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長嶋 有さんの本の書評

 

長嶋 有 (ながしま ゆう)

 
(プロフィール)
1972年生まれ。
2001年、「サイドカーに犬」で第92回文学界新人賞、2002年、「猛スピードで母は」で第126回芥川賞を受賞した。
また、肩甲の号を持つ俳人でもある。
 
猛スピードで母は  ジャージの二人
 
  
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猛スピードで母は

猛スピードで母は

おススメ度:(5点満点)

本体価格:1,500円+税
発行所  :集英社
発行日  :2003年12月20日
形態   :単行本・160ページ

ジャンル:日本文学(文芸)、映画化された小説

目次
サイドカーに犬
猛スピードで母は
 内容
サイドカーに犬
第92回文学界新人賞受賞作品、芥川賞ノミネート作品。
主人公の女性が小学4年生の夏休みに体験した、母親の家出に始まる父親の愛人、その友人たちとの共同生活について回顧している。

猛スピードで母は
第126回芥川賞受賞作品。
北海道で暮らす小学5年生の慎と母親の生活を描いている。 離婚した母と、母を取り巻く人たち(母の両親や母の恋人)と慎とのふれあいを描いている。

 感想
 いずれの話も小学生の子供の目を通した大人たちとのふれあいを描いており、なんとなく懐かしい気分にさせる作品であった。 平易な文章で書かれており、また短篇集で字数も少ないので、非常に読みやすい。 ひまつぶしにはもってこいであるが、いまいち作者の訴えたいところが理解できなかった。 あまり勘当する場面や印象に残る場面が無くて、読んだ内容がそのまま頭から抜けていってしまうという感じであった。
(書評作成:2005年7月27日)
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ジャージの二人

ジャージの二人

おススメ度:(5点満点)

本体価格:1,500円+税
発行所  :集英社
発行日  :2003年12月20日
形態   :単行本・204ページ

ジャンル:日本文学(文芸)、映画化された小説

目次
ジャージの二人
ジャージの三人
 内容
 フリーカメラマンで三度の離婚経験がある父と、脱サラして作家を目指す離婚危機にある息子が、軽井沢の別荘で過ごすスローライフなひと夏の暮らしを描く。

 感想
 父と息子のまったりとした別荘生活を描いている。 特に何かの事件、出来事が起こるでもなく単なる日常生活が描かれているだけである。 だから何が言いたいの、と突っ込みたくもなるが、読後にほのぼのとした気分にさせるのはさすが芥川賞作家の実力というべきであろうか。 夏休みのひまつぶしにはもってこいであろう。
(書評作成:2005年7月18日)
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