回生の突破口おススメ度:(5点満点)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 本体価格:1,700円+税 発行所 :日本放送出版協会 発行日 :2002年5月30日 形態 :単行本・320ページ ジャンル:ビジネス 目次 魔法のラーメン、82億食の奇跡―カップめん・どん底からの逆転劇 謎のマスク、三億円犯人を追え―鑑識課指紋係・執念の大捜査 通天閣、熱 き7人―商店主と塔博士の挑戦 8ミリの悪魔VS特命班―最強の害虫・野菜が危ない アンコールワットに誓う、師弟の絆 医師たちは 走った―医療革命、集団検診 |
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![]() カップヌードルの誕生、大阪・通天閣の再建、アンコールワットの修復など、日本人の活躍の話・6篇を監修している。 ![]() 普段何気なく食べているカップヌードルであるが、カップめんの元祖としての前人未到の開発苦労話が非常に興味深い。 そう考えるとカップヌードルの具材一つ一つがすごく貴重なものに思えてくる。 また8ミリの悪魔(=ウリミバエ)とアンコールワットの話は、平成の現在でも進行中の話であり、過去の栄光を扱っている話に比べると非常に親近感が沸いてくる。 ウリミバエによる危機などこの本を読むまではぜんぜん知らなかったことであり、またひとつ沖縄の歴史を知ることができた。 |
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(書評作成:2010年3月22日) | ||
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プロジェクトX挑戦者たち(13) 願いよ届け運命の大勝負おススメ度:(5点満点)![]() ![]() ![]() ![]() 本体価格:1,700円+税 発行所 :日本放送出版協会 発行日 :2002年7月25日 形態 :単行本・322ページ ジャンル:ビジネス 目次 あさま山荘、衝撃の鉄球作戦 王が眠る神秘の遺跡―父と息子・執念の吉野ヶ里 炎を見ろ、赤き城の伝説―首里城・執念の親子瓦 ゆけチャンピイ、奇跡の犬―日本初の盲導犬・愛の物語 突風平野、風車よ闘え!―執念がエネルギーを生んだ |
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![]() あさま山荘事件、吉野ヶ里遺跡発掘、首里城の再建、日本発の盲導犬など、5つのプロジェクトを紹介している。 ![]() 本書のメインはページ数や世間に与えたインパクトなどから考えて当然あさま山荘事件になると思う。 しかしあさま山荘事件はどちらかというとプロジェクトというよりむしろ臨機応変な仕事という感じがして、プロジェクトXのコンセプトにはそぐわないと思う。 そういう点では困難な課題に対して創意工夫や綿密な計画に基づいてプロジェクトを完遂した首里城再建の話や、日本初の盲導犬の話、などは非常に感動的であった。 |
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(書評作成:2010年7月25日) | ||
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プロジェクトX挑戦者たち(14) 命輝けゼロからの出発おススメ度:(5点満点)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 本体価格:1,700円+税 発行所 :日本放送出版協会 発行日 :2002年9月30日 形態 :単行本・309ページ ジャンル:ビジネス 目次 決断、命の一滴―白血病・日本初の骨髄バンク 決戦、人類最強の敵―日本人リーダー天然痘と闘う 国産コンピューター、ゼロからの大逆転―日本技術界伝説のドラマ 運命のZ計画―世界一売れたスポーツカー伝説 わが友へ、病床からのキックオフ―Jリーグ誕生・知られざるドラマ 制覇せよ、世界最高峰レース―マン島・オートバイにかけた若者たち |
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![]() 骨髄バンクの設立、富士通の国産コンピュータ、アメリカで日本車がほとんど売られない時代に開発されたスポーツカーDATSUN Z、Jリーグの設立など、6つのプロジェクトを紹介している。 ![]() 今回の話の中で特に印象に残っているのは国産コンピュータの開発のはなしである。 IBMという世界を席巻していた巨大企業に挑む日本の弱小企業の話は呼んでいて痛快であった。 ただそれ以上に感動的であったのは、プロジェクトの中心人物であり夢半ばにして病に倒れてしまった天才技術者・池田さんの言葉である。 いくつか引用すると、 「まずは、感動することから始まる。感動するということは、心の中に何かがダイナミックに湧き起こってきた証拠。だから、何かに感動したら、とにかくそれに没入しろ」 「進歩し続けない限り、生きている実在感と幸福感はない。そこに、本当に『生きている』という意義がある」 何のために働くのかとか、働くことのモチベーションは何かとか、仕事において議論になることがあるが、それらに対するヒントとなるような言葉であると感じた。 |
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(書評作成:2010年3月13日) | ||
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